九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

新聞はなぜ報じないのか     只今

2011年08月31日 18時21分14秒 | Weblog
 
 ●これまで原発(原子力)コストについての政府・電事連の公表金額は
 「1キロワット時当たり5円強」。
 しかしこの5円強という数字は、16円~20円程度(廃炉費用は含まれず)
 になるとの試算案が政府内でまとめられた。(8月23日付『電気新聞』)
  
 これまで政府(保安院)は、大島堅一立命館教授の試算15円を無視してきた。
  今になって訂正することになったのは、何故か?  
 またこの政府(保安院)試算を報じた新聞は、今のところ一紙もない。
  これまた何故か?

 ● 福島第一原発の協力企業の作業員が白血病で死去。
   この死亡は「作業と白血病による死亡に因果関係はない」と東電。
   数値だけからは因果関係なし、とするが常識か?
   このこと報じる新聞少なし。あってもベタ扱い。
   
    今から20年前の1991年、浜岡原発の作業員として孫請会社から派遣されていた
    嶋橋伸之(29歳)さんの死亡診断書に記してあったのは、「萬世骨髄性白血病」。
        それから20年を経た今年8月、
    空手教室に行く積もりだったクリリンさんが間違えて入った部屋、そこは故嶋橋伸之さんの母親・美智子さんを囲む
    集いの部屋で、ここで聞いた話をクリリンさんは次のようにブログで報告している。
    =狭い部屋に30人ほどの人。印象に残った話は、
     〈息子が入院したので労災申請しようとしたら、認められる可能性は低いし、病院でかかった費用の面倒もみるからから
      思いとどまるように〉
     〈息子が死ぬと、3千万円を提示され、誓約書を突きつけられた〉

  発症から2年1ヶ月、嶋橋伸之さんは白血病で逝ったが、伸之さんが働いた9年間の累計被曝量は50ミリシーベルト。これは1年の値でなく9年間の値。法令で定める年間被曝線量の限度50ミリシーベルトを大きく下回っていたが、両親はやむにやまれず労災申請。これを磐田労基署は認定!

        
   
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 保安院の大罪(38)今時の総理  文科系

2011年08月31日 15時19分34秒 | 国内政治・経済・社会問題

 野田佳彦が総理になった。誰が見ても明々白々、財務省・官僚の猟犬である。その猟犬が、猫なで声で「融和」を訴え輿石東を幹事長に据えて、小沢にも手をさしのべているかに見える。が、これは、表面の顔。真の顔は誰でも分かる、こんなモノ以外ではありえない。このシリーズ36回目に書いた事、その通りの顔になるだろう。ご面倒だが、以下に抜粋再掲してみる。官僚の味方・中央の大マスコミが、菅直人に対してとは打って変わってやはり猫なで声で野田をそのお連れ合いぐるみで「隣の伯父さん」にしようと褒め称え始めた、これがその証拠だと言える。
 

【 今時の総理候補らは、実に呆れた、馬鹿馬鹿しい輩。これは誰が見ても分かる、明白なことだろう。
 第1に、官僚全体がお墨付きを与えた奴らだということ。
 第2に、「脱原発も遙か彼方」という輩だということ。
 第3に、このデフレの時代に消費税をアップして、景気を悪くする奴らだということ。つまり、財務省の権力を増やすことに邁進する、そのお気に入り。
 第4に、外務省・アメリカべったりでもあるはずだ。このことは、鳩山内閣の末路を見れば誰でも分かろうというものだろう。
 今朝の中日7面社説にこういうのがあった。『霞ヶ関改革はどうする』が大見出しで、題名が『増税 民主代表選』。この社説が実に、こんな結びになっているのだ。
『では、霞ヶ関改革をどう進めるのか。そこが聞きたい。民主党は「脱官僚・政治主導」を旗に掲げて政権を握ったが、いまや面影もない。日本経済の再建はもとより震災復興のためにも、霞ヶ関の縦割り行政打破が不可欠だ。本音の論戦を避けているようでは、次の政権も期待できない』
 僕も、『霞ヶ関改革をどう進めるのか。そこが聞きたい』。ところが、ここまでの内閣の崩壊に恐れをなして、民主党主流が官僚に下ったことは明らかなのである。アメリカに通じた外務省に反旗を翻されて、鳩山内閣が崩壊した。民主党マニュフェストを反故にして総理になった菅直人も、「脱原発依存」と叫んだとたんに、内閣の中で全く孤立してしまった。そして今の彼は、こんな本を読んでいるのだという。「反原発行動」の故に原発村の策動で無実の罪を着せられ、福島県知事を辞めさせられた佐藤栄佐久。その著作「知事抹殺」を。これには心からの共感を覚えるはずの菅直人さん、「脱原発依存」から今度はさらに改心して是非、「総理抹殺」でも物にして欲しいものだ 】

