3月10日(木) 兵庫県立芸術文化センター大ホールでオペラ「椿姫」
ヴェルディ◆オペラ椿姫
ヴィオレッタ/森麻季さん
アルフレード/佐野成宏さん
ジェルモン(アルフレードの父)/青山貴さん
指揮/現田茂夫さん
演出/十川稔さん
合唱/新国立劇場合唱団
バレエ/貞松・浜田バレエ団
管弦楽/兵庫芸術文化センター管弦楽団
今年の1月に金沢、富山、新潟で、3月に入って福井と北陸4都市と、兵庫県立芸術文化センターで2回、計6回上演された「椿姫」。
その5回目の公演を観てきました。3月10日です。
あの大地震をはさんで、最終公演日は3月12日。
観客も出演者も前々日とは、まったく違った空気感の中にいたんだろうなー。
それでも、無事フィナーレを迎えられたようでよかったです。
椿姫といえば、ラスト3幕目でヒロインが恋人の腕の中で肺病で亡くなるのですが、とても死にそうにない巨体でね・・・。というエピソードがよく語られます。
私も「序曲」と「乾杯の歌」とこのエピソードぐらいしか知らなくて、ミラノ「スカラ座」での公演のDVDで予習していきました。
本場ですから、絢爛豪華。出演者数も舞台装置、衣装、小道具もシンプルに押さえた今公演とは比較になりません。
でも、国内最高峰のキャストだという、「椿姫」をしっかり楽しむことができました。
筋もとっても分りやすい。
森麻季さんのヴィオレッタは名士に囲われる公式愛人(高級娼婦という表現はふさわしくなくて、美しいのはもちろんのこと、教養と芸術の素養があるとのこと)として、恋愛に免疫のない若者をとりこにさせるにはちょっと清楚すぎるほど。
佐野成宏さんのアルフレードはかつらのおかげで若々しく、うぶな青年の雰囲気がよく出ていました。
客席は年配の方が多く、もちろん私も含めてですが・・・。
時節柄か、あっちでコンコン、こっちでゴホンゴホン。
こんなにセキが目立つ演奏会は初めてでした。
3幕目でヴィオレッタがベッドでせき込む場面では客席のセキと重なってました。
翌日、大地震が起こることなど想像もしないまま、杖をつく人が目立つ人並みに混じって帰途についたのでした。
阪神・淡路大震災の復興の経緯は、私が住んでいる地域は地震当日の夕方に電気が復旧したのを覚えている以外、記憶があいまいです。
ブログを更新するときに、東北関東大震災関連の記録を残しておくことにしました。
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