Viedel/KukiHairDesign/ヴィーデル/クキヘアデザイン 四条烏丸 美容室

ヴィーデルは四条烏丸の美容室です。フランス仕込みの技術 ナチュラルで優しく ふんわりとしたヘアスタイル

315さんの状況

2020-03-21 08:05:08 | 町ネタ(京都編)

なかなか外食も、密閉空間で有ったり、他の客のと距離が近いと気になる、店自体の衛生状況が気になる...等々。
気にしていても仕方がない..と言うよりは、気にしてOKであれば大丈夫...の方が良さそうです。
元来食器はきれいに洗われているわけですし、その食器の汚さが気になるようであれば、事前に確認すればよいし、ダメなら帰ったらよいし。
出てきた食事が汚い食器に入っていれば、交換を申し出ればよいし。
店側も事前アナウンスをすればよいでしょうしね。

幸いにも客がいなかったので助かったという次第です。
自分自身も来店してもらっての経済活動となる職種ですから、同じような意識で衛生面に気をかけてもらえていればよいな~そんな気持ちですね。
衛生面を考慮しての、消毒活動は手間もかかりますが、自分自身にも予防となるのであれば、お客さんのため、自分のため、となりますしね。
刻々と状況が変化する中、耐え忍ばなくてはいけませんね。

今後、どうしましょ~う。

2020-03-20 08:17:41 | 日々の出来事
オリンピックを予定していた方々は、チケットの払い戻し、チケットの再発行が同じものになる保証が有るかが気になるところですね。
こういった機会をもとに、冷静に考えだして、行く気が失せた方も、いらっしゃるでしょうから、払い戻しも出てくる可能性も考えられますね。
難しいのはホテルの払い戻し。オリンピックを目的としていても、通常の宿泊を目的としていても、個人でホテルを予約された方は、通常の予約と変わりないので、早い目にキャンセルをしないと、キャンセル代が発生しますね。
オリンピックを目的にした宿泊予約であるのならば、チケットのコピーを添付してホテルへ送付し、証明を行わないといけなくなるかもしれませんので、手はずが大変になりそうです。
旅行会社などで、オリンピックを目的にしたツアーであれば、明確な購入意図がありますから、比較的楽にキャンセルが進められそうです。
とりあえず、自分の今年の予定の見積り的には5月末のギリシア/アテネはEU圏外からの入国を拒否していますから、それが5月末までに継続されれば、キャンセル代は発生しないと予測しています。問題は飛行機で、一応、対象国が入国を拒否していてもEU圏内の人も利用して搭乗しそうですから、航空機自体の運行は継続されて幽霊運航を行いそうです。
その際のキャンセル代が取られそうで、心配ですね。
8月末のベルギー/ブリュッセル、年末のイタリア/ミラノが今後どういった動きを見せるやら。特にミラノはね~
最上位の楽しみがなくなった今、僕に残されている楽しみは、外食、読書、映画、ゴルフかな~
楽しみ的にしては満足度は低いですけれど、1年間は我慢しなくてはイケなさそうですね。
あ~悲しい。

おっさんをカッコ良く、でも安く、手軽に⑩

2020-03-19 06:46:01 | おっさんをカッコ良く、でも安く、手軽に
おっさんをカッコ良く、でも安く、手軽に⑩
●全身ユニクロでコーディネイトしてみよう編●
①クラッシクなユニクロスタイル
1コンフォートブレザー、2コットン素材のニット、3エアリズムTシャツ、4ウルトラスリムストレッチデニム、5素足、6黒い靴
40代、50代、60代なら好むようなクラシカルなコーディネイトです。
意外にポイントになっていて、ちゃらちゃらしていなく見えるのは、黒縁の伊達眼鏡です。度付き眼鏡じゃなくてもアクセサリーとして度なしメガネをユニクロで購入されても良いですね。
濃紺や黒の同系色で合わせていることにガチャガチャ感が有りません。
シンプルではありますが、これからはそのシンプルから少しづつ装飾感が出てきています。その装飾にブレザーの金ボタンやベルト程度で装飾感を出しても良いと思います。地味なメガネでも普段眼鏡をかけていない人からすれば、少しの装飾感にもなります。
ジャケットスタイルで仕事着感覚にならないのはTシャツなどで少し大きめを選んでも良いと思います。上が少しゆったりでもボトムのパンツで細身に持っていくとスタイルに引き締まり感が出てきます。下半身までダボダボを着てはいけませんね。細身の濃い色のスエットでも良いですね。
靴は同系色に持ってくると足も長く見えますよ。
肩掛けセーターもジャケットの襟を隠すことによって仕事着感が消えますね。もちろん小顔効果も。
これで新宿伊勢丹で全身コーディネイトに見えますね。

