九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

「新テロ特措法はデタラメだ」(川口弁護士からのメール)           まもる

2008年10月31日 09時30分21秒 | Weblog
☆アフガン支援の国際法的正当性について川口創弁護士が私たちのグループにメールしてくれましたのでを承諾を得て転送します。(まもる)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 名古屋の川口創です。

今日発売の週刊文春に「新テロ特措法はデタラメだ」という記事が載っています。伊勢崎賢治さんの意見がしっかり書かれていますので、日頃新潮や文春がきらいで読まない方も是非どうぞ。ちなみに他にも「強欲資本主義が自爆した!」「麻生首相『カネ自慢』の品性を嗤う」など、結構読めます。

若干法的な点だけ補足的に整理をしておきます。

アフガンで行われている活動は、2つあって、NATOによるOEF(不朽の自由作戦)と、国連安保理決議にもとづくISAF(国際治安支援部隊)です。

海自は、OEF活動の一環のOEF-MIO(海上阻止活動)として行われています。

(1)OEFの点

①OEFは、NATO憲章5条の集団的自衛権行使を根拠としています。そこへの参加は集団的自衛権行使として明らかに違憲となります。

②さらに、そもそも、日本とNATOとはいかなる条約関係にもありません。したがってNATOの軍事活動であるOEFに参加する法的な根拠は全くありません。

③日本政府は、これをごまかすために新テロ特を国連安保理決議に依拠していますが、OEFはNATOの活動ですから、安保理決議はOEF参加の法的根拠となりません。

(2)ISAFの点

①他方で、ではISAFならいいのか、つまり小沢民主党試案なら良いのかという点ですが、ISAFも、国連決議はあるものの、現実の指揮権はNATOにあります。したがって、ISAFへの参加は結局NATOの多国籍軍への参加となり、違憲となります。

②また、そもそもアフガニスタンの国民の側から見れば、OEFだろうとISAFだろうと区別はなく、そこに参加している軍隊は占領軍ということになり、当然占領支配への反発から攻撃の対象となります。

★法的な点でもテロ特は幾重にも問題があり、日本はもはや法治国家と言えない状況です。
 軍事同盟も何もないところの集団的自衛権に軍隊を出すなんてなんて、国際社会ではあり得ない話です。
 日本ではこの点の批判があまりに弱いと伊勢崎さんは講演で批判をされていましたので、私たちはしっかり受け止めねばなりません。


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護憲派からの正しい自衛隊育成論が必要な時である。   天木ブログより

2008年10月30日 21時48分18秒 | Weblog
★9条仲間で話をする時、現在の防衛力や防衛省の実態についてお互いに良く知らないことに驚く。我々はもっと自衛隊や防衛の現実を知りコメントしなくてはならないと痛感する。だから天木氏の主張に耳を傾けたい。 (まもる)
***********************
 最近やたらに産経新聞が防衛省改革の記事を流している。
 たとえば10月23日の産経新聞は、防衛力を整備するあらたな局を新設しそこに自衛官を多数配置するという改革案をスクープしていた。
 また10月30日の産経新聞は、作戦については内局から完全に独立した自衛官中心の統合幕僚監部が全責任を負う体制を整える、そんな案が防衛省改革案に盛り込まれることになった、と報じている。

 これは防衛省のおける制服組の権限拡大だ。
 シビリアンコントロールへの大胆な挑戦である。
 こんな事を許してはならない。

 自衛隊を応援する立場の産経新聞は、このような記事を書いてせっせと自衛隊を応援している。自衛隊の復権を意図している。

★ このような由々しい事態が進行しているにもかかわらず、護憲派からの声がま ったく聞こえない。
 それは護憲派たちが自衛隊に対する関心と認識が不足しているからだ。
 いまでも自衛隊は違憲であるとか、非武装中立などといって、自衛隊から目をそらしている。

 それは大きな間違いだ。

 自衛隊は、たしかに憲法9条が成立した時は存在しなかったし、その立憲趣旨から見れば明らかに違憲だ。

 しかし米国のなし崩し的要求に従って出来た自衛隊は、その後の政治状況の変化と、自衛隊の災害救助活動などを評価する国民がその存在を評価し、受け入れるようになって、事実上自衛隊は今の憲法の下で容認されることとなった。

 そのような現実の中で護憲派が行なう事は、いたずらに自衛隊を敬遠するのではなく、自衛隊の現状をよく学び、自衛隊の動向を注視、監視して、憲法9条の枠の中に自衛隊を取り入れる、つまり憲法9条に忠実な専守防衛の自衛隊に徹するよう、自衛隊と自衛官に求めていく事である。

  いまのような米国の傭兵である自衛隊でいいのか。

  日本を守る事と何の関係も無い米国の「テロとの戦い」のために命を落としてもいいのか。

  日本に敵対しない人々を殺すような事をしていいのか。

  憲法9条に立ち返って、日本の国と国民を守るための誇りある自衛隊に戻らなくていいのか。

  そのための防衛省改革であるはずではないのか。

  そう防衛省、自衛隊に求めていく、それこそが護憲派が今行なわなければならない事である。

  自衛隊を産経新聞が応援するような自衛隊にさせてはいけない。

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Posted by 天木直人
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金主席の健康は?   落石

