Viedel/KukiHairDesign/ヴィーデル/クキヘアデザイン 四条烏丸 美容室

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鬼才?奇才?ジャックハウス

2019-06-19 07:47:14 | 映画
カンヌ国際映画祭で、上映中に多くの観客が席を立った。
そんなニュースは珍しい話じゃない。
「ハウス・ジャック・ビルト」はマット・ディロン演じる連続殺人鬼ジャックの凶行を五章構成で描いており、およそ良識や倫理からかけ離れたことばかり起きる。
当然バイオレンスやグロテスクな描写も多い。
しかし本作は問題作かも知れないが、同時にいつもにも増してまともな面が表出しているように感じられる。
ジャックが語る連続殺人エピソードはどれも本当にヒドい。
ジャックは嬉々として、凶行の数々を芸術家が作品を創り上げるプロセスになぞらえてみせるが、その論法はただただ自分にのみ都合がよく、正当化しようとしている言い訳に過ぎない。
「ヴァージ」という男(ダンテの「神曲」の登場人物)が批判的な聞き手の役を務めるのだが、そのヴァージもついジャックの論法に惹き込まれてしまうので、“まとも”という尺度で計るにはなんとも頼りない。
では一体本作のどこが“まとも”なのか?
実は、主人公ジャックの悪逆非道を描きながら「愚かな人間をサディスティックに描いてきた自分自身」を皮肉たっぷりに笑い飛ばしている。
ジャックのエピソードがヒドければヒドいほど、本作はブラックコメディ色を強め、ジャックとヴァージの禅問答は身も蓋もないバカバカしさを帯びてくる。
観客は、「ひねくれ者の映画監督の自嘲ギャグかよ」とうそぶいて、自分を「安全圏」に置くこともできる。
ただし、矛先を向けているのは作者自身だけではない。
頭の片隅で残酷な妄想をもてあそび、世の中に垂れ流されている暴力をエンタメとして消費し、現実世界の悪徳に無力で無関心な大衆ではないと言い切れる清廉な人間が、果たしてこの世に存在する? 
ジャックはそんな暗い大衆心理を具現化するかのように、あの手この手で露悪の道をひた走る。
そんな無頼な姿にほんの少しでも共感や憧憬の念を感じてしまったら、観客はまんまと作者の手の内に墜ちる。
本作に充溢している「オレは愚かでバカだが、お前たちはどうだ?」とでも言いたげな全方位的嘲笑は、いつもにも増して知的な刺激に満ちている。




珍しいスタイル

2019-06-18 08:23:48 | 町ネタ(京都編)
NewYorkスタイル。
よくも聞かないこともないフレーズ。








アメリカにあるダイナー風なステンレス素材を使った内装。
クールですね。
カウンターのみの店。








お通しからこのクオリティー。
なかなか期待感が膨らみます。
特にサーモンの押し寿司が良かった。








今日のおすすめの魚が5種類ほど提示されて居まして、もう既にある程度の食べ方は決まっているようですが、半分をカルパッチョ風で半分を自慢の寿司でいただくことに。
ネタになる魚は任せました。








くら寿司でもこういった物も有りますが、当然こちらのほうがクオリティーは高いです。








その次は焼きもので攻めます。
左はイチオウ鉄板焼き。こう言ったのはサンセバスチャン以来だな~なんてしゃべっていると、スタッフの方が僕も3回行ったんですよね~なんて。
スタッフの方はアメリカ暮らしが30年ほどあるらしく日本人なのですが日本語がすらすらと出てこないらしいです。英語の方が得意だそうです。








〆にラーメンが有ったので注文しまして、おわり。
ボトルのワインも飲んで¥10000ほどだったので、安いほうだとは思います。
久々にこちらは☆☆☆☆ですね~








カウンターでそれ程ライブ感があると言うわけではありませんが、NewYorkのヌーベルキュイジーヌを食するのにはお勧めですね。


待ってはいないけど

2019-06-17 06:57:35 | 町ネタ(京都編)
待ってはいないけれど、待ってました。








吉田山の古美術店で販売だけされて、二条の喫茶店でメニューとして提供されて、イベント時には出展されるが、無店舗。
どこで買ってよいやら、どこで食べてよいやら。








チョット変わった嗜好も有りますが、慣れてしまえば気にならない。
店になると、以前ほどパンチの効いたスイーツは少なかったですが、久々に食べられたことに満足しましょう。
これからコツコツ買いに行って様子を見てみたいと思います。

















Anna

2019-06-16 07:50:17 | 映画
用務員の父と二人暮らしの高校生主人公。
父は主人公の進学を望んでいるが、海外に行きたくて、せっせとバイトに明け暮れている。
クリスマスイブの朝、幼馴染がうっかり口を滑らせたせいで主人公と父は大ゲンカしてしまう。
翌朝いつものように登校すると父は雪だるまの着ぐるみに襲われる。
なんとか撃退した二人はパンデミックが蔓延していることを知る。
確かにゾンビミュージカルという触れ込みは間違ってないんですけどそういうもんだと思って鑑賞するとちょっともったいない。
まずちゃんとした青春映画だということを押さえておかないと。
どこにでもあるような田舎町で窒息しそうになっているティーンエイジャー達の心の叫びが、かつて彼らと同じ思いで郷里を飛び出した自分のそれと共鳴する。
そこが一番の肝。
高らかと歌われる楽曲群はどれもキャッチーだしミュージカルパートもキュート。
この辺りは『ハイスクール・ミュージカル』あたりにハマっていた層にはどストライクなんじゃないでしょうか。
PG12なので返り血も脳漿も飛び散りまくりなのに不快なグロさは皆無。
それでいてゾンビ映画の肝は完璧に押さえていて。
大事な人が大事な人でなくなる瞬間に対峙する人々の深い悲しみを幾重にも積み重ねた奥行きのあるドラマは多少舌足らずではあるものの瑞々しくて美しい。
優れたゾンビ映画とは優れた人間ドラマと同義であるという持論がまた確かに裏打ちされました。
ラストのワンカットなんて永遠の名作『○○』かよ!?って思いました。
これも今年ベスト級の傑作、もちろんそうなるとは思って観に来たわけですが。
今のところ作品のクオリティに比して公開規模極端に小さいのが残念。
これは鑑賞した人間が口コミで客増やさんとあかんやつだと思いますので無駄だと思いつつ激烈に推しときます。
マジで傑作です。


景気動向

2019-06-15 07:56:29 | 町ネタ(京都編)
美容師や美容室の情報がテレビプログラムで取り上げられるとき...
それは私の葉だ感覚では、世の中が不景気な時が多いように感じます。
NHKでも髪の毛の赤い男性美容師さんが取り上げられて、Yahooニュースでもこう言った記事が上がっていました。
なんとなく感じるのは、三条、四条界隈も飽きテナントが多く出ています。
新規建築のテナントビルの空きではなく、旧来からあったテナントが空いて居るような状況です。
一つは経営が成り立たなくなって事業を終了された。
一つは契約更新の際に家主から家賃の値上げを突き付けられ、やむなく終了された などなど。
そしてその後の新規の家賃はさらに跳ね上がり、我々借りる側からすると、えげつない条件が設定されているテナント物件が多いですね。
時代の流れや便乗的なものも多いですが、やはり適正な価格で一律的に続けて貸し出してほしいものです。