原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

山尾氏が立憲民主党入党?? 党のイメージダウンだよ

2017年12月26日 | 時事論評
 本日昼のNHKニュースによると、立憲民主党党首枝野氏が山尾志桜里衆院議員の入党届を受理したとのことだ。

 う~~ん。 確かに政党とは“数の論理”で生き残る存在物に過ぎない事実には間違いない故に、党員数が増える事自体は喜ばしいのだろうが…  

 ただ立憲民主党支持派(あくまでも現時点での話であり、今後の党運営次第では支持を撤回する恐れもある“不確実支持者”の)原左都子としては、イメージダウン印象ばかりが強いなあ。


 先程入手したネット情報より、山尾志桜里氏が9月頃に引き起こした“マイナスイメージ事件”を以下に振り返ってみよう。

 山尾志桜里議員、不倫バレても党要職を希望… 「ベッドの中では女の子」と永田町で評判。
 民進党の山尾志桜里衆議院議員「永田町では、売店でもコンビニでも『週刊文春』は全部売り切れです。今、永田町は山尾志桜里一色ですよ」  そう語るのは、ベテランの国会議員秘書。 それはそうだろう。1期目の一議員でしかない今井絵理子参議院議員と違い、野党第一党である民進党の幹事長に内定していた女性議員の不倫疑惑である。
 9月7日発売の「週刊文春」(文藝春秋)によると、民進党の山尾衆議院議員(43)と弁護士の倉持麟太郎氏(34)は、8月28日から9月3日までの1週間のうち4回、ホテルやマンションで2人きりの逢瀬を楽しんでいたという。
 「真剣に怒っている人はあまりいなくて、どちらかといえばおもしろがられていますね。志桜里さんは、普段はツンとして凜々しくしているので、『彼女も人間だったんだね』『ベッドの中では女の子だったんだね』といった声が男性からは挙がっている。  今、志桜里さんを『いい』と言っていた議員は『自分を恥じている』と言っている。
 地球5周分以上になる走行距離のガソリン代を事務所の経費に計上するという政治資金問題が報じられた際、山尾議員は「辞めた秘書が関与した」と弁解した。 「日頃、国会の質疑で収支報告書の記載ミスなどを追及していたのに、『自分のことになったら秘書のせいにする』と、あのときも評価は落ちた。 あのときも山尾さんは『秘書がやったことだ』と突き放して、自分は悪くないといわんばかりに自己正当化した。 
 (以下略すが、山尾氏に関するネット情報より引用したもの。)


 一旦、原左都子の私見だが。

 国会議員にして、たとえ一週刊誌の“ゲスネタ”の範疇とはいえ、「ベッドの中では女の子」と表現されてしまうような行動を週刊誌に暴露されてしまった段階で、議員生命を終わりにするべきだっただろう。


 引き続きウィキペディア情報より、山尾志桜里氏情報を要約引用しよう。 

 山尾 志桜里(やまお しおり、1974年7月24日 - )は、日本の政治家。 元検察官、衆議院議員(3期)。 民進党政務調査会長、民進党国民運動局長を務めた。 
 宮城県仙台市生まれ。 高校に進学するまでは医学部志望だったが在学中に法律家志望に転じ、東京大学文科I類に入学。 3年次から東京大学法学部に進学。
 1999年に東大を卒業し、2002年に司法試験に合格。 司法修習(第57期)を経て、2004年に検察官任官。 東京地方検察庁、千葉地方検察庁、名古屋地方検察庁岡崎支部に勤務。 民主党の公募に応募し、次期衆院選愛知7区の公認候補となる。当時民主党代表だった小沢一郎にスカウトされたとも言われている。 (中略。)
 2017年民進党代表選挙にて代表に就任した前原の下、一時は幹事長に内定し本人も受諾したが、起用は取りやめとなった。 その一因として、党内からの経験不足との批判に加えて、2017年9月7日発売の週刊文春が弁護士の倉持麟太郎との交際疑惑を報道したことが影響したとされる。 文春には山尾と倉持が同じホテルやマンションで週に4回宿泊する様子の写真が掲載されたが、山尾は男女関係を否定した。
 民進党離党後、2017年9月22日、愛知7区での支持者向けの集会で、第48回衆議院議員総選挙に無所属で立候補することを表明した。 10月22日に行われた総選挙で対立候補を834票差で破り3選。
 同年10月30日、立憲民主党は山尾が衆議院会派「立憲民主党・市民クラブ」に入ることを確認。 山尾は同党に入党はせず無所属のまま活動をすることとなった。
 (以上、山尾志桜里氏に関するウィキペディア情報より一部を要約引用したもの。)


 そうこうして本日、立憲民主党が山尾氏の入党を認めたとの成り行きだ。

 それに関するネット情報を以下に紹介しよう。
 山尾志桜里衆院議員が12月26日、立憲民主党の枝野幸男代表と国会内で会談し入党届を提出した。 山尾氏は会談後、記者団に「立憲民主党の政策・理念・哲学は共有できるし、政策実現につなげていきたい」と述べた。
 山尾氏は既婚男性との交際問題が週刊誌に報じられて民進党を離党。 10月の衆院選を無所属で戦い、無所属のまま立憲の衆院会派に所属する。 検事出身で憲法にも造詣(ぞうけい)が深いことから、衆院の憲法審査会の委員などを務める。 会談に同席した福山哲郎幹事長は「能力の非常に高い方なので、非常に大きな力になってくれる」と歓迎した。


 最後に、私論でまとめよう。
 
 表題に掲げた通り、我が私論としては今回の山尾氏入党許可は立憲民主党を支持している国民からの反発を招くであろうと想像している。
 同党の福山幹事長は、「能力が高い方なので、大きな力になってくれる」などと豪語した模様だが、この発言こそが国民からの反発を煽ると私は予想する。 不倫を公然とする人物を一党の幹事長が “能力が高い” と表現して済まされるのか!?

 とかく男女恋愛問題とは、世論の物議を醸す性質の事象だ。
 特に著名人の場合その事実が世に発覚した時点で、当該人物の評価がガタ落ちして当然だ。
 一般庶民世界に於いてすら身内が不倫をしたともなれば、離婚騒動に発展し親族皆が不幸に陥れられる事態と相成るものだ。

 だからこそ、私は「不倫など隠れてコソコソやれ!」との持論を当エッセイ集バックナンバーにて幾度も公開して来ている。
 その観点から言わせていただくと、山尾氏は、その不倫を国会議員の立場で“大っぴらに”(少なくとも週刊誌に盗撮される範囲で)実行してしまったとの失敗。 更には、自分の不倫を正当化するべく言動を現在繰り返している始末。(一体全体、山尾氏のご家族はこの山尾氏の行動を如何に捉えておられるのだろう? ご家族の心境を察するに、私などやるせない思いなのだが……)

 とにもかくにも、立憲民主党が山尾氏の入党を認めるのは“時期尚早”だったとの無念さが私には募るのだ。  せっかく野党第一党の立場を確保した立憲民主党にして、その辺の国民の底辺感情を何故勘案出来ないのか?!?
 こんな事では、国会にて与党から山尾氏の過去の過ちを突かれる時期がすぐさま訪れるに決まっていよう。