2008年10月30日 18時59分31秒 | Weblog
韓国・中央日報紙に、こんな記事が。

今月初めには中国高官らが北朝鮮を極秘裏に訪問した
という情報が入手され、韓国情報機関を緊張させた。
訪朝団は、金委員長への見舞いの性格を帯びていて、
朝中両国の親善関係を強調する胡錦濤・中国国家主席の親書も
携帯していたという内容だった。

この情報によると、中国代表団は金委員長に会うことができなかったようだ。
北朝鮮側は「将軍様(金委員長)は現在、外部からの訪問客に会えない」とし、
その代わりに金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長との会談を
提案したということだ。
こうした状況が事実ならば、金委員長の病状は胡主席が送った特使に
会えないほど深刻だという見方もできる。
しかし情報の真否を確認することはできなかったとみられる。

また朝鮮日報の記事は、

政府当局者は29日、
「北朝鮮の状況急変は、遠い未来のことではないかもしれない。
日本の麻生太郎首相は28日、『金総書記が病院に入院した
という情報がある。病状は良くない』と語った。
韓国政府はいったん否認したが、
金総書記が公式の場に姿を現さなくなってから76日が過ぎ、
北朝鮮の権力構造内部における不確実性はますます高まっている。
中国政府が徹底した情報遮断措置とともに閉口を命じていて、
金委員長の健康関連情報は外部に漏れていない」
と話した。

と報じています。


   

どうもきな臭い感じですね。
こうした情報を健康のPRと取るか、
死亡を隠すためのものと取るか?

いずれにせよ、金氏の生死は極東情勢に
大きな影響を持っていることは間違いないようですね。




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NPO善意のつまずき (井戸水による砒素中毒)      まもる

2008年10月30日 11時15分50秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 カンボジア支援プロジェクトに先進国から参加する多くのNPOが関わっている。今ネットを検索しても下記のような書き出しで、数多くのNPOが活動をPRすると共に何らかの形で我々の参加を求めている。

『カンボジアをご支援ください。カンボジアの中でも貧困に苦しむ地域の子ども達の為に教育、給食、井戸支援活動などをしています。
近年、首都プノンペンや、世界遺産アンコールワット遺跡群のあるシェムリアップでは、建設ラッシュで日に日にその姿を変えていっています。そんな中、地方は置いておかれたまま。国の中での貧富の格差は広がる一方です。いまだに村に電気、水道はなく、学校に行けない子どもの割合も都会と比べて高くなります。
 グッドネーバーズが行っているカンボジアのプロジェクトを定期的(月々1,000円より)に、または今回のみ(おいくらでも)ご支援して下さる方を募集しています。皆さまから寄せられる一つひとつの支援が、プロジェクト地域の子どもの成長を助け、地域社会の発展を支援する大きな力となります。』

 ところで先日、NHKがこうした善意のNPO活動の問題点として
「カンボジアの井戸づくりプロジェクト」の残した砒素中毒患者の発生について報告していた。
 1980年頃ポルポトの圧制から解放されたがすぐ内戦1990年頃やっと国情が落ち着いてきて貧困にあえぐこの国に日本を始め多くの国のNPOが支援を開始した。医療、教育、インフラ整備など様々であった。
 その中で、「井戸づくり援助」が大々的に取り組まれた。この国では水道施設は
ほとんど整備されておらず、人々は雨水に頼ったり遠い池や川まで水を汲みに行くことも日常的で苦しんでいたからだ。
 村々に次々とNPOによて井戸が掘られきれいな水を利用することが出来るようになった。(井戸堀は一日、設置は長くても2日ほどの労働で完成し、費用も高くて数万円という手軽さである)
 この活動は二十年ほどの歴史と実績がありカンボジアの人々からも感謝され高い評価をえていた。
 しかし、最近になって古くから使っている井戸のある村民から数多くの「砒素中毒者」が報告されるようになり、死者もかなり出ていることが判明した。
 政府も調査を始め、関係NPOも井戸の水質を調べ始めているという。
 しかし、未だに調査の進みは遅い上に、使用を止められた村では日常生活に不自由しているという。
 砒素の原因は地下の自然の砒素層からの溶け出しということであるが。援助に当たっての水質の調査の不備などの責任は免れない。

★NPOという世界市民的なヒューマンプロジェクトが、こうした失敗を繰り返さ ぬよう慎重にして欲しいものである。

★またNHKの映像の中で、井戸掘りに参加している日本の体験ツアーの若者が  得々と「自分探しの旅かな、気軽に参加しました。」というのを見て、何となく 不安を感じてしまったのは老人の性だろうか。 
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原辰徳氏は、「代表監督」と言えるの?  文科系

2008年10月30日 04時08分17秒 | Weblog
昨日もここに書いたが、原辰徳氏は「日本野球の代表監督」とは言えないと思う。プロ野球関係者の数人が話し合って日本野球の代表監督を決めたわけであるが、これと同じことをサッカー界でやったら、大変な騒ぎになって納まりがつかず、撤回せざるを得ないことになるはずだ。
日本サッカー協会!! 対して、日本野球協会はないでしょう?? 名は体を表し、体はその団体の精神を表す。日本プロ野球の精神が、いかに貧困なものであるかが分かるのである。それを示してみよう。

日本サッカーのプロ団体・Jリーグだけで「日本サッカーの代表監督」を決めたとしよう。Jリーグも加わっている日本サッカー協会がたちまち大紛糾になる。そこには、アマも学生サッカー団体も、地域団体も対等の権利・義務を持って加わっているからである。「俺らを無視して決めたんだから『日本サッカーの代表監督』とは認めない」と動き出して収集がつかぬ事になり、決定取り消しが必然である。

