九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

さらば、小泉殿!!!!   さとうしゅういち  JANJANより

2008年09月26日 18時35分12秒 | 時事問題
★JANJANで風仲間の「さとうしゅういち」さんが、小泉引退について面白い記事を書いています。紹介します。  (ネット虫)

**************************
小泉純一郎元総理が25日、引退を表明しました。2001年の自民総裁選で大本命の橋本龍太郎さんを破りセンセーショナルに登場した小泉政権ですが、「かっこいい」雰囲気で無党派層に食い込んだものの、実際に行ったことは、輸出大手やアメリカの権益拡大、そして庶民負担増で、日本は経済的な焼け野原になりました。

 小泉さんは今年66歳。1972年に衆院議員に初当選し、2001年4月に自民党総裁選で、大本命の橋本龍太郎さんを破り、まさかの当選。その後、「改革なくして成長なし」を絶叫し、(小沢さん率いる自由党と合併前の)旧民主党が得意としていた大都市部の無党派層に食い込みました。そして、2006年9月、今からちょうど2年前、人気がまだあるうちに、安倍元総理にバトンタッチし、退陣しました。

■「かっこいい」雰囲気かもし出し、女性や若者を魅了
 小泉さんは2001年参院選と2005年のいわゆる「9.11総選挙」で、小泉旋風を巻き起こし、崩壊寸前だったように見えた自民党を一時的に立て直したように見えました。

 就任当初、小泉さんは、所信表明演説で、保育所待機児童ゼロにすることを約束。さらに「米百俵」のたとえを引いて、教育を充実させるようなことをにおわしました。

 女性閣僚も当初は外務大臣・田中真紀子さん、環境大臣・川口順子さんら5人も起用しましたし、9.11総選挙でも、片山さつきさん、猪口邦子さんら「小泉チルドレン」の女性候補を前面に出しました。それにより、比較的リベラルな考えの女性や若者が「小泉さんかっこいい」と言い出すようになったのを記憶しています。
 「族議員を連想させるような「田舎の既得権にあぐらをかく親父」をたたくように演出しました。それが、今まで「女性がゆえ」に、「若いがゆえ」に、「才能を発揮できない」と思っていた人々の琴線に触れたのでしょう。

 また「非効率な企業はつぶす代わりにセーフティネットを充実させ、効率的な産業に労働力を移動いさせる」という小泉さんの言葉を真に受けて支持した人もいるでしょう。

■実際は輸出大手やアメリカの権益拡大&庶民負担増
 しかし、実際に行われた小泉さんの政治は簡単に言ってしまえば、

1.アメリカ国債の購入や、ゼロ金利の継続、さらには銀行による国内企業からの貸しはがしを奨励するなどした。これにより、アメリカにお金を流出させる。

2.それにより、貿易黒字にも関わらず、強引に円安を演出し、アメリカに日本のトヨタなどの大手企業のモノを買ってもらって儲ける。

3.トヨタやキヤノンなどの大手企業が儲けやすいよう、幹部を経済財政諮問会議・規制改革民間開放会議などで政策立案を任せた。彼らの都合のよいように労働などの規制緩和を行った。また中曽根康弘さん以来の延長線上で、サービスの「民営化」に名を借りた、実質的にはアメリカも含む大手企業への丸投げを推進した。

4.社会保障、教育など、国民へのサービス、必要な住民サービスをまかなうための地方交付税をカットした。一方で、特別会計など、中央官僚の既得権益はそのまま。

5.外交面ではアメリカへの従属を強め、アフガン戦争、イラク戦争へ派兵。自衛隊がアメリカ軍の下請けになる「米軍再編」への道筋をまとめ、岩国基地問題などの火種を残した。

 に集約されると考えます。

■安倍・福田時代に矛盾が噴出
 このような小泉政治は、表面上は「景気回復」を演出しました。しかし、貧困が蔓延しました。地方経済は困窮しました。

 地方の教育費も小泉政権以降、低下する一方です。

参照:
・文部科学省・平成19年度地方教育費調査(平成18会計年度)-中間報告-・調査結果の概要(文部科学省)

