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E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

へんじがない。ただのしかばねのようだ。 BRM428諫早400K指宿の巻

2013-05-02 17:24:29 | ブルベ

スタート直後でパンクはしましたが、徐々に中位まで追い上げるこのアタシ。


エア抜けの不安も解消し、快調に飛ばすわけであります。うふふ。








ただ、俺様が一番苦手なモノが、当然のように待ってたわけ。







そう、夜。









怖いんです、俺、暗いのが…





おうちのトイレに行くのも嫌なぐらい、異常な怖がり。




なのに一人、深夜の峠を走ってるとゆー。

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俺は狂ってるのか…




そしてくずおれるアタシ。

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人生、楽じゃござんせん(笑)






http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=224594e5aad595bc505fe98ac8772a15

ちょうど200K地点の第3PCに別れを告げ、漆黒の闇へと走り出すアタシ。



次のPCは80キロ先。

その間、このコースの最大の難所である峠がございます。



まあ、そんなに傾斜もなく、だらだら登るんだけど、

俺は前述のように怖がりだし、しかもナイトランは実質初めて。



ビビリ倒しながら、尺取り虫のように前進します。

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ここは第4PC。



この間、写真はありません。

ただただ怯えながら、走ってました。

でも、途中ありがたかったのは、CAAD10を駆る東京から来られたお方。

SRを何度も取得し、PBPも走られたと言う方と並走しながらの峠越え。



ホントに頼もしかったです。



ありがとうございました。

で、この後もご一緒すればよかったんだけど、

「コンビニよりもファミレスだぁ!」と、単独、逃走!





諸先輩方が前のPCで仰ってた桃源郷、「ジョイフル」を目指したのでありました。

 

 あった!

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もう、とうに日付を越した午前3時過ぎのことであります。

トンカツを5時間前に喰ったのに、すでにチーズハンバーグ!

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お店には疲労困憊のブルベライダーが。

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「へんじがない。ただのしかばねのようだ」(ドラクエ風)

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うち一体の「しかばね」が、スマホをいじりながら小さく呟きました。




「あっ、先頭、ゴールした…」

「ええっ!」「マヂか…」



しかばねたちは、うめきます。

消え入るような声で…







俺様はそのまま消えてしまいたかったんだけど、一人雄々しく立ち上がったのさ。


しかばねたちを残し、闇の世界へ。

って、実はもちろん理由があります。

このまま寝たかったんだけど、鍵を持ってなかったのよ。





バイク盗られたら、しゃれになんない。




泣く泣く走り始めたのでございました。

当然のように暗闇地獄でございます。



盟友しましま店長からお借りしたライトは強力なんだけど、1.5時間しか持たない。

予備の電池を使っても3時間。



そんな感じがわかってきたので、これは下りでしか使いません。



スピードのでない上りでは、通勤に使ってるジェントス閃だけ。

コンビニで単4電池を補充しながらの走行です。



いやあ、凄いよ、田舎の峠道はwww



真っ暗なんてモンじゃない。

月だけが俺を見守ってくれてます。

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って、何か撮ったんだろうけど、あまりに暗くて何も映ってないとゆー。

屋根付きのバス停の前に差し掛かったら、「うーん」って声が!

落車しそうになるほど驚いたんだけど、



そこには銀色のエマージェンシーシートにくるまったブルベライダーが!






こんなとこで寝ないでいいだろぉ!




南国鹿児島と言えども、気温は10度でありましたよ。



彼?、寒くてうめいてたってゆー。

ほぼ行き倒れですねw

しかし、明けない夜はない。

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ブラボーな夜明けでござんす。

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かつて「海砂採取問題」に血道を上げてた頃、




盟友アザカミがショーブした、あの「吹上浜」じゃあございませんか!



いやあ、こんなとこへ自転車で来るか、俺?

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今思えば、寄り道すればよかったんだけど、あの時はもう余裕が失われてたなあ…

そして、最後のPC5。

目の前で接触事故ってゆーアトラクションもありましたが、

とりあえずこれ。

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そう言えば、今、思い出したんだけど、最後のトラップがあったのさ、ここで!

ブルベって、各PC(おおむねコンビニ)を回った証拠に、




そこで買い物をしてレシートをもらうわけね。

で、最近の俺様は、




ふだんもらったことのなかったレシートを思わず受け取っちゃうとゆー、



「ブルベあるある」状態なんだけど、ここはその話じゃない。

ここのコンビニのアンちゃん、レシートをくれないのよ。

それも、黙ったまんま。

徹夜で朦朧としてるあたしゃ、レシートを受け取らずに一度は店外へ。

「いやいやいやいや!」って駆け戻り、レシートを奪い取ったのさ。

やばすぎるでしょ、これ!

400キロが台無しだしwww




ああ、怖かった(笑)





あと、60キロ。

ふだんなら2時間強。

しかし、ここからが辛かったにゃあ。

鰹節の香りがホントにする枕崎市内を通過して、最後のアップダウンへ。

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こんな感じの小さな上り下りが延々と続くのよ。



いや、まさに延々とね。


初老メタボの脚を削り、心を折ろうとしてきます。




それでも追いついてこられたPBPさんたちに食らい付き、








375キロまでは何とか踏めました。





でも、375キロを超え、ガーミンエッジ500の電源が落ちた瞬間、急に脱力。




そのころから逆風が気になり、手首がしびれ、肩には疼痛が…







いやあ、小生、こうなってました。

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「へんじがない。ただのしかばねのようだ」

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最後の25キロ、そこまでの375キロ以上に辛かった。






とゆーか、辛かったのはソコだけ、とも言える平坦コース。


俺の判断に間違いはなかったんだけど、最後の失速には我ながら驚きましたです。







ハンガーノックじゃないし、やっぱ徹夜が堪えたのかなあ。

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あまりの「逆噴射」に、開聞岳も笑ってます。


22時間ちょっとかけて、へろへろのゴール!

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足腰の痛みはまるでないんだけど、手首が痛かったな。





それと左の肩胛骨周辺かな。


いやあ、長かった。



ポンコツ親爺にとってはね。



まあ、時には自分を誉めて上げましょうかね。


この蛮勇と、無計画ぶりを。


そしてすでに、600キロに向けて、灰色の脳細胞は動き出しているとゆー。









ぷぷぷ。

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