 さて、こうして野田の「融和」とは、こういう融和だと思う。「『脱原発は遙か彼方』の融和」、「消費税値上げに筋道を付ける野田」、「滅び行くアメリカとの心中目指す野田佳彦」。そして何よりも、こんな路線で行ったとしたら「世界の根本矛盾による大悲劇再来必定の野田佳彦」。この道はやがては又、マネーゲームの大々的復活と、またぞろバブルの大崩落の再来必然の道だろう。そして、銀行救済のためにまたまたやむを得ず、大々的政府支出。これらの元凶であった、世界的矛盾が又一層進むしかないのだからこういう道しかあり得ないと言いたい。世界的需要不足の供給過多、資本のダブツキ。これによって、資本はマネーゲームに撃って出ても「上手い時期に上手く逃げればよい」と言い聞かせるしか道はないのである。世界的バブルを押さえるには、世界的法規制が必要だ。が、世銀やIMF、もしくはそれに相当するようなレベルでそんな論議をしようとすれば、アメリカが必ず妨害してきた。アメリカはマネーゲームによって、自国の累積赤字を世界の金で穴埋め目指しているとしか、僕には思えない。

 国家法制度は常に既成事実の後追いできた。が、グローバルマネーを規制する世界的法律などまだどこにも生まれてはいない。やりたい放題のグローバルマネマネーと今度こそ折り合いを付けられると野田周辺は考えているのだろうが、紆余曲折はあっても失敗必定だろう。そして、日本の預金がまたまた失われていくはずだ。それが野田および、その周辺の運命である。国民は堪らないが、もうゴミみたいなモノなのだ。そう言えば、福島県民が既に、ゴミのように扱われてきた、な。
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ついに死者! 本当に関連はないのか?

2011年08月30日 16時34分19秒 | Weblog
 福島第一で働いていた下請けの40代の男性社員ガ急性白血病で死亡しました。

 以下、日テレNEWSより引用 ===========================

 「東京電力」は30日、福島第一原子力発電所の男性作業員が今月上旬に急性白血病で死亡したと発表。
 死亡したのは40歳代の作業員で、今月上旬に7日間、福島第一原発の休憩所の出入りや放射線量を管理する作業を行っていた。男性の被ばく線量は累計で0.5ミリシーベルト、内部被ばくはなかったという。男性は、勤務を終えた後に体調を崩して入院し、東京電力は元請け企業から、今月16日、男性が死亡したという報告を受けたという。
 今回の原発作業との因果関係については「元請け企業から、『医師の診断で因果関係がない』と聞いている」ということで、東京電力は、プライバシーの問題があるためこれ以上、調べる予定はないと説明している。


 ===================================(引用終わり)

 東電はあくまでも原発との因果関係はないという立場です。
 ということは、この人の遺族、労災認定もなくただの自然死扱いでしょうか?
 「プライバシーの問題」とはなんでしょうか?
 裏金で処理し、なかったことにしてしまうつもりなのでしょうか。

 一般の刑事裁判などでは「疑わしきは罰せず」が適用されるべきですが、こと原発事故については「疑わしきは徹底的に調べる」が適用されるべきで、「これ以上、調べる予定はない」は全くおかしいと思います。
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ザックジャパン(8) ザックジャパンの今後  文科系

2011年08月30日 11時35分46秒 | スポーツ
 今回は、この2月に3回に渉って書いた「ここまでの総括」前中後編の最後の部分を再掲させていただきます。言わば「ザックの目指すモノ」と「課題」を見ています。今から観ると不十分な点も目立ちますが、そのまま転載します。9月2日に始まるワールドカップ予選を見るための一つの観点として、ご笑覧頂ければ幸いです。


