九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

アギーレジャパン(20) 岡崎、また得点ランク首位  文科系

2014年11月30日 11時00分21秒 | スポーツ
アギーレジャパン(20) 岡崎、また首位  文科系

岡崎がまた得点ランク首位に躍り出た。ISMニュースがこのように報道している。
『(2失点を追いかけるマインツの前半44分に)ベルの放ったシュートは一度相手に阻まれたが、ゴール前に詰めていた岡崎がそのこぼれ球をすかさず押し込み、1点を返す。1日のブレーメン戦を最後にブンデスでゴールのなかった岡崎だが、これで今季7点目とし、得点ランク首位タイに浮上した』
 こぼれ球を押し込むって、同じく泥臭いゴンを師匠と公言する岡崎の得意技である。味方シュートに対して、常に前へ詰めるという「無駄走り」の労を無数に、最後まで厭わないから報われることなのである。

 さて、首位と言っても、同じ7得点が5人いる大混戦だが、その凄さ実力は現在なお、一目瞭然である。なんせまず、12ゲームでこの得点ということ。次いで、現在世界ランク1位のドイツで、独代表ゲッツェとかオランダ代表フンテラールとかと並んでいるということ。さらにはこのことが何より大きいのではないか。
 去年の岡崎は初めてベスト10に入り15得点で7位になったのだが、そのペースを上回っている今は、精神的にかなり落ち着いていられるのではないか。つまり、メンタルがとても強くなっていると思う。

 期待が高まるばかりの岡崎から、ますます目が離せなくなった。08年から彼をここで見続け、書き続けてきた僕としては、本当にわくわくしている。今のドイツはブラジルWCにも優勝して、世界ランク1位だし、クラブレベルでも、バイエルン、ドルトムントはヨーロッパチャンピオンズリーグベスト4の常連を維持していくだろう。だからこそ、ロッベン、リベリーなど世界中から点取り屋、名選手が集まっているのであり、岡崎はそういう相手と競り合っているのだ。もし最終的に本当に「ブンデスリーグ・得点ランク1位」なんてことになったら、世界的にどんな騒ぎが起こるのだろうか。日本の株が上がることだけは確かだろう。
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小説 「歩く」 (前編)  文科系

2014年11月30日 10時43分27秒 | 文芸作品
 二台並んだエレベーターの出入り口外が、そのままホールになっている。このフロアー入所者全員の倍も座ることができるほどのリビングダイニングのホールで、四方の廊下や小部屋の機能までを取り込んだような広々とした空間である。ベージュや薄いクリームなど明るい茶系統でまとめられ、壁や天井なども直線や角を消して曲線、曲面を多用している。安らぎをコンセプトとしたとでもいうような、柔らかさに徹した設計のようだ。そして、一つ一つの椅子上面と背もたれに張ってある布の緑をこの空間全体のアクセントとして設計しているらしく、これは「入所者が主人公です」という主張ではないか。この広く、明るく、ソフトで、優しい空間の緑の上に身をのせて、今、数十人の老人たちが夕食をとっている。
〈いつも思うけど、こんなに多くの人たちの言うならば『会食』が、なんと静かなこと。動作がゆっくりで、おしゃべりをしないからだ〉
 改めてこの空間全体を見回しながら森本次郎はつぶやいた。老人集団の端っこの椅子から、背もたれの上に両腕とアゴをのせたスタイルで、前後逆さに腰掛けた待機姿勢をとって。
 老人保健施設M、6月中旬十八時の光景である。発足一年ほどのMの職員森本は、この静けさに未だに慣れることができない。ちなみにいつも思い浮かぶことだが、〈子どもがこれだけいたら、収拾もつかないよなぁ〉。彼は、Mと同系列の養護施設から、介護士の資格を取ってここへ志願デューダしてきたのだ。年齢三八歳、二児の父親である。

 その時、同じ広間の一角から、巨大なテレビジョンがことさら大きな声を張り上げたように聞こえた。入所者数人が、頭をゆっくりとそちらに向けるのが、森本の目にはっきりと見える。
「僕は人というものを殺してみたかった。若い未来のある人はいけないと思ったけど、表札の名前を見て、年寄りらしいと分かったので」
 つい最近この県内で起こった主婦刺殺事件の分析報道で、容疑者の高校生が動機に関わって話したものらしい。母親がいない彼は祖父母と同居の四人家族だが、彼らがいつもこんなふうにこの子を育ててきたのだろうか。「私らはもうどうでも良いけど、お前はかけがえのない跡継ぎなんだよ」などと。この祖父はもと教師、父も教師らしい。人間を機能としてだけ見ている。ありそうなことだ。こんな想像が森本の頭をかすめる。
〈たしかに日本の老人たちはみんな自己主張が苦手で、とても我慢強い。『預けっぱなし』の『老健施設タライ回し』がいっぱいで、それが常識だとベテラン職員は言うけど、それにしても『終わり良ければ全て良し』と言うじゃないか!死ぬときがその人の人生の結果なんだと。そのころにこれだけ邪魔者扱いされているような今のお年寄りは、その人生をどう決算したら良いんだろう!〉

