酒屋ですからお酒好きのかたが来てくださることが多いワケですよ。
そしてそういう人たちと日本酒を好きになったキッカケとか、どうやって飲んだら美味しいとか、どこの飲み屋さんが好きだとかといったお酒に関連することや全然お酒とは関係ないことの話題で盛り上がるのが私にとっては大きな楽しみのひとつなのです。
いろんな人からいろんなお話を聞き、いつも勉強になってます。
昨日のお客さん、見たところ年齢は私と大きく変わらないと思いますが、日本酒を好きになったのはけっこう遅くなってからとのこと。そこは早いとか遅いとか気にすることではありませんけども。
そのお客さんは職場の上司から日本酒の魅力を教えてもらって好きになったそうで。昔はよくあった話ですが最近では珍しいことです。
そしてその上司が言うには、日本酒には二種類しかないとのこと。
うまいか、
すごくうまいか、
そのどちらかだと教わったそうです。
すばらしいですねぇ、なんとも言えない愛情を感じますわ。(^.^)
そういう人たちにも飲んでもらえて幸せ者だねぇ、お前さんは。
好みは人それぞれですが、いい酒はうまいです。
いい酒は 高い酒ではありません。
飲んでくれる人のことを思ってつくられたお酒がいい酒です。
世間の流行に迎合することなく、プロとして本心からお客さんのことを思ってつくってくれたら、それがいい酒です。
それでは本日も日本酒で乾杯!