【 日本サッカー希望の星とザック監督など(8)ここまでの総括(後編)
2011年02月15日 | スポーツ

5 ザックジャパンの今後

A 今後の背景になるザック理論
 ザックは今後、いわばFCバルセロナのような戦い方を模索していくだろう。組織性と走力、そして高度な基礎技術を基とした全員攻撃・全員守備のパスサッカーである。オシムも岡田もこういうイメージを目指していたのは、これが日本人に合っているからだ。岡田が南ア大会の土壇場になって諦めたバルサ型守備の理想「高い構えの、前からの全員プレス」をザックは早速採用して見せ、アルゼンチン戦に観えたように少しの手直しで速くも成功を収めている。
 ザックのサッカー理論の骨子は、以下のようなモノだ。
 ウディネーゼからミラン優勝までの最初のベースは、アリゴ・サッキの「ゾーン・プレス」と、クライフの「トータルフットボール」をミックスして、固有の「バランス」の考え方を作り上げたものである。それでもどちらかと言えばクライフ寄りを自認していて、イタリアには珍しい攻撃型の監督であって、ビアホフ、アモローゾなど組織的な点取り屋を作るのも、上手かった。さらにその後、わざわざバルセロナに滞在して、FCバルセロナを熱心に学んだことは有名な話であって、「あーいう戦い方をしたい」と常々語ってきたようだ。
 彼が日本監督を引き受けたのは、以上の背景があったからだと思う。日本協会のイメージはいろんな意味でスペインと共通性があったはずだし、事実監督候補にはスペイン人が最も多かったはずだ。
 なお、日本が最も弱かった守備についてすぐに指導した内容を観ていると、モウリーニョがインテルでやった最先端の守備を研究した形跡がある。「敵ボール・プレスではサイドに追いやり、中央は厚くして破らせない」「プレスに行く者は後ろなど気にせず、ボールに集中する」などを徹底しており、特に後者については選手たち全員が「初めて聞く指導だ」と語っていたのは目新しい話である。

B 日本の欠陥とザックが観ているもの
 ザックはアジアカップ総括で、「このチームに足りないのは経験だ」と語り、「相手やゲーム展開に合わせて戦い分けること」を今後の最重要課題と述べた。その意味では、南ア・ワールドカップ、アジアカップという修羅場を主力として乗り越えた選手たちとともにその経験を若手に徹底していくことが、当面の最大課題となろう。「流れが読めて、リズムが切り替えられる」長谷部、遠藤、松井らが、アジアカップの出だしで浮ついていた若手をきちんとたしなめて一つにまとめ上げていった経験なども、ザックは非常に誉めていたものだ。あれがなければ、ヨルダン戦、シリア戦の酷さからするとアジアカップもどうなっていたかと、今鳥肌が立つ。

C 方向性
・Aのバルセロナ型チームというなら、旧代表選手たちが望んできたところだろう。さらに、B「流れが読めて、リズムが切り替えられる」という点でも、ベテランの財産が貴重だと思う。遠藤に受け継がれたヒデ・中村俊輔らの財産や、前田、岡崎に受け継がれた中山・原系列の財産やには、近年の日本サッカー急成長に繋がった重いモノがあると、僕は考える。特にオシムがアジアカップ総括でここまで言う遠藤から、若手がとことん学んで欲しい。
『遠藤は、まだこれからだ。彼がもっと走り、アグレッシブなプレーをすれば、今からでももの凄い選手になれる。それをぜひ本人に伝えてくれ』
 今後のザックはこれらベテランを大切にするはずだ。「日本は技術が高い。良いFWもいて、得点力もあるはずだ」と語ってきたのだし、「優勝したのだから、このメンバーが今後の骨子になる」とも語っているのだから。つまり、当面の幹部たちはほぼ決まっているということだろう。

・DFだけでなく、守備プレス時などの球際を中心にプレーが軽い時がある。その一部修正はザックが最初に手を付けたものだが、「ファールをしない守備」とともに、全員に今後も最も厳しく求められていくだろう。Jリーグゲームの守備が世界基準で観て全体として軽いのも、問題ではないだろうか。

・以上のようなザックのチーム・コンセプトからすれば、パススピードと精度、および、走りながらボールを受ける技術をもっともっと高めねばならない。特に走りながらボールを受ける技術について憲剛が去年、「日本でこれが世界水準なのは、ほとんど香川だけだ」と述べていた。ちなみに、ザックが理想としていると観られるFCバルセロナは、アーセナルなどとともにこの技術では世界有数と言える。
 関連して、余談を少々。憲剛がこの「走りながらパスを受ける技術」の世界水準を教わったのは、長年の相棒ジュニーニョからであることは明らかであろう。こうして、憲剛を観ていると日本にいても考え方、やり方次第でいくらでも世界水準になれるということが分かる。

・上記2点から言って、若手の発掘に向けては、小さくても体幹などが強く、何よりもスピードのある選手が候補になると思う。このスピードこそ、長谷部、香川、長友が世界3位のドイツなどで大成功した最大の要因だったと述べて良いのだから。もちろん高度な日本流基礎技術は、前提となるのだが。
 また、センターバックの若手人材発掘は急務である。条件は、先ずスピードとパス力、次いで高さと強さ。