 森本は、目の前の老人一人一人を改めて見つめてみた。アゴを突きだし、いつも目をつぶったままゆっくりと噛み締める、体も顔もまん丸の加藤さん。職員に食べさせてもらわないとまったく進まないこともある、赤いほっぺたが可愛い、小さな小さなカオルさん。そんな時の彼女は、なにか拗ねるようなことを抱えてでもいるのだろうか。大川さんがさっさと終えてしまって、両隣など周囲の器までを整理し始めているのはいつものことだ。
〈戦争の中で大人になってきた人たちだ。その後はみんな、働いて働いてきた。学校では『お前らの命は鳥の羽毛よりも軽い』などと教えられて育ち、その子どもたちは今度は『地球よりも重い一人一人』なんて言われ始めたから、今の老人の自己主張下手は当たり前って、誰かが言ってたなぁ〉
 そういう人たちがある日突然倒れる。心臓病、あるいは脳溢血、いずれにしても自分にも周囲にも寝耳に水で訪れる病だ。ただただ呆然としているままに、しばらく病院にいて、歩く練習もそこそこにやがてここへ。一人歩きができない車椅子の老人が寝付いていくのは瞬く間である。その瞬く間に頬の肉、顔色、表情が失われ、生気は消えていき、老いが人間まる一人全てを破壊していく。この破壊は惨いもので、たまにしか訪れない家族は〈あれよあれよ〉と傍観するだけだ。いま森本にはそんな例ばかりが思い浮かぶのだが、何か眼が潤んでくるようだった。
 この頃疲れすぎて、ちょっと鬱病気味なのかも知れない。無理もない。全く面識もない、これまでの世界も年齢も違う急ごしらえの職員仲間が、二千年度の介護保険制度発足前にはと、志だけで突っ走ってきたような一年だったから。森本はしばらくの間目を閉じて、頭を空っぽにしようと努めてみた。


 ふっと頭に浮かんだことがあって開けた目を、森本は佐伯律子の席に向けた。今年間もなく九十歳になるという小さく痩せた律子は、曲がった背骨のせいで随分前屈みになって口を動かしている。水晶体代わりだという分厚い眼鏡で空中の一点を見つめるようにしながら。三年前の左脳内出血、その出血が脳室圧迫にまで進んで死にかけた人、発病時は寝たきり生活約四か月、右半身不随の後遺症、加えてさらに全失語症で読み書きはおろか話もほとんどできず、他人の話は少しは分かるという。ただし、痴呆は全くなく、意識は極めて正常。森本が調べた律子の病歴である。
〈律子さんとこは『預けっ放し』とは違うけど、あれは律子さんが注文してるからかなぁ?〉
 今、こんな疑問を自分に出してみながら、森本は昨夜八時過ぎの出来事を思い浮かべた。
 その夜、夜勤の職員たちの一部で、ある会話が交わされていた。丁度その時、佐伯親子が、以前のように「回廊一周歩行」をしている真っ最中だったという、そのことについてである。ここ十日ほどの彼女は、職員が手を引いてももう歩くことができず、車椅子だけで移動するようになっていたので、話題になったらしい。
 律子が息子の雅実に右手を支えられてゆっくりとフロアーを歩く。右膝が曲がったままだし、背骨が右前への傾きをさらに強めているようだが、律子は歩いている。厚いレンズで前方を見つめ、左腕を大きく振って、皺の多い口許を心持ち引き締め、律子が歩いている。そして二人がリビングダイニングの広間にさしかかると、居合わせた入所者の幾人かからいつも声がかかるのだ。
「おおっ、律子さんやっとるな! ええなぁ、がんばれよ!」
「息子さん、えらいねぇ。ホントにありがとねぇ」
 励ましとは違ったこの種のお礼の声が、歩いている二人によくかけられるのであるが、森本はいまだにこれに慣れることができない。雅実が律子の手を引くことで、当然声の主も大切にされているというニュアンスなのである。
 この光景直後、事務室の会話はこんなふうに続いていった。
「律子さん、休みなしで一周しちゃったよ。それに、なんか、歩き方が違ってた。一歩一歩が前より大きいし、なんで急に歩けるようになったんかなぁ?」
「律子さんは、脚は強いよ。家族がしょっちゅう規律訓練してるし。歩けないのは、真っ直ぐ立つ姿勢の平衡感覚の問題なんだって、リハビリの先生が言ってた。息子さんがその訓練したんだよ、きっと」
「確かにここんとこずっと『キヲツケ』とか言って、姿勢の練習ばっかりやってたわね。やっぱり家族の力があるとねぇ」

 森本は改めて、目の前の律子に視線を合わせ直した。
 確かに佐伯の家はここでは珍しい存在である。入所半年になる今でも、来訪者は週のほとんどの日にあり、毎週末の金曜夜か土曜日には雅実に連れられて自宅泊まりへと帰っていく。この毎週末「外泊」というのは、ここの発足以来他には例がないものだ。中心になって通ってくるのが息子の雅実、つまり男性だというのがまた珍しい。彼は、仕事を終えた夜七、八時に通って来て、門限の八時をかなり過ぎてから帰っていく。また、ずっと共働きを続けてきたと聞く妻など家族の来訪者はもちろん、律子の友人とおぼしき人の一部でさえが一定の決まったリハビリに律子を、導いていくというのも、職員がその成り立ちをいぶかるようなことだった。リハビリ室まで出かけて器具で両肩を回し、椅子やベッドの端っこに腰掛けた律子の両手をとって二十回ほどの規律訓練を行い、手をつなぎあって『回廊一周歩行』。最近はこういうコースが普通だった。
〈『終わり良ければ全て良し』と言うなら、律子さんは『全て良し』かも知れない。そして、これは律子さんの人生の結果で、子どもさんたちにやってきたことのお返しなんだろうか、どんな人生だったんだろう?〉
 ここまで来て森本は、こういう問いが、律子という人物が、みずから選び直した職業の将来を左右するような重い疑問符になってきたようだと考え込んでいた。
〈とにかく、事実を見てやろう。話を聞くのはそれからでよい〉
 心の中で呟いた、大きな決意だった。

(後編へ続く)
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新聞の片隅に載ったニュースから(177)     大西五郎

2014年11月28日 18時50分39秒 | Weblog
クラスター爆弾製造7社 3邦銀が896億円投融資(14.11.28 中日新聞)

