自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

WAKKUNのもらった種とまいた種

2025-02-01 | 展覧会

BBプラザ美術館「震災から30年WAKKUNのもらった種とまいた種」を観てきました。
神戸市在住の画家・涌嶋克己さんの個展です。
会期は2月2日(日)、明日まで。

阪神・淡路大震災から30年の節目に合わせた企画展で、1994年から今年にかけて制作した約60点が展示されています。
作品の根底にはご自身の経験や人との出会いから感じた「人間はみんな存在しているだけですてき」との思いが込められているそうです。

どおりで、作品はみんなほのぼのあったかです。

 

家来の一人もいない王様

 

二人の空気
若者のたわいもない会話に想を得たそうですよ。

 

グングングングンのぼってゆくゾ!

 

家の中、裏の庭、山の中、ボクはいろんなとこにボクの家をつくった

 

阿賀のお地蔵さん

 

作品ライジングの話をする涌嶋さん
17年間の長い間ネパールで医療活動をして多くの人から愛されていた故岩村昇さんが、ザンビアで知り合った11歳の少年からプレゼントされた「ライジング(昇)」という詩の話が元になっています。

 

舟出

 

快く写真を撮らせてくださったWAKKUNさん。
涌嶋さんは1950年神戸市長田区生まれ。

 

涌嶋さんの絵を見て、どこかで見たことあると思う方が多いでしょう。
1996年のフジテレビの月9ドラマ「ロングバケーション」でキムタクさんが着ていたTシャツに描かれていたガッツくんのイラストの作者は涌嶋さんです。
我が家にも、トレーナーやTシャツが何枚かあって現役です。
その後もいろいろバージョンがあって、常時販売されているんですよ。

 

展覧会の帰り、阪神岩屋駅近くの喫茶店でいただいた、コーヒーとティラミス。
全席喫煙可という掲示はあったのですが、風邪ひきの私には、煙がちょっとこたえました。

 

 

 

 

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蜷川実花展 with EiM 彼岸の光、此岸の影

2025-01-21 | 展覧会

1月19日から21日まで京都に行ってきました。
毎度のことながら特に計画は立てず、その日の天気とイベント情報などから、行き先を決める旅です。

神戸も京都もいい天気でした。


京セラ美術館に行く途中にある京都写真美術館にも寄ってみました。
1階が常設展、2階はレンタルスペースとして、様々な作家さんの作品展示会場になっているようです。

 

京都1日目は月曜休館の美術館に日曜日のうちに行っておこうということになりました。
神戸をゆっくり出たので、行った美術館は京都市京セラ美術館1館だけです。京セラ美術館では蜷川実花展開催中です。

蜷川さんは「激しい仕事^^をするアーティスト」というのが私のイメージですが、今展覧会も強烈でした。


チラシには

現実と夢幻。
時といのちの流れを感じる京都の地で
蜷川実花 with EiM は次なるテーマで挑む。

彼岸花の真紅に染まる入り口、
いのちのきらめきによる光、そして奈落へと進む。
この果てにはいったい、何があるのか?

京都の街並みからインスピレーションをうけた、
異界の深淵を巡る旅。

(以下略します)・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

とあります。


そこまで深く意味を考えない私は、あまり縁のない世界を経験したなぁ、というのが感想です。

 

 

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蜷川実花展@京都市亰セラ美術館

2025-01-19 | 展覧会

久し振りに泊まりがけで京都に来ています。

明日は美術館休館日なので、今日は京都市亰セラ美術館へ。

暗いし、若い人たちで大混雑。動画に収めている方が大勢いて、人の動きはいたるところで停滞します。

夫は早々に庭に避難。

私はどうにか一周しました。

 

花々が咲き乱れ、鮮やかな原色の世界が広がっていました。

にしても、こんなに真っ暗にする必要ある?