 「米百俵」どころではありませんでした。広島県内でも府中市で保育園への補助金がカットされるなど深刻な事態が進んでいます。福田前総理があわてて、保育所待機児童をゼロにするための計画をこれから作ろうとしていたところです。

 さらに、小泉さんの腹心・竹中平蔵さんの金融政策により、銀行が無理やり貸しはがしを黒字の会社からも行い、潰しました。中小企業の数はいまなお、減少し続けています。
参照:
・中小企業白書(中小企業庁)

 その上、所信表明演説に反して、社会保障などのセーフティネットが削減されました。その上、有期雇用や派遣労働を「同一労働同一賃金」にすることなし拡大してしまった。かくて、労働者(とくに若者)が、それこそ、ワーキングプアを余儀なくされることになったのです。

 そのことが背景となり、2006年秋に小泉さんが退陣後、安倍元総理の時代に自民党への不満が爆発し、参院選で自民党は惨敗。後継の福田前総理も有効な対応ができないまま、2代連続で突然政権を放り出す結果となりました。

 アメリカに依存できない今、貧困撲滅や食糧の海外依存度低減を行い、国内でお金を回すようにする仕組みの構築が焦眉の急となっています。筆者の地元選出の亀井静香さんの言葉を借りれば日本は経済的な焼け野原になったのです。

 日本は所得上昇なき物価高=スタグフレーションという未曾有の危機に瀕しています。麻生さんがかろうじて政権を維持しようが、小沢さんが政権を奪おうが、上記をしなければ日本は滅亡の危機に瀕します。

■小池惨敗&日本貿易赤字転落が告げる「小泉時代」 終了

 そして、今回の総裁選では、「小泉路線」のまっすぐな継承者で、「郵政刺客」も勤めた小池百合子さんを推しましたが、小池さんは、次点にも入れない惨敗でした。
 もちろん、総裁選は、「麻生優勢」がわかりきって盛り上がらなかったということはあります。だが、それを差し引いても、「小泉政治は、自民党員の間でさえも、まったく支持されていない」ということを露呈したのです。「小泉純一郎」は、ついに総裁選という「準決勝」で敗れ去ったのです。

 そして、追い討ちをかけるように、25日発表の2008年8月の貿易収支はついに赤字に転落しました。原因は、原油や食料などの輸入物価上昇とアメリカ景気後退による輸出不振です。

参照:
・財務省貿易統計(財務省)

 このように、アメリカ景気後退の影響をまともにかぶるのは、小泉さんによる、アメリカ依存の経済政策のつけです。輸入物価はもう少し円高だったら影響が緩和されていたかもしれないし、もっと国内で食料やエネルギー(北欧やドイツが取り組んでいます)の生産できるようにしておけば、と悔しいです。「小泉政治の破綻」が国際経済面でも現れた、その日に小泉さんが引退とは、歴史の皮肉を感じさせました。

■「小泉」からの再建策を競ってほしい総選挙
 「決勝戦」たる総選挙では、小沢一郎さん率いる民主党、社民党、国民新党、新党日本、共産党などの野党が社民主義的な政策を掲げ攻勢をかけます。これを伝統的な積極財政派の麻生太郎さんがこれを迎え撃つ構図になります。

 さらば!小泉純一郎!

 そして、政治家の皆さん。国民の皆さん。ポスト・小泉の日本の再建のため、議論を深め、知恵を出し合いあいましょう。
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覚えてますか・・民主党「次の内閣」   ネット虫

2008年09月25日 21時42分22秒 | 時事問題
★去年の9月の民主党次の内閣名簿です。比較していかが?

■第3次小沢『次の内閣』閣僚名簿
        大 臣
ネクスト総理大臣 小沢 一郎
ネクスト副総理大臣 菅 直人   
ネクスト国務大臣 鳩山 由紀夫
ネクスト官房長官 直嶋 正行