クラスター爆弾の全面禁止を訴えるオランダの非政府組織(NGO)は二十七日、クラスター爆弾を製造している企業への金融機関の投融資状況について報告書をまとめた。同NGOがクラスター製造企業に指定した七社に対して二〇一一年六月~一四年九月に行なわれた投融資総額は、世界一五カ国の百五十一機関で、延べ二百七十億㌦(約三兆一千五百億円)に上った。
報告書によると、日本では三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、三井住友FG、みずほ銀行の三金融機関がクラスター爆弾製造企業に融資や投資を行なっており、総額は約七億六千六百万㌦(約八百九十六億円)という。
投下・発射された後に多数の子爆弾を広い範囲にまき散らし民間人にも被害を与えるクラスター爆弾をめぐっては、製造などを禁止する条約が一〇年八月に発効。それを受けて全国銀行協会は同年十月、クラスター爆弾の製造を目的とした事業への融資を禁じることを申し合わせた。
報告書に記載された金融機関三社は「関係事業への与信の禁止を基本原則に明記している」(三井住友)などとして、クラスター爆弾を製造するための融資はしていないとしている。
だが、クラスター爆弾を造っている企業自体に融資しているかについては「個別の案件についてはコメントできない」と公表を避けている。

□□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□

クラスター爆弾に関する条約は2007年2月にノルウエーのオスロで開かれた国際会議で爆弾の使用・製造・保有や移動を禁止する条約を作ろうということが決議されました(オスロ宣言)。その後、ダブリンで条約が採択され、2010年2月に批准国が30国に達し、規定により発効しました。日本も2008年12月に署名、2009年5月に衆議院で、6月に参議院で全会一致の賛成で批准しています。
オランダのNGOからクラスター爆弾製造企業に投融資していると指摘された三井住友FGは「関係事業への与信の禁止、つまり融資や信用取引などの枠を供与しないということを基本原則にしている」といいます。つまり「関連事業、つまりクラスター爆弾の製造そのもの」には投融資しないことにしていると云いますが「関連企業」に投融資することは、クラスター爆弾の製造事業に直接融資しなくても、製造企業の活動を援助することになります。
国際世論はクラスター爆弾の製造、使用、貯蔵、移動を全面的に禁止しろと云っています。日本も国としてクラスター爆弾禁止条約に署名し、批准しているのですから、クラスター爆弾を地球上から一掃する活動を国の方針として進めるべきです。政府による金融機関への指導が望まれます。
クラスター爆弾製造企業に協力しないことこそ、安倍首相のいう「積極的平和主義」の実践です。自衛隊という軍事力を前面に据えることが「積極的平和」ではありません。安倍首相は「平和主義を貫く方向」を間違えています。

                                              大西 五郎
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「よたよたランナーの手記」(81) 爆走3ラウンド  文科系

2014年11月28日 08時21分01秒 | 文芸作品
 24日にジムで、8.7キロ。この日の30分走2回は、各4.2キロと4.5キロだった。4.5キロの方はこの段階ではまだ多少無理をしているらしく、ちょっと疲れたなーと思いながら走った距離だ。時速9キロでこれだけ疲れるって、睡眠不足のせいだろう。
 26日には8.6キロ。24日よりもさらに慎重に走って、30分を各4.3キロずつである。それでもこの日は、やはり疲れた。このスピードで2日続きで疲れを感じるなんて、急に老いたのかななどと首をかしげていたもんだ。まーぼつぼつやるさ。

 明けて27日は、愛車を駆ったサイクリングで50キロ越えだ。最初に名古屋の北西へと走って庄内緑地公園経由から、次は庄内川の北側堤防道路を北東に向かった。春日井・守山の境にある吉根橋(きっこばし)をさらに南へと渡った上で、その向こうの志段味方面を走った。こちらに向かったとき、「そう言えばこの方面のある人に会う必要が、昨日生じたのだったな」と思い出していた。所属同人誌の仲間一人から退会申し出が届いたばかりで、彼女が吉根に住んでいることを思い出したのである。1時間ほどの話し合いで、その退会を思い直してもらうことに成功できたのは、まーなんと大きな喜びだったことか。我が同人の歴史から見て、とても大事な人だったからである。「昨日の申し入れに対して、今日の訪問だったから成功したのかも知れない」などと自分に言い聞かせつつ、喜こびを倍増させていたものだ。だから、志段味方面から守山へ抜ける急な上り坂でも元気だったこと。「あの坂」を一気に駆け上がってしまった。こんなふうにいろいろあって、小幡緑地公園を抜けるころには、もう日が暮れていた。快晴の西の空のピンク色が綺麗だったなー。
 今日のこのサイクリング全体のことだが、絶好調だった。庄内川堤防道路に車がほとんど無いことを確認して、爆走3ラウンドほどを展開してみた。そして、その3ラウンド全てにおいて、スピードメーターに時速40キロを弾き出させた。それにしても時速40キロなんて、何年来のことか。もう全く思い出せない。
 こんな走りができるんだから、押さえて押さえて走るLSDトレーニングでランの身体もまだまだつくれるのではないか。走るのがまた楽しくなりそうだ。でも抑えて、抑えて!
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朝鮮日報

2014年11月27日 09時08分42秒 | Weblog
 映画『鉄道員(ぽっぽや)』で知られる俳優・高倉健が他界したというニュースが伝えられた今月18日、
中国政府は「われわれは彼の他界に哀悼を表する」という声明を発表した。
これを見て「しまった!」と思った。韓国政府はこの日、何らの哀悼の意も表明しなかった。

中国はやはり外交上手ですね。

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新聞の片隅に載ったニュースから(176)     大西五郎

2014年11月26日 18時44分06秒 | Weblog
業者と接触「業務」 情報漏洩問題岐阜県警が回答(14.11.26 朝日新聞)

