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これ以前にアカデミー賞をとった「シチズン・フォー スノーデンの暴露」がある。
前述は本人がインタビューに答えるドキュメンタリーで、本作は前作も踏襲しながら暴露に至るまでの約10年間を映す。
その中で彼の人物像を描いている。
怪我で軍を除隊し落ち込んだが、それでも9.11で傷ついた国のために働きたいと願う「まだ、普通の青年」だった。
CIAに転職し、スイス、日本、ハワイと世界への転勤を繰り返し、その過程で出世を遂げるが、対テロ捜査の名のもと、政府が行う不法行為を知り、組織に自身の日常まで監視されているのではないかという強迫観念に囚われる。
その恐るべき実態を知り、動揺や疑念が、最後には失望へと変化していった自身の心の状況を映し出す。
正義と言う名の下、エモーショナルな心理がどちらへと転ぶべきかにさいなまれる。
その中、ロシアに亡命したスノーデン本人本物がネット中継で公の場に姿を現すシーン。
そこにはなぜスノーデンが人生のすべてを捨てて、危険な告発を決意したのかという疑問の答えがある。
ココまで来るとジョセフ・ゴードン=レヴィットが本物なのか?エドワード・スノーデン本人が本物なのかは混乱するほど。
理想、信仰とは異なる本当の正義。
正義を貫くためには理想を裏切る。
現実世界と宗教世界感にも似た葛藤が感じられる。
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こちらの店は、開業されて10年ほど経つらしいですが、新規の飛び込み出来た客は僕で二人目らしいです。
それほどわかりにくい店。
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でも御料理も愛想もしっかりしていて、何の不満も無く美味しい御料理がいただけます。
突き出しが3種類、それからして美味しい。
そして愛媛県産が得意らしいので、青魚の作り盛り合わせ。
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愛媛の地鶏にはサラダもサービスでつけてくれました。
出し巻きは砂糖入りの甘いのか、ニラ入りかは悩みました。
砂糖入りは懐かしい田舎の味なんです。
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鱧のカラ揚げに万願寺。そして煮込みもサービスでいただきました。はじめて来た客にもサービスがいい。
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祇園にあるにしては営業時間が短いですが、祇園ですので...いちおう。
☆☆
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”Don't Please”と勘違いする人もいるかもしれないが、確かに内容をうまく表している。
それは登場人物が“やめて、お願い”と幾度と切迫した涙をこぼすから。
ゴーストタウン化した住宅街。
孤独な盲目の老人が大金を隠し持っているとの情報を得た若い男女3人が、真夜中に泥棒計画を実行する。
その犯罪が破綻していくプロットはクライム・スリラーだが、幽霊も化け物も出てこない本作が化け物のホラーよりはるかに怖い理由は、老人のキャラクターにある。
目が見えない代わりに鋭い聴覚で侵入者の気配を察知し、身体能力も異常に高い。
おまけに心が荒廃した老人の辞書には“良心”とか“慈悲”といった言葉は存在しない。
ゆえに捕獲されたら一巻の終わりというギリギリの必死感がみなぎる。
怪物的な老人のキャラだけでもナカナカ御見かけしないが、地下室がある2階建ての屋敷の空間に趣向を凝らしていて、そこにカメラワーク、奇怪な音響効果で、総合力に感心。
ガラスの破片を踏む音すら心臓に悪い静寂の緊張感を生かし、怒濤のアクションに転じる終盤に至っても大味にならない緩急自在の演出。
屋敷内を逃げまどう若者たちの描写。
この手の密室スリラーとしては珍しく“携帯がつながる”というのに、若者たちは老人に殺されかけても警察に通報しようとしない。
なぜなら命がけの覚悟で大金を手に入れたい理由があるから。
何が何でも地獄の屋敷から脱出するためにありったけの機転を利かせ、捨て身の知恵を絞り出す。
“息もできない”映画なのだから当然だが、絶叫シーンがほとんどない。
これは作り手の野心と自信。