4月16日(日) 神戸文化ホール大ホールでベートーヴェン第九コンサート〈芸術の統合〉
曲目は―
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン◆交響曲第九番「合唱付き」
指揮・音楽監督:上塚憲一
コンサートマスター・ベートーヴェン第九〈芸術の統合〉実行委員長:神田恭子
ソプラノ:久保田道子
メゾソプラノ:嶋本真祐子
テノール:鹿岡晃紀
バリトン:嶋本晃
演奏:ベートーヴェン第九〈芸術の統合〉オーケストラ&合唱団
第九の演奏の時は始めに短めの曲、休憩、交響曲第九番という演奏順になることが多いのですが、この日(4/16)はプレイベントとして指揮の上塚さんの曲紹介「ベートーヴェンの交響曲第九ってどんな曲?」というコーナーがありました。
第2楽章は「ティンパニ協奏曲」の異名があることだったり、第3楽章はベートーヴェンの書いた最も美しい楽章の一つ、と言われていることだったり。なるほど、と思いながら聴いていました。
合唱団と4人のソリストが参加する第4楽章は、意外とソリストの出番は少なかったんだと気づきました。
オーケストラと合唱団は関西のプロやアマチュアの演奏者約140名が集まり、企画・運営は中3から熟年者までバラエティ豊かな面々が担当したそうです。
上塚さんはプログラムの最後にこう書いています。
シラーの詩を借りたベートーヴェンが音楽で人間愛を描きたかったように、今だからこそ地球上から疫病や戦火を少しでも減らせる「平和へのシンフォニー」の発信ができれば何よりと思います。
国力で争いをするのではなく、そこで暮らす人々が幸せに生きていける世界を築くことの重要さに世界が気づき始めているのではないでしょうか。
ホールへの行き帰りの道は緑が輝き花があふれていました。