島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首 11

2013-03-14 | 奈留島百人一首
  
 11. わたの原 八十島かけて こぎ出でぬと
               人には告げよ あまのつり舟

                   参議篁(802~852)
 参議小野篁(オノノタカムラ)は遣唐副使となりましたが、出航時の揉め事で乗船を拒否した為、流罪になり隠岐へ流されました。
この歌はこの時に詠んだ一首ですが、その後は許され、又京都に戻されています。
 背が高かった(190㎝近く)せいか、京都では六道さんの井戸から地獄に降りて、閻魔大王の補佐をしていたと言う話があります。
  
 11. わたの原 大漁かけて こぎ出でぬと
             人には告げよ 奈留の網船

    わたの原・かけて・こぎ出でぬと・人には告げよ・の・船  24字同じ
 そのままの部分が多い為に24字も同じに成りましたが、写真が綺麗なだけに、替え歌としては写真に負けているまあまあの出来。
 夕方3時から6時にかけて(日の長くなる夏にはフークと夕方の散歩の頃に丁度)、浦湾から出航するまき網船を見ることが出来ます。
 満月で海面が明るいと漁が出来ないので、満月の頃は月夜間(ツキヨマ)と言って、漁はお休みです。
まき網船はなやかし頃の名残りで、今でも島の行事(運動会やスメ[ツ大会)は、この月夜間の間に行なわれることが多いです。
   
 奈留島のまき網船団の漁は日帰り出来る範囲に限られているので、すぐ帰って来るせいか見送る家族の姿は見たことありません。(島でまき網船団を見送るのは、私と家内とフークだけ)
 それほど大きな船団でもありませんが、その分その日に獲った魚をその日に降ろすので、新鮮で美味しい魚になると思います。
 青色の船体の母船と、海中に灯を入れて魚を引き寄せる火船、獲った魚を運ぶ運搬船、母船から降ろしたまき網を引っ張っていく船とで、1船団五艘ぐらいです。
 最近は魚が獲れず、苦しい戦いが続いているようで、心配です。

    返事
花水木さん:思いもかけない「そして」で褒められて、
    「泣いてどうなるのかsymbol7・・」知りませんが、泣けるぐらい嬉しいです。
     花水木家の庭は椿園ですね!すごい!「夢の続き見せて・・・」下さい。
大雪男さん:こちらでも洒落たなんて褒められて、もう「と」は使わずに、
      いつも「そして」でいきますよ。
喜珍さん:当たりです!まさにご指摘の椿です!すごい!!
      奈留島の木は全て把握されているんですかね!
      「枝変わり」と言うのがあるんですね!
コメント (3)
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黄砂そして椿

2013-03-11 | 五島列島
  
 先週土日の五島列島は黄砂がひどく、土曜日は晴れているのに霞んで、フークと朝の散歩の時の浦湾も視界悪し。
  
 朝の間に仕事を済まして、福江に買い物です。
暖かくて菜の花はもう満開ですが、いつもはこの向こうに見える鬼岳も、先月の野焼きで黒くなったせいもありますが、黄砂ではっきり見えません。
  
 2月3月の五島列島は椿の花が満開。
福江島の商店街の街路樹も、全て色々な品種の椿。
一番多い、福江特産の「玉之浦椿」も、珍しくなく並んでいて、満開でした。
   
 奈留島でも、各家々には1本ぐらいは椿の木があるので、今の季節散歩していると、ここにも・そこにもと椿の花が咲いています。
 この椿も接ぎ木をしたせいなのか、元々こうなるのか知りませんが、1本の椿の木から別々の椿の花が咲いています。
京都の法然院にあったら、名所・名花になっていたような椿も、奈留島では単なる道端の椿です。

    返事
大雪男さん:次の歌に期待して下さい。
     病院の人件費に使ってくれと叫びたくなります。
hisakajimaさん:奈留島の看護婦さんが調べたら、久賀島・椛島合わせて人口は奈留島の5分の1ですが、
     海上タクシー利用の急患は、奈留島と同じ数だったです。
喜珍さん:上から目線ですみませんが、腕上げましたね!
     ピッタリまとまったし、リズムもありますね。次は負けないようにします。
花水木さん:ヘリコプターは無くてはならぬものですが、
     私は、まあ居てもいなくてもあまり変わらないような気もします。
コメント (2)
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奈留島百人一首 10