岐阜県大垣市での風力発電施設建設をめぐり、反対運動に関わりの無い市民運動家らの個人情報を事業者にもらしていた岐阜県警が、住民抗議に対し、事業者との接触を認めた上で、「通常行なっている業務」と回答していることがわかった。
中部電力の子会社「シーテック」(名古屋市)の議事録によると、昨年8月~今年6月、県警は同社に対し、無関係の住民の病歴や学歴などを伝え、県警が職務上知りえた秘密を漏洩していた疑いがもたれている。
19日付けの「回答」は県警本部長名。住民側は謝罪や再発防止策など5点を求めたが、回答はそれには対応せず、「公共の安全と秩序維持に当たるという責務を果す上で、通常行なっている警察業務の一環である」などとした。県警刑務部は取材に対し、個人情報を集め、事業者に漏らしたことについては「今後の活動に支障があり、答えを差し控える」と話した。
住民側の山田秀樹弁護士は「事業者が認めている以上、県警は接触までは否定できなかったのだろう。住民運動を敵視し、無関係の人の情報まで集め、企業に流したことを包括的に認め、開き直ったと憤る。右崎正博・独協大学教授(憲法学)は「警察が情報収集し第三者に提供する場合、県の個人情報保護条例によって必要な範囲に限られる。風力発電施設の建設反対は該当しない。今回は病歴や学歴の情報をもらしており、重大な人権侵害だ。」と述べています。

□□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□

この問題は今年7月に明らかになったものです。シーテックは大垣市上石津町と関ヶ原町に16基、最大出力4万8千kWの風力発電施設の建設を計画していますが、上石津町の上鍛冶屋地区は建設に伴う土砂崩れや低周波による健康被害などを懸念して、測量に伴うシーテック社の立ち入り反対を決議しました。これに対して大垣警察署が反対運動のリーダーについての情報や大垣市在住でダム反対などの運動家の女性・同市内の法律事務所の名前を挙げて、地区の反対運動がそういう所と連携することを心配していると告げました。そしてダム反対の運動家の学歴や法律事務所の事務局長の病気のことなどの個人情報をシーテック社に伝えたというものです。
これに対して上鍛冶屋地区の住民代表は岐阜県警本部長や県公安委員会に事実関係の調査と報告を求めましたが、回答がないため、シーテック社に情報を漏らしたとされる県警職員4人を地方公務員法違反の疑いで岐阜地検に告訴していました。それに対する県警の回答です。
この事例は、警察が住民運動などを常時監視していることを示したものです。いつの間に特高警察が復活し、治安維持法や国防保安法の時代に戻っているのでしょうか。
 この問題について秘密保全法に反対する愛知の会は「この事件は私たちが指摘してきた、秘密保護法による国民監視の濫用によって市民の権利が侵害されるという事態が、いままさに進行していることが明らかになりました。この事件は、国家による国民監視を進め、市民の自由を萎縮させる秘密保護法が施行されてはならないことを示したものです」という声明を発表しています。
                                                 大西 五郎
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そうだったんだ!     らくせき

2014年11月26日 09時38分29秒 | Weblog
琉球新報を読んでいたら、こんな記事が。

話題となった「フライング万歳」だが、解散詔書の朗読は「解散する」で終わるのが通例。
議員の大半が戦後生まれでは、天皇の署名と印を指す「御名御璽」は縁遠い。
万歳のタイミングを外すのも無理はない

衆院本会議で「御名御璽」を読み上げて解散の万歳をしたのは戦後2回。
うち1回は「天の声解散」と呼ばれた1955年1月の鳩山内閣の時である

安倍内閣の姿勢がうかがわれるのかな?

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これだけでオバマ支持だ    文科系

2014年11月26日 03時59分04秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
25日の新聞に『米国防長官を更迭』という記事があった。副題が『大統領「イスラム国」対応不満』。ヘーゲル国防長官に大統領が辞任を求めて更迭したということなのだが、記事の中心部分を抜粋してみよう。
『ヘーゲル国防長官は今夏、イラク、シリア両国で「イスラム国」が勢力を拡大すると、「これまで経験したことのないテロ組織で、われわれにとって差し迫った危機だ」として、シリア空爆を含む大規模な軍事作戦を主張。軍事作戦に慎重なホワイトハウス側との温度差が表面化した。ニューヨーク・タイムズ紙によると、これが大統領サイドの不興を買ったと言う』

さて、僕はこのイスラム国へのアメリカの対応の紆余曲折を観測してきて、どこか胡散臭い目で観ていた。反政府反乱軍に武器を提供するだけでなく、軍事訓練まで施してシリアに送り込んできたほどに倒したくて仕方なかったアサド政権である。そこにやはり反政府を標榜するイスラム国が現れたからこれをも米政府が支援するかと思いきや、その残忍さなどを日米などが率先して世界に広めている。そのくせ、アメリカがシリア反政府軍に投下している大量の武器がこのイスラム国に無数に渡っているとも報道されてきた。どうも、泥沼になって武器を提供できる理由が成り立ちさえすればその行く先はどこでもよいと、アメリカ共和党系勢力がそんなやり方を取っているように思えて仕方ないのである。独立国の反政府軍をおんぶにだっこで育成しておいて、そのことを世界に向けて大々的に宣伝さえしてきたのだが、そんなことが普通に許されるものなのかと僕は腹が立っていたのである。10月1日の新聞には、シリア、イラク空爆で『戦費 1日最大10億円』とあった。アメリカ共和党系勢力はもう国内経済振興のためなら何でもありの姿勢へと、成り下がっているのではないか。そして、安倍の今の姿勢が続くなら、日本も米共和党並に成り下がっていくのではないか。

 こんなふうにシリアに異常にのめり込み過ぎたとして、ヘーゲル国防長官をオバマが切った。僕は、これだけ一点だけでも、次の大統領選挙ではオバマを支持くなった。戦争屋にして世界最大のマネーゲーム屋、米共和党は世界民主主義への最大の敵だと思うし。そして、思う。オバマは、ヘーゲルのどういう具体的行動を嫌ったのだろうか。そこをこそ知りたいものだが、これは極秘扱いだろう。そこにアメリカのシリア敵視の真の闇があるはずだからだ。もちろん、アメリカが作りつつあるシリアのこの闇には、シリアがアメリカの仇敵イランと仲が良いことが絡んでいることも確かだと思う。
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朝鮮日報より    らくせき

