自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

荒木経惟トーキョー・アルキ(新潮社)~荒木経惟さん

2009-09-30 | 

アラーキーさんが歩いたトーキョーは、南青山・六本木、銀座、西新宿、本郷、佃島、月島、日比谷公園、谷中・根津・千駄木、向島、西荻窪、成城、渋谷、下北沢、湯島、雑司が谷、品川、東新宿。
渋いです。

あとがき代わりの「自写像に寄せて、そして終わりに。」にはこんな記述が・・・。
・・・
なんで東京を撮るかって、東京は俺にとって子宮なんだよね。乾燥していない。“ぬくろみ”がある。
だからほっとする。俺にとってはホームグラウンド。
・・・

1940年生まれの荒木氏。この世を去るときまで枯れそうにありません。
この散歩のある回に付き合ってくれている、ご婦人ともいい関係がありそうな様子です。

谷中・根津・千駄木アルキの写真は、Y字路のつけ根に大きく枝を広げた巨木があって、その下にシダのような草が繁り^^、向かって右側の坂を犬を連れた女性が下りてきて、左側には小型犬を連れた太り気味のおじさんが歩いていく構図です。

もちろん、仕込みじゃできない配置です。

この写真に添えられた文は、
師走、曇天の午後。
今日は愛人の墓参り。団子坂下から三崎坂を上野桜木方面に向かって上がっていく。
この坂はすごくいい。
道すがら、年配のご婦人から声をかけられた。「あら先生、こんにちは。お散歩ですか?」
どうも天才は目立っちゃって困るね~。

(愛人とは歌人・宮田美乃里さん。がんがもとで亡くなり、彼女の墓が谷中の感應寺にある)

東京の路地と大通りの真ん中あたりの普通の道を歩いて撮った、写真集です。


私もいつか歩きたくて、巻末のアラーキーのトーキョー・アルキ全マップをコピーしました。

 

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うん、わかる、わかる。

2009-09-29 | 日常・身の回り

半月ほど前、地元紙の文芸欄に載った詩です。

「押すまでが長い」 (作者は匿名にさせていただきました)

母がデジカメを買った
構えてシャッターを押すまでが長い
澄まして写るつもりが
へんな顔になる

娘をきれいに写そうとする
努力に応えたいけれど
じれったくて
とぼけた顔になりそうだよ
早く 早くぅ


我が家と一緒^^です。
我が家の場合、ここ5・6年、デジタルカメラのシャッターを押すのはもっぱら私。



旅先で夫に写真を撮ってもらうと、「撮るよー」といってから、シャッターを押すまでの長いこと。
たいてい目をつぶったころにシャッターが押されます。
もともと被写体が悪いからかもしれませんが、ちょっとしたタイミングのずれで、疲れた顔がモニターに現れます。

この写真なんかも、ごていねいにカメラマンの影まで写りこんで・・・。
それにしても、トリミングしてるのに肥満体型ってことがありありですね。

やっぱり、カメラマンの腕より、モデルが悪いってことでしょうか?

 

 

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ザ・ワールド~億ション船

2009-09-28 | 港の風景

神戸港近くに新しく建ったマンションの見学に出かけました。



な~んていうのは大ウソ^^で、神戸港中突堤に着岸している洋上マンション船「ザ・ワールド」(4万3188t)です。

全168室の船室を分譲販売して、価格は1部屋8000万~7億3000万円なんだそう。

プール、映画館、テニスコート、カジノがあるなんていうのは当たり前で、寄港地の食材を置いたスーパーマーケットもあって、部屋で料理ができるんですって。

隣りに建つメリケンパークオリエンタルホテルより、長さでは勝っています。
真横から見たら、まさしくマンション船ですよね。

まあ、この船に住むことはできないけれど、最高額の船室暮らしのドキュメンタリーなんか見てみたいものです。

船の行き先は住民が「自治会」で決めるということで、同じ港には寄港しないルールがあるそうです。
でも、すでに神戸は2度目。神戸ビーフがお気に入りの富豪さんがいたようです。

 

ザ・ワールドは今夜遅く、長崎に向けて出航です。

 

