『出版業界からは「無料貸本屋」と言われる「図書館」の挑戦 』
―SNSの時代に、散歩をかねて・気分を変えて、方々の図書館へ、時代遅れ!―
最初の『アレクサンドリアの大図書館』が戦火に巻き込まれて焼失してから、二千数十年が立ちました。 ここにはパピルス本の写本で70万巻あったそうですが、当時、一般には公開はされていませんでした。 一般の人々に、『高嶺の花』で利用されていたとは思えません。 やはりアカデミックな『象牙の塔』であったようです。
ウエブ情報です。
『アレクサンドリア図書館は、プトレマイオス朝時代からローマ帝国時代にかけて、エジプトのアレクサンドリアに設置されていた図書館で、古典古代世界における最大かつ最も重要な図書館であり、ヘレニズム時代の学問において中心的な役割を果たした。 図書館自体は、ムセイオンと呼ばれる、文芸を司る9人の女神ムサに捧げられた大きな研究機関の一部であった。』
一方、現代は、いろいろな課題はありますが、電子書籍の時代へ、確実に進んでいます。 スマホとタブレットの普及が拍車をかけます。 出版業界には打撃です。 この電子書籍には、本の重さ、厚さ、大きさ、匂いを懐かしむ自分は『複雑な気持ち』になります。
昨今の地元・地域の図書館のメリットは沢山あります。 例えば、自分が住んでいる横浜市、18区にはそれぞれ市立図書館が18館あります。 大概の本・書籍はどこかの区の図書館にありますし、大概の本・書籍は数か所以上に所蔵しています。
更なるメリットですが、本・書籍は、6冊2週間借りられますし、予約が無ければ更に2週間の延長ができます。 新聞の文化欄に載った本・書籍は、その場でインターネット予約ができます。 ただし借りるときは図書館に行く必要があります。 この時は、返却された本・書籍が、書架に収納される前に、台車に載せられてカウアンター近くに展示されています。
この台車に載せられた本・書籍を見る楽しみもあります。 図書間を利用される方々の『読まれる本・書籍の傾向』が解ります。 また、図書館内の端末でも、ジャンル別のベストセラーならぬ『よく読まれている本』が紹介されています。
やっと表題に戻ります。 日経新聞の文化欄からです。
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人気作家の新刊小説など売れ筋本を大量に購入する図書館が多い(地元の図書館にも期待してますが、このようなことは期待できませんし、ありません。)。 利用者の要望に応えるためだが、市場縮小に悩む出版業界からは、『無料貸本屋に成っている』と批判の声も上がる。 昨年の年間販売1位の又吉直樹氏の「火花」を30冊ほど揃えた図書館でも、依然とした予約で数百人待ちは珍しくないと。
1月13日、伊万里市民図書館は『文芸別冊 デヴィッド・ボウイ総特集』を並べた。 世界的ロック歌手デヴィッド・ボウイさんの訃報を受けてのものだ。
本の購入予算減という逆風の中で、長野県小布施町立図書館「まちとしょテラソ」では町民が自発的に委員会(懐かしいですね、図書委員会、昔、万年委員でした。)をつくり、新刊書は年間2千冊しか買えないので、旧来の蔵書を掘り起こし「テラソ百選」を展示コーナーに等々、来館者は倍増方向に。
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数十年も昔のことです。 ある先輩が、リビングに飾った素晴らしい装丁の「森鴎外全集」を前に、どの巻の、どのページでも、ちょっと読めば、理解・感激できると言っていました。 当時は「本当かなー」、と思っていました。
最近、アラ喜寿になって発見しました。松目漱石氏の「吾輩は猫である」です。それも、自筆資料を底本として作成された「岩波書店発行 漱石全集 第一巻吾輩は猫である」です。
昔、ふるさと創生資金で創った町立図書館のある田舎の町に住んでいました。 住民のリクエストで図書購入をして頂けました。 圧倒的にお子様やご婦人からリクエストが多かったので、自分一般男子のレクエストは、高価な本でも購入頂き、最初にお借りできました。 今の購入予算の大幅減したことに比較、よき時代でした。
図書館利用のメリット❶「無料」です。 因みに緊急に読みたい「新書」本は購入しますが、高額な一般書籍は図書館で借りますし、高額新刊書籍は、図書館に購入リクエストをします。 メリット❷静かな空調された閲覧室です。さらにアプローチの交通機関も空調された閲覧室で意外と集中できます。(卒車の特権ですが、乗り越しに注意)
今、散歩をかねて・気分を変えて、方々の図書館「国立国会図書館」「県立神奈川図書館、横浜と川崎」「横浜市立図書館」「鶴見区立図書館」です。
(20200830纏め #213)