昨日1月3日の朝日新聞一面記事によると、東京都知事の小池百合子氏は、今夏の都議選に於いて自身の政治塾から40人規模の候補者擁立を目指しているとの事だ。
早速、当該新聞記事の一部を以下に要約して紹介しよう。
40名との数値は単独過半数には届かないが、対立する都議会自民党の議席を奪い、最大会派となって主導権を握ることを狙う。 1月下旬にも第一次候補を発表する。 擁立するのは小池氏が塾長を務める政治塾「希望の塾」の塾生や現職都議ら。 筆記試験や面談などを通して正式に公認を決める。 小池氏自身は自民党を離党せず、塾を運営する政治団体「都民ファースト」として公認する案が有力だ。
(以上、朝日新聞記事より一部を要約引用したもの。)
小池氏が東京都知事に当選した直後に、私は本エッセイ集に於いて以下のエッセイを記し公開している。
引き続き、2016.8.1 バックナンバー 「小池さん、2020五輪費用検証は、まさに新知事としての試金石だ!」と題するエッセイの一部を今一度紹介させて頂こう。
昨日(7月31日)、東京都知事選挙が投開票され、小池百合子氏が新都知事に選出された。
今回の都知事選程、誰に投票するべきか迷った選挙は過去に例が無い。
自民推薦を得られず、本人曰く“崖から飛び降りて”単独立候補した、小池百合子氏しか選択肢がないのか?? ところが、私としては大いなる不安材料があった。 本当に自民から完全脱出出来るのだろうか? 選挙戦で勝ち抜いた暁には、やはり権力を握っている都議会との関係に行き詰まり自民に寝返ったりされたものならば、旧(もと)の木阿弥だ。 ただ小池氏は、確かに立候補後は出来得る限り選挙活動に精を出したとの印象はある。 私より3歳年上のようだが、この猛暑の中一番精力的に都内を巡り公約を語ったのは小池氏だったであろう。
もう一つ気になるのは、(本来投票行動をしなかったであろう)女性の大量支持を得ての当選だった事だ。(このお陰で投票率が歴史的に高い6割近くだったとも思われるが。) いや、もちろん女性の支持をも得るべきだが、現在都政が抱えている諸問題の早期解決を考察した場合、私個人的には小池氏支持者である女性にばかり傾く政策は控えて欲しい気もする。
ここで、今朝方ネット上で見た、小池百合子氏都知事当選に関する情報を以下に要約引用して紹介しよう。
表題 「小池氏、五輪費用検証に意欲 政権与党は関係改善模索」 05:06朝日新聞
新しい首都の顔に小池百合子氏(64)が選ばれた。 政党の推薦を受けない選挙の中で掲げたのは「東京大改革」。 2020年東京五輪・パラリンピックの費用問題や、都議会の透明化に向き合う構えだ。 選挙で相対した政権与党は、小池氏との距離をどう取るか模索する。
20年五輪の開催費用は当初は約7千億円とされたが、見積もりの甘さや資材高騰で「2兆円を超える」(五輪組織委員会の森喜朗会長)、「3兆円は必要だろう」(舛添要一前都知事)。 「積算根拠を出していただき、都民の負担を明らかにしたい。 都民のための都政を取り戻すため、五輪の予算負担は試金石になる」。小池氏は踏み込んだ。
対決姿勢を示してきた都議会との関係については、小池氏は「改革を進めなければならない。議会でも議論いただければ」と述べた。 選挙中、ガラス張りの選挙カーで「透明化」を訴えた小池氏。「都議会を冒頭解散したい」。7月6日の立候補表明会見で打ち出した。冒頭解散は議会の知事不信任案提出がないとできず、実現性が薄いという声があがると、税金の使途透明化を訴えて回った。
来夏の都議選に向けて「小池新党」の立ち上げも取りざたされていたが、「新党の計画は現時点でない」と否定した。 自民都議は「まずは様子見」と言う。ある都議は「(小池氏の政策に)賛成か反対かと踏み絵を迫られると厳しい。知事への抵抗勢力とレッテルを貼られると都議選への影響もある」と戦々恐々だ。 別の都議は「互いに歩み寄る」と冷静だ。
(以上、ネットより東京都新知事に選出された小池百合子氏に関する情報を要約引用。)
原左都子の私論でまとめよう。
昨日の都知事選に於いて私が一体誰に投票したかに関しては、個人情報保護に基づきあくまでも非公開とさせて頂こう。 それにしても実際問題、小池百合子氏が新都知事として当選した事実を一都民として捉え、氏が選挙公約を必ずや実行するのを都民皆が今後目を光らせて行こうではないか!
