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E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

ジジイの次はババアかよ!の巻

2016-11-03 00:03:09 | プロ野球
もう少ししたら、めっちゃオモロイことがある。

なにって、そりゃ、これ。

http://carpwin2016.com/

カープの優勝パレードである。


保証するけど、これは鉄板で凄いことになる。

ボクは元来、慎重居士で、滅多に「絶対」なんて言葉は使わないけど、これは間違いないね。


1975年、初優勝したときの優勝パレードでは、30万人が沿道に繰り出した。



当時の広島市の人口は80万人である。

そして実は、パレードがあったのは月曜日。

なのに「30万人」だ。

異常である。


例えばサンフレッチェ。

昨年12月23日、祝日の優勝パレードでした。

わが家もしっかり声援を送ったよ。



引っ越したばかりで、奥さんも大ハッスルw



いい盛り上がりでした。


でもね、沿道はというとこんな感じ。



もっと引いて撮るとこれなのさ。沿道は5万人と発表されていました。






紫の彼ら、そしてファンをくさすつもりはまったくない。

素晴らしい球団だし、その強さもファンの熱も誇るべきだ。ワン&オンリーの存在である。

だけど、ここ広島での存在感というと、まだまだ鯉と熊は異なる。

文化の厚み、人々の営みへの沁み込みようがやはり違うんだよね。


それはこんな取り組みでもよくわかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161008-00000028-dal-base

いわゆる巷間言うところのカープの「幽霊企画」です。

「最後の優勝から今回までの25年間で、ひたすら栄冠を願いながら世を去ったファンの皆さんがいる。

じゃあ、そのご家族、遺影を持ってお集まりください。優勝報告会にご招待します」
って奴だね。

カープと地元中国新聞が一緒にやってらっしゃいます。

パレードの後の優勝報告会で遺影を掲げることになってるから、ネット上では「史上最強の心霊スポットか」なんて言われてる。

あくまで好意的にね。


で、多少、その企画に詳しいんだけど、集まってくるエピソード、まあ、濃いのよ。

ビックリするし、少しジーンとする。この酷薄なボクでさえも。


うちなんかもジジイが異様なファンで、カープ選手がよくわが家でご飯食べてた。

初優勝時、もちろん帰ってこなかった。

その時の日本シリーズの期間中、全試合を観戦して、これまた帰ってこなかった。県庁マンだったのにw

だから彼がこの世を去ったとき、戒名に「鯉」の文字を入れたのさ。


で、幽霊企画に戻すと、当初、応募があるかどうか半信半疑。

足りなきゃうちのジジイの話も出そうか?って感じだったわけ。

ところが、そんなハンパなエピソードじゃまるっきり太刀打ちできない。

もう、めっちゃくちゃなわけ。広島の人々のカープ愛は。


ユニホーム姿でお棺に入るなんて序の口。

誰とは言わないけど現役選手とのツーショットを遺影にしたおばあさん、黒田の復帰を待ち望み、登板を球場で見て息を引き取ったおじいちゃん、…



記事で紹介され始めているけど、その他もすべからく濃い。

たいていのことは想定内の俺様でも、息をのむような話がいっぱいなのさ。

いや、マジかと…


初優勝時の「異常」はちゃんと引き継がれている。

だから、今回のパレードは凄いことになる。間違いなく。


何十万人が午前中に平和大通りに集まるわけだから、その「塊り」を逃す手はない。

繁華街はこれをビジネスにすべきだし、ひょっとしたら不測の事態だって起こるかもしれない。

当局は群衆をちゃんとコントロールしなくちゃいけないし、メディアはこの事象を正確に歴史に残す責任がある。

そしてわれわれ市民は、この「異様」を骨の髄まで味わい、楽しむべきだと思いますね。


であれば、各界各層は今、その準備を怠りなくやっているか。

小生は老婆のごとく心を揺らしておるのである。




28年をなんなんとする平成の世。

悲しみは人々の数ほどあるけど、共有できる喜びというとそうはない。

おそらく今回のことは、平成の広島で最もHAPPYで、そして最後の「幸せな記憶」になるのさ。

ほら、これを見てごらん。フツーじゃない。



二十年後、生きてりゃ毎年この頃、「あのときに俺はね、私はね」って話題にするだろう。

繰り返しになるけど、その準備はできているかい?


なんだか珍しくマジモード。心配性のおばあちゃんみたいなわしであるww

どうぞよろしくお願いします。