2014年11月25日 09時45分00秒 | Weblog
「知韓派」として知られる京都大の小倉紀蔵教授が、ソウル大日本研究所のセミナーで「日本の嫌韓派が何を主張しているのか」をテーマに特別講演を行い、「友人」と考えていた韓国が中国に傾倒したという失望が日本で嫌韓感情を呼んだと分析した。

 小倉教授は韓流ブームが起きた2002年は「韓国を知ろう」、2003~2010年は「韓国に学ぼう」という雰囲気だったが、2010年以降はそれが終了したと指摘。特に2012~2014年については、日本国内の嫌韓派の全盛期と評した。その上で、韓国は成功したが、信じることができないというのが嫌韓派の最も重要な主張と説明した。

 また、多くの日本人が「韓国がすべてのものを持って行った」と考えており、韓国が日本の技術や経営方式をまねて、日本より有効に使い、日本企業に勝ったと考えていると説明した。

 韓日関係を悪化させる契機となった出来事として李明博(イ・ミョンバク)前大統領の中国訪問を挙げ、最近の韓中の接近も韓日関係悪化の要因とした。さらに、李前大統領の独島訪問は衝撃的だったとした上で、それに加え、李前大統領が天皇に謝罪を要求したことが、一般の日本人にまで嫌韓感情を広めるきっかけとなったと指摘した。

 また嫌韓派は、朴槿恵(パク・クネ)大統領が「告げ口外交」(外国で日本を非難する発言をすること)をしていると認識し、韓国が日本を捨てて中国に行こうとすると考えていると説明した。

 その一方で小倉教授は、韓国を正しく知ろうとする動きもあり、2015年以降は雰囲気が変わるだろうと予想した。

                           

ヘイトスピーチは、こうした流れのなかで大きくなったのかな?



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「よたよたランナーの手記」(80) 抑えて抑えて!  文科系

2014年11月25日 07時23分17秒 | 文芸作品
 風邪を引いて大事を取った10日ぶりの15日は、やっとこさの30分×2回で計8キロ。そして、慎重に2日おいた18日には8.1キロで、20日は8.4キロと進んできた。23日には、千種公園まで歩いてそこの周回から帰宅まで、ちょうど1時間の速歩。そして、24日にはジムで、8.7キロ。この日の30分走2回は、各4.2キロと4.5キロだった。4.5キロの方はこの段階ではまだ多少無理をしているのか、ちょっと疲れたなーと思いながら走った距離だ。ただ、慎重に慎重にということで、9キロ時から上のスピードにはほとんど上げていない。その走り方を確認する程度に、10キロ時を前後半各1回ずつ走っただけだ。それが、今日の特徴と言える。

 故障、病欠などから立ち直って1時間9キロあたりでスピードを上げていく時期に、どこか筋肉系の故障がまた起こりやすかったという記憶があるから、今は特に慎重になっている。5月以降にアキレス腱痛で長く苦しんだり、その後では右膝が今一歩完調とは言えなかったりするからなおさらなのだ。つまり、温度が下がってきて気持ちよく走れる季節こそ、ほんの少しずつスピードを上げていきながら筋肉ができていくまで待つ態度が必要なように思われる。筋肉と言うよりもそこの毛細血管かも知れない。毛細血管がどんどん伸び広がっていかないうちに筋肉に負荷をかけすぎると故障が起こるのだろう。強度的にきつすぎる運動をすると、何日も回復できない筋肉痛が起こるようなもので、年寄りはこれがなかなか引いていかないのである。つまり知らぬ内にでも疲労がたまって、故障する。

 そういう意味では、1時間走を2日続きで300メートルずつ増やしてきたのはやり過ぎだった。8.1キロから8.4キロへ、そして、8.7キロへとなっているが。24日の後半30分を4.5キロで走っていたときの「疲れたなー」は、自然なことなのだ。自然に感じたことには、その自然に従った方がよいようである。「無理してるよ!」という信号なのだから。

 顔や吐息を死にそうにして走れるというのは、若さの特権。年寄りは隣の若者のそんな顔やフォームを観察しつつ「もっと走れるだろ!」などと心で挑発しているくらいがちょうど良いのだ。彼の走り方についてあれこれ思い巡らしながら。そう言えば、今日僕の右隣で大きな若者がドスドスと走っていたな。僕も疲れていたから顔は見られなかったのだけれど、その荒い息もハーハーと聞こえた。その割には速度は伸びていなくて、10.8キロだった。僕も釣られて10キロ時に上げた上に全く同じ歩調で足音なしに最後5分を走ってみたのだけれど、あの彼は気付いてくれたろうか。あの足音を直せば、12キロ時では走れるはずなのだ。
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酷い奴がいる  文科系

2014年11月24日 19時55分14秒 | その他
 酷い奴がいる。専らという奴だ。僕の文章を何回もさんざん非難してきたから、僕がそれに反論した。大体、僕の文章をよく読んでいないとだんだん分かってきた。誤読、誤解の連続だなーと。それが分かったら後は簡単。単純に批判しただけで、もう反論はなしで、勿論謝罪もできない。こういうネット、ブログって、こんな無責任な奴が堂々とのさばることができるのだ。人間としての最低の礼も尽くせない輩。いや最初からそんなことは度外視しているのかも知れない。彼との最後のやりとりだけを再掲しておきたい。こういう連中への戒め、警鐘、彼らの記念碑として。少々長くなるが、興味のある方はお付き合い願いたい。

ねつぞう (専ら) 2014-11-20 20:09:12
 ちょっと気が早いけど、11月の専ら的まとめ(サッカー、政治、経済)。だんだん「捏造」と「ブレ」がひどくなってるな。文科系氏は大丈夫か? 1、「アジアの相手国が弱かった」って……かつての日本代表はそれより更に一段と弱かったんですよ。ここ10年15年ではたしかに対韓国や対イランでも互角以上の戦績ですが、それ以前は……。2、少し前までの「経済的なつながりが強くなっているから戦争は損」「(歴史的な流れから言って)戦争はどんどん減っていく」という主張からずいぶん変わってますね?(苦笑) 3、サマーズがバブルという現象についてを否定的に語ってる? 金融緩和を反省している?? 嘘をついてはいけません。