大 臣 副大臣
ネクスト総務大臣 原口 一博      
ネクスト外務大臣 鉢呂 吉雄      
ネクスト防衛大臣 浅尾 慶一郎     
ネクスト内閣府担当大臣 松井 孝治  
ネクスト財務大臣 中川 正春      
ネクスト金融(経済財政担当) 大畠 章宏
ネクスト厚生労働大臣 山田 正彦    
ネクスト年金担当大臣 長妻 昭     
ネクスト経済産業大臣 増子 輝彦    
ネクスト法務大臣 細川 律夫      
ネクスト文部科学大臣 小宮山 洋子   
ネクスト子ども・男女共同参画担当大臣 神本 美恵子
ネクスト農林水産大臣 筒井 信隆    
ネクスト国土交通大臣 長浜 博行     
ネクスト環境大臣 岡崎 トミ子     

ネクスト官房副長官 長妻 昭(年金担当大臣兼務)    



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必勝法・・民主党は閣僚名簿を公表して麻生内閣と決着をつけよ 天木ブログより

2008年09月25日 21時27分18秒 | 時事問題
24日の毎日新聞「つむじ風」に麻生太郎のつぎのような言葉が載っていた。

 「とてつもない金持ちに生まれた人間の苦しみなんて普通の人には分からんだろうな」

 このような考えを平気で口にする人間が首相になって、考え抜いた末の閣僚名簿が、24日の新聞にはやばやと載っていた。

 日経新聞がスクープした閣僚名簿には、外務大臣中曽根弘文、防衛大臣浜田靖一という名前があった。親父の名前以外に何物も持ち得ない二代目政治家だ。これで日本の為になる外交・安保政策ができると思っているのだろうか。官僚の操り人形だ。親父の操り人形だ。

 朝日新聞では「幻の幹事長就任」と題して、麻生新総裁が森喜朗元首相に幹事長就任を頼み、それを安倍晋三が名案だと喜び、しかしさすがの森は「そんなことでは出来レースだと思われる」と断ったというエピソードが紹介されていた。

 正式に閣僚名簿が発表された時、どのような評価がメディアで流されるかわからない。しかし自民党の体質を象徴した内閣である。

 小沢民主党代表は、「自分が政権をとったら自らの手でこのような内閣をつくって日本の難局を乗越えてみせる」と国民に問うべきだ。

 「人相が悪く、性格も悪いかもしれないが」(亀井静香の言)、この顔ぶれの閣僚に助けられて、みなの力を借りて日本を蘇生させて見せる、と見得を切るがいい。

 麻生新政権を甘く見てはいけない。

 苦境に追い込まれた公明党を甘く見てはいけない。

 民主党の総力をかけて、野党の総力をかけて戦わなければ負ける。

 麻生新内閣の顔ぶれを凌駕するの閣僚名簿を発表できなければ戦いは苦しいと思ったほうがいい。

 閉塞感に満ちた国民の心を動かす策を、全力をあげて考え出すことだ。

          (天木ファン)
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防災訓練に装甲車いるの?         ネット虫

2008年09月01日 18時55分08秒 | 時事問題
そもそも災害救助に装甲車が必要なのでしょうか。
 自衛隊首都防衛の宣伝か?
 非常事態法の模擬訓練か?

下記の記事のタイトルは、
 「防衛意識向上へ日曜訓練 銀座へ堂々装甲車!!」
ではないのか。

 いずれにしろ政府や都、防衛省に問いただしたい。
*************************************
 東京新聞【社会】2008年8月31日 11時47分

 防災意識向上へ日曜訓練 銀座の百貨店から救出も
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008083101000174.html

【写真】 防災訓練に登場した警視庁の騎馬隊と自衛隊の装甲車=31日午前、東
京・銀座

 防災訓練に登場した警視庁の騎馬隊と自衛隊の装甲車=31日午前、東京・銀座


 東京都は31日、中央、江東両区と合同で震度6強の直下型地震を想定した防災訓練を実施した。銀座などの会場で市民や自衛隊員ら約1万5000人が参加した。
 都は多くの市民に訓練を見てもらい、防災意識を高めてもらおうと、今年は初めて「防災の日」の9月1日から直前の日曜日に前倒しした。
 中央区の銀座では、大通りを閉鎖し、警察や消防がロープやはしご車を使って百貨店などのビルから従業員を救出。自衛隊員が装甲車や救急車などで駆けつけ、地下鉄構内からけが人を救助し、搬送した。警視庁の騎馬隊も登場、足を止め見学する通行人も。
 また帰宅困難者約230人を約2キロ離れた隅田川の船着き場まで誘導し、屋形船や巡視艇などで埼玉、千葉、神奈川各県へ運んだ。
 中央区晴海で韓国や台湾のレスキュー隊が参加した救助訓練があったほか、宮城県警や静岡県警の広域緊急救助隊などが自衛隊輸送機で羽田空港や米軍横田基地へ向かう訓練なども実施された。 
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「誰でもよかった」「マスコミに名前を」    落石