さて、今述べたことは、たいした意味はない単なる理屈とか、「為にする議論」とかではない。
「その国のそのスポーツを本当に育てあっていくために、その関係者全体を尊重しあって、そのスポーツ愛好国民すべてに責任を負おうとしているかどうか」という大問題なのだ。
そして、サッカー界ではアマも学生も、地域団体もそういう精神にそって自己主張するための場、機会を持っているが、日本野球界というところはアマチュアが己の利益に反することでプロに対して異議申し立てもできない、プロ以外は自己主張もできない組織なのである。つまり野球界は、国民全体に責任を負った「大義名分」が立っていない団体と言いうるだろう。

では、日本プロ野球の機構はどんな精神を体しているのか。
「巨人軍だけが飛び抜けて金儲けになる団体。他は巨人軍を離れてはろくに金儲けにもならず、まず別会社の宣伝媒体として存在している団体」であり、「野球の発展というよりも、こういう12営業団体の利益に傾きがちな互助会」、そう語るべきであろう。野球の発展を第一に考えているとしたら、「野茂英雄への石つぶて」「田沢の締め出し」、数々の「アマへの横暴」などは起こるはずがないものだからである。

こういう体制、「日本代表監督」に対して、誰からも大きな抗議が出ないのが僕には不思議である。それほどに、アマや学生野球界がプロの横暴に慣らされてきたと言うことなのであろう。

田沢の問題でも、文科省が乗り出すべきとさえ僕は思う。タニマチたちが、「私利の歴史と伝統」に、アグラをかいてきた構図!! スポーツは本来、もっと明るい、爽やかなもののはずだ。そういうスポーツをカネや脅しで、いかに私物化し、汚してきたかということである。

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バグダッドより 速報 ④ イラクの子どもを救う会のブログから

2008年10月29日 21時25分40秒 | Weblog
  バグダッドより 速報 ④     西谷文和
                        2008年10月17日
午後7時、「アル・マンスールホテル」を抜け出し、繁華街のカラダ地区へと向かう。暗くなり、車内に座る私の顔が日本人だとばれにくくなったので、思い切って外へ出ることにした。途中、フセイン像が倒されたあの有名なフィーロードス広場を通る。この広場から世界中のマスコミが宿泊していたパレスティナホテルと、PMCが入っていたシェラトンホテルが見渡せるが、どちらのホテルも大規模なロケット弾攻撃に遭い、恐ろしくて今は誰も泊まらなくなっている。大通りに面したホテルは危ないのだ。

カラダ地区の「アル・ガディーヤホテル」の前を通る。2003年、04年にイラク入りしたとき、私が宿泊したホテルだ。「アル・ガディーヤホテル」はつぶれていた。このホテルも大通りに面しており、誰も泊まらなくなった。さらに経営者はキリスト教徒だったので、イスラム原理主義者に殺害されてしまった。

04年4月、日本人が拘束され、アメリカ人、フランス人、韓国人…と次々に「身柄拘束」されていった頃、その経営者が「(ホテルが攻撃されそうなので)本当は外国人を泊めたくないんだ」と語っていたのを思い出す。
カラダ地区の裏通りにしゃれたレストランがあるのでそこで夕食。大通りは壁に囲まれて異様な雰囲気だが、一筋街中に入ると、普段どおりの市民生活が存在する。
おそらく戦時中の日本もそうだったのではないか?「OO地区が空爆された」という情報が流れても、逃げるところがないので、粛々と日常生活を続けるしかない。

翌朝、ホテルの窓からチグリス川を眺めていると、やはり飛行船が不気味に飛んでいる。飛行船を撮影していると、「バタバタバタ」という轟音とともに2機のヘリ。昨日の爆破テロがあった辺りを旋回している。4年前は米軍が戦車で現地確認していたのだが、いまは戦車ではなく、ヘリで上空から行うしか方法がないようだ。

オマルにバグダッドでの日常生活をたずねていると、またまた「バン!」という乾いた爆発音。あわてて窓から外を確認するが、窓とは逆方向で爆発があった模様。
「ユージュアル(普通のことだ)」とオマル。ウー、ウーとパトカーのサイレン音が聞こえるが、ホテルの従業員も宿泊客も誰も驚いていない。

オマルと街へ出る。ビデオカメラを隠しながら撮影の機会をうかがうが、難しい。テロで破壊されたビルを車内から撮影。外へ出て撮影したいのだが、壊れたビルの前には数人の警官がいて、オマルが許可を求めるが、「外へ出ての撮影」は許可されなかった。

PUKのバグダッド本部へ。この建物の中に入っているときだけ、少し安心する。ここであらかじめ連絡を取っておいた、イサーム・ラシードと面会。
イサームはイラク人ジャーナリストで、私のDVD「戦場からの告発」「ジャーハダ」に、彼の撮影した映像を一部使用している。
「ニシさん、よく来たね」「イサーム、会いたかった」しばし抱擁。

イサームから日本へのメッセージを撮影する。彼は日本の支援者への感謝を口にするとともに、最後に「まいど、おおきに」。ちなみに「イラクの子どもを救う会」からの募金で、毛布などを配るときには、彼は袋に「MYDO OKINI」と書いて配布する。高遠さんらのグループからの募金で配布するときには「ARIKATO」である。ちゃんと方言を使い分けているのだ。