②ベーシックなユニクロスタイル
1エアリズムのカットソー、2スキニーデニム、3同系色の靴
上はかなり大きめを買います。ユニクロサイズでは4XLなのですがユニクロでは大きくても普通サイズならL程度ですから。オーバーサイズであるとデザインブランドっぽく見えます。トップのオーバーサイズは流行でもありますし。体系も隠せますね。でも着丈が長く見えますのでタックイン(ズボンの中に入れる)してください。中に入れると短足に見えがちですが同系色の靴で足を長く見せますね。
長く見せる為にボトムは細身は必須ですね。
メリット、デメリットを考えながら、カバーしてコーディネイトすると楽しいですよ。
シンプルでも完成されたスタイルになりますね。
腕まくりをした手先や頭など先端部分にはアクセサリーを持ってくるとよいですね。メガネや時計ですね。

③ストリートライクなユニクロスタイル
ゆったり目のスタイルです。上下オーバーサイズ感です。「おっ!ダボダボスタイルはダメって言ってたんじゃねーの?」そんな印象ですよね。だから全身同一色の濃い色、に併せて、ジャケット、ブレザーにして引き締めます。ここではストリートライクに見せる為にダボダボを着て子供っぽく見せながらジャケット、スラックス、黒で〆てしまいます。コムデギャルソンやヨージヤマモトスタイルのテーラードスタイルです。ちょっと上級コーディネイトですが、全身黒にして挑戦してください。
スニーカーを履くことによってよりストリートライクですね。この場合は反対色を入れて先端を強調しても良いと思いますよ。

そんな感じで土日はユニクロアイテムは安くなります。今日、明日などはマスクをして飛沫感染を避けながら、洋服を選んだあとは接触感染にケアする為にアルコール消毒をして家に帰ってきてくださいね。暇な土日の過ごし方の提案です。