小池百合子さん、貴方は既に“崖から飛び降りた”のだから、もう安倍政権など捨て去り放っておきましょうよ! 貴女が掲げた都知事公約をすべて着実に実行してくれたならば、確かに東京都は舛添都知事時代よりも大幅に良き未来が迎えられる気がする私だ。
(以上、長くなったが「原左都子エッセイ集」バックナンバーより引用。)
原左都子の私論に入ろう。
小池氏が都知事に就任して半年足らずの月日が流れた。
その間に、東京都は何かが変化しただろうか? 都民の一人である私の感想では、何らの変化も無い。 いやもちろん、都知事未だ就任半年で何かが変わる訳もないだろう。
都民にとって何らの変化も新たな展望も無い裏側で、この半年間の小池氏自身の動きだけは派手だった。 小池人気世論につられ、マスメディアに於ける氏の取り上げようも異常な程に盛大だった。
特に民放に於いては、昼間テレビを付けるとワイドショーで小池氏の動きを日々取り上げていた。 それらの放送だけを見聞している庶民にとっては、まるで小池氏が公約通り素晴らしい活躍でもしているかに“目くらませ”させられたであろう事は想像が付く。
小池氏の派手な動きのうち、上記我がバックナンバー内で取り上げた「2020五輪費用検証」に関して私論を述べよう。
確かに小池氏は、五輪ボート会場、バレーボール会場等の移転に関して“少しばかり”動いた事は確かだ。 ところが、残念ながら全ての会場移転に関して「失敗」に終わっている。 結局、都知事選公約の大きな目玉だった五輪費用検証結果は、“費用縮小”のみは実現したとの説明で終焉してしまった。
私に言わせてもらうならば、小池氏の五輪予算検証公約は「完全失敗」であろう。 巨額費用予算をもっとずっと少額に縮小するためには、是非共会場を移転して欲しかったものだ。
何故、小池氏は IOCの言いなりになる? 何故、森喜朗おじいちゃん(失礼な表現をお詫びするが)を打倒出来ない?!? それは、小池氏が未だかつて自民党におんぶしている事実を物語るものだ。
そして、小池氏による「政治塾」の立ち上げ。
これ程メディアが騒げば、我こそは! と庶民小池氏ファンどもがそれに結集することは火を見るよりも明らかだ。 実際、その政治塾とやらに多くの小池氏ファンが結集した。
で、その中から、東京都の次世代を担うべく都議候補を「筆記試験と面接」で選出するんだって??