スレイマニアに帰る時間が迫ってきた。市内から空港まで後部座席で身をかがめるようにして突っ走る。かなりの数のチェックポイントをクリアし、空港へのだだっ広い国道に入る。「注意!この道で駐停車すれば、テロリストに襲われる危険」との赤い看板。「テロリストではなくて、米軍に襲われる」やろ、と思わず苦笑い。実際米軍は不審者に対してためらわず発砲してくる。一番恐ろしいのは米軍なのだ。

10箇所以上の検問を無事通過し、空港へ。これで一安心。この空港には非常口ではなく「シェルター」なる看板がある。武装勢力の攻撃を想定して「シェルター」を備えている空港は、世界でここだけではないだろうか?
ということで、一泊二日のバグダッド行きは、無事に終了した。まだまだ治安は安定していないが、何とか潜入取材が可能だということが分かった。次回再訪するときは、さらに治安が安定していることを望む。

★西谷氏のバクダッドの速報は今回で終了します。次回からは激戦地モスルの潜入報告を紹介します。(ネット虫)
  
「今日から激戦地モスルへ潜入する。モスルは今やバグダッドより危険な街で、米軍の空爆が連続的に行われているし、アルカイダもモスルに集まってきている。人口300万人の、イラク第3の大都市であるが、市内中心部は100メートルごとにチェックポイントがあり、地元住民もめったなことでは出歩かない「ゴーストタウン」と化した街である。」(西谷さんの報告から)
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なにが狙いか?   落石

2008年10月29日 19時27分35秒 | Weblog
金正日の長男・金正男氏の動向を、
日本のメディアが次々と正確に報道した。

さて、なぜ特種が可能だったのか?
朝鮮日報は、こんな裏事情の推測記事を書いている。

金一族「ロイヤルファミリー」の海外での動向は、
北朝鮮内で第1級の国家機密に属するといわれる。
日本のメディアはどのような方法でこうした情報
を正確に入手しているのだろうか。

韓国の情報機関筋は「日本のメディアの取材力がいくら優秀でも、
情報機関の手助けがなければ難しいだろいう」と明かす。
「日本・中国・米国の情報機関が必要に応じリークし、
メディアが報道しない内容も含め、
全情報の提供を受けているのでは」と推測する。

中でも特に、中国の公安当局と連携している可能性が取りざたされている。
北朝鮮から海外に行くには、まず北京を経由するケースが多いため、
中国の公安当局が金正男氏に関する情報を提供しているのでは、という見方だ。

   

さて、なぜ情報機関はリークしたのだろう?
ニュースは報道されるTPOを邪推する力があれば
真実に一歩は近づけるかも。

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日本プロ野球界の不条理  文科系

2008年10月29日 12時09分08秒 | スポーツ
日本プロ野球の(巨人の)エゴは目に余る!  文科系

前にも書いたが、日本のプロ野球界はおかしい。プロ野球が、その力に物を言わせて、育て守るべき野球界、アマの人々を全く私物化している。非常識な、前近代的世界というほかはない。

先ず一つが田沢問題。
アメリカにわたるENEOSの田沢投手が、日本に帰ったとしても2年間は日本プロ野球に入れないと決めてしまった。社会人、大学生は2年、高校生は3年だそうだ。野茂英雄以来の混乱から何も学んでいないと僕には思われる。
確かに、プロ野球界の内部規律は彼らが決めるというしかないだろう。しかしながら、日本のアマチュア野球界を自分らの私物のように扱う権限があるのか。そんな規則を決めることができるのか。アマチュア野球界の人々を傷つけ、それと共存共栄を図ろうとしていない姿ばかりが目に付くのである。自らの公共性を投げ捨てる行為というほかはない。
サッカーの世界を考えてみて欲しい。気持ちよく送り出し、また迎え入れている。中田英寿しかり、中村俊輔しかり。高校卒の選手を自らに縛り付けるなんて問題外の行為だ。人の職業選択の自由を自分らの内規で堂々と犯す行為であり、自分らの世界を職業選択の自由のらち外におく行為である。
サッカーの世界でこんなことを決めたらファンが許さないだろう。ファンあってのプロ野球、野球を愛する国民あってのプロ、アマチュアの発展あってのプロのはずだ。そういう理屈が何も通らない世界と言える。

もう一つがWBC世界大会の監督問題。
巨人の原に決まってしまった。僕が大嫌いな星野へのデキレースが、イチローの「本気で臨むなら現役監督で」という言葉などから一転、何の原則もはっきりさせないままに、原に決まった。ナベツネの大満足談話が新聞に載っている。
この決定は、原則も不明朗なら、決定経過も不透明で、おかしいことはなはだしい。原則も透明性もないときとは、影で不条理な横暴がまかり通っているということを意味している。

そもそも野球の日本代表監督をプロだけで決めて良いのかという問題があろう。現に、世界野球も初めのうちはプロ球界は見向きもせず、全くアマに任せっきりだったではないか。「世界戦軽視はまずい」と気づいたとたんに、プロだけがしゃしゃり出て、プロだけで全てを決めてしまう。こんな横暴、不条理が許されるのか!!

