原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

膨大に国家債務が膨らむ中…

2017年12月24日 | 雑記
 (写真は、12月初旬に我が家のバルコニーから撮影した西新宿副都心超高層ビル群。 我が家から新宿副都心までは直線距離で約5km、電車でも20分程で行ける距離だ。)


 昨夜、NHKだったと記憶しているが、捨て置きならぬ報道ニュースを見た。
 何でも、現在の若者達(20代程)の多くが、安倍政権を支持しているのだと言う。
 若者インタビュー結果として報道されたその理由とは。
 「安倍政権が一番安定しているから、安倍政権を支持しておけば将来が安泰だ」

 安倍政権不支持派としては、まったくもってアンビリーバブルな回答だ。

 こんな政権が長年続いてしまったら、将来貴方達に膨大な国家債務負担が重荷としてのしかかってくる事実を何故理解出来ないのか!
 表向きの安倍の無責任持論に騙されている場合ではなかろうに……


 この若者達の安倍政権に対する大いなる見当違い・誤解に関して、本日の昼飯時に亭主と話し合った。
 安倍政権が長年続いてしまっている現状下に於いて、現在この国が膨大な債務を抱えざるを得ない状態を将来的に背負って立たねばならない若者たちが、何故これ程に悠長に構えていられるのだろうか??

 まず、私がその理由を推測して亭主に訴えた。
 おそらく若き世代を現役で育てている親どもが、安倍政権支持派ではなかろうか、と。
 子どもとは必ずや親の背中を見て育つものだ。  おそらく現役世代と思しき親どもが現在安倍政権によるアベノミクスの恩恵に与れるレベルのある程度恵まれた企業等で働けている立場なのだろう。  そして、今回のNHKの取材に回答したのは、それらアベノミクス恩恵家庭に育った子供達と推測する。 そうなると、自ずと安倍政権支持に傾くのはやむを得ないとの結論に至るのかもしれない。

 それに亭主も同意しつつ。
 我が家など既に年金生活家庭であるし、若干の不具合を持って誕生しサリバン指導の下劇的成長を遂げた娘も、何とか中小企業に就職出来て自宅から通う立場だ。 
 そんな我が家の娘の場合、両親共に絶対的“反安倍”思想の下に育ち、日々「アベシンゾーはけしからん!」と両親が怒る場面を見つつ日々を暮らしている。 まかり間違っても、娘が安倍政権を支持するはずもないのだが……。


 世間では本日はクリスマスイブのようだが、安倍政権を支持するとの若者達も、街でクリスマスイブを本気で楽しめているのだろうか?

 もしも若者達の間に於いて、政治議論をする機会があるのならば。
 是非とも安倍政権が操る政治に関しても、自分たちの未来が輝けるような時代にするにはこの国の政治がどうなって欲しいか、などにも少しは話題を及ばせて欲しいものだ。
 所詮、無理難題かなあ。 

 (あくまでも「雑記」範疇で綴った今回のエッセイ故に、若者の皆様は気にせず、クリスマスイブを楽しまれますように。)