・本田は、「代表での自分」をもう一度考え直さないならば、レギュラーからは外した方が良いと思う。この代表で彼に期待されている第一のことは、前田、岡崎、香川に得点させることであって、自身の得点ではないはずだ。彼が第一に得点を狙ったら、ヨルダン戦のようにチームが狂ってくる。大会中、岡崎、香川にこんな注文も出していたようだ。
「俺がパスを出しているんだから、オマエラももっと俺にパスをくれ。俺は得点が欲しい」
 これに対して岡崎は「そこまで言うんだったら、得点力をもっと磨いとけよ」とだけ応えたらしいが、これは一種の悪しきセクト主義だ。3人で「パスの出し合い」をギブアンドテイクよろしく談合したら、前田は一体どうなるのだ? アジアカップで前田が孤立しがちだったというその原因の一つに、本田の責任もあったのではないかと思い、サッカー選手としては特に好ましくないチームを壊す言動だと思うが、どうだろうか。
 この点については、本田自身が日常のスタイルを変えて、代表で求められるとおりに振る舞うことができるとしたら、別の話である。カタールの本田は、特に後半にはこれができていた。

 注 最後の本田の記述については、どうやらその後に杞憂に終ったようだ。この8月10日にあった日韓戦も含めて、「代表で求められるとおりに振る舞うことができる」ようになっている。
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革命のない日本     らくせき

2011年08月30日 08時55分07秒 | Weblog
今回もなにか本気かな?と感ずる総理選び。
なにかヘンだなと感ずるのですが、一体、どこがヘンなのか?
自分でもよく分かりません・・・

いま、テンペストというNHKのドラマにはまっています。
幕末の沖縄が舞台。滅ぼされた王朝の子孫が活躍するというお話。

ああ、沖縄でも革命はあったんだ、という驚き。
日本はなぜか?こうした王朝交代はなかった。
案外、こうした歴史的な遺伝子の影響は
今日の政治状況にまで影響を及ぼしているのかな・・・

など、晩夏の夜のたわごとを楽しんでいました。

フクシマから革命が起こってもいいのに・・・


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円高に悲鳴! これは大問題なのか?   らくせき

2011年08月29日 18時52分48秒 | Weblog
76円という円高に、産業界から悲鳴があがっている。
このままでは日本はダメになる。
愛知県の知事さんなどは、政府に円高対策を何回も訴えている。
これって、本当の姿を伝えているのだろうか?
と、感じてきました。
朝鮮日報が、こんな記事を掲載していました。

世界的な危機が発生するたび、日本円が「安全な資産」として急浮上し、
円高傾向につながるという「逆説」が繰り返されるのはなぜだろうか。
その理由として、まずは「貯蓄の力」が挙げられる。
日本国内の資金に占める国債の割合は95%に達し、家計金融資産は1400兆円を超える。
外国資本が国債を売れば、それだけで混乱に陥る米国とは異なり、
日本は海外に資金を貸し付ける債権大国だ。
高齢者の増加により、平均貯蓄率は下がったというが、
30‐40代の貯蓄率はむしろ上昇傾向にある。

その上、製造業は依然として強さを見せている。
米国アップル社のスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone」のような
世界的ヒット商品こそは誕生していないが、日本企業はその部品を生産している。
「iPhone4」の部品生産国別の付加価値率(売上高に占める付加価値の割合)を
調査した結果、日本が34%で1位を占めた。
世界市場を独占する部品メーカーが多いため、大地震で工場の操業が停止するや、
海外のメーカーはこれを歓迎した。
一方、日本の経済界は今、円高によって製造業の海外流出が進むのではないかと懸念しており、
政府もあらゆる手段を駆使し、対策に乗り出している。
しかし、日本経済に占める輸出の割合は16%にすぎない上、
長期間のデフレによって賃金が下落していることから「円高=製造業の没落」は
大げさな説だという声も出ている。
円高がむしろ、海外の企業を安値で買収し、競争力を高めるチャンスになると
いうわけだ。

岡目八目といいますが、案外、この記事のほうが真実に近いかも・・・

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海江田の主張  文科系

2011年08月28日 16時39分33秒 | 国内政治・経済・社会問題
 民主党代表選挙で、菅内閣の閣僚としては官僚べったりに見えた海江田が、打って変わって自己主張を始めました。二つのコメントを手直しして投稿に格上げしました。

【  案の定  2011-08-28 13:22:42
 案の定、海江田がこう言い始めました。現段階の原発政策はこれで良いのではないでしょうか。多数派にならねば、これも到底実現せぬことですし。従来の野党のように「信念を語るだけ、実現は永遠の彼方」というわけにもいきません。
 阿修羅掲示板からです。