それに、僕は原では勝てないと思う。あの松坂がどれだけの苦労をしたことか。一発勝負はプロの日常とは全く違うと思う。「1点もやれない」との緊張感が体を締め付ける。対して原は、金に飽かせてあれだけの選手を集め、あっぷあっぷ「優勝」にたどり着いた監督でしかない。

多少理屈っぽくなるが、今後のために批判点を書く。組織には皆で守り育てるという意味で、理屈が大切だと思う。
・今年の現役優勝監督なら、西武の渡辺もいる。日本シリーズで原が負けたらどういう理屈を付けるのか。
・直近の日本一監督ならば、去年の落合がいる。
・その名監督、落合は、野村克也を押した。多分実績からのことだろう。監督としての「彼我を見る真の力ならば、1が落合、2が野村ではないか。

このどんな理屈にも合わない今回の経過の裏側には、例によって巨人のプロ野球私物化問題が潜んでいると思う。今回は原で負ければよいのだ言いたい。負けてこそ「真の総力戦」への正しい道が開かれるというもの。  
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「韓国併合百年」を前に歴史問題の再点検が   ネット虫

2008年10月28日 21時20分39秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
★日韓も日朝の関係も最も重要な隣国なのに多くの問題が未解決で進展していません。そして、二年後は「韓国合併百年」になります、外交的にも真の解決を目指して歴史的検証と清算をすべきであり、そういう前向きで誠実な運動も始まっています。そのひとつ100年ネットを紹介します。 (ネット虫)

★100年ネットのお願い
 お隣りの韓国の国会では「慰安婦問題をめぐり、日本政府による公式謝罪と被害者への賠償、歴史教科書への反映などを求める決議案を満場一致で採択した」ということです。
 一方で、この25日、京都市の龍谷大で「2年後に韓国併合から100年になるのをひかえ、大学の教員や市民運動のメンバーらでつくる「『韓国併合』100年市民ネットワーク」(略称、100年ネット)の設立総会が」開かれました。「日本による朝鮮半島の植民地支配の検証を通じて、残された歴史問題の解決を目指す」ためです。そして、よろしければ100年ネットの仲間になってください。

100年ネットの理念、行動提起などは次でご覧ください。 
     http://ameblo.jp/100net/entry-10151825843.html

★朝日の記事から

2年後に韓国併合から100年になるのをひかえ、大学の教員や市民運動のメンバーらでつくる「『韓国併合』100年市民ネットワーク」(仮称)の設立総会が25日、京都市伏見区の龍谷大であった。日本による朝鮮半島の植民地支配の検証を通じて、残された歴史問題の解決を目指す。
 京都にある大学の教員らを中心に、5月ごろから準備を進めてきた。今後、10万人を目標にした署名集めのほか、政府や自治体、朝鮮人労働者を雇用した企業に植民地期の実態調査を呼びかけ、被害が明らかになった場合、補償を求める活動などをする。
 総会後には、北朝鮮による拉致被害者・蓮池薫さん(51)の兄、透さん(53)が講演。拉致問題の解決について「もう感情をぶつけるだけではだめで、どうしたら家族を取り戻せるか理性を持って考える時期だ。政府は『(日朝平壌宣言に盛り込まれた)過去の清算』をしてでも、対話の糸口をつかんでほしい」と訴えた。


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バグダッドより 速報 ③ イラクの子どもを救う会ブログより

2008年10月28日 09時31分36秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
   「バグダッドより 速報 ③」   西谷文和

                    2008年10月17日 05:42 nishitani
バグダッドで宿泊したのは「アル・マンスールホテル」。このホテルは大通りからかなり離れた場所に位置していて、ホテルに入るまでに、数箇所のチェックポイントを通らねばならない。ホテルの受付でオマールと初対面。

彼とはメールでやり取りしていて、バグダッドでの取材&セキュリティーを委託していた人物である。彼は2004年から、バグダッドで両親を失った子どもたちを支援するプロジェクトを開始している。そして彼は米軍の通訳として働いた経験を持つ。米軍にも顔が利くし、イラク市民の信頼もある程度集めている人物なのである。

バグダッドで「オマル」という名前を名乗るのは非常に危険なのだ。なぜなら「オマル」という名前は100%スンニ派で、IDカード(身分証明書)に「オマル」と書いてあるだけで、シーアの民兵に虐殺される可能性があるのだ。普通の「オマル」さんは、IDカードを偽装し、「アリー」や「ムハンマド」に名前を変えて、バグダッドの街で生活している。

「なぜ、オマルという名前で通しているの?」「確かにオマルを名乗るのは危険だ。しかし俺には、スンニ派、シーア派、米軍のネットワークがあって、それぞれが俺の事業を信頼してくれている。だから危険だけれど、殺されないと思って、オリジナルな名前を名乗っている」とのこと。

ホテルの部屋で、そんな話をしているときだった、突然、ドーンという爆発音。「まさか!やったのか!」とあわてて窓から外を見る。私の部屋はチグリス川に面した5階だったので遠くの景色まで一望できる。
ベランダに出てチグリス川対岸を見ると、モクモクと煙が上がっている。米軍ヘリが2機、慌てて旋回している。「あそこはパレスティナ通りだ。テロリストが爆破したようだ」とオマル。私たちのベランダに向かって米軍ヘリが飛んでくる。(ように見えた)「カメラを隠せ!やつらはレーザーで監視している。ビデオカメラで撮影しているのがばれたら、容赦なく撃ってくるぞ」。
まるで映画の一場面のような光景だが、バグダッドでは日常茶飯事。

