NHKの朝ドラ、「あまちゃん」が絶好調だ。
上司Kは、再放送のある12:45から13:00まで、
「お前ら、わしに声かけたら堪えんどぉ! ぐらあ!」って喚いてらっしゃる。
それほど人心を惑わせ、惹きつける「あまちゃん」。
クドカンワールドの面白さもあるが、やはりヒロインの可愛らしさだろうなあ。
そんなあまちゃんと、うちのショーネンは同級生。
おんなじ高2です。
だいたいおんなじレベルだな、二人は。
かなーり無邪気で素直なところも似通ってます。
とゆーか、表向きはそう見える。
でも、ホントはそうでもないだろう。
自分を顧みたとき、そう思います。
高2って、メッチャ面白いけど、かなり苦しい時期。
今なら簡単に押さえられる、あるいはほぼ消失してしまった「自意識」と、
ひたすら格闘する時だよね。
まさに中島敦の「山月記」。
誰が言ったか忘れたけど、
人間って、
生まれた時と青年期、そして老年期、最も死に近いっていうよね。
それはかなり当たってて、小生も結構死ぬことを身近に感じてた。
っていうか、自分に価値が見いだせないわけで、
「誰か一人の命が救えたら、今、死んでもいいなあ」って思ってましたです。
そんなことを考えてるから、今では考えられない危ない橋を渡ってたんだろうけどね。
でも、それって俺だけじゃなく、割とフツーの感覚だった気がする。
高1のある日、数学の授業で、老教師が言いました。
「この中で自殺を考えたことのある奴は手を挙げろ」
どんな乱暴やねんって話だけどねwww
すると、クラスの3分の1が手を挙げた。
真っ直ぐに。
驚いたし、ちょっとホッとしたな。
そんなもんなんだろうと思う。
素直で「あまちゃん」に見えるショーネンもアキも、
きっと内心の懊悩を抱えているはず。
何とか、この疾風怒濤、シュトゥルム・ウント・ドラングを乗り切ってほしい。
爺いはそう思うわけですな。
それにしてもシュトゥルム・ウント・ドラングって懐かしい。
ドイツの文学運動なんだけど、
あの頃、高橋健二の影響か、トーマス・マンとかに夢中だったんだよなあ。
思考する肉体派、
あるいは「文学全集の角で殴るヤツ」とゆーキャラを確立していたアタシですが、
「魔の山」なんて、今なら5秒で寝るなwww
(文と写真は、まーるで関係ありません)