【 〔代表選〕海江田氏が(生温いとはいえ)脱原発の方針を明確にした
投稿者 元引籠り 日時 2011 年 8 月 28 日
海江田万里~代表選にあたっての政見:
今後10年めどに原発への依存度を20%以下に。原則新規建設凍結、40年以内に原発ゼロに。
原発・エネルギー政策~エネルギー政策の抜本的改訂~
・今後10年をめどに、原発への依存度を20%以下に引き下げる。
・自然エネルギーを成長産業と捉え、「環境エネルギー公共事業」を推進して育成し、今後10年をめどに総発電量の20%に引き上げる。
・原則、新規建設は凍結し、40年以内に原発ゼロをめざす。
・原子力安全委員会の改組とメンバーの刷新を速やかに行う。】 

【 またまた、お見事   2011-08-28 16:37:20
 以下は時事通信の記事。海江田氏、なかなかお見事! ところがさてさて、三党合意で破棄への道筋を付けた民主党マニュフェスト堅持(方向)とあっては、大手マスコミが官僚と連んで、騒ぎ出すことは必定! こんな風に。
『小沢の影武者・海江田! 他候補は、前原一本化を目指して実を取れ』
 だが、何度でも言いたい。民主党政権はあのマニュフェストによって生まれたのだ。勝手に破棄する方こそ、遙かに筋が通らない。これによってこんな事態さえ予想されるが、どうなのだろう。三党合意派がこの代表選挙で負けた場合に、いよいよそのまま大連立の方向、と。そうなると一体全体、勝算有りなのか、心配になってくる。天下分け目の関ヶ原みたいだが!

【 海江田氏、3党合意の見直し示唆=他候補は順守の立場―民主党代表選
時事通信 8月28日(日)11時38分配信
 民主党代表選に立候補した5候補は28日、NHKや民放の討論番組にそろって出演した。民主党のマニフェスト(政権公約)見直しに関する民主、自民、公明の3党合意について、海江田万里経済産業相は「新しい執行部ができたら、(3党合意を)継続するか、修正するか決めればいい」と述べ、代表に就任した場合の見直しを示唆した。
 背景には、支援を受ける小沢一郎元代表や鳩山由紀夫前首相が、マニフェスト尊重の立場を明確にしていることがある。海江田氏は、3党合意に関し「党の中の意見を聞くと、不満や生煮えのところもある。新執行部で十分議論するのがいい」と強調した。同時に「安易にほごにするという話ではなく、議論をもう一度するということだ」と語った。
 これに対し、前原誠司前外相は「3党合意は尊重すべきだ。信頼関係を壊すわけにはいかない」と見直しに反対し、野田佳彦財務相も「これからのねじれ国会に耐えられない」と順守を主張。鹿野道彦農水相と馬淵澄夫前国土交通相も前原氏らに同調した。
 小沢氏の党員資格停止処分に関し、海江田氏は「新しい執行部で、プロセスを経て、議論すればいい」と重ねて撤回の可能性に言及した。前原氏は「現執行部の判断は尊重すべきだ」と見直し反対の立場を重ねて示した。ただ、党や政府の要職への小沢グループからの起用については「さまざまな有為な人材がいるから、適材適所で仕事をしてもらうのは当たり前だ」と述べた。
 衆院解散・総選挙については、「被災地の状況を見ると、すべきではないし、できない」(海江田氏)などと、5候補全員が早期解散に否定的な考えを示した。】 
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ザックジャパン(7) やった、世界17位! 文科系

2011年08月28日 11時23分52秒 | スポーツ

 10月に「世界20位台前半」を予測したのだが、今年2月には一気に17位に駆け上がって行った。世界200数カ国・地域の中でなのだから、他スポーツとは、世界の庶民と共有できる意味が違う。スポーツ、スポーツマンに貴賤はないが、世界の庶民が築き上げてきた歴史的・社会的意味が違うと、強く主張したい。テレビにお願いし、これを跪拝せざるを得ないスポーツとは、唯一異なった存在なのだ。官僚よりも強いということだろう、こう考えると面白い。
 今回は、今年2月2日、第38回分の再掲である。

 2日発表の世界サッカーランクで、日本が29位から17位になった。実に、17位!
 オーストラリアが21位(先月は26位))で、韓国が32位(同39位)だから、両方とも大幅にアップしたということだ。世界の中で、アジア全体の評価が上がるように見直されたと見るのが妥当だろう。FIFAでは、こういうことが時々あるのだが、日本と韓国がワールドカップで16強に入った事が、大きいのだろう。7月からの南米カップ日本招待がますます楽しみになってきた(なお、ここへの参加は結局流れた)。アジアカップ決勝戦前にここにこう書いた僕としては、モウびっくり。嬉しい悲鳴なのだ。
【「敵守備体制を広げて、縦横から攻める」。何度も言うように、前田遼一か岡崎慎司が2得点すれば、得点王だ。そして次が、7月の「コパ・アメリカ」! パラグァイとアルゼンチンを負かし、南ア大会16強の韓国をも退けたアジアチャンピオンが来るということで、大人気になるだろう! 一次リーグはアルゼンチンとともに是非通過して欲しいものだが、これももう現実的課題だろう。上手くいけばここで、世界20位突破だな。この南米大会前にもと、パラグァイから対戦希望が出ているが、ザックジャパンは今や引く手あまた。こうして日本サッカーがさらに、広い国際友好の日本旗頭になれるというものであーる!】