Unknown (専ら) 2014-11-20 20:21:51
 金融規制や、アベノミクス批判も結構ですが、民主党政権下の1ドル=80円、日経平均8000円の惨状を忘れないでくださいよ。問題は消費税増税と財務官僚です。1989年以降に消費税増税、所得税減税、法人税減税が進められましたが、税収総額は減少し、財政赤字は増加しています(実際のデータを調べてみてください)。大体、日本だけでなく米国にしても中国にしても、いわゆる国の借金は莫大ですが、これを消費税増税(!?)と財政緊縮(!?)とやらで返していけるでしょうか? 必要不可欠なのは経済成長と適度なインフレです。

専らさんへ (文科系) 2014-11-21 01:30:19
 1、2は、僕の「文脈」の何を反論したことになるのか、理解不能です。特に2は、僕の文章にはないはずの重要な言葉が使用されているし、全く次元の違う僕の命題をごっちゃにされたようだ。例えて言えば、百年単位で述べていることと10年単位で述べていることとをごっちゃに反論されたような。こういう言い方もありうるでしょ。
『戦争の増減はあるが、長い目で見たら百年前よりもかなり減っている』

 3のサマーズですが、僕は彼についてはこの言葉をあげただけですよ。「バブルは3年に一度生成し、弾ける」。発した言葉とは客観的なもの。バブル(とその弾け)などあってはならないという人もこれをおおいに活用できるよなーというのが、僕の立場ですが。

 4は、何を言っているのかさっぱりわかりません。この間の僕はもっぱら世界的金融規制の話だけをしているのに、この話に対して国内経済だけの話を反論として出されても、答えようがありません。
 ただ、スティグリッツ報告もここをこそ語っているように、中低開発国がリーマンショックの被害を最もきつく受けた。そこの需要が著しく減った。つまり、世界的金融規制次第で、一国経済も根本的に変わる時代ですよね。世界バブル主導力である日米経済なども、これによって最も変わるはずだ。でも、その規制は世界の幸せのためにこそ最も必要だと、これがスティグリッツ報告の意味のはずですよね。そういう次元の論議でなければ、基本的に僕への反論にはならんでしょ。

 こうして、あなたのすべての反論が、僕が論じたテーマから離れるからその文脈を抜きにして、断片思考のすれ違いとしか思えないのですよね。悪しからず。 

Unknown (専ら) 2014-11-21 11:28:30
 サマーズの主張
「三年に一度バブルが発生して弾ける」←これが真実。
「バブルという現象について否定的」←ここが捏造。
「(むしろ)完全雇用のためにはバブルは必要」←これが真実。
「(過去に行ってきた)量的金融緩和を反省または後悔している」??←ここが捏造。

お応え (文科系) 2014-11-21 16:47:29
 大山鳴動ネズミ一匹。僕へのいろんな詰問に僕が反論した末に残ったのが、「このサマーズ」だけ!
 僕がサマーズについて述べたのは上の彼自身の言葉の他には、以下がありますね。

【 金融緩和を叫んできた人が今はみんな困っているわけです。サマーズも、元世銀のスティグリッツも、そしてグリーンスパンもね。つまり新自由主義者はみんな途方に暮れて、反省が始まっている。日本でも、水野和夫、中谷巌、世界でも無数ですね。日米両国家は、金融破綻に国家資金をつぎ込むだけではなく、常時最大株主であり続けるようで。何が自由主義か、社会主義ではないか。その点についても学者たちはこう語り始めました。
『富者と銀行には国家社会主義で臨むが、中間層と貧者には新自由主義で臨んでいる』(ウルリッヒ・ペッグ)】
(この文章は、6日エントリー「専らさんへ」に付けた7日付けコメントからの抜粋自身ですよ)
 ここでサマーズを金融緩和論者として、バブルの元凶のように描いていますよね。そして事実彼はリーマン以降は過去を反省したかどうかは別として、「困っている」(上のように、これが僕の表現です)でしょう? 「百年に一度の危機」と叫んだグリーンスパンと同様にね。これについて、どう読めばこうなるのです?

(サマーズの主張が)
「バブルという現象について否定的」
「(過去に行ってきた)量的金融緩和を反省または後悔している」

 僕のサマーズ文脈は以上のようなものであって、あなたが僕の文章とするものはどこにあるのですか。こう誤読、すれ違いが多くっては、僕は途方に暮れてしまう。何度も言うように、僕の論議の中心から外れて断片的あらを探そうとしているだけだから、枝葉に流れて読み間違うと、そういうことでしょ?
 今度はスティグリッツであら探しを思いつくかも知れませんので、先手を打って牽制しときますね。彼も1997年のアジア通貨危機の時はアジアにも責任があり危機は自然に起こったものと述べて、実質世界金融資本を免罪していました。つまり、この世界重大問題について新自由主義者と変わりなかった。この論議をスティグリッツは後に完全に反省した発言をしている。これは、ここに何度か紹介してきた通りです。だからこそ今読み込んでいるこの国連報告が書けたのでしょう。

Unknown (専ら) 2014-11-21 21:31:27
 改めて言いますが、「ワールドカップに出られなかった時代」の日本代表の目も当てられないような戦績については思い出していただけましたか?

