近くの総合病院の花壇に
ハナガサギクが咲いていました。
今どきの丈の低いおしゃれな色と名前の花と違って背丈の高い花です。
いまや野原にあるのがふさわしいからでしょうか、
道ばたの草花図鑑にこの花は収められていました。
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ハナガサギクは私が生まれた横浜の木造の古い2軒長屋の庭に・・・、
もとい花を植えた庭などありませんでしたっけ。
長屋の前の細い道―もちろん舗装などされていません―とその向こう側に広がる畑の間の狭い土地によく咲いていました。
写真の
百日草も植えられていました。
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ほかには
キリンソウ>(マリーゴールド)、ダリヤ、ケイトウ、コスモスなどを母が育て、仏前に供えたりしていました。新聞紙に包んで、学校に持って行った記憶もあります。教壇を飾るためです。
野原を歩けば横浜市内の住宅地でも、カワラナデシコやヤマユリ、アザミなどがフツーに咲いていた時代のことです。