 もう、香川真司も世界3位のドイツを席巻したのだし、長友佑都がインテルに入って大活躍するだろうし、ヨーロッパ崇拝は止めよう。日本の一部には、ヨーロッパ崇拝が多すぎると思っていた。
 僕は、日本人サッカーファンの一部に見られる「ヨーロッパ崇拝」が嫌いだった。モウリーニョとか、スペインの何人かの選手とかは、いくら誉めてもを誉めすぎじゃないが、イブラヒモビッチとかエトーとかを化け物のように誇大視する風潮には、苦り切っていたものだ。僕を、決定的にそうさせたある事件が一昨年起こった。日本のオランダとの練習マッチである。
 後半20分までは、オランダを圧倒していたあのゲームだ。このゲーム、当ブログでは一昨年9月6日にここに拙稿を書いている。が、ヨーロッパでは話題沸騰だったこのゲームが、話題の主、日本マスコミはこれをどう扱ったか!!? 「やっぱり問題外、後半にあっさりと逆転!」と、だけ。しかしながら僕は、あそこが今回のザックジャパンの原点になっていたのだと、今振り返る思いだ。それほどに「見事なパス回し」だったのである。ただ、防御がちょっと弱かった。厳密に言えば、球際で競らない対人守備が嫌だった。それが、去年南ア大会前のイングランド戦(5月31日、6月2日のブログ参照)、韓国戦(5月27日ブログ参照)などでは修正されてきたものだった。ぼくは、この3戦3連敗はむしろ、この対人守備面での修正が嬉しかったのである。ここのブログでもずーっとそう書いてきた。

 そして最後がスイスでの選手会議。「敵とぶつかり合ってボールを奪わないことには、何も始まらない」この(多分)長谷部誠の一言のまとめで(これをまた岡田武史監督が認めた形になったから)アンカーに阿部勇樹を置いたブロック守備体制が固まった。ザックは今、基本的にこれら全てを踏襲している。付け加えたのはここでも述べてきた2点だけである。中央2列に厚くして敵ボールをサイドに追いつめる守備体制と、縦への速い攻撃とである。

 サッカー協会に対してはこれからも、大新聞、テレビ界による軽視、敵視は続くだろう。彼らは野球互助会、テレビスポーツタレント作りが目的なのだから。マスコミから自立したサッカー協会の元にまとまった選手は自由にならないのだから。そして、そういうテレビ界の利己的で、狭く、高慢な了見を、日本サッカー界は実績でもってどんどん打ち破っていくことだろう。彼らは、アジアカップ決勝戦の視聴率を発表したっけ? 40%だったかな?
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お久しぶり 竹村正義さん       只今

2011年08月28日 09時32分08秒 | Weblog
 民主党の代表選で選ばれそうな3人はいずれも「日本新党」の出身者。
 この代表選を、細川内閣の官房長官であった竹村正義氏はこう評した。(28日付『朝日』)

   「確かに役者は変わったが、古い勢力にこびて戦おうとしている。
   鳩山、小沢両氏が代表選をリードし、政策までトーンダウンしている。
   主体性はなく、これが新しい世代を象徴する現象かなと思い、心配してみている。
   明るさは感じず、希望は持てない」
 
 竹村正義氏といえば先ず思い出すのは、東大に行く前一年間だけ名大に席を置いていた時、よく本山の古本屋を覗き、それが懐かしいと語っていたことです。
 それはともかく、彼は蔵相時代に起きたフランス核実験に抗議するデモに参加したり、原発推進を強行する電事連、電力総連との暗闘は熾烈を極めたといった伝説です。

 嘉田由紀子滋賀県知事は、「原発に頼らず、原発を卒業しよう」との意の「卒原発」を提唱しました。
 原発から脱しよう、の意よりも強い意を用いたいとの思いからとのことですが、
 この語は、竹村氏が京都の講演会で使用した用語ということです。
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金さんの商取引    らくせき

2011年08月27日 09時46分10秒 | Weblog
民主党の党首選挙がニュースを占めていますが、
北朝鮮の金さんのロシア訪問も大きなニュースだと
思いますので一言。

