今日6月23日は沖縄慰霊の日です。
1945年3月、54万人ともいわれる連合軍が沖縄に侵攻、おびただしい数の住民を巻き込んだ地上戦が繰り広げられました。
およそ3ヶ月の間、老若男女の文民が逃げ惑ったのです。
6月23日は組織的な戦闘が終わった日として、国内外を問わず、犠牲になった全ての人たちに祈りをささげる日になっています。
今朝の神戸新聞の一面コラム「正平調」をネットからコピペしました。
(読みやすいように、行替えをしました)
唱歌「蛍の光」は別れを惜しむ歌として耳になじむ。しかし、歌わなくなった3番、4番の歌詞を見ると、印象が違ってくる
3番は国のために尽くせと歌い、4番の歌い出しは、千島のおくも沖縄も 八洲(やしま)のうちの守りなり。八洲は日本のことだから、千島や沖縄は国を守る最前線という意味だろう。優しい調べの中から政治的なにおいがプンとする
以上、歌の生い立ちを追った中西光雄さんの著書に教わって紹介した。歌ができたのは1881(明治14)年という。それから140年近くたつのに、最前線でずっと重い荷を背負っているとあらためて思う
折に触れて指摘されるように、国土の0・6%しかないのに、米軍専用施設の約70%が集中する。普天間飛行場の移設先がなぜ沖縄でないとだめなのかと国会で問われ、安倍首相は「移設先となる本土の理解が得られない」と答えた。臆面もなく、である
きょうは沖縄慰霊の日。旧日本軍の組織的な戦いが終わった日である。追悼式典のある平和祈念公園は祈りに包まれる。首相はどんな言葉で沖縄の歴史に触れるのか
式典後、首相はぜひ、公園にある平和祈念資料館に立ち寄ってほしい。「沖縄戦への道」という展示室に、一つの歌詞が掲げられている。「蛍の光」だ。
2019・6・23
家族に沖縄に縁のある人間がいる我が家なので、沖縄慰霊の日を知っているし、毎年関連番組にも気をとめます。無縁だったら、知らないままだったかもしれません。
2月24日、辺野古の埋め立ての賛否を問う、住民投票の結果は、
賛成:18.99%
反対:71.74%
どちらでもない:8.70%
でした。
当日有権者数:1,153,591人、投票率:52.48%、投票総数:605,385票ということですから、
県民総意とは言えないという人たちがいるでしょう。
でも、これだけ反対票があった翌日に、辺野古の埋め立てがまるで何もなかったように続行されたのは、何と冷たい国(政権)なのかと、思わざるをえません。
せめて、1日でも2日でも工事を中断できませんでしたか?