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自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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成瀬は天下を取りにいく、成瀬は信じた道をいく(新潮社)~宮島未奈

2024-10-08 | 

『成瀬は天下を取りにいく』『成瀬は信じた道をいく』はともに宮島未奈さんの連作短編集。
『成瀬は天下を取りにいく』は2024年の本屋大賞受賞作です。

 

小説スタート時の成瀬あかりは14歳の中学生2年生。住んでいるのは大津、琵琶湖のほとりです。
思いっきりローカル。
小学校時代の友人島崎と漫才コンビ「ゼゼカラ」(膳所から来たからが命名の由来)を結成M-1に出場。
中学校の文化祭の自由発表にエントリーし、舞台に立つことになります。
そう、島崎は成瀬にふりまわされているけれど、いちばん理解し合える友人です。

『成瀬は信じた道をいく』はその続編。
膳所高校3年から京大1回生の年末年始の成瀬あかりが登場します。
相変わらず行動は個性的だけれど、誰もが成瀬に一目置くのです。


私にとっては成瀬は孫のような世代なのですが、友だちであり、お姉ちゃんであり、妹であり、子どもである、どんな年代の読者も引き付ける作品です。

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
滋賀県 (takan32)
2024-10-09 08:37:10
自遊空間さんへ、膳所高校の話ですから、関西ではなじみのある話ですね。
著者はそのうち、滋賀県の観光大使に任命されるかもしれませんね。
返信する
★カンサンさま (emarch)
2024-10-09 22:48:24
こんばんは。

宮島さんのサイトやWikiではいまのところ、観光大使の記述はないですね。
でも、すごい滋賀PRですから、そのうち、観光大使拝命ですね。
返信する

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