確かにそうすれば、小池氏の周囲は貴方に迎合する“イエスマン”で固められるよねえ。
小池さんはそれで満足なのかなあ。
他人事ながら何だか自己矛盾に満ち溢れているような感覚を抱くし、その行動がややもすれば小池独裁にならないかとも懸念する。
いえいえ現在の小池氏をメディアで垣間見ていると、独裁政治を貫く程の絶対的政治ポリシーも持ち合わせていないようだ…。
都民の一人としては、小池さんがおっしゃるところの「都民ファースト」を任期中出来得る限り貫いてくれれば十分という事だ。
ご本人のメディア露出度よりも何よりも、それを一時も早く都民の “目に見える形” で誠実に実行してくれる事に期待する。
早速、当該新聞記事の一部を以下に要約して紹介しよう。
40名との数値は単独過半数には届かないが、対立する都議会自民党の議席を奪い、最大会派となって主導権を握ることを狙う。 1月下旬にも第一次候補を発表する。 擁立するのは小池氏が塾長を務める政治塾「希望の塾」の塾生や現職都議ら。 筆記試験や面談などを通して正式に公認を決める。 小池氏自身は自民党を離党せず、塾を運営する政治団体「都民ファースト」として公認する案が有力だ。
(以上、朝日新聞記事より一部を要約引用したもの。)
小池氏が東京都知事に当選した直後に、私は本エッセイ集に於いて以下のエッセイを記し公開している。
引き続き、2016.8.1 バックナンバー 「小池さん、2020五輪費用検証は、まさに新知事としての試金石だ!」と題するエッセイの一部を今一度紹介させて頂こう。
昨日(7月31日)、東京都知事選挙が投開票され、小池百合子氏が新都知事に選出された。
今回の都知事選程、誰に投票するべきか迷った選挙は過去に例が無い。
自民推薦を得られず、本人曰く“崖から飛び降りて”単独立候補した、小池百合子氏しか選択肢がないのか?? ところが、私としては大いなる不安材料があった。 本当に自民から完全脱出出来るのだろうか? 選挙戦で勝ち抜いた暁には、やはり権力を握っている都議会との関係に行き詰まり自民に寝返ったりされたものならば、旧(もと)の木阿弥だ。 ただ小池氏は、確かに立候補後は出来得る限り選挙活動に精を出したとの印象はある。 私より3歳年上のようだが、この猛暑の中一番精力的に都内を巡り公約を語ったのは小池氏だったであろう。
もう一つ気になるのは、(本来投票行動をしなかったであろう)女性の大量支持を得ての当選だった事だ。(このお陰で投票率が歴史的に高い6割近くだったとも思われるが。) いや、もちろん女性の支持をも得るべきだが、現在都政が抱えている諸問題の早期解決を考察した場合、私個人的には小池氏支持者である女性にばかり傾く政策は控えて欲しい気もする。
ここで、今朝方ネット上で見た、小池百合子氏都知事当選に関する情報を以下に要約引用して紹介しよう。
表題 「小池氏、五輪費用検証に意欲 政権与党は関係改善模索」 05:06朝日新聞
新しい首都の顔に小池百合子氏(64)が選ばれた。 政党の推薦を受けない選挙の中で掲げたのは「東京大改革」。 2020年東京五輪・パラリンピックの費用問題や、都議会の透明化に向き合う構えだ。 選挙で相対した政権与党は、小池氏との距離をどう取るか模索する。
20年五輪の開催費用は当初は約7千億円とされたが、見積もりの甘さや資材高騰で「2兆円を超える」(五輪組織委員会の森喜朗会長)、「3兆円は必要だろう」(舛添要一前都知事)。 「積算根拠を出していただき、都民の負担を明らかにしたい。 都民のための都政を取り戻すため、五輪の予算負担は試金石になる」。小池氏は踏み込んだ。
対決姿勢を示してきた都議会との関係については、小池氏は「改革を進めなければならない。議会でも議論いただければ」と述べた。 選挙中、ガラス張りの選挙カーで「透明化」を訴えた小池氏。「都議会を冒頭解散したい」。7月6日の立候補表明会見で打ち出した。冒頭解散は議会の知事不信任案提出がないとできず、実現性が薄いという声があがると、税金の使途透明化を訴えて回った。
来夏の都議選に向けて「小池新党」の立ち上げも取りざたされていたが、「新党の計画は現時点でない」と否定した。 自民都議は「まずは様子見」と言う。ある都議は「(小池氏の政策に)賛成か反対かと踏み絵を迫られると厳しい。知事への抵抗勢力とレッテルを貼られると都議選への影響もある」と戦々恐々だ。 別の都議は「互いに歩み寄る」と冷静だ。
(以上、ネットより東京都新知事に選出された小池百合子氏に関する情報を要約引用。)
原左都子の私論でまとめよう。
昨日の都知事選に於いて私が一体誰に投票したかに関しては、個人情報保護に基づきあくまでも非公開とさせて頂こう。 それにしても実際問題、小池百合子氏が新都知事として当選した事実を一都民として捉え、氏が選挙公約を必ずや実行するのを都民皆が今後目を光らせて行こうではないか!