 さて、サマーズ、スティグリッツ、グリーンスパンの三人をまとめて「新自由主義」のカテゴリーに入れて経済を語る人間はたぶん文科系氏、世界にあなただけだよ。皆さん、ちゃんと『不況は人災です』の書評や感想読んでくれましたか?(左派の経済学者が、左派の人間が陥りやすい誤りに関してわかりやすく指摘してくれていますよ)

専らさん (文科系) 2014-11-22 09:24:54
 あれこれあれこれ誤読によるいわれのない批判を重ねた末に、大山鳴動ネズミ一匹のさらにその屋上屋を重ねるですね? 最後の最後に残ったこのご批判には、前もってこう牽制してありますが。もうこれくらいしか残っていないだろうと、僕が予測した通りだから、笑える。
【サマーズ、スティグリッツ、グリーンスパンの三人をまとめて「新自由主義」のカテゴリーに入れて経済を語る人間はたぶん文科系氏、世界にあなただけだよ】
【今度はスティグリッツであら探しを思いつくかも知れませんので、先手を打って牽制しときますね。彼も1997年のアジア通貨危機の時はアジアにも責任があり危機は自然に起こったものと述べて、実質世界金融資本を免罪していました。つまり、この世界重大問題について新自由主義者と変わりなかった。この論議をスティグリッツは後に完全に反省した発言をしている。これは、ここに何度か紹介してきた通りです。だからこそ今読み込んでいるこの国連報告が書けたのでしょう。】

 残ったこの非難も一つ。
【、「ワールドカップに出られなかった時代」の日本代表の目も当てられないような戦績については思い出していただけましたか?】
 こんなことを僕が知らぬはずがないでしょ。ヒデが出る以前は、WCに一度も出られなかったということ、いつも涙をのんでいましたから(僕は73歳なのですよ)。だからこそ、こう言えると主張したのです。「昔と違って」強豪と当たる今の岡崎の得点の意義は遙かに高い、とね。これも、僕の中心テーマと外れた断片批判に飛びつくから、総合判断が欠けた誤読なんですよね。馬鹿馬鹿恣意限りだ!
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師走解散       らくせき

2014年11月22日 09時36分50秒 | 文芸作品
いよいよ安倍解散。
アベノミクスの是非をめぐって国民の判断が。
準備万端の安倍さん。
おたおたついてゆく野党・・・
なんとなく眺めている国民。

天皇の言葉が終わらないうちに万歳。
こころここにあらぬ議員さんも多かったということ?

野党のどこに入れても安倍さんを抑えられないか?


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「よたよたランナーの手記」(79) 再出発はまー順調  文科系

2014年11月22日 09時32分12秒 | 文芸作品
 風邪を引いて大事を取った10日ぶりの15日は、やっとこさの30分×2回で計8キロ。そして、慎重に2日おいた18日には8.1キロで、20日は8.4キロまで進んできた。風邪ブランクからの巻き直しがまー順調に進んでいるということにはなるが、本年3月15日の9.85キロは勿論、その後の長期故障以降それに最も近づいてきた11月1日の9.3キロにもまだまだほど遠い。LSDトレーニングをじっくり行いつつ時に高速挑戦の時、日を持つと、そんな積もりでやっている。ゆっくりと低速で時間をかけて走ってこそ脚の細かい血管が十分に伸び広がり、育っていき、脚が軽くなっていくという理屈を踏まえたトレーニング法だ。血管がそのように豊かになると、血液を送る心臓もスムースに楽に働けるということでもある。
 そういう意味では20日には朗報があった。10キロ時で15分は走れたということと、その心拍が150近くに下がってきたということだ。この「高速」でもって翌日に多少膝の疲れが残っていたのだが、10日ブランクが身体に与えたマイナスを案外早くカバーできていると思えたものだ。病欠前の11月初めに知った「1分間のピッチを170ほどに増やすと10キロ時の心拍が150を切る」という知恵も、よくわきまえて走った積もりだ。この速度、心拍数で走り続けられるならば、時速11キロの心拍も近いうちに多分160以下になり、ラン再開以降念願の1時間10キロも可能になると目論んでいるのだけれど。

 だんだんランが快適な季節に入ってきた折、快調なリズム、「身体の手応え」ならぬ「脚応え」の楽しみもどんどん増えていくというもの。季節、温度の低下は、老人ランナーには決定的な好影響を与えると体験してきたからこそ、この季節が嬉しく、幸せな時なのである。去年も秋から思いがけぬ好調期に入って大いに幸せだったのだが、好事魔多し、そんな時こそ筋肉系の故障が起こるもの。去年の手帳を見るとこんなことが分かった。11月に入って軽いアキレス腱痛が起こり、12月初めまで苦労している。そして、12月になって1時間走が習慣になっていくと共に記録が伸びていった。12月1日8.5キロ、10日8.8キロ、12日9キロ、21日9.1キロと。この急な速度アップが身体にこたえたようで、以降アキレス腱痛に悩まされて停滞。老人の場合は特に急な部分的衰えもあり、それを自覚もできないので、寒くなると不意の故障もでる。嫌と言うほど味わってきたことだから、こんな秋冬こそ慎重に慎重に積み上げていかねばならない。
 ジムに行く回数、ウオームアップの諸注意、自分の表情や吐息、汗の出具合、最高速の持続状態、クールダウン時のいたわりなどなど全てを冷静によく観察、計算していよう。こういう態度、これが経験だけは豊富な老人の走りというものだろう。
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新聞の片隅に載ったニュースから(175)    大西五郎

2014年11月21日 09時00分50秒 | Weblog
特定秘密法 海外も懸念 東区で弁護士講演会(14.11.20 中日新聞)

十二月十日に施行される特定秘密保護法の問題点について考える講演会が十九日、東区のウィルあいちであり、日弁連秘密保護法対策本部副本部長の海渡雄一弁護士が、国際的な人権基準を踏まえ「世界はどう見ているか」と題して話した。
日弁連代表団の団長としてスイス・ジュネーブで七月に開かれた国連の自由権規約委員会に出席した。
日本の人権状況の審査が行なわれた際、特定秘密保護法についてドイツの委員が「どの範囲が秘密に指定されるかあいまいで、メディアを萎縮させる」と指摘し、委員会の勧告でも記者や人権擁護者の活動に深刻な影響を及ぼし得ると懸念が示されたことを明らかにした。
その上で「国際的な人権基準からみたとき、市民の側を罰する規定があることが大きな問題。法律は廃止し、情報管理のあり方を抜本的に改めるべきだ」と話した。
「秘密保護法に反対する愛知の会」が主催し、百三十五人が参加した。