 

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塩田千春 つながる私(アイ) I to eye

2024-11-29 | 展覧会

大阪に泊まった翌日(11/28)はホテルから歩いて大阪中之島美術館を訪れました。
ここではテレビや新聞で紹介されて、大いに興味を持った、塩田千春さんの「つながる私(アイ)」展が開かれています。

どうにか会期(12/1まで)中にすべり込みで行くことができました。


 

ヤノベケンジ作シップスキャット



展示室は5階、エスカレーターを降りると巨大な赤いドレスが3着、赤い糸に囲まれてぶら下げられていて、果たしてどこから入っていいのか、糸にさわってしまってもいいのか迷います。
「インターナルライン」です。
ただでさえ足もとが覚束ないのに、さらにふらつき^^ました。

塩田さんにとって、ドレスは第2の皮膚。今までも作品に多く使われています。


次の展示は白い糸のトンネル(温泉の湯気からイメージがわいたそうです)と水盤にパイプから落ちる水滴がつくる波紋が静かな時を刻んでいます。
「巡る記憶」です。


赤い糸で作られたのは「家から家」


「つながり」をテーマに公募して集まった1500通のメッセージを赤い糸に結びつけたのは「つながる輪」です。


油彩画や動画作品、多和田葉子さんの新聞小説への挿絵も展示されていました。


 

ヤノベケンジ作:ジャイアントトらやん


お隣りは国立国際美術館です。


 

 

 

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モダンと伝統と花のキルト展

2024-11-04 | 展覧会

神戸阪急でモダンと伝統と花のキルト展を観てきました。
10月24日、会期の最終日でした。
94人のキルト作家たちの作品展です。

最終日だからか、最終日なのにか、会場はすいていて、ゆっくり観ることができました。
キルト展といえば以前は観客がいっぱいだったし、写真撮影不可でした。

今回は写真撮影ができたので、神戸の街さんぽのコーナーはほとんど撮ってきて掲載しています。
トラディショナルパターンや花々、キルト小物もみんな見事でした。

 

三浦百恵さんの静寂の薔薇です。
平成、令和と時代は移ろいました。ご自分らしい人生がおくれましたか?

 

わたしがいいなあと思ったのは、le souvenir
縁ーボーダーっていうのかなーと中央にはパリで訪れた場所の刺繍、その他の場所にはフランス語の単語が刺繍されています。なんとおしゃれで緻密なんでしょう。

 

素晴らしい作品たちと出会えました。

 

 

 

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フィンランドのライフスタイル@神戸ファッション美術館

2024-09-26 | 展覧会

神戸ベイシェラトンホテル&タワーズでチャリティーランチをいただいたあと、隣りにある神戸ファッション美術館で11月10日まで開催されているフィンランドのライフスタイルを観に行きました。

 

フィンランドは国土の3分の1が北極圏で、約65%が森林、約10%が湖で、決して暮らしやすい環境とはいえないのですが、国連の世界幸福度ランキングで7年連続首位を保っています。

その指標の「自分の生活に満足しているか」の要素の1つに豊かなデザインの家具などによる心地よい暮らしがあると言われています。

たしかに、ぬくもりのある家具や壁をかざるファブリックやプレート、カラフルな置物、照明に囲まれれば、居心地いい空間がつくりだされますね。

この展覧会には名作の椅子、ガラス器、陶器、など約750点が展示されています。
ただ、日本の狭い間取り、低い天井にフィンランドの什器は収まりにくいです。でも、見ていて楽しいし、食器や小さな飾り物は手元においてもいいかもしれません。

写真撮影可の展覧会でしたので、一部撮ってきました。

 

 

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誕生50周年記念 ベルサイユのバラ展~ベルばらは永遠に

2024-08-30 | 展覧会

神戸阪急で開かれている「ベルサイユのばら展」を観てきました。
会期は9月2日(月)まで。




1972年「週刊マーガレット」で池田理代子さんの連載が始まって2022年で50周年。
誕生50周年記念の「ベルサイユのばら展」が巡回してきました。

もともとアニメやコミックにうとい私なので、ベルばらは読んだことがありません。
もう社会人として働いていたこともあります。
でも、漫画のヒットや1974年に宝塚歌劇で舞台化され、空前のベルばらブームがおこり、社会現象になったことはよく覚えています。

それに宝塚大劇場での公演、2013年の「ベルサイユのばら~オスカルとアンドレ編」、「ベルサイユのばら~フェルゼン編」、2014年の「ベルサイユのばら~オスカル編」は観ているんですよ。
今年、10年ぶりに「ベルサイユのばら~フェルゼン編」が上演されたのですが、残念ことにチケットが手に入りませんでした。