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『女の子ものがたり』(小学館)、『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(理論社)~西原理恵子さん

2009-09-27 | 

映画「女の子ものがたり」の原作本です。
『女の子ものがたり』は漫画で、『この世でいちばん大事な「カネ」の話』は+&を書き加えたテキスト版です。

私は両方とも図書館で借りたのですが、『この世でいちばん・・・』は児童書^^のコーナーに置いてあるようですよ。

家にも学校にも居場所がない子どもたちが、ちょっと先輩の子の家をたまり場にして、クスリをやったり、乱交したりしてること、それは逃げであって、決してやってはいけないこと、教師に裏切られたこと、ギャンブルでお金をすったことも、子どもたちにちゃんと読んでほしいと、漢字にすべてルビがふってあります。

もちろん、負のことばかりじゃなくて、自分の目で世界を見てほしいこと、情報を受け取るだけじゃなく、判断してほしいこと、グラミン銀行のことなど、きれいごとの提案だけで終わらせていない、西原さんらしい表現での、大人から子どもへのアドバイスです。

 

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女の子ものがたり・映画

2009-09-26 | 花・木・実・いきもの・自然

漫画と漫画家さんにはうといです。
西原理恵子さんも名前を聞いて顔は思い浮かびませんでした。

昨年秋、NHKのトップランナーで、つやつやの肌で、ぽっちゃりとかわいらしくて、たれ目だけど目力(めぢから)があって、言いづらいことでもぽんぽん飛び出してくるけれど、人は傷つけない。
そんな西原さんを見て、いっぺんで好きになりました。

彼女の経歴を知るにつけ、その逞しさとやさしさにもひかれます。
誠実な人柄は2時間の講演のあとに、3時間かけてサインと握手をするというエピソードにも表れています。

映画「女の子ものがたり」西原さんの自伝漫画を映画化したもの。
ちょっと痛々しさを感じる女の子版「スタンド・バイ・ミー」です。

にわか西原ファンとしては早く見ておかなくちゃと思っていたのですが、毎度のことでギリギリに・・・。とうとう1日1回、21時上映開始になっていました。
誰もいなかったらどうしようと思いつつ映画館に行ったら、4・50人観客がいました。

西原ファンと深津絵里ファンを集めたんでしょうか。
西原さん、かなり長いせりふつきで、出演^^していました。


(写真はgoo映画から借用しました)

 

 

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りんごのひとりごと

2009-09-25 | 食べもの・飲みもの

近くのスーパーの木曜セールで、りんご1個が58円でした。
産地から遠くはなれてますから、大手のスーパーだからできる価格でしょう。

 

高速1000円も、シルバーウイークの恩恵も受けなくて、1年中長時間オープンしてて、商品は安くて当たり前。
流通業界で働く方たちの頑張りには頭が下がります。

で、58円のこのりんご。今年のつがるは歯ごたえもしっかりしてて、さっぱりとした甘さで、買い置きがなかったら、たくさん買いたいほどでした。

りんごの山を見てると、こんな歌が口をつきます。



りんごのひとりごと
作詞●武内俊子 作曲●河村光陽

1.私は真っ赤な りんごです
  お国は寒い 北の国
  りんご畑の 晴れた日に
  箱につめられ
  汽車ぽっぽ
  町の市場へ着きました
  りんご りんご りんご
  りんご 可愛い ひとりごと

2.くだもの店のおじさんに
  お顔をきれいに みがかれて
  皆んな並んだお店先
  青いお空を 見るたびに
  りんご畑を 思い出す
  りんご りんご りんご
  りんご 可愛い ひとりごと

3.今頃どうしているかしら
  りんご畑のお爺さん
  箱にりんごを つめながら
  歌をうたって いるかしら
  煙草 ふかして いるかしら
  りんご りんご りんご
  りんご 可愛い ひとりごと


えっ?知りませんか?
昭和15年、太平洋戦争前のレコード発売だそうですから、知らなくて当たり前かもしれませんね 。


 

