そこで息してるだけで面白いネタを提供してくれていた漫画『大家さんと僕』のモデル、ご高齢の大家さんが亡くなって、一時筆を折っていた矢部太郎さんの次作は絵本作家のお父さんがモデルの『ぼくのお父さん』です。
父親で絵本・紙芝居作家のやべみつのりさんは1942年生まれですから、団塊の世代より少し年上ですね。
お父さんは会社勤めもしていたそうなのですが、辞めて家で絵を描く生活に入りました。
以来お母さんが外で働き、お父さんが子育て、というより一緒に遊ぶ毎日です。
父親が家族のおかずを食べる前に描いた絵や、お姉さんと矢部さんの成長ぶりを記録したノートは50冊弱。
今回、初めて読んだ矢部さんは子ども時代に感じた父親というものへの違和感が、今では共感にもなってるそうです。
世の中の普通^^とちょっとずれているのは父親と自分も同じだと理解できるようになったのです。
ちなみ絵を描き終えるまでおあずけだった食事は食べる頃にはすっかり冷めてしまっていたんですって。
矢部さんの作品を読んだみつのりさんは「つくづく変な『お父さん』ですね」、「太郎は成長して活躍しているようだけど、僕自身は成長していないなあ」と感想を述べたそうです。
なんのなんの、父親あっての息子でしょう。
優しい、いい大人に育った添え木になったのはお父さんだからです。
昨日まで展示されていたクリスマスローズをまた見に行ってきました。
花びら(正確には萼片です)が開いていたのを撮ってきました。