確実な情報源②

2020-03-18 07:51:11 | 日々の出来事
重症者が増えてしまうとキャパシティーは一気になくなり、軽症な方も今のところ指定感染症なので原則入院と言う措置が取られる。キャパがなくなってくれば自宅待機ができるようにと厚生労働省からの通知も出されている。感染が広がれば重症化が10~20%と言われているが、そうなれば容易に医療のキャパはなくなる可能性がある。
ウイルスそのものの特性の飛沫感染と接触感染。飛沫感染に関してはウイルス自体が飛沫に出やすいかが重要になる。新型コロナウイルスはニューイングランドジャーナルホメディスン/NEJM誌(医学雑誌)掲載によると、鼻水に多く出るという、これはインフルエンザよりも非常に多いので、くしゃみや会話をすると含まれているウイルス数が多いものが容易に空気中にばらまかれると仮定できる。これは一つの感染力の強さの指針になる。
またとんだ飛沫が付着したところや手指で顔などを触る行為。いろいろなものに触ることによってウイルスが伝搬し、特に顔や目を触ると感染するという。飛沫に特に出やすい上気道感染症ウイルスと言うものは感染力が強いことが多い。
ウイルス自体が乾燥するか湿度が有るかで、保存性が変わるのではないかと言う仮説が立てられている。しかし冬に流行する、夏に流行するという根本的な原因はいまだにはっきりとは確立されていない。大事なのは乾燥すると喉の状態が悪くなることが多い、受け手となる身体の免疫力が下がっているので流行するのではないかと言う仮説もある。
また気温が低いと室内でのイベントが増える傾向にある。人間の行動が夏と冬では変わり流行りやすさも変わるのではないかと言う仮説もある。
場所を変えれば東南アジアでは通年でインフルエンザが流行っているからである。極地では冬に流行るので人間の行動ではないかとも仮設されている。
もしかすると東南アジアでは冷房が強すぎるので、それが関わっている”かも”しれない。
日本の専門家会議が行っているのはピークを抑えるという方法。ピークが急激に上がると医療キャパシティーを超えるからである。結局のところは死亡率を下げるというところに落ち着く。死亡率と致死率が違うところは致死率は感染した人が何人死ぬかと言う事であり分母が感染者数ですが、死亡率は分母である部分が日本国民総数になります。よって社会全体でどれだけ人を死なさないかと言う事を目標とするならば医療のキャパシティーを保ったまま、少しでも流行を遅らせることによって、一人一人に対して治療を行っていこうと言う考え方でもある。ピークが潰れると基本的にはクラスターの数を下げることにもなるが、短期で感染者数が大量に増えるのが、長期に渡って感染者総数が増える可能性がある。対策をすればするほど、いつ収束するかが分からなくなる可能性が高い。収束の定義がしにくくなるという現象が起こる。比較するのであればSARSではなく2009年の新型インフルエンザで有ろうという。SARSは2003年から急速に収束に収まり死傷例が0になった。2009年の新型インフルエンザに関してはピークを抑え込んだことにより、今でも続いている。結果我々は今予防接種をしているのは2009年からの新型インフルエンザに対する予防接種になる。
結果今回も2009年のインフルエンザに近いシナリオが考えられるので、収束と言うのはウイルス学的に抑え込んだ、症例がなくなったと言う臨床的なことよりは、社会がどこまで受容したかと言う事と、薬や治療法が開発されたり、ワクチンが出てきて恐れるに足りなくなったと言う時の2ケースが考えられる。社会の受容が先なのか、半年から1年後に出るワクチンか今月にも試験結果が出るであろう治療法が出てくることによって、報道が落ち着き、収束に向かうのではないかと推測される。
結局は社会が落ち着かないことにはいけないということにもなる。
連日報道されているマスコミは社会に対して不安をあおることによって視聴者数や販売部数を増やす構造になっている、それを不確定なまま人が伝搬することによって更に不安を増長させるよりは落ち着くべきでもある。また大半の人が社会を回している一員なので、そのようなマスコミの状態を憂慮し発言や行動を見直すべきだとも。
2009年の新型インフルエンザは完全に社会に受け入れられている。毎年何千人となくなっていても許容している。変われば交通事故で何千人となくなっていても許容している。
初期の想定では完全に封じ込めたSARSを狙っていた。しかしパンデミックとは状況評価ではあるが、ここまで世界に広がってしまい、これを症例数0まで持っていくというシナリオと言うのは考え難い。現実論としては各国の政治判断で終息宣言を出すかWHOが出すか、もしくは2009年インフルエンザのようにダラダラグダグダで終わっていくかと。
2009年のインフルエンザに関しては国によっては1年以上続いたところもあり、むしろ第2波が国外から入ってきたりと症例を追えなくなった。症例が追えないと結局のところ広く有るという状況にまでなった。
2009年と違うのはSNSが普及した世の中になったことで、不正確な要素の情報が出回悪ことによって社会に対して不安を煽ったと言う側面も考えられなくもない。
WHOも今回INFODEMIC/インフォデミックと言う言葉を使っており、情報が感染しているということを強調しており、WHOは2020/1月の時点でデマを潰すようなサイトを立ち上げていたり、報道へも情報提供をしたりと今までの感染症とは対応が変わっていた。
国の専門家会議が発表しているインフォメーションにもヒントがあり「人が集まると言う事」「声を出したり唄ったりと言う飛沫を飛ばすような環境にあると言う事」「換気が悪い」と言う3点が重要で、人が集まると距離が縮まるというのも間接的にリスクになっている。この3つを踏まえて考えると、満員電車で危険とうたっていないのは電車内においておしゃべりが盛んであったり、歌を唄ったりと飛沫が飛ぶ環境にはなってないからでもある。上記3つが重ならなければ催しは実施可能と言う判断でも大丈夫なのではないかと考えられる。しかし共通のものを触る可能性がある接触感染の立場から見ると遊園地などはリスクが高くなる可能性がある。重要なのはそのポイントの対策ができていれば感染リスクは低くなる傾向にある。
年齢的に考えるならば、重症化することは高齢者の方が多いと考えられるが、感染する可能性と言う事は高齢でも低年齢でも変わらないと云うレポートが出ている。年齢によって考えなければいけないのは感染後の自分の症状の変化にある。
国と国との間の渡航制限では意見が分かれるところがある。ウーハンと湖北省をシャットダウンしたことによって中国のほかへの広がりのピークは抑えられたという論文は多い。各国の水際対策としての渡航中止勧告は流行のピークを抑えて緩やかな感染者数の増加にすると言う効果しか出ていない。医療の体制を整えなくてはいけない国にとっては感染者数が少なく抑えられることによって体制を整えられるので有効ではある。
科学的に意味があるというよりは医療のキャパを上げますという宣言としても捉えられるので、政治的要素も大きい。
 