「怖くないのかって?そりゃ怖いよ。でもどうすればいいんだい?俺たち市民はなすすべなく、見守るだけさ」とオマル。
翌日のニュースで知ったのだが、この爆発で27人の市民が殺された。犯人はまだ捕まっていない。バグダッドは約600万人の人口を抱える。毎日のようにこの手の爆発が繰り返されている。600万人分の27。大阪で例えるなら、今日は梅田で、明日は心斎橋、明後日は…。といった状況だ。人々は粛々と、その日の暮らしを終えていく。

誰がバグダッドをこのような街にしてしまったのか?
間違いなく米軍である。サダムを倒して、治安を改善させるべき米軍が、あえて人々を殺害して、激怒させ、そして無政府状態にしてしまった。一般市民からすれば、「いい迷惑」なのだろう。少なくともサダムの時代は、アルカイダはいなかった。スンニであるかシーアであるかで、人々は争うわなかった。「治安を守るために占領した」米軍の姿は、街のどこにも見えない。米軍は基地の中に閉じこもっている。街にでてくるのは監視用の飛行船と、テロ直後の偵察ヘリだけだ。

バグダッドを「殺人の街」にしたのは、間違いなく米軍だ。だれがこの責任を取るのだろうか…。







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バクダッドより速報 その②   イラクの子どもたちを救う会のブログより

2008年10月27日 23時32分11秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
★「監獄都市バクダッドを行く」に引き続きその②を紹介します。(ネット虫)

   「バグダッドより速報 その2」  西谷文和

                 2008年10月16日 23:17 nishitani

バグダッドのPUK本部で、幹部職員にインタビュー。バグダッドの治安は安定に向かっているものの、まだ外国人にとっては危険な状況。ちなみに、ファルージャやラマーディーには、かなりの注意が必要で、「行かないほうがいい」と忠告を受けたが、イラク南部、すなわちサマワやバスラには訪問可能とのこと。今回は日程が詰まっているので、サマワにはいけないが、次回は行けそうだ。

幹部インタビューを続けていると、ハッサンアボッドがやってきた。ハッサンとは携帯電話で連絡を取り合って、本日バグダッド入りすることを伝えてあった。ハッサンアボッドは、私の通訳であり、友人。大阪に3回招待し、そのうち2回は裁判で法廷に立った。

彼は大阪の「イラク派兵差し止め訴訟」の原告なのだ。ハッサンは私の事務所に寝泊りした経験を持つ。そのハッサンとこうしてバグダッドで再会しているのが不思議だ。
みなさんご存知の通り、この「イラク派兵差し止め訴訟」は全国で行われて、名古屋高裁で「イラク派兵は9条1項違反」という画期的な判決が出た。ハッサンはこの裁判の貢献者である。
「ニシタニさん、良かったね。裁判で勝ったんだね」ハッサンも結果を聞いて喜んでいる。しばらくPUKのメンバーたちに私たちの関係を説明し、ハッサンとはここでお別れ。「ニシタニさん、気をつけて。決して無理してはいけないよ」。ハッサンも私の身の安全を心配してくれる。

PUKバグダッド本部を出て、ラシード通りの下町を行く。ラシード通りも壁で囲まれているが、商店街は普通に営業を続けている。その様子を車内から撮影していると、ピーッと笛が鳴り、警官が駆け寄ってくる。
「今、ビデオ撮影していただろ?」。しまった!見つかってしまった。こんなときは慌ててはいけない。「日本から来ている。『イラクの子どもを救う会』というNGOの者だ。悪気はない。軍や警察を撮影したのではない。ただ商店街の様子を撮っただけだ」。
私の身分証明書を見ながら、警官たちはなにやらアラビア語でしゃべっている。
「ここは撮影禁止だ。次回からは気をつけろ」と、「釈放」してくれた。下手をすればカメラ没収のところだった。危ない、危ない。

バグダッド・クルド人街の下町に、PUKの「母子センター」がある。
「日本人が来る」というので、多くの母子が集まっている。夫を殺された未亡人が多い。私が到着すると、「うちの子どもを見てくれ」「助けてくれ」と、ビデオカメラの前に母親たちが殺到してくる。
頭が膨れ上がった子どもがいる。3歳にして「水頭症」だ。母親は2回妊娠したが、上の子どもは死産だった。そしてこの子は生まれながらの「水頭症」。「劣化ウラン弾によるものとみて間違いないと思う」とは、PUKの女性スタッフ。

「俺の子どもの頭を見てくれ」と2人の兄弟を連れてきた父親。頭蓋骨の一部が削り取られていて、頭皮が露出している。指で触ると、そこは柔らかくて、脳内に指が入っていく感覚。米軍の空爆の破片が、頭蓋骨を削り取っていった。その結果、この男の子は普通に歩けなくなってしまった。歩行神経がやられてしまったのだ。不自由に歩く姿を撮影。本来なら傷ついた頭蓋をセラミックか何かで補強すべきなのだろうが、ここはバグダッドである。そんな手術は期待できない。空爆の際、一番恐ろしいのは、爆弾そのものより、周囲に飛び散る破片だ。目に当たれば失明するし、胸に当たれば死んでしまう。この子の場合は頭蓋をかすったのかもしれないが、若くして障害を抱えてしまった。
米軍がボタン一つで発射するミサイル。撃たれた側は生涯その痛みを引きずっていく。

ファラドーンが「この子どもたちに50ドルずつ援助しよう」と提案。急遽、名簿を作り、一家族ずつ50ドルを配っていく。
母子センターを後に、ホテルへと向かう。チグリス川沿いの「アル・マンスールホテル」。大通りから離れていて、チグリス川岸に建つ5つ星ホテルだ。ホテルに入るまでに入念なボディーチェックと荷物検査。外国人が宿泊するホテルは常に攻撃の対象となる。「日本人か!珍しいね」ホテルの警備員が驚いている。少しでもアラブ人に近づこうと、ひげを生やしていたが、やはり一目で分かるようだ(笑)。とにかく無事ホテルにチェックイン。さて明日はどうなるのだろうか?