北朝鮮の金さんが、久しぶりのロシア訪問。
ロシアが、天然ガスのパイプラインを
北の領土内を通って、韓国へ伸ばすのに合意したとのこと。

帰りには中国によって会談の内容をみずから報告した。

金さんは、この商取引で、パイプラインの通過料金を手にしたことに。
工事が行われれば、北の人々の就労の場となり、お金も入る。
一石二鳥も三鳥もある取引。

メリットはありますが、一種の国を売る行為と非難される可能性もあり、
権力闘争の新しい火種になる可能性もある。

金さんは、核の凍結をも打ち出して、平和な顔を見せている。
本心なの?仮面では?と思う人も多いと思います。

私は、これは本心だと思います。
ただ、国内の権力争いの事情で、急に好戦的になるのも本心です。

好戦的になった場合、パイプラインをとめるという
非常手段に出ることも十分にありえます。
その場合は、韓国の反発は大きく、関係国をも含めて
半島の危機は今以上のものになるでしょう。

そうした危険をはらみながらも、前進への大きな一歩では
ないでしょうか?




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民主党の党首選について        あんころもち

2011年08月27日 01時36分00秒 | Weblog
 私はもちろん民主党員ではありません。
 したがって党首はどなたでもどうぞといいたいところですが、曲がりなりにも政権党とあっては当面の政治を規定するという意味で看過できません。
 そこで私なりに、最低限、これは守ってほしいといういうことを書きます。
 もちろんその他にも、いろいろ注文はありますが、この際、全くの最低限に絞りました。

1)脱原発を一般的抽象的なお題目ではなく、具体的に進めてゆくプログラムを持つこと
2)この間、さらに明らかになった官僚主導を廃して、その打破のビジョンを明確にもつこと

 その他、候補者のイデオロギーや過去の言動などはこの際無視します。それらは、事後的に民意で修正してゆけばいいことだと思うからです。

 このブログでは、小沢氏支持が多かったように見受けますが、彼が推す海江田氏はどうなのでしょう?
 原発事故の処理過程で、菅総理よりむしろ官僚よりのスタンスが目立ったように思うのですが、やはり、小沢氏の支持を得て、官僚に負けない政治主導を貫くと思っていいのでしょうか?
 この辺が最大の疑問です。

 諸兄姉のご意見を聞きたく思います。
 
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老舗ラーメンはどちらでもいい!    只今

2011年08月26日 12時02分46秒 | Weblog
 ◆「共産・志位委員長と社民・福島党首、反核の〈老舗〉対談」
   という記事が、8月25日付『毎日新聞』に載りました。その触りを紹介します。

      ーさて、志位さんのところは〈一貫して原発に反対してきた唯一の政党〉
         福島さんのところは〈日本の主要政党の中で唯一、脱原子力の立場を明確にしている党〉
        と、まるでラーメン屋の老舗争いみたいですが、どこが違う?ー

【志位】1953年、アイゼンハワー大統領が国連演説で、原子力の平和利用を呼びかけました。これに応えて55年に日米原子力協
    定が結ばれ、原子力基本法がつくられていく。当時、安全性が保証されていないと、きっぱりと反対したのは共産党でした。
    以来、商業用原発の建設にノーと言い続けてきた。

【福島】しかし共産党は核の平和利用について認めてきたんですよね。社民党は、核と人類は共存できない、いかなる
    国の、いかなる核にも、反対です。核の平和利用はあり得ない、と訴えてきました。

【志位】私たちは核エネルギーの平和利用の将来にわたる可能性、その基礎研究までは否定しない。2、3世紀後、新しい知見が
    出るかもしれない。その可能性までふさいでしまうのはいかがかとの考えなんです。

【福島】共産党は、極めて安全な原発なら推進してもいいんですか?

【志位】そうじゃない。現在の科学と技術の発展段階では、安全な原発などあり得ない、と言ってます。いま問われているのは、原
    発ゼロの日本にしようということでしょ。

【福島】安全な原発はないし、核の平和利用と言って原発を肯定するのはおかしいですよ。

【志位】そこでは意見が違っても、原発ゼロでの協力は可能だと考えています。

      ー反核・平和でもなかなか足並みか揃わない。脱原発は二人三脚で出来ますか?ー

【志位】私は両党間で協力が可能だと考えているし、それを願っています。

【福島】9月19日に「さよなら原発」の集会があります。

【志位】私も行くつもりでいます。


   ◆志位さんは、9月19日の集会に参加すると明言しました。
    五万人も集まらなかったのは、事務局が素人衆の集まりだからだ、
    との台詞が既に用意されているとの心ない分裂策動も聞こえてきます。
    原水協関係の人も、集会事務局を担うのが「原水禁」「原子力資料情報室」だからと
    尻込みするのでなく、統一行動がとられたら、先行き少し明るくなります。
 
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ザックジャパン(6) 随筆「ザックにときめいている」 文科系

