BBプラザ美術館で「震災から30年WAKKUNのもらった種とまいた種」を観てきました。
神戸市在住の画家・涌嶋克己さんの個展です。
会期は2月2日(日)、明日まで。
阪神・淡路大震災から30年の節目に合わせた企画展で、1994年から今年にかけて制作した約60点が展示されています。
作品の根底にはご自身の経験や人との出会いから感じた「人間はみんな存在しているだけですてき」との思いが込められているそうです。
どおりで、作品はみんなほのぼのあったかです。
家来の一人もいない王様
二人の空気
若者のたわいもない会話に想を得たそうですよ。
グングングングンのぼってゆくゾ!
家の中、裏の庭、山の中、ボクはいろんなとこにボクの家をつくった
阿賀のお地蔵さん
作品ライジングの話をする涌嶋さん
17年間の長い間ネパールで医療活動をして多くの人から愛されていた故岩村昇さんが、ザンビアで知り合った11歳の少年からプレゼントされた「ライジング(昇)」という詩の話が元になっています。
舟出
快く写真を撮らせてくださったWAKKUNさん。
涌嶋さんは1950年神戸市長田区生まれ。
涌嶋さんの絵を見て、どこかで見たことあると思う方が多いでしょう。
1996年のフジテレビの月9ドラマ「ロングバケーション」でキムタクさんが着ていたTシャツに描かれていたガッツくんのイラストの作者は涌嶋さんです。
我が家にも、トレーナーやTシャツが何枚かあって現役です。
その後もいろいろバージョンがあって、常時販売されているんですよ。
展覧会の帰り、阪神岩屋駅近くの喫茶店でいただいた、コーヒーとティラミス。
全席喫煙可という掲示はあったのですが、風邪ひきの私には、煙がちょっとこたえました。