島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首43

2013-08-28 | 奈留島百人一首
 
 43. 逢ひ見ての 後の心に くらぶれば
            むかしは物を 思はざりけり

                      権中納言敦忠(ゴンチュウナゴンアツタダ)(906~943)
 「逢い見ての」を「一目見てから」ぐらいに理解して、少年の頃の、遠くから眺めて悶々と過す淡い恋、と解釈していましたが、そうじゃなくて、「逢い見ての」は「契りを結ぶ」ことなのですね。
 それを知って、突然この歌がエロ映画かエロ小説のように、
「契りを結んだその夜から、その時のあなたの顔が声が痴態が忘れられず、想い出しては興奮して、何も手につかないのです。」と、素晴らしい歌になってきましたよ!
 作者の敦忠さん、めちゃハンサムな貴公子だったそうですが、こんな歌を贈られたら、女性は自信がつくでしょうね。(38番の作者右近さんに贈ったと言われています)
  
 43. 鯵食べた 後の心に くらぶらば
           むかしは味を 知らざりけり 

            あ・後の心に・くらぶれば・むかしは・を・ざりけり  22字 同じ
 奈留島の魚は何を食べてもうまい!!
鯵・鰹・いさき・鯖・太刀魚・鰯・キビナ・あら・さばふぐ・クロ・アラカブ・平目、そしてイカ・タコ・ウニ・サザエ・鮑・伊勢海老もうまい!
 それでも一番は何かと言われると、結局  が一番うまい気がします。
  
 家内が朝に漁協で㎏単位で買った鯵、安い安いですが、これが刺身になって昼ごはんです。
    うまいうまい! 京都の料亭の刺身より百倍うまい!!
 奈留に来て知った本当の鯵の味、元歌も良くて好きですが、替え歌もいい味です。
      奈留島讃歌を堂々と歌い上げた秀作です。

    返事
花水木さん:「自然も人の心も永遠なんてないですね」って、どうされました?
大雪男さん:私の歌の解釈はあまり信用しないでくださいね。
    この映画のヒロインは私好みではないです、ボンドガールと言えばアーシュラ・アンドレス。
     「名は体を表す」はこの人のことを言うんだと、当時思いましたよ。
喜珍さん:海岸近いので、水はけ大変だと思いますよ。
さんまさん:この歌もいいですね。
    夕焼けマラソンの選手表で番号調べたら、奈留島とは思えないような名前で、
    前島の人に尋ねても、そんな名前は無いと言われましたが?
コメント (5)
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