今朝12月25日の地元紙の朝刊に
西宮市に住む63歳の女性1100万円の被害とある。連日のように振り込め詐欺被害の報道がされようとも、実際その場面に遭遇するとコロリとだまされてしまうのだろうか。
かくいう私も、娘の友人を名乗る女の子にまるで本当としか思えないせりふを連ねられて、ケータイの番号を教えてしまったことがある。
まんまとだまされるとはこういうことかと思ったほどの名演技だった。
また、別の紙面では垂水署が振り込め詐欺防止への注意を促すシールを金融機関に貼ったとの記事。神戸市垂水区内では届け出があっただけでも、今年に入って7件が発生、被害総額は約1000万円だとか。
また、別の面での記事。兵庫県警が
「振り込む前に110番」をキャッチフレーズに掲げ、身内が事故にあったとの電話で興奮状態になっている被害者をまず110番に通報させ、落ち着かせようという呼びかけを始めたとのこと。
兵庫県内では今年1月~11月の振り込め詐欺被害は698件、約8億5700万円に上り、うち、おれおれ詐欺は170件、約3億8800万円を占めるという。
ひとつ疑問がある。振り込め詐欺に対する銀行の取り組みがあまり見えてこないことだ。不自然な出入金はチェックできないものなのだろうか。
送金する人がもう一度冷静になれる工夫、出金する人がこれはヤバイと引き出すのを止める工夫ができないんだろうか。
たとえば、30万円以上の送金・振り込みをする個人客に「その送金は振り込め詐欺に結びつくものではありませんか?」とか音声が入るような。
私はグズだからATMを使うとき、ちょっと間があいただけで、「下の画面を読んで操作してください」と機械によく叱られていた。
何かできるんじゃないの?工夫。
どちらにしても、なんでも機械、機械、店舗に電話すると自動音声応答サービスになっていて機械音痴には優しくない銀行さんではある。
詐欺をしやすくした功労者(?)の一人は銀行さんじゃないのかなぁ。(あっ、写真は記事とは関係ありません)