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お彼岸のヒガンバナ

2009-09-24 | 花・木・実・いきもの・自然

お墓参りに但馬に向かう道路のそばの土手や田畑の畔にヒガンバナ(ヒガンバナ科)が朱色のかたまりをつくっていました。

運転している娘にたのんで、1ヶ所だけ車を止めてもらいました。
(お墓参りなのに、もう何やってんだか・・・)という感じで止めてくれました。

ヒガンバナの名前の由来は、お彼岸のころに咲くから、あるいは有毒なので、食べたら彼岸(死ぬ)しかないから、とか言われています。

実際、ネズミ、モグラ、ミミズなど田畑やお墓を荒らす小動物はヒガンバナを避けるそうです。

地上に茎だけ立ち上がって、妖しい雰囲気のある花が咲くので、以前は嫌われがちな花でしたが、このごろは花壇にも植えられています。

すぐ上の写真と次の写真は花壇に咲いていたもので、花色の違う園芸種があります。

花が終わったあと、細長い葉っぱをロゼット状に出して、翌春葉は枯れます。
開花期には葉っぱがなく、葉っぱがあるときは花がなく、夏は土の上には何にもなく、秋にまた豪華な花が咲く不思議な花^^です。

 

 

 

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アカウミガメのいる海辺

2009-09-23 | 花・木・実・いきもの・自然

高原を満喫したし、次は南の島にでも行ってみようかと・・・。

な~んていうのは冗談で、あまりにも天気のよかった20日の日曜日、神戸空港島の人工海浜に行ってきました。

♪今は、もう秋誰もいない海~^^・・・の砂浜に大きい足跡と小さい足跡です。
ん?右足はどこ?

神戸空港から、日本航空が撤退する予定です。「沈まぬ太陽」が沈んで行くんでしょうか。空港利用者が少なくなると、市営空港の運営が難しくなるんじゃないかと、市民としてはやきもきします。

この人工海浜に面して、ウエディングリゾート「ラヴィマーナ神戸」が昨年から営業を開始しています。
ちょうどこの日も結婚式を挙げている方たちがいました。

そうそう、この海でウミガメに会うのも大きな目的でした。
よかった~。ゆったり泳いでいる姿を見られました。

ここでは、両前脚の約半分を失った「悠ちゃん」に人工義肢(ヒレ)をつけるプロジェクトがすすんでいるのですが、どうも、その悠ちゃんではないようです。

水辺の植物の観察も行われています。

引き潮の岩場にはヤドカリがたくさ~ん。カニもいました。
小さな魚もいっぱい泳いでいるのが見えます。

生き物を育む海の偉大さを感じます。

 

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花あかりフェスタ

2009-09-22 | イベント

先週18(金)・19日(土)、神戸ポートアイランド市民広場で開かれていた、花あかりフェスタをのぞいてきました。

日が暮れても半袖Tシャツで寒いとは感じないのですが、確実に秋が始まっています。

このあかりは温かいのですが、私は華やかさより、夏を送るさびしさを毎年感じてしまいます。

光の花畑に咲いた花々です。

一時より県外の作品が減ったようです。優秀な作品には賞品が出るんですよ。

今年咲いたのは2000の個性的な花たち。

コンサートや地方の物産を売るブース、フードコートもあって、来年も続けてほしい、夏の終わりのイベントです。


 

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蓼科への旅~旅の途中で・・・。

2009-09-21 | 旅・おでかけ

鉄道の旅が好きです。駅弁を汽車に揺られながら食べるのなんか最高です。
残念ながら今回は乗り換えの名古屋で昼食には中途半端な時間だったので、おやつにどあら焼き買いました。

小さぁ~い。これ1個が100円? 箱代ですね。

バラクラでバラの花ソフト


バラクライングリッシュガーデンの近くの畑には巨大カボチャがごろごろ。
ハロウィンの準備でしょうか?

エースJTBの“信州の水”もらっちゃおうキャンペーン中で、水もらっちゃいました。

霧ケ峰高原の「霧の駅」で、じゃがバターととうもろこし
じゃが、ゆで過ぎじゃが。

女神湖でのコーヒーブレイクは門前お焼き、なす味とともに。

帰路の名古屋では名物「なが餅」をゲット。

おやつもおいしい旅でした~。

 

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