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「富が地獄を作っている」   文科系

2008年10月27日 10時48分09秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
24日に前米連邦準備制度議長・グリーンスパン氏の最近の「反省言辞」を批判する文章を書いたら、Unknown氏と称される方からこんなご批判を頂きました。彼はこういった人物を擁護するのでしょうか。何百何千万人の中低所得者を、やっと手に入れた我が家から借金まみれで追い出して、その後半生をずたずたにしてしまったこういう人物を。
グリーンスパンは「ドブに落ちた犬」なんかではありません。サブプライム融資を規制できる立場にいながらそれをせずに、今問題の大証券会社の擁護に努めてきて今の事態をもたらした、アメリカ大統領に次ぐような世界有数の強大なモンスターです。モンスターは誰かが退治しなければいけないでしょう?
【「それ見た事か」とドブに落ちた犬を棒で突いて虐めるのは楽しかろうが、このノリって、まるで文化大革命みたいだ。‥だから「文科系」なんだろうか? そーいや、文革も最初に槍玉に挙がったのは資本家だった。】

これに対して僕は、コメントでこう答えました。
「ここに昔から語ってきたことであって、今の時流に乗って袋だたきに加わるといったものではない。サブプライムの問題性や、『こんな株価だけの好景気っておかしい。保てるはずがない』と、以前からここに書いてきた。06年11月1日『アメリカで重大事が起こっている』や同12月5日『世界二極分化の帰結。富が地獄を作っている』がそれだ。なお僕は、学生時代からその本も読んだが、毛沢東が大嫌いだった」

こういう論争?から思いついて、06年12月5日にここに載せた投稿を改めて再掲することにしました。全文そのままをコピーして、載せさせていただきます。


【 グローバリズム世界経済の下、「競争社会」「二極分化」「上流・下流」などのイヤな言葉が氾濫している。その程度を見つつ、その問題性を根本の所から見つめてみたい。以下、個人の金融資産の数字は野村総研と総務省とのものである。

日本では最下層三百万円未満の世帯(個人金融資産ゼロ、生活保護世帯なども含む)は十五・四%である。ところが日本より福祉・医療制度が酷いアメリカで、この世帯が五七・九%に跳ね上がる。日本で五七・九%といえば、一千万から一千四百万円までが入り、逆にアメリカでこの金融資産なら八割までが含まれる。他方また、日本で八割と言えば三千万未満までということになる。日本では、ここまでの世帯の平均が千三百万円、総計五一二兆円で、総金融資産の三分の一ほどを占めている。日本という国は、この金額の半分で日本株式市場全てを乗っ取るべく、その五十一%を買い占めることができるというような、大変な庶民金融資産国なのである。ちなみに、日本のこの上の世帯は三千万から三千五百万までで、これが十四・三%、総額二四六兆円となっている。なお、ここまで九二%ほどの世帯で日本金融資産の約半分ほどを持っていることになる。
 さて他方アメリカでは、下層の貧しさに比べて最上層、二・一%の世帯が四七・九%の個人金融資産を持つ。そしてまた、世界一の庶民金融資産国・日本をアメリカのようにしようとする動向がまた進行中だ。「規制緩和」がそれなのだが、その大詰め「郵政民営化」は終始、アメリカの執念のような強い要請に基づく政策課題だった。「死んでいるお金を社会の活性化に活用する」と言えば聞こえは良いが、「ハイリスクハイリターンの時代!もっと投機に」という「政策」が背景にあるのは明らかだろう。こうして、日本にも「退職金を丸々取られた」という世帯が出現している。
 なお、アメリカの金融資産以外を見ておこう。景気を引っ張ってきた住宅バブルが萎み始めた。今までのアメリカは、借金で住宅を買わせ、住宅バブル値上げを見込んでさらに借金を重ねさせ、莫大な累積輸入超過・借金消費生活を謳歌させてきた。そのバブルのランディングが、ハードになるかソフトになるか、これが近年の世界景気の最大課題だと見られてきた。住宅値下がりで、借金だけ残るアメリカの庶民達はこれからどうするのだろう。他人事ながら心配になる。
 アメリカの「需要創出策」・「借金消費景気」はドル本位体制だからできるのであって、他国にとっては「冗談」に過ぎない。双子の赤字でもドルが値下がりしない。家計、国家全て実質禁治産者に成り果てたが、ドルの信用だけで日本や中国から貸し金が入ってくるなんてね?!!