展覧会は原画約180点の展示がメイン。時代劇^^だからか、古さをまったく感じません。
吹き出しの文字は写植で打って貼ってありました。

会場にオスカルが生涯で一度だけ着たというドレス(再現)が展示されています。
文化服装学院オートクチュール科の学生が数か月かけて制作したそうです。
とても上品な美しいドレスです。

これは8歳のときからオスカルの家で育ち、ともに成長してきたアンドレのおばあちゃんが用意していたドレスです。
おばあちゃんの名前はマロン・グラッセ・モンブランです。
かわいい。

 

 

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テルマエ展~お風呂でつながる古代ローマと日本

2024-08-27 | 展覧会

神戸市立博物館で「テルマエ展」を観てきました。
前期、後期でほぼ2か月間開催されていたのですが、最終日にすべり込みました。

 

漫画「テルマエ・ロマエ」は読んでいませんが、著書を読む機会の多いヤマザキマリさんも協力者として名を連ねていますから、観ておきたいと思っていながら最終日になってしまいました。

ヤマザキさんのマンガのカットを各章の見出し的に使い、絵画、彫刻、考古遺物といった100点以上の作品やレプリカなどが展示されていました。

カラカラ帝の胸像から、ケロリンの風呂桶^^まで、古代ローマと日本の温泉・銭湯文化は確かにつながっていました。

出展作品は撮影可のものが多かったので、結構写真を撮ったのですがSDカードの不調でほとんど撮れていませんでした。
なぜか、橋本コレクションの古代ローマの指輪のうち、一番はじめに手に入れたというガーネットの指輪が撮れていました。

そのほかの展示品の一部はいずれリンクが外れるかもしれませんが「朝日新聞社の催事サイト」と、「IM インターネットミュージアム」で観ることができます。

 

今夜(8/27)、横浜スタジアムでの阪神・DeNA戦はよく打つチーム、DeNAに打ち負けました。
4-10で阪神完敗です。

 

 

 

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田中達也さんのミニチュアの世界

2024-08-22 | 展覧会

神戸空港にはミニチュア写真家・見立て作家田中達也さんの作品が展示された常設ミュージアム「MINIATURE LIFE × KOBE AIRPORT」(ミニチュアライフ 神戸エアポート)が2022年9月からオープンしています。

屋上デッキの2か所はもともと大はやりの飲食店でした。
経済の停滞やコロナ禍などで閉鎖されていたのが田中さんの発想豊かな作品で埋まりました。

入場は無料で三宮の市街地や神戸空港、大阪方面、紀伊半島、淡路島なども望めます。

 

 

今夜(8/22)、京セラドーム大阪は阪神・ヤクルト戦でした。阪神・青柳投手、ほぼ3か月ぶりの1軍登板でした。盤石の中継ぎが今日は機能せず、2-5で阪神負けました。
明日からいよいよ広島戦です。

 

 

 

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キュビスム展@京都市京セラ美術館

2024-07-06 | 展覧会

6月30日から7月2日まで京都に行ってきました。
京都市京セラ美術館ではキュビスム展も開催されていました。(会期は7/7まで)
会期終了が迫っていたので、観ていかないわけにはいきません。

キュビスムは20世紀はじめにピカソとブラックによって生み出されたとのこと。
私は図形的な絵^^と解釈しています。よくわからないんですけどね。

パリ・ポンピドゥーセンターの所蔵品を中心に約130点が展示され、初来日作品50点以上を含むそうです。
展示のほぼすべてが撮影可でした。


ピカソ:ヴァイオリン

 

ブラック:ヴァイオリンのある静物

 

 

グリス:ギター


 

シャガール:キュビスムの風景

 

ルソー:1キロの砂糖のある風景

 

ピカソ:若い女性の肖像

 

ピカソ:輪を持つ少女

 

コルビュジェ:静物


 

今夜(7/6)、甲子園の阪神・DeNA戦は、好プレーが随所に見られた試合になりました。
佐藤のタイムリーで2点目をもぎ取りました。2-1で阪神勝利です。

 

 

 

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