守屋ワイロ?、第2のロッキード事件と言われるが、現段階だけしか出ないとしたら小さい小さい。もっと大きいものにテロ特措法違反の「イラク給油問題」という、「文民統制違反」がある。
軍隊が勝手な行動を始めたらすぐに国を支配できて、ミャンマーのように法治国家が法治国家でなくなるはず。軍隊の行動は厳密に政治(行政権)に従わなければならないのだ。これについては、ほんの些細なことでも、厳密にやらなければすぐになし崩しになっていくというのが、数々の世界史的悲劇からの教訓である。ここに「蟻の一穴」も許してはならないわけだ。これは、現代国家ならそうでなければならないという常識であって、間違いなくそういう法律的規定が隙なく存在しているということでもある。
だから、軍隊の行為は全て国会や行政の承認のもとに、行政が命じ、経過や結果の報告も受けねばならない。
そういう「法体系」からしたら、軍隊が違法行為をやって、それを行政が知らぬなんぞということは、「絶対にあってはならないこと」であって、「蟻の一穴」の凄く大きい奴というわけだ。
「イラク給油問題」が、一つのワイロ事件なんぞとは比較にならぬ大事件というゆえんである。ワイロ事件とは、個人が密かに行うもの。文民統制違反は軍隊の正規の命令系統を通じて、軍隊として公然と行うものだ。「イラク給油」とは、そういうものである。「そういうことをやっても良いのだ」と、軍隊全体に示したという「教育的大事件」でもあるわけだ。
なお僕は、防衛省の天皇・守屋が、「イラク給油」の報告を受けていないとは全く信じていない。あんな重大事が防衛省課長止まりで、差し止められたなどとは、全く信じられない。自民党も承知でやらせていたのだと思う。その自民党が守屋を、その妻までも逮捕させて、罪の軽重で脅しつつ口止めをさせ通すつもりなのだと思う。「イラク給油という重大違法」を自民党が承知で止めなかった(やらせたと同じだ)と分かったら、総選挙敗北必至だからである。
さて、この「イラク給油・文民統制違反問題」でさえまだ小さい。次の仮説が事実とするならば。久馬や額賀の陰にちらつくアメリカのことだ。
久間だったかが守屋にさりげなくこう語ったという。
「商社を通さないで直接に買えと申し渡しておいたからね」
「産直」を狙うアメリカと、日本商社を通す守屋との暗闘があったのではないだろうか。この面から見れば、現在の逮捕状況は「日本派」がヤラレテ、「アメリカ利権派政治家」が残っているということだ。
これが事実なら、後に以下のような重大禍根を残すこと間違いないのである。
アメリカに一度弱みを握られた政治家は、生涯彼らの良いように動かされる運命しかないからだ。つまりアメリカ産軍複合体のロボットである。これらのロボットは、今のアメリカの「産軍複合体」同様の物をアメリカの産軍の命ずるままに日本にも建設するというようにこき使われることが必至なのだ。当該の政治家がこれに応じるならブッシュのように出世していくだろうし、どこかで応じなくなるならば、角栄のように政治家を辞めるしかない。
久間、額賀と「日米ナントカ文化協会」とかいう軍事談合組織のようなものを、果たして暴くことができるのか?これが守屋問題の最重要課題だと思う。
「この問題の前では、自民党延命などどうでもよいことだ」
こう言い切れる政治家の出現を望む。当然自民党にも、それが無理ならせめて民主党に!!
軍隊が勝手な行動を始めたらすぐに国を支配できて、ミャンマーのように法治国家が法治国家でなくなるはず。軍隊の行動は厳密に政治(行政権)に従わなければならないのだ。これについては、ほんの些細なことでも、厳密にやらなければすぐになし崩しになっていくというのが、数々の世界史的悲劇からの教訓である。ここに「蟻の一穴」も許してはならないわけだ。これは、現代国家ならそうでなければならないという常識であって、間違いなくそういう法律的規定が隙なく存在しているということでもある。
だから、軍隊の行為は全て国会や行政の承認のもとに、行政が命じ、経過や結果の報告も受けねばならない。
そういう「法体系」からしたら、軍隊が違法行為をやって、それを行政が知らぬなんぞということは、「絶対にあってはならないこと」であって、「蟻の一穴」の凄く大きい奴というわけだ。
「イラク給油問題」が、一つのワイロ事件なんぞとは比較にならぬ大事件というゆえんである。ワイロ事件とは、個人が密かに行うもの。文民統制違反は軍隊の正規の命令系統を通じて、軍隊として公然と行うものだ。「イラク給油」とは、そういうものである。「そういうことをやっても良いのだ」と、軍隊全体に示したという「教育的大事件」でもあるわけだ。
なお僕は、防衛省の天皇・守屋が、「イラク給油」の報告を受けていないとは全く信じていない。あんな重大事が防衛省課長止まりで、差し止められたなどとは、全く信じられない。自民党も承知でやらせていたのだと思う。その自民党が守屋を、その妻までも逮捕させて、罪の軽重で脅しつつ口止めをさせ通すつもりなのだと思う。「イラク給油という重大違法」を自民党が承知で止めなかった(やらせたと同じだ)と分かったら、総選挙敗北必至だからである。
さて、この「イラク給油・文民統制違反問題」でさえまだ小さい。次の仮説が事実とするならば。久馬や額賀の陰にちらつくアメリカのことだ。
久間だったかが守屋にさりげなくこう語ったという。
「商社を通さないで直接に買えと申し渡しておいたからね」
「産直」を狙うアメリカと、日本商社を通す守屋との暗闘があったのではないだろうか。この面から見れば、現在の逮捕状況は「日本派」がヤラレテ、「アメリカ利権派政治家」が残っているということだ。
これが事実なら、後に以下のような重大禍根を残すこと間違いないのである。
アメリカに一度弱みを握られた政治家は、生涯彼らの良いように動かされる運命しかないからだ。つまりアメリカ産軍複合体のロボットである。これらのロボットは、今のアメリカの「産軍複合体」同様の物をアメリカの産軍の命ずるままに日本にも建設するというようにこき使われることが必至なのだ。当該の政治家がこれに応じるならブッシュのように出世していくだろうし、どこかで応じなくなるならば、角栄のように政治家を辞めるしかない。
久間、額賀と「日米ナントカ文化協会」とかいう軍事談合組織のようなものを、果たして暴くことができるのか?これが守屋問題の最重要課題だと思う。
「この問題の前では、自民党延命などどうでもよいことだ」
こう言い切れる政治家の出現を望む。当然自民党にも、それが無理ならせめて民主党に!!