六甲アイランドで隣り合う小さな2つの美術館に行ってきました。
1つ目は神戸ファッション美術館で「深堀隆介展 金魚鉢、地球鉢」。
会期は11月7日(日)までです。
鉢の中に、桝の中に、桶の中に、引き出しの中に・・・、まるで本物の金魚が閉じ込められているような立体的な作品、約300点が展示されています。
芸術大学を卒業して、なかなか自分の行く道を決められなかった時、自室で7年間飼っていた金魚の美しさに気づき、作品として、表現することを思いつきました。
彼はこの経験を「金魚すくい」ならぬ「金魚救い」と名付けました。
透明樹脂を流し込む→アクリル絵の具で絵を描く→さらに樹脂を流し込む→固まったら絵を描く→何層も繰り返す。
絵画なのにまるで動き出しそうな金魚たち。一体全体何匹いるんでしょうね。
2つ目は神戸ファッション美術館で「ミロコマチコ いきものたちは私のかがみ」です。
会期は12月19日(日)まで。
美術館のエントランスに配された大きな動物と山車に圧倒されます。
「あっちの耳、こっちの目」です。
カモシカ、クマ、ウサギ、トリ。コウモリは絵画展示会場入口に、ヘビは会場内だったので撮影しませんでした。
立体造形は製作会社との共同作業のようです。
絵本原画、ライブペインティング作品、絵画、装画、装幀・・・、多面的に活躍するミロコマチコさんの作品約200点が展示されています。
その中の1つ「からだうみ」は大きな立体作品。中からも鑑賞できます。