2013-03-08 | 奈留島百人一首
  
 10. これやこの 行くも帰るも 別れては
                しるもしらぬも あふ坂の関

                         蝉丸(9世紀後半)
 濁音・半濁音が使われていない歌は、百人一首中この歌だけだそうです。
 逢坂の関は京都市と大津市の境にある峠で、国道1号線が通っています。
大津側には蝉丸神社も有ります。
 ちなみに、隣の県の県庁所在地が接しているのは、京都府の京都市と滋賀県の大津市の、ここ逢坂山だけと思っていましたが、最近佐賀市が大きくなって、佐賀県の佐賀市と福岡県の福岡市も、隣の県庁所在地同士がくっついていることになったそうです。
と思っていて確認したら、山形市と仙台市も大きくなって、人も通らない蔵王の山の中で接しているとのことでした。
   
10. これやこの 治ってくれよと 別れには
                 もいちど奈留で あふこと祈り

     これやこの・別れ・は・あふ  11字同じ
 替え歌の条件は元歌がすぐに判ることですが、これはチョット強引過ぎる替え歌になりましたので、美しさに欠けた事をお許し下さい。
 蝉丸と言えば、「坊主めくり」でこの札を引くと全員持ち札を取られましたね。
  
 ヘリ搬送は、くも膜下出血などで脳外科手術が必要になる人が多いですが、ドクターヘリか、夜間や天候が悪い時は自衛隊のヘリを要請して、飛んできてもらっています。
 手続きは少しわずらわしいですが、奈留島のヘリメ[トでお願いする時は、海上自衛隊の隊員や同乗の医師が頼もしく見える瞬間です。

   返事
喜珍さん:調子が外れていたせいか、私の声がよく聞こえたと言う人もいました。
     聞かれなくて良かったです。
大雪男さん:奈留島の道路工事を見ると、この金で病院の赤字を補填してくれと思いますが・・・。
花水木さん:DVD持っていますが、YOUTUBEにする方法知りません。
     舟盛りの中は勿論溢れんばかりのお刺身です!
      後の宴会に使われたそうです。
山の上さん:遅れました了解了解。楽しみに待ってます。
コメント (3)
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OMURA室内合奏団演奏会

2013-03-04 | 奈留島
  
 昨年11月にも来島され、今回は3回目の奈留島訪問となるOMURA室内合奏団の13名が、2月27日離島開発総合センターでオーケストラコンサートを開いてくれました。
 福江島と久賀島からも無料海上タクシーが出たので、両島からも50名以上参加され、計300名以上の入場者で立ち見が出る盛況でした。
  
 くるみ割り人形や四季のクラシック曲もありましたが、日本の春の歌や楽器の説明なども面白おかしくしてくれて、音楽会では眠ってしまうことの多い私も満足して聴けた、素晴らしい演奏会でした。
 実は演奏会の途中に、地元との交流と言うことで、地域を唄う会20人ほどが「奈留島讃歌」を歌いましたが、恥ずかしながら私もその一員として歌わしてもらいました。
この「奈留島讃歌」は自分で歌いながらでも涙が出そうになる、いい歌です。
  
 最後は合奏団の演奏で、全員で「瞳を閉じて」を合唱。
奈留島名物、舟盛の行進も「演奏会でこんなの似合わないか」と心配しましたが、参加者も合奏団の皆さんも興味深く喜んでいただき、楽しく最後を飾れて、大成功でした!
  
 出口には合奏団の皆さんが立って見送ってくれました。
昨年11月にも来島されたヴィオラの小林知弘さんのNAGSのブログを読んでいるので、サインを貰い写真も撮っていただき、大満足でした。
しかし、小林さんの横に立つとちんけな爺さんになってしまったのが残念です。
 もひとつ残念なのは、前回来てくれたヴァイオリンの私好みのお姉さんが来られなかったこと。
       次回は来て下さいね!!

    返事
喜珍さん:皆の集まる教会も、五島ではほとんど海岸に有りますね。
    チョット前の島の生活では、舟が一番だったのでしょうね。
大雪男さん:奈留島の形にした右手は、つりそうになりましたよ。
花水木さん:顔を出す勇気はありませんが、手ならなんとか隠さずに出せました。
    しかし、そんなに珍しい手の形なら、恥ずかしい限りです。
hisakajimaさん:不便な所をありがとうございました。
    大盛況で喜んでいますが、歌は聞こえなかったことにしてください。
コメント (2)
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