島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

夏休みの旅1:人形峠

2011-09-08 | 
       
 夏休みの旅行は、働き出した娘と日程を合わせて、2泊3日の中国ではなく中国地方の温泉巡り。
 フークを、いつも世話になっている犬屋さんに預けて、遅めの出発です。
 なでしこジャパンの合宿地で人が押し寄せた美作三湯の一つ湯郷温泉は、泊るのではなく近くのSAで昼食を食べただけ(ご当地B級グルメのホルモンうどん)。
 なでしこリーグの「岡山湯郷ベル」のグッズも置いてありました。
       
 中国自動車道を院庄で降りて、一般道を北上、山陰を目指します。
 途中の奥津温泉も美作三湯の一つですが通り過ぎるだけ。
50年ぐらい前、この奥津温泉を舞台にした、岡田茉利子主演・吉田喜重監督の「秋津温泉」と言う映画が有りました。
少年の私にとって、こんなメロドラマは面白いわけがなく、それでも観たのに「新藤兼人監督は妻の乙羽信子を裸にするのに、なんで吉田監督は妻の岡田茉利子の裸を見せないんだ!偉そうにするなケチ!」と言う感想だけでした。
私も屈折した少年時代を過しています。
 そんな少年の頃のもう少しまともな記憶は、「人形峠ウラン鉱が発見された」事です。
中国地方の山深い人形峠と言う、ややおどろおどろしい名前の峠と、ウランと言う新しい名前が重なり合って、少年の頭に、岡田茉利子の入浴姿と同じくこびり付いてしまいました。
  と言う長い前振りで、ぜひとも寄りたかった人形峠のトンネルの上にある
     人形峠かがくの森プラザ
       
 独立行政法人日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターと言ういかにも天下りの為の組織のようなものが作った
   人形峠展示館アトムサイエンス館
無料ですが、金がかかったようなかかってないような展示。
しかし、肝心のウラン鉱は採算もとれず、採掘したウラン残土だけが野ざらしで残って問題になっているようです。
 蛍光を発して光っているウラン鉱石ですが、写真に撮ると単なる石。
     
 原子炉を覆う1から5までの壁の紹介コーナー。
第5の壁は、今や日本人の誰もが知ることになった原子炉建屋
その建屋の説明文は:
 「一番外側にある厚さ1m以上のコンクリートで出来た建物。第1から第4までの壁を全部おおってしまって、放射性物質の閉じこめることを万全にしているんだよ。」
と書いてありましたが、これが簡単に吹き飛んだのを見てるだけに、苦笑いですね。
それに説明文までちょっとおかしく間違っていますね。
      
 隣接して、これまた財団法人日本宇宙フォーラムと言う組織の
     上斎原スペースガードセンターもあり、
それらしい宇宙のゴミについての展示室もありました。
 どこも無料ですが、バイトのような若い受付嬢が一人いるだけ。
    「責任者出て来い!!」と言う感じです。
 「なんでこんなとこ行きたかったん」と言わんばかりの娘の冷たい視線を浴びながら、本日のお宿は、美作三湯ではなく三朝温泉でラドンを浴びます。

   返事

花水木さん:この彫刻は「エーゲ海に捧ぐ」だったと思います。
さんまさん:どんどんコメントを投稿していただくと嬉しいです。
    義叔母さん、「なるの里」なら私も知っている人なのでしょうね、ご冥福をお祈りいたします。
喜珍さん:最初の写真は、動物園の入口の屋根と向こうの工事中の素屋根です。
コメント (1)
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