10月7日(土) 兵庫県立芸術文化センター大ホールで
歌劇 ヘンデル《エジプトのジュリオ・チェーザレ》
全3幕/イタリア語上演・日本語字幕付/セミ・ステージ形式
キャストとスタッフは―
チェーザレ:ティム・ミード(カウンターテナー)
クレオパトラ:森麻季(ソプラノ)
コーネリア:マリアンネ・ベアーテ・キーラント(アルト)
クーリオ:加藤宏隆(バス・バリトン)
セスト:松井亜希(ソプラノ)
トロメーオ:アレクサンダー・チャンス(カウンターテナー)
アキッラ:大西宇宙(バリトン)
ニレーノ:藤木大地(カウンターテナー)
指揮・チェンバロ:鈴木優人
管弦楽:バッハ・コレギアム・ジャパン
演出:佐藤美晴
オペラの作曲家といえばプッチーニとか、ロッシーニ、ヴェルディ、モーツァルトがすぐ思い浮かびますが、ヘンデルのオペラもあるんですね。
私はバロック・オペラには初めて接しました。
物語はローマの将軍ジュリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)とエジプトの女王クレオパトラの駆け引き付きの恋物語・復讐劇です。
アリアはメロディアスで心地よく耳に入ってきました。
管弦楽はバロック時代の古楽器が使われていて、観ても、聴いても、興味深い音の世界でした。
演出は現在、ウイーンを拠点に活躍している佐藤美晴さんです。
オーケストラを真ん中に、プラットホームが周りを囲んで、出演者が演ずる面白い舞台設定でした。
にしても、8人のうち、3人がカウンターテナーというステージはなかなか見られるチャンスはありません。
芸術文化センターの広場の花壇にコリウスが秋らしい色で葉っぱを広げていました。
ヘンデルのオペラ"ジュリオ チェーザレ"を見に行かれていたんですね。関西ではこれを見逃すといつになるかわかりません。貴重な公演でした。ほぼ満席でしたね。
照明を含む舞台構成に感心しました。
オーケストラもよく見え、アリアにも集中できました。