雑草という言葉はあまり使いたくないのですが、この本は国内で見られる数えきれない雑草の中から
100種類を花と標本の写真入りで紹介しています。
ブログに花の写真を載せるようになってから、山野草、道端の花の図鑑を何冊か手元に置くようになりました。
だいたいが正統派の図鑑です。
この本は図書館で借りたものですが、載っている花のほとんどは実際に見たことがあります。
それぞれの花の名前についているまくらことばと、左ページの「秘密のハナシ」というのに特長があって、読み物的になっています。
たとえば、ホトケノザには「春の七草」と勘違いされる魅惑の唇とあります。
ナガミヒナゲシには道に咲くオレンジ旋風。
フキには紙がなければこの雑草でと、意味深な・・・。秘密のハナシのほうには、・・・葉がやわらかくお尻を拭くのに利用したことから「拭き」に由来するとも言われている。なんていう記述があります。
こういうのが100種類分あるわけです。
話しはとびますが、6月12日の探偵ナイトスクープの依頼者の1人は10歳の小学生の女の子でした。
依頼は、「100~120年に一度咲くと言われている竹の花を見たい」というものでした。
とてもしっかりしたお嬢さんだったので、多分竹の花自体は図鑑やネットで見て知っているけれど、一度本物を見てみたいということなのでしょう。
たまたま今年咲いて、竹林が一斉に枯れた一帯に行けることになりました。
でも、花が咲いてから日にちが経っていたので、きれいな状態の花ではありませんでした。
竹はイネ科、とても地味な花です。
私が住む地域には雑草でおおわれるような自然な野原はありません。
空き地や道路沿いののり面に雑草が生えることはあるけれど、定期的に刈り取られます。
イネ科の花は緑色のことが多いし、細くて長い茎が風がなくても揺れていて、写真を撮ることはあまりありませんでした。
探偵ナイトスクープや、この雑草手帳を見たこともあって、たまにはイネ科の花、実に登場させることにしました。
ヒメコバンソウ
キンエノコロ
車道と歩道のすき間から生えていました。
チガヤの綿毛
カモジグサ
コバンソウ(実)
アキノエノコログサ
(1枚上のヒメコバンソウ以外はここ2・3日に撮った写真です)