2008年07月24日 09時15分12秒 | 時事問題
毎日新聞によれば、
東京都八王子市の京王八王子駅ビルの書店で起きた刺殺事件で、
殺人未遂容疑で逮捕された会社員、菅野昭一容疑者(33)が
警視庁捜査1課の調べに対し
「大きな事件を起こせば、名前がマスコミに出ると思った」
と供述していることが分かった。
とのこと。

最近、連鎖反応のように起る殺人事件。
殺すのは誰でもよい。といいながら女性など弱者を狙う。
一方、自分の存在を認めてほしいという望み。

このパターン、殺人じゃないけど、誰かに似ていませんか?



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お金持ちクラブの集会は終了   落石

2008年07月10日 13時32分04秒 | 時事問題
ガソリンの値上がりはますます急激。
そんなことに効果的な手を打つこともなく
アッサリとサミットは終りました。

途上国への食糧援助は強化するとこになったそうです。
しかし効果的な支援になるのか?
結局、条件つきの資金が貸し出されるだけで、
途上国の生産性はあがらず、借金が増える結果に終る
と、厳しい指摘も。
(そうでしょうね。支援を名目に、
金貸しが儲かるように出来ているんだキット)

    

週刊文春の広告に

「マスコミは外務省にダマされている」
ヒル次官補オフレコ・メモ入手

とあります。
なにを隠しているんでしょうか?

    

ああ、ドラゴンズ勝てない!!!
はやく梅雨が終ってほしいな。

    






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【G8】私は見た! 逮捕劇に警察暴力が炸裂 JANJANより

2008年07月09日 14時45分20秒 | 時事問題
★名古屋の風の仲間がG8サミット・ピースウォークに参加していてその時の様子をJANJANに投稿したので紹介します。      (ネット虫)

★写真で貧困の旗を振っているのは「雨宮さん」
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G8サミットのピースウォークに参加していて、デモ参加者が目の前で警察に逮捕されるのを見た。デモは平穏に行われていたのに、暴力を振るって大混乱を引き起こしたのは警察・機動隊の側だった。ただ近くで見ていただけの筆者も警官にいきなり引き倒され、「名刺入れ損壊」の被害に遭った。

 7月5日、札幌市郊外で行われた「チャレンジ・ザ・G8サミット ピースウォーク」に参加しました。このピースウォークには40ヶ国から5,000人の参加者が集まったのですが、逮捕者が4人も出る大弾圧の1日となりました。その1人が逮捕される現場のまん前で目撃していたので報告します。

 この日のデモは、かないろいろな人たちが集まっていました。着物のおばさんの集団、浴衣の若い人の集団、赤シャツのスリランカ人の集団など、なにがなんだかわからない人たちもたくさん集まっていました。デモの隊列は、非常におおまかに、3つのグループに分かれていました。自分のいた場所は先頭グループの真ん中あたりでした。

 その集団には、サウンドシステムを積んだサウンドカーがいて、その周りを、黒色っぽい人たちと、多数の外国からの参加者が集まっていました。サウンドカーの後ろには「G8の懲りない面々」の、デフォルメされたハリボテの巨大な面をかぶった人たちや、「骸骨のパペットのG8」などが連なり、なんだかとても「危険な香り」のする一角でした。

警察の暴力その1。サウンドカーに張ってあった横断幕が引きちぎられている。
 サウンドカーが出発した直後、警備担当のえらい人でしょうか、ヘルメットも盾も持っていない、よくある制服ともちょっと違う服を着た人物が来て、機動隊の隊長らしき人物に「こいつらは悪いから要チェックだ」ということを言っているのを耳にしました。なんだか、ひどいきめつけだなと思いました。