□□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□

自由権規約人権委員会というのは、国連総会で採択された市民的及び政治的権利に関する国際規約(自由権規約)28条に基き、同規約の実施を監督するために設置された機関で、1976年から活動を開始しています。
今年7月15日と16日にわたって日本の人権状況が審査され、24日に特定秘密保護法やヘイトスピーチ、イスラム教徒の外国人に対する警察の行き過ぎた情報収集活動など権力濫用に対して28項目の勧告がなされました。一方、男女共同参画基本計画や婚外子にたいする差別既定を改めた民法改正などは評価されました。
特定秘密保護法では「どの情報を秘密にするのかは政府機関の所属長の判断」「秘密の期間を5年とするが、必要に応じて30年に至るまで何回でも延長できる」「秘密を扱う仕事をする者の生活態度や外国人との付き合いなどの適性を親族にまで亘って審査を行なうなど人権侵害に当たる疑いがある」などの問題点が指摘され、かつての「治安維持法の再現になる」「オイコラ警察の復活だ」など国民から多くの心配が出され、1ヶ月間に2万3千件を超えるパブリックコメントが政府に寄せられましたが、その多くが国民の知る権利を損なうと法の制定に反対しました。戦争中の経験がある私などは「壁に耳あり、障子に目あり」というスパイがどこにでもいるから日常会話にも気をつけろという標語を思い出させられ、いやな気分にさせられました。
それにも関わらず安倍内閣は昨年10月に衆議院では46時間、参議院では22時間という重要法案としては異例の短い期間の審議で強行採決し、法案を成立させました。その後で施行規準をきめましたが、基底があいまいだと批判されています。それにも拘わらず安倍内閣は12月10日から施行することにしていますが、国民の知る権利を守るため、この法律を廃案にする運動を続ける必要があると思います。
                                                  大西 五郎
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アギーレジャパン(19) オーストラリア戦、2題  文科系

2014年11月20日 07時26分33秒 | 文芸作品
 本年最後のオーストラリア戦は、あと二つ言いたいことが出てきた。一つは、日豪のこの闘いが一つの歴史的転換点でもあり、それに勝ったことの大きさということ。二つは、岡崎の代表40ゴールの意味と、これを巡って今後の代表の点取り術についてということだ。

 オージーがすっかり変わったと、日本サッカーマスコミでもしばらく大評判になるだろう。この変身は、イングランド・マンUファーガソン監督が香川を取ったときの「構想」のように見えるのは僕だけではないと思う。オージーは、対日本戦伝統の「ロングボール多用の、キック&ラッシュで体力勝負」から、「繋ぎのサッカーで中央攻撃」にすっかり変わっていたのである。だからこそアギーレは中盤守備を厚くするべく陣形を変えねばならなかったのだし、ゲーム後の敵将もこう語ることができたのだと推察できた。
「厳しいゲームをできたが、ディテールで負けた」
 日本選手たちも異口同音にこう評していた。
「すっかり変わって、アジア杯では強敵になる。今後どんどん強くなるだろう」
 オーストラリアのこの変身、強化は大歓迎である。ドイツWC敗退の初戦が今でも目に焼きついているが、あの運動能力に秀でた豪選手たちが繋ぐサッカーに転ずるならば怖い。と同時に、この豪チームが日本より強くなっていけば、日本の世界順位ももっともっと上げられるという期待が膨らむ。例えば今のアジアではイランが日本より上位にいるから、アジアカップでこれに勝てば日本順位はぐーんと上がるのである。つまり、アジアに強豪が育ってこそ、日本の順位が上がっていく。

 さて、岡崎40ゴールである。釜本、カズに次いで歴代3位だそうだが、この比較は、普通の正当な比較とは言えないと思う。たとえて言えば、こういうような。J1得点王とJ2得点王では、問題なく前者の価値が高いはずだと。
 ワールドカップには出られなかった時代の釜本、カズの代表得点は、アジアの中の、それも予選段階の比較的弱いチーム相手のものがほとんどのはずだ。岡崎はといえばアジアではダントツで、昔とは相手の強さが全く違うのである。岡崎は、10年の南アWC予選段階の世界得点王になっている。アジアでは勝ち続けるからこそゲームも多くなって強豪とも当たり、そのゲームに岡崎がで続け得点し続けたから到達できた峰なのである。これに加えてアジア外の強豪からの得点も多いからこそ、「日本サッカー史上最速の40得点」なのだろう。つまり、アジア最強チームの絶対的点取り屋ということになる。それも08年以来出続けて、その座を守っているということでもある。

 さて、この岡崎を巡ってもうひとつ面白いニュースがあった。こういうものだ。対豪ゲーム後に本田と激論があった報道された。そして、この激論とは全く別に語られた二人のこんな戦評があった。まず岡崎曰く、「ロングボール(得点)でも良いのだ。意図があれば100本中100本でもと監督も言っている。もっともっと僕にロングが欲しい」。そして本田曰く、「岡崎は自分にパスを出さなかったが、そのことを何とも思っていないと思う。凄い選手になった。もともとは自分と同じで下手な選手だったのだから、ここまで来るのには凄い努力をしてきたのだろう」。
 パスを繋いで得点するか、ロングやクロスも増やしてもっと多様なやり方で得点するかという対立、激論があったのではないかと、僕は想像した。いずれにしても「もっと俺を見て、ロングをくれ」と岡崎が言うならば、このチームはそうした方がよい。世界1位のドイツでこの2年にわたって上げつつある彼の実績を、もっともっと尊重すべきである。それがチームのためでもあるはずだ。
コメント (20)
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