10月14日(日) ザ・シンフォニーホール開館30周年記念 ガラ・コンサート
出演者と曲目は―
管弦楽/大阪フィルハーモニー交響楽団
ワーグナー◆楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ヴァイオリン/前橋汀子さん
マスネ◆タイスの瞑想曲
サン=サーンス◆序奏とロンド・カプリッチョーソ
ヴァイオリン/諏訪内晶子さん
ブラームス◆ヴァイオリン協奏曲より第2楽章・第3楽章
ソプラノ/小川里美さん、テノール/井ノ上了吏さん
ヴェルディ◆歌劇「椿姫」より 〈その日から〉〈ああ、そはかの人か~花から花へ〉
〈あの人のそばを離れて歓びはない~わたしのたぎるこころの〉
〈パリを離れて〉〈乾杯の歌〉
ピアノ/清水和音さん
リスト◆ピアノ交響曲第1番
ピアノ/小曽根真さん
ガーシュイン◆ラプソディ・イン・ブルー
管弦楽/大阪フィルハーモニー交響楽団 オルガン/片桐聖子さん
レスピーギ◆交響詩「ローマの松」
〈ボルゲーゼ荘の松〉〈カタコンブ付近の松〉〈ジャニコロの松〉〈アッピア街道の松〉
指揮/井上道義さん 管弦楽/大阪フィルハーモニー交響楽団
ザ・シンフォニーホール開館30周年記念のガラ・コンサートだというのに、出演者と演奏曲目がガラリ^^と替わったコンサートでした。
ピアノのユンディ・リさんは政治的な背景があって、今年90歳のヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリスさんは体調不良で、出演できなくなりました。
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主催者はギリギリまでチケット販売の告知をしていたので、キャンセルが少なからず出たのでしょう。
私は舞台奥のクワイヤー席だったので客席が見渡せました。空席がゼロではありませんでしたが、完売コンサートです。
そのクワイヤー席、正面で聴くのとはやはりだいぶ違います。
特に、オペラのアリアは向こう側に声を出しているわけですから、隣りの部屋で歌っているみたいに聞こえます。
ヴィオレッタ役のソプラノ、小川里美さんは1999年のミス・ユニバース日本代表だったそうで、とっても美しい後姿^^でした。
急きょパリから代役として駆けつけてくれた諏訪内晶子さんは妖艶な雰囲気をただよわせていました。
小曽根真さんのラプソディ・イン・ブルー。どうしてこんな風に指が、腕が動くのだろうと、驚愕の演奏です。
実はラプソディ・イン・ブルーは好きなタイプの曲ではありません。
でも、この小曽根さんのパフォーマンスを観られて、よかったーと、大いに得した気分です。
30年前、ホールの開館の日にも演奏されたという「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のオープニングから、壮大なフィナーレの「ローマの松」まで、演奏会は3時間を超える長さです。
出ずっぱりは大阪フィルと指揮の井上道義さん。
クワイヤー席だったおかげで、「ローマの松」のバンダや、何より井上さんの指揮の一部始終^^が見えました。
ユンディ・リさんのチャイコフスキーも聴きたかったけどね・・・。