 「悪いやつら」のレッテルを貼られたあとも、この集団は、通行人の度肝を抜きつつ、機動隊の盾に阻まれつつ、奇声を上げながら、それでも特に問題もなく、進んでいました。とくに、外国勢のつくっている骸骨パペットや巨大顔G8は、かなり面白く、たいへん目立っていました。

 この日は特に、盾を持った機動隊員の数が非常に多く、今までにない警戒振りでした。サウンドカーのいくところには、常に盾の壁ができていました。名古屋とあまり暑さの変わらないほどの炎天下、重装備の機動隊も大変そうでした。機動隊もずいぶんな数がいるなぁ、と思っていたのですが、あとから聞いた話では、そこまでの警備をされていたのは、このサウンドカー周辺だけだったようです。

 その機動隊も、訓練が行き届いていないのか、ほかの地方から応援の人たちなのか、デモ隊の歩調に合わせて歩くことが難しいらしく、盾を横にしたり縦にしたりしながら、ところどころに大きな隙間をつくりつつ、なんとかデモの隊列についていました。うまく追いつけていない人が、隊長から棒でヘルメットをこづかれていたのが印象的でした。

逮捕劇直前、雨宮さんが反貧困の旗をふっていました゜。
 このデモで、自分は警察の暴力3件を目のあたりにしました。

 まず第1。出発時のサウンドカーには写真を見ても分かるとおり、横断幕が貼ってあるのですが、これを思いきり引き裂きました。この横断幕は2台の上に張ってあるものなので、ふつうに押し合いをしただけでは、なかなか破れるものではありません。まったくひどいことをするものです。

 第2。サウンドカーの運転者が逮捕されました。新聞報道などによると「警察官の制止を無視してトラックを前後に動かし、警察官にぶつけて公務を妨害した疑い」となっていますが、自分の見たかぎりでは、逆です。そのような危険運転をしていたようには見えませんでした。

 むしろ運転者は、車に周りに張りついている警察官を轢かないように、かなり注意して運転していたように思います。とくに逮捕直前には、危険運転をしたから警官が集まってきた、というよりは、警官が車の周りに大量にとりついて、それによって大変危険な状態になって、勝手に車にぶつかった、としか見えない状況でした。

 警察官は当初、窓ガラスを拳で思い切り叩いていましたが、そのうち、2、3人が警棒を取り出して、それでガラスを叩き割り、中の人を引きずり出しました。ガラスを叩き割るときには、かなり破片が飛び散っており、ずいぶん危険な状態でした。中の人が怪我をしなかったか心配です。

 車に警察官が乱入してからも、けっこうな時間、なにやら押し合いのようなことをしたあと、中の人を引きずり出し、大勢で抱えて移動。その後をプレスとデモの参加者が道を埋め尽くして追いかける、という、なんともすさまじい光景になりました。引きずり出された人はバンのような警察の車に連れ込まれ、なぜか一瞬、後部の扉が開いて中が見えました。

 その際に、自分は警察官に思い切りひきずり倒され尻から地面に激突、一瞬で空を見上げる状態になりました。これが暴力の第3です。幸い、後ろポケットに入れていた金属製の名刺入れが粉砕されただけで怪我はありませんでした。脇で見ていただけの人間にする行為ではありません。ただの無意味な暴力だったと思います。

 その後も、警察官が前に大量にいる状態で、後ろから盾を持った機動隊が押してきて「現場から離れなさい」といわれて、自分は「離れようにも、あんたらのせいで動けないんだ」と言い返したら、両方から引っ張られました。お互いが反対側の人間(つまり警官同士)に「引っ張るのをやめなさい」と言い合って見たり、外国人相手に日本語の垂れ幕をしつこく示し、「なんでこいつら、言うことをきかないんだ」といい続けていたり、なんともお粗末な混乱警備状態を、何度か見ました。

 洞爺湖での一連のアクションを前に、サウンドカー・DJ・運転者を失ったのは、運動にとって大きな痛手になったと思います。

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矢場とん問題   落石

2008年07月08日 18時32分03秒 | 時事問題
名古屋名物のみそかつの老舗「矢場とん」
をまねた店が営業しているとして、
同社は8日までに、韓国の公正取引委員会に
商標使用の差し止めを求める申し立てを行った。