 さて、世界中が、アメリカのように借金ばかりを背負った多くの庶民も含めて「二極分化」になったわけだが、さてこれからどうなる?僕たちは「最大の経済問題」と大昔から言われてきたことを考えざるを得ない。大部分の国々、人々がアメリカ庶民のように貧しくて物を買えなくなったら、極少数の人々の莫大なお金はこれからどうやって「運用する」のか?この大量な資本に相応しい需要がいったいどこに存在するのだ?ところがどっこい、この金は今や、より有利な投資先を求めた末に、こんなふうに使われているのだ。
 石油の先物買いを思い出していただきたい。同じような金融先物買い・デリバティブ残高は〇四年国際決済銀行発表によると二万五千兆円(実際に動いた「保証金」はその数%。それでも一千兆円!)に上っていると言う。世界に冠たる個人金融資産国・日本のその総額が千五百兆円ほどにすぎないことと対比してみてほしい。また日本の国家予算が五十兆とか百兆とか、さらにトヨタが世界一になったところで、「実体経済」はこれに比べれば全く随分、多寡が知れた金額だ。イヤハヤ!!
 さてこんなふうに凄い資金がだぶついていながら、飢餓率三五%(一日のカロリーが千六百以下の人が国にこれだけいるということ)以上の最貧国は二三にまで増えているし、アフリカのエイズは野放し状態、失業者は世界に溢れ、各国の軍事費・兵器輸出合戦は止まらずに、破産国家が続々現れ、大洪水や水も飲めない人々の群れなどと地球環境は悪化を続けている。それでいて、アメリカ・バブルのソフトランディングさえうまくいくならば、世界の景気は有望なのだそうだ。こういう「実態」が「株主資本主義」の帰結なのである。資金を真に渇望する所には洟も引っかけず、それなりに命を削るようなマネーゲームに勝った者だけが生き残っていく社会。しかも、前者がさらに地獄にはまり込み、後者はさらにより少数の下で太っていくだけ。こんな誰も幸せでない「好景気」って一体何なんだろう。この少数がちょっとの先物買いで、いくつかの株ちょっをつり上げておけば、それが好景気?その先物を実際に買う段になったら、ちょっと買いを強めてから売り抜ければよい?もちろんそういうファンドの隙をうかがっている敵対者も存在しようが、まーとにかく金があるものは原則自由自在。まるで公認の、自作自演インサイダー取引じゃないか。それでも好景気?

 さらに加えて、日米を見てもはっきりしていることだが、普通の先進国ではこういう金持ちがマスコミや国家を握る。すると、国、「公共」というものを彼ら流儀の「危機管理」に使うことに腐心する。こういったことすべてをばく進させてきた日本「規制緩和」社会のあとには、「教育基本法」しかり、「自衛隊法」しかり、そして「九条改訂」しかり。

 「富」が、「地獄」を作っているとしか表現する術を知らない。】
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おかげさまで、三周年を待たす゛投稿数が二千に達しました。      ブログ管理人

2008年10月26日 22時18分14秒 | その他
読者の皆様へ  

 2005年11月9日に立ち上げた「九条バトル」の投稿数が、本日の落石氏の投稿で二千に達しました。
 開設三周年という記念すべき日の二週間前に記念すべき投稿数を達成しました。
 一日平均1.8人の方に投稿いただいたとになります。また、二年目からは投稿の無かった日は5日だけでした。
 また、1週間の訪問者数は1000人を超えるように、閲覧数(延べ人数)は4000を超えるようになりました。

 平和な社会・日本・世界の実現のために発信をし続けるブログとしての役割を少しは果たしていると自負しています。
 これも、このブログを愛読していただいている読者の皆様のおかげであります。改めて御礼申し上げます。
 とりわけ、根気よく投稿いただいた常連の投稿者・コメントの皆様と、勇気を奮って投稿・コメントしていただいた数多くの方々にお礼を申し上げます。

 最後に、平和のための自由な討論の場であるこのブログにさらに多くの方々の「投稿」とりわけ多彩なご意見の「コメント」をお待ちしております。
 なお、このブログへのご意見・注文がありしたら、どこにでもコメントください。 
 
      「九条バトル」管理人
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さて正しい主張でしょうか?   落石

2008年10月26日 15時28分06秒 | Weblog
今朝の赤旗に外国依存列島、という特集が。

食料を海外に依存し、海外生産も上昇、
アメリカで株式が下がれば、
鏡にように下落する日本の株式市場。

日本経済の海外依存が深まっています。
国民経済が豊かに発展するには
この流れを転換し、内需主導に、
そして大企業から家計・国民に
経済政策の軸足を移すことが求められています。

   

赤旗のみならず、マスコミのなかで
かなり大きな論調です。

経済が海外に依存しているという主張は
正しいでしょうか?
本当は相互依存ではないでしょうか?
相手国も日本に依存しているといって
問題視しているのでしょうか?

また、前段の自給率と後段の内需の重要性の主張の間に
どういう関連性があるのか?
内需拡大、家計重視は大賛成ですが、
論理に飛躍があるのでは?


どなたか教えて下さい。


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中国の緑化政策    落石

2008年10月26日 15時15分39秒 | Weblog
新華社によれば、中国では99年から、この5年間に
毎年平均で、九州の面積に相当する400万ヘクタールもの
森林面積の拡大があったという。

この5年間にAPEC加盟国のなかで
森林の増えたのは、中国、ベトナム、アメリカ。

減ったのは、インドネシア、オーストラリア、
フィリッピンなど。

日本は増減なし。

中国は飛躍的な森林増加。
ただ、山地での農業をやめさせて植林するという
問題の多い方法ではありますが・・・

興味深いのは共産党という一党独裁の国で、
成果が著しい点。
ひるがえって資本主義国家としての道を
歩んできたインドネシアなどで森林が減少していること。

植林というような事業は市場の論理では
上手く行かないのでしょう。

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