(NIH/National Institutes Health/米国国立衛生研究所、アレルギー感染症研究所、博士研究員 峰宗太郎/ミネ ソウタロウ/病理医、薬剤師、研究者/ウイルス学、免疫学)

確実な情報源

2020-03-17 07:37:14 | 日々の出来事

新型コロナウイルスと既存のコロナウイルスとの違い。
コロナウイルスは普通の風邪のウイルスとして知られていたものが4種類ある。それ以外に2種類重い病気を発症するものがある。
1つはSARSコロナウイルス(重症急性呼吸器症候群)。1つはMARS(中東呼吸器症候群)で中東を中心にたまに流行る重傷な呼吸器疾患を引き起こすもの。の6つがあった。
今回のものはSARSコロナウイルスⅡと呼ばれ、SARSに近い系統で遺伝子の情報が非常によく似ているものである。
これは風邪のウイルスとは遺伝子的には距離が離れているものであって、表面に出ているタンパク質がSARSによく似ていて、人間の喉や肺に親和性が高い。なので細胞に入りやすい。
ビルレンス/どれほど毒性が有るか?を見ると、風邪は基本的に上気道(喉など)だけで起こることが多いが、コロナウイルスは下気道(肺など)までも増殖をするもの。ウイルスそのものが持っている毒性がやや高いという特徴がある。
性質としてはSARSと風邪のウイルスとの中間的な特色で、広がりやすさが風邪やインフルエンザに非常に似ていて基本再生産数が高い。SARSのような結構な病毒性があり、風邪のように広がりやすい、と言うコンビネーションが見られる。
論文でも報告でも出ているのが高齢者と基礎疾患のある人が重症化しているが、子供はかなり感染はしているようだが重症化はしていない。しかしこの理由は全く分かっていない。ウイルス学的にも違いがあるかもわからないし、どういった状況で子供が軽い症状であるのかと言う事も分かっていない。
重症化人が多いのが高齢者。免疫の状態が関係したとも考えられる。
子供の方がかかりやすい病気もあれば、大人がかかりやすい病気もあり、大きな違いは免疫の状態。
水ぼうそうは子供がかかりやすく、湿疹も出るが、大人であれば熱が出る程度。リンゴ病であれば子供はほっぺたが赤くなるだけで済む場合が多いが、大人だと重症化し入院したりするケースもある。
身体とウイルスの反応性の違いに影響されているところがあるので、コロナウイルスに関しても免疫性の反応の仕方の違いが考えられる。
新型コロナウイルスの治療薬の検査は始まっています。これは”0”から作られるものではなく「スイッチ」と言って今まで開発されていた薬の用途を変えて効くかどうか試している。
SARSの時もそうだがウイルスと言うのは共通でもっている仕組みがあり、自分自身を増やす部品が似ていたりする。
HIVにすでに開発されていた薬が効果が有るか?と言う様な試験はSARSの時のもされていた。後方薬が結構あったということ、ただSARSは2003年に収まったということがあり人体実験はされていない。ただしMARSはいまだに症例が出ているような状況なので、少し人体実験はされていた。なのでそこでも効果が有った薬を積極的に取り入れて、新型コロナウイルスを増やす部品であるタンパク質の形が直ぐに決められた。3次元の構造解析を行った。それで薬が酵素にどのように当てはまるか?と言うのがかなり早い段階でコンピューターシュミレーションによって分かり、候補で出てきたものを試験管の中で実験をし、これが効きそうだという候補もすぐにリスト化された。
これは中国の仕事が早かった。なのでそういった物を使用し中国では臨床試験が開始されている。スイッチすると言う意味では薬の検討は早く進んでいる。
ウイルス自体の情報、設計図のゲノムを読み込む速度がテクノロジーの進化で1000倍以上の速さになっている。なおかつSARSと似ていたので、SARSの構造と言うものは決めていたが、それの類推やシュミレーションの技術も上がっているので、すぐに情報は出た。
多くの治療法は肺炎に似ていて支持療法が主流で、先ずは酸素投与、与圧を加えて肺を膨らませる、気管挿管をし人工呼吸、其れでも効果が無い場合は体外肺、人工心肺で機械に置き換えるエクモとなるが、それがどれほど活用できるかは国や医療機関によって差が有る。
日本の場合でもエクモを使える病院は沢山あるが、感染症と言う状況でエクモを使える医師、看護師、人材と機械、感染症対応のICUの部屋、そういったリソースを考えると武漢、蘇州のウーハンほどの大都市であってもすべての環境が整っているのは多くはなかったと考えられる。