     (毎日新聞より)

へー!!というニュースですね。
真似してもらえるなんて。そんなに有名なのかな?
デザインの盗用でしょうね。
韓国の人たちが矢場とんを知っていたとは思えませんが・・・


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洞爺湖サミットなんて無視しよう!  文科系

2008年07月05日 14時52分42秒 | 時事問題
洞爺湖サミットなんて、世界に山積する大問題にとって本当に役に立つの? 僕は全く悲観的ですね。ちっとも信用していない。先進国首脳の人気回復狙いとか、(ブッシュに)花道(で共和党の人気挽回策)作りとか、そんなところだと思う。

とにかくあのアメリカが主導して、グローバリズム新自由主義経済を推進してきた人々ばかりの集まりなんだから。世界の警告を無視してサブプライムを膨らませ破裂させて、イラクでもイランでもアフガンでも国連無視ばかり、さらには自国の貧民をほかりっぱなしの、あのアメリカの主導だ。

対して、次の「彼」のこういう言葉の方を僕は信用したい。「欧米投資家を非難 サミットで真剣協議求める 原油高でマハティール氏」(7月4日毎日新聞) 97年のアジア通貨危機でアメリカに逆らって自国通貨を固定相場制に変更して見せた、当時のマレーシア首相だ。
現在の彼はこう語っているらしい。至極まっとうな言葉だと思う。

「投資家はマネーゲームをやめるべきだ」
「トレーダーは安く原油を買い付け、高値で売り抜けようとして、価格の上昇をあおっている」
「(サミットは)米国に支配されているのが実態で、何も決定できない」

かくして、原油は買い占め放題。それを止める力なんかどこにもありはしない。だれもそれを規制できないどころか、先進国の年金積み立てなどがここでうまく運用されていたりするのではないだろうか。「資源高騰―インフレ一企業業績低迷―株売り加速」の「負の連鎖 世界株安」(7月3日毎日新聞)がもの凄いらしい。「アメリカ周辺は悪いにしても、ブリックスなどの新興国があるではないか」と反論される方もあろう。が、どっこい、上海やインド、香港の株価暴落は日米よりも酷いのだ。上海などは今までが良すぎた反動から、この半年で48%も下落したらしい。
かくして、「43年前の『昭和40年不況』以来10営業日続落(日経平均株価)」(同上)だそうだ。株から逃げる金がさらに原油や、食物の先物買いなどに集まっていくのだろう。この瞬間にも地球上の餓死者が増えているということだ。食料や輸送費が上がった分だけ、買える食料の量が減っていくのは確実なのだからである。

ここであえて言いたいが、この困難の原因を第一にある個人たちに求めるのは間違っていると思う。根本は仕組みの問題なのだと思う。資本がとっくに国境を越えているのに、これを規制、制御するべき仕組みが全くできていず、世銀にしてもIMFにしても、アメリカの意向を無視しては何もできないのだから。

その上で、急いで付け加えたい。サミットのホストである福田首相のパフォーマンスにも踊らされないようにしよう。そして、次期総選挙で自民党を野党にしてやろう。それが世界第2の国力を真に世界のために使う方向への第1歩だと思う。なにしろ日本はアメリカから距離を置かなければいけないと思う。貧乏人が医療を受けられないような国、アメリカ。それに従う自民党。いつものそのパフォーマンスにも、乗せられまいぞ。「景気派か増税派か」だとか、「官僚寄りか否か」とか、自民党内の「対立」という猿芝居にも。
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ガソリンの値上げが止らない    落石

2008年07月04日 11時35分30秒 | 時事問題
日頃通っているスタンド。赤池に近い国道153号線沿い。
ひさしぶりの給油。
でも他の車の姿は全くない。
満タンにすると、あっという間にプリペイドカードの金額が・・・

ああ!高い!と実感しました。
食品も値上がり。

もう完全に石油危機ですね。

自衛策があったら教えて下さい。
とりあえず外出は車は回数を減らすことに。



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モンスター・ペアレントの生みの親   落石

2008年06月22日 09時48分31秒 | 時事問題
給食の時、我が子に「いただきます」と言わせないでほしい。
こんな親からの要望があるということ。
モンスター・ペアレントの登場。

いったい何故なの?

