1月15日(土) 武庫川女子大学甲子園会館で第123回リラックスコンサート
曲目は―
シャコンヌ◆ヴィターリ
フランク◆ソナタ
アルベニス◆アストゥリアの伝説
グラナドス=クライスラー◆スペインダンス
ジョビン◆イパネマの娘
カッチーニ◆アヴェ・マリア
アンコールで―
タイスの瞑想曲、ひばり、ユーモレスク、サメ、夢のあとに、碧空
ヴァイオリン/稲庭達さん ピアノ/島崎央子さん
2011年最初のリラックスコンサートはヴァイオリンの調べから始まりました。
冬独得の低い曇り空の日ではあったのですが、ホールにはコーヒーの香りがただよい、いつもながらの落ち着いた雰囲気の中でコンサートはすすみました。
前半はオーソドックスなクラシック曲。後半は静と動、新旧、地域、バラエティに富んだ小品が並びました。複数のオーケストラのコンサートマスターを歴任、現在はソリストとして、また後進の指導者として活躍する稲庭さんの引き出しの多さ、深さ^^を感じる演奏会でした。
毎年1月の回は震災で犠牲になった方々への鎮魂の曲がプログラムに組み込まれます。
今回はカッチーニのアヴェ・マリアでした。静かに聴き入りました。
後半の衣装は、稲庭さんがバラの刺繍が散りばめられた黒のシャツ、ピアノの島崎さんは濃いローズピンクのドレスでした。
稲庭さんが、
「このバラの刺繍はおふくろがミシン刺繍してくれました。ヴァイオリンを弾いてもじゃまにならないようにバラが配置されてます」
なんて、説明できるのも、客席が近いからですね。
演奏後、バラの刺繍をそばで見せてもらってる人がたくさんいました。
私もその1人^^です。
武庫川女子大学甲子園会館はフランク・ロイド・ライトの弟子、遠藤新さんの設計です。甲子園ホテルとして、昭和5年に竣工しましたが、現在は武庫川女子大学のキャンパスになっているほか、ホールはこのリラックスコンサートのように、イベントに利用されています。
次回4月のリラックスコンサートは木管5重奏。室内楽もですが、うららかな春の庭も楽しめそうです。