日本の東京都内で直ぐにエクモを使用できた病院は2.3か所と言われています。コレは最重症者数の数にもよりますが。もちろん各医療機関でキャパシティーを上げる努力はしているが、いかんせん人材の絶対数の問題で直ぐには人材はそろわないというのが現実でもある。
インフルエンザでもエクモの適用が有ったことはあるが、本当の命の危機、最重症者のみに使用されるので、それまでは人工呼吸器によって再生しようという医療が行われている。
同時に多発することは想定できないが、万が一起こった場合は医療のキャパシティーを超えることが考えられる。ウーハンではそのような状況が起こったことが想定できる。
インフルエンザで亡くなる方は高齢者が多い。
高齢者は余力、体のキャパシティーが残っている力が少ないので、肺炎になれば若い人であれば、なんとか人工呼吸に入らない人も、高齢者であれば人工呼吸器に入ってしまう。人工呼吸器は一過性で有ってその時だけ呼吸を助けてはいるが、根本は自分の体が回復して自発的に呼吸が出来なくてはいけない、回復が無く肺の状態が上がらなくて、そのまま人工呼吸器依存になってしまい、2次感染を起こして亡くなってしまう、違う菌が入ってしまうことが有る。外から無理やり空気を送り込んでいるので、ばい菌も送り込んでしまう。結果インフルエンザ肺炎と細菌性の肺炎が複合してしまう。
また全身状態が悪くなり人工呼吸器を付けていると当然食事も口腔からは摂取出来ないので、点滴のみで過ごしている場合は、全身の免疫状態が悪くなるので、全身感染症を起こしたり多臓器不全を起こしたりと悪い方向へ進みやすい。
これは高齢の方々には良く起きている。
コロナウイルスはその数が若干ではあるが多いと考えられる。
今回のコロナウイルスはインフルエンザとは同等の感染力が有ると考えられ、なおかつ重症化率がわずかに高い、そこから考えられるのは同数が感染した場合に重症者数が多いということ。そうなると医療機関のキャパシティーに影響を与えかねないので問題が生じる。
コロナウイルスは再感染よりは再燃に注目されている。再感染は1度身体からウイルスが消えてしまった後に再度、人からウイルスをうつされるケースだが、一度ウイルス量が体の中で減る、かなり免疫によって抑え込まれて症状も消える、その時にPCRの検査をしてもウイルス量が少ないので、偽陰性になる。ところが後で体内に残っていたウイルスが再び増え始めるというケースも考えられなくはない。
これは風邪のケースでもある。胃腸炎でも二峰性と言い一度収まったのに再燃するというケースである。可能性はある。
コロナウイルスもインフルエンザウイルスもゲノム情報がRNAに書き込まれている。人間のDNAとは違いRNAと言うのはエラーが起こりやすく変異が起こりやすい。2重螺旋ではなく1重螺旋なのでエラー訂正がされない、2重だと片方の螺旋が訂正するのである。なので非常に変異が多い。
そこでRNAが問題になってくるのではあるが、変異が多い部分として一番大事なのはウイルスの表面に突起が出ている。その突起の部分がワクチンの標的になる。ワクチンは突起を攻撃して細胞に入らないようにする。その突起がどれほど変異がしやすいのかと言う事が非常に注目されている。
インフルエンザの場合は突起が2種類あって片一方がワクチンのターゲットだが、ホットスポットと言われて変異しやすい部分でもあると言われている。それがワクチンのターゲットとしやすいところなので、今のところ、突起にあるヘッドと言われる部分に対するワクチンがインフルエンザでは用いられている。そこはすごい勢いで変化するので、ワクチンは当たらないことが多い。なのでいまはあまり変異の無い突起の茎の部分ストークに対して効果が有るワクチンの開発が世界的に進められている。
それに対してコロナウイルスの突起と言うものは、変異はインフルエンザよりマシと言われている。なのでワクチンを1度開発するとSARSの場合は変異が少なかった事が分かっているので、インフルエンザよりは有効になる可能性が高い。
そうなるとワクチンは非常に効きやすいものが開発される可能性が高い。

(NIH/National Institutes Health/米国国立衛生研究所、アレルギー感染症研究所、博士研究員 峰宗太郎/ミネ ソウタロウ/病理医、薬剤師、研究者/ウイルス学、免疫学)