トリアングルを読んで以来、俵万智さんの著作の中で、読んでないものが図書館で目に止まると借りてきて読んでいる。
写歌集小さな友だちは1996年、講談社刊。
アジアを旅して詠んだ歌で、写真は管洋志さんだ。
昨年母親になった俵万智さんの今が想像できるような、ほんわかした歌があった。
陽(ひ)のにおいくるんでタオルたたみおり 母となる日が我にもあらん
スコールの後(のち)の緑よそしてまた そのように育ちゆく子どもたち
流暢(りゅうちょう)に英語を話す少女いて 年齢を知らぬ少年がいて
子どもとは何をおいても笑わねば、笑わねばならぬ生き物と知る
ゴミ捨場に 歌を歌える子どもには 歌いたいから歌う歓び
こんなにも嬉しいことであったのだ、そう、学校に行くということは
一度抱きあげしのみにて 「マチ、マチ」と遠くの窓から手を振る少女
取り上げていたらキリがない。
こんな歌を詠む女性が子どもを持てるチャンスを逃すはずないな。
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写歌集小さな友だちは1996年、講談社刊。
アジアを旅して詠んだ歌で、写真は管洋志さんだ。
昨年母親になった俵万智さんの今が想像できるような、ほんわかした歌があった。
陽(ひ)のにおいくるんでタオルたたみおり 母となる日が我にもあらん
スコールの後(のち)の緑よそしてまた そのように育ちゆく子どもたち
流暢(りゅうちょう)に英語を話す少女いて 年齢を知らぬ少年がいて
子どもとは何をおいても笑わねば、笑わねばならぬ生き物と知る
ゴミ捨場に 歌を歌える子どもには 歌いたいから歌う歓び
こんなにも嬉しいことであったのだ、そう、学校に行くということは
一度抱きあげしのみにて 「マチ、マチ」と遠くの窓から手を振る少女
取り上げていたらキリがない。
こんな歌を詠む女性が子どもを持てるチャンスを逃すはずないな。
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