大阪市中央公会堂で開かれた「文楽の夕べ」に出かけてきました。
人ごみに慣れていないので、大阪で地下鉄に乗り換えるときなど、ドーッという人の流れに乗るのにマゴマゴ^^してしまいます。
文楽好きの方々に叱られそうですが、文楽に興味があってというより、このイベントの第一部、
竹本住大夫さんと、檀ふみさんの対談をぜひ聞きたいと思って出かけました。
住大夫さんは大正13(1924)年生まれの90歳。文楽の太夫、人間国宝で今年の文化勲章受章者です。
補助金を減額しようとした橋下大阪市長に「考え直す余地はないか」と直談判に行き、その後脳梗塞で倒れ、リハビリの先生が感激して泣くほどのリハビリに耐え、舞台への復帰を果たしました。
今までできていたことができなくなったからと、今年の5月に東京公演を超満員にして引退。
東京公演には天皇陛下が観劇され、舞台後皇后陛下もご一緒に歓談されたそうです。
住大夫さんも、二部の文楽ミニ公演後の師匠さんたちの座談会も、ユーモアたっぷりの会話で、堅苦しさはまったくありません。文楽は大阪で生まれた大衆芸能ですからと、強調していました。
会場になった大阪市中央公会堂は国の重要文化財に指定されています。
大阪北のビジネス街がすぐそばです。
エスカレーターの手すり広告、階段の立ち上がり(?)広告が大阪らしいでしょっ。