2019年の本屋大賞に輝いた本です。
本屋大賞受賞の作品は読んで、「さすが!」ということが多かったから、すぐ図書館にリクエストしました。
なんと予約800人待ち。
まぁ、このごろは図書館人気が高いので、仕方ないなぁと待つつもりでいたら、娘が買ったとのこと。
後輩に回したいので、すぐ読んでねと言われて読みました。
読後10日ほど経っているので、記憶はだいぶ薄れています。
年寄りの^^もとい、一くくりにはできませんね。私の^^読書は読むのが遅くて、忘れるのは速い。
主人公の優子は産みの母親が亡くなったあと、血のつながらない親の間をリレーされて、4回も名字が変わる経験をします。
家族の形態は17年間でなんと7回も変わります。
その、血のつながらない親たち誰もが彼女に深い愛情を注ぎます。
親だけじゃなく、彼女をとりまく大人たち、伴侶になる男性も半端なく優しくていい人たち。
ありえないほどの、優しい人たちに囲まれた成長物語は文体や語句も易しく、小学生でも読めそうです。
作者の瀬尾まいこさんはご自身のお子さんと、教師時代に接した生徒たちのかわいさに違いはないと語ります。
そんなきれい事ばかりじゃない世の中だと、みんな知っていながら、このストーリーを否定することはできません。