給食費を払っているのに、頂きます、
というのはオカシイというのが理由とか。

確かに理屈は通っている。
こうした親たちを育てたのは、今の高齢者である私たち。
私達のなかにも、こうした考え方があったから、
こうした子どもが育ってきたのかも。

この話を聞いて思い出したのが、中学の昼休み。
お弁当を食べる時に呪文のごとく唱えさせられたコトバ。
「ホントウニ生キンガタメニ、今、コノ食ヲイタダクマス・・・」
後を覚えていないのが残念。
同年輩の人も、子どもの頃、家で、
先祖や親、天に感謝するコトバを述べたという。

「いただきます」というコトバを
学校から給食をいただいているとしか理解できなくなったのは何故か?
天地から食をいただいている、という意味がスッポリと抜けてしまった。

これは私達の生活から「祈り」が消えていったことと深く関わっていそうです。
自分や人間を越えた存在を想像する能力がなくては、
祈りは生まれてきません。
私達の世代は人間中心のヒューマニズム、個を大切にすることを
第一に考えてきました。
それが新鮮だったのは、人間や個を抑圧する軍国主義などが存在していたから。
対抗するものが消えていった後に、
ヒューマニズムが変質する可能性に気づかなかった。

子どもの世代は、そういう対抗する存在のないなかで、
人間中心、個の尊重を刷り込まれて来た。
人間を越えた存在を否定したために「祈り」は消えてしまった。
いただきます、の相手は見えなくなってしまったのでしょう。

もちろんバランス感覚がある人がほとんどですから
極端な行動に走るのは、ごく一部でしょうが、
根底には同じ考えがあるのではないでしょうか。

こうした極端な考えは「個」を越えた「公」というものをも無視して
「給食費の不払い」にまで発展しているようです。

さて、不払いの論理の根底にある「個」(我)の重視が
さらに進めば、世の中、どうなっていくのでしょうかね?

新自由主義といった考えなども、他人の痛みを想像しようともしない
ホリエモンをヒーローとして作り出しています。

こうした風潮に対抗する考えをキチンと提示していくのは
我々世代の責任でしょうね。

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小泉変節!   落石

2008年06月19日 09時22分13秒 | 時事問題
今朝の週刊文春の広告です。
国交正常化なくして拉致問題は解決しない。
と小泉さんは、変節したとのこと。

今朝のNHKのニュースは、アメリカの国務長官が
北朝鮮の核問題が進展、テロ国家指定の解除を言明、と。

先日来、拉致被害者の家族がアメリカに渡って
ロビー活動を展開してきました。

日本政府のある層は、この拉致問題を政治的に利用してきました。
その最高責任者が小泉さん。
それが一転、方針変更。
うしろに誰がいるのかは、一目瞭然ですね。
文科系さんの投稿を読めば、ますます小泉さんの正体が
白日のもとにさらされたわけです。

一時はブームになっても、時間の眼はごまかせませんね。

一日も早い拉致問題の解決は、どの道なんでしょう?
これはとても重要な問題です。
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期待権とは驚いた。          まもる

2008年06月13日 14時00分17秒 | 時事問題
 NHK番組改変の訴訟で「期待権」を最高裁が認めなかったと言う。

 それはそうだろう、期待などと言うものが、法的な権利になるのだろうか。

 親の子への期待、子の親への期待。

 妻の夫への期待、夫の妻への期待。

 ホコ天殺戮者のネット仲間への期待。

 お客の吉兆への期待。

 最後の一枚に賭けた馬券への期待。

 国民の政府への期待、同じく野党への期待。

 もしそれが権利として認められ、期待はずれで賠償が取れるなら。

 私はもう大金持ちだ。

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一新しましたね、管理人さん。          平 和平