小池百合子さん、貴方は既に“崖から飛び降りた”のだから、もう安倍政権など捨て去り放っておきましょうよ! 貴女が掲げた都知事公約をすべて着実に実行してくれたならば、確かに東京都は舛添都知事時代よりも大幅に良き未来が迎えられる気がする私だ。
(以上、長くなったが「原左都子エッセイ集」バックナンバーより引用。)
原左都子の私論に入ろう。
小池氏が都知事に就任して半年足らずの月日が流れた。
その間に、東京都は何かが変化しただろうか? 都民の一人である私の感想では、何らの変化も無い。 いやもちろん、都知事未だ就任半年で何かが変わる訳もないだろう。
都民にとって何らの変化も新たな展望も無い裏側で、この半年間の小池氏自身の動きだけは派手だった。 小池人気世論につられ、マスメディアに於ける氏の取り上げようも異常な程に盛大だった。
特に民放に於いては、昼間テレビを付けるとワイドショーで小池氏の動きを日々取り上げていた。 それらの放送だけを見聞している庶民にとっては、まるで小池氏が公約通り素晴らしい活躍でもしているかに“目くらませ”させられたであろう事は想像が付く。
小池氏の派手な動きのうち、上記我がバックナンバー内で取り上げた「2020五輪費用検証」に関して私論を述べよう。
確かに小池氏は、五輪ボート会場、バレーボール会場等の移転に関して“少しばかり”動いた事は確かだ。 ところが、残念ながら全ての会場移転に関して「失敗」に終わっている。 結局、都知事選公約の大きな目玉だった五輪費用検証結果は、“費用縮小”のみは実現したとの説明で終焉してしまった。
私に言わせてもらうならば、小池氏の五輪予算検証公約は「完全失敗」であろう。 巨額費用予算をもっとずっと少額に縮小するためには、是非共会場を移転して欲しかったものだ。
何故、小池氏は IOCの言いなりになる? 何故、森喜朗おじいちゃん(失礼な表現をお詫びするが)を打倒出来ない?!? それは、小池氏が未だかつて自民党におんぶしている事実を物語るものだ。
そして、小池氏による「政治塾」の立ち上げ。
これ程メディアが騒げば、我こそは! と庶民小池氏ファンどもがそれに結集することは火を見るよりも明らかだ。 実際、その政治塾とやらに多くの小池氏ファンが結集した。
で、その中から、東京都の次世代を担うべく都議候補を「筆記試験と面接」で選出するんだって??
確かにそうすれば、小池氏の周囲は貴方に迎合する“イエスマン”で固められるよねえ。
小池さんはそれで満足なのかなあ。
他人事ながら何だか自己矛盾に満ち溢れているような感覚を抱くし、その行動がややもすれば小池独裁にならないかとも懸念する。
いえいえ現在の小池氏をメディアで垣間見ていると、独裁政治を貫く程の絶対的政治ポリシーも持ち合わせていないようだ…。
都民の一人としては、小池さんがおっしゃるところの「都民ファースト」を任期中出来得る限り貫いてくれれば十分という事だ。
ご本人のメディア露出度よりも何よりも、それを一時も早く都民の “目に見える形” で誠実に実行してくれる事に期待する。