『地域猫(別称野良猫)と家猫と、どちらも可愛く・愛おしい 3』
―耳カットは飼い主のいない不妊手術済み『地域猫(別称野良猫)』のしるしー
❶傾斜面から大型犬を追い立てようとする地域猫『横浜市三渓園にて』
野生を取り戻した『オス(耳カットから判る』の地域猫の生き様です。 大型犬がリードで飼い主に引っ張られていても関係なし、むしろ有利なハンデと思っているのかもしれません。 まだ戦闘モード(耳の構えで判る)には入ってはおらず余裕です。
こんな時の耳の構えですが、耳に力が入り後ろに反るときは、怒りや拒否の気持ちを表します。 『このままだと攻撃するぞ!』と強気で怒りをアピールするときや、同居猫や窓の外に見える野良猫に対して見せることが多く、人に対して見せるときは、「近づかないで!」という意味もあります。 また、怒りが強ければ強いほど、耳の反り具合も強くなる傾向に。これ以上回らないほど耳を反らせているときは、強い怒りや拒否の気持ちといえと言われています。
耳カットは飼い主のいない不妊手術済み『地域猫(別称野良猫)』のしるしです。 またその形から『さくら猫』(残酷な呼び方)とも呼ばれ、殺処分されてしまう仔猫を増やさないしあわせな猫の象徴ですと!人間の勝手です。 実はこの耳カットでオスかメスか区別することができます。 通常はオスが右耳、メスが左耳を耳カットします。 上の写真の猫は右ですからオスでした。 猫好きな自分には、この『さくら猫』のことは、猫を捨てる人の『業の深さ』を思うと悲しくなります。(このシリーズ 2の部分再掲)
➋地域猫、カメラレンズが近づいても優しい目『横浜市三渓園にて』
地域猫(別称野良猫)は、なかなか、このようには、ゆったりとしたポーズと表情をしてはくれません。 この時はよほどご機嫌宜しかったのでしょうか、又は傘寿爺なんぞは、いざってときは、自慢の猫パンチ一発で撃退できる自信があったからでしょうか。
それにしても『猫パンチ』に使う、この猫の前足は見事です。 この度、猫パンチについて調べて驚きました。 相手と状況から判断して『塩梅(爪を納めるか、爪を立てるか)』できるようです。 こんなことも知らずに、今までずっと、手の届くとこまで近づいて、撮影していました。 猫が目に入らない『傘寿爺、白虎に怖じず』でした。 耳カットなしですが、首輪がなく、この目の鋭さは地域猫(別称野良猫)です。
『猫パンチ』について課題が残りました。 自分は小さいころから猫を『猫可愛がり』していたことがありましたので、その猫に、自分の寝床の足元に、子猫を出産されたことがありました。 その時に、生まれたばかりの目の開かない子猫に爪を立てられて、その痛さで目が覚めた記憶があります。
当然、子猫には爪を立てる・立てないなどの塩梅はできませんが、親猫は(野生化した地域猫も同様)は『爪納めたいわゆるパッティング』『爪を立てたジャレパンチ』と『獲物を確保する時の爪を立てた攻撃パンチ』の三種類がありそうです。
(20210327纏め、20210331追補、#300)
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