2008年06月11日 10時51分22秒 | 時事問題
 一新しましたね、管理人さん。
画面が一新されていて驚きました。6月からですか?
カエルとマモルのバトルらしいし、梅雨に入った季節にもあっています。
 ときどき、イメージを変え、新鮮な雰囲気にしていただきありがとう
ございます。
 本当はもっと投稿し、もっと現状を知っていただく必要があるのでし
ょうが・・・。生来の怠け者ですからできなくて済みません。
 常連の落石さん、文科系さん、へそ曲がりさんにはその意味で感謝感
謝です。
 
 秋葉原の事件・・・、『負け組み』(好きな言葉ではないが)が現代
社会へ誤った挑戦を行った事件だと思います。
 しかし、実は『勝ち組』にも医師や弁護士など『勝ち組』の親を子ど
もが親の圧力耐えかねて殺す事件も頻発しています。
 これらの事件は、社会の歪みを殺人と言う形で浮き上がらせています
が、連帯を欠いた社会、自社(自分)さえ利益(よければよい)を得れ
ばあとはどうでもなれ、という新自由主義的考え方が、小泉・竹中ライ
ンで定着したことにも要因があると思います。

 広い意味でみると、労働者・国民が大会社・資本の考えに負けている。
 昔の言い方をすれば『思想攻撃』に負け、自己責任、自立自助、勝ち
組、負け組みという皮相な見方、価値判断が蔓延し、総合的な考え方や
横のつながりがズタズタにされ、会社や地域では、技術や文化の継承が
できていないことにも大きな要因であると思います。

 反面、韓国では牛肉輸入に反対して100万人のローソクデモが起こ
り、閣僚全員が辞表を提出というニユースに接しました。
 日本では後期高齢医療制度、大企業の下請けいじめ、公務員や企業の
相次ぐ不祥事、防衛省武器調達汚職、在日米軍の横暴・事件の多発など
など・・・問題が頻発しているのになぜ国民が黙っているのでしょうか。
コメント (4)
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「総選挙までのブログだ。」 宣言。          天木直人

2008年05月18日 21時05分09秒 | 時事問題
☆ 天木直人氏が、「読者の皆さんへーこのブログは次の総選挙までとします。」
 と宣言した。  (ネット虫)


★そして、その理由として、

 「私はこのブログを通じて一人でも多くの人に自立した考えを持ってもらいたい と願って書きはじめ、そして書き続けてきました。
  徒手空拳の一人の人間でも、問題意識を持って新聞や雑誌の記事を読めば、  色々な事が見えてくる。それを自分の頭で考え、自分の意見を持つ習慣を身に着 ければ、・・・・・・・・・・・・
  一人一人が、他人のお仕着せの考えに流されること無く、自分の確固とした意 見を持つようになれば、この国を動かすことができる。読者の皆さんの意識が、 叫びが、この国の権力を脅かし、日本の将来を切り開いていく、そう願って毎日 書き続けてきました。

  そうであればこそ、このブログはいつかの時点で役割を終えなくてはなりませ ん。・・・・・・・・・・・・
  読者には、いつの日にか、私になりかわって、声をあげ、行動を起こしてほし いのです。

★ そして、声をあげ、行動を起こすための現状認識と当面の第一目標を次のように言っています。

  私は、今日本は歴史的転換期に差しかかっていると思うのです。それどこか、 この日本という国が、踏みとどまることができるか、それともどんどんと悪い方 向に流されて、漂流してしまうのか、その正念場に差しかかっていると思うので す。
  そして、その一つの試金石が次の総選挙だと、私は、思います。次の総選挙  は、戦後の政治史に残る選挙だと思うのです。・・・その時の国民の一票がこの 国の将来を決めることになる。

★さらに具体的な課題として

  私は自公政権は何があっても崩壊、消滅しなければ日本の将来はないと思って います。ここまで日本を壊したのは自公政権でした。なんとしてでも下野させな ければならない。責任をとらせなければならない

★最後に最終目標として
 
  しかし、たとえ自公政権がなくなっても、政界再編によって形を変えた自公政 権的なものができるようでは、同じことです。日本に将来はない。

  日本の政治は、革命的に変わらなければならないのです。
  それは次回の総選挙だけで実現できるものではありません。何度も選挙を重ね  て、本当の政治家による、本当の政治を実現しなければならないのです。

  そして、次回の総選挙は、その始まりにしなくてはならないのです。



コメント (3)
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