思想・信条の自由と「公」
フランスの公教育の場で、イスラム教の女性徒のベールが
問題になった。
イスラム側は、思想・信条などの自由に反すると主張。
(私も、そう思いました。)
一方、学校側は、ベールは宗教によるものと認めても
公的な学校という場では、制限されるものと言いました。
これは、フランスの憲法が、折り合うことのない価値観の対立を
回避するために、宗教を公の場に持ち込まないと定めているからのようです。
国の存立を危うくするような対立の火種は、
私的な領域に囲い込んでおこうというもの。
日本の場合、学校での日の丸と君が代問題は、どうなんでしょう
法律で、日の丸、君が代が制定されたら、いいんでしょうか?
私的な事項を公的な場に押し出しているのでしょうか?
もう一つ、マスコミなど、メデイアの場は、公的なものか?という問題があります。
ここでは、公共放送とされるNHKで起っている問題ですが、
「JAPANデビュー」という番組について「右」の人の拒否反応があります。
言論の自由がありますから、賛成・反対を表明することは自由です。
では、政治家として、懸念の表明することは?(実質的な圧力ですが)
また、国民が、「JAPANデビュー」を法廷に訴えたことは、憲法上、許されることでしょうか?
この辺りの明確なお話しが聞きたいと思っています。
コメントか、こんな本読んだら、という
サジェッションを下さい。