2011年08月26日 07時53分28秒 | 文芸作品
 今回は、10月23日に書いた第18回分を転載する。標記の題名の随筆である。ザックの希有な人柄を覗いてみたつもりだ。非常な分析力を有し、それでいて選手に優しく、率直で、品格をすら感じる人物のようだ。選手が異口同音に評するのは、「何でも聞けるし、親身に細かく答えてくれる」ということらしい。日本サッカー界はいわゆる体育会臭が最も少ない所だが、どうも、ザックはその正反対に位置するようだ。

【 十月十二日のサッカー日韓戦が終わって今日まで、僕はザッケローニ監督にときめきっぱなしだ。この四日に初めてあずかったチームで、八日に世界五位のアルゼンチンに勝って、このニュースはたちまち世界を駆け巡った。十二日の韓国戦は、日本優勢の裡に引き分けている。この間負け続きで、相性が悪いと言うしかない相手だったのだが。こういう結果に僕が目を見張らされたのは言うまでもないが、それよりも何よりも、そこからうかがえた彼の才能の煌めきに、一人でうなっている。どんな才能なのだろうか。

たった二つの手直しで
 アルゼンチンや韓国の監督は当然、日本の様変わりに驚きの声を上げている。どこに驚いたのか。球際の強さが一際目立ったが、これは岡田監督が南ア大会直前に阿部勇樹をボランチに起用した辺りからのことだ。これを十分に踏まえた上で、ほんのちょっとの手直しがなされたのが、今回の特徴である。それは主として、たった二つの事だと知られている。
 1 味方前方からの敵ボール保持者への圧力を厳しくし、敵ボールをサイドライン側に追いやるように指導した。その際、相手のパス先を塞ぐべく他の個々人の位置取りなどを細々と指導してきた。ディフェンスの中央を二列にして、非常に固くした上のことだ。
 2 鋭い縦パスを、長いのも含めて使うなどから、攻撃が非常に速くなった。これによって、相手ディフェンスを下げさせる力が増えた。合わせて、味方ディフェンダーを、スピードと縦パス能力とを重視して選び直し、その位置も随分高くしている。
 このたった二つの手直しで、ザックがこれだけのことを成し遂げたことに、僕は先ず痛快な驚きを覚える。彼が本来、こういうタイプの人間ではないと知っているからである。
 ザックがイタリアで名をはせたのは、なによりもこういうことだった。弱いチームの選手を育てながらチーム力を長期に渡ってじっくり積み上げていき、やがて大きく熟成させていくタイプの名監督として。そういう人物が、こんな短期に、こんなに大きな結果を出した。しかも、イタリア以外では指揮したことがないはずの彼が、文化も何もかも異なった遠いアジアのこの国において。こういう出来事は、サッカー界でも極めて珍しいものに違いない。人として並々ならぬ才能、賢さを感じずにはいられないのである。
 つまり、大局も応急手当も見ることができて、なおかつ短期速成の教育実践にも大成功してしまう人物。そんな人間はなかなかいるものではない。これは組織運営というものに少しでも関わったことがある人ならば気付くはずのことだが、それにしてもこんな短期間で? 僕は頭をひねってさえいる。

彼の思考過程
彼はそもそも、何をどう考えてこの二点の改善に手を付けたのか。代表チームに関わる彼の発言の変遷を、追ってみよう。その思考の経過が見えるのではないかというわけである。
 1 来日後初めて述べたチーム作り基本方針は、こうだった。
「チームとしての攻守のバランスを重視したい」。
 2 これが、教え始めたころにはこうなる。
「日本の技術、球回しは世界でもトップクラス。攻めが遅いだけだ。もっとも、FWにも大変良い選手を見つけた(多分、前田遼一と岡崎慎司のことだ。森本は前からよく知っているのだから)。ただし、日本の選手たちが、自分の高い能力に気付いていない事に驚く(これを気付かせるのも私の仕事だろう)」
 3 アルゼンチン戦に勝った後では
「私の選手たちに抱いていた印象が『確信』に変わった。選手たちは、もっと自信を持って欲しい。Jリーグの監督さんたちには、本当に素晴らしい仕事をしていると申し上げたい。ただ、この勝利は嬉しいが、長期に力を積み上げていくことこそ大事だと言いたい」
 4 韓国戦を終えて
「サイドのスペースを上手く突ければ、日本はどんな相手に対しても、かなり怖い存在になれると思う。(中略)普段、私の選手たちは技術が優れているので、ボール回しで今日のように多くのミスをすることはない。ピッチコンディションも不利に働いた」

結論 
 第一の改善点、前方からの組織的圧力は、前任の岡田が土壇場になって諦めた代表防御の「理想形」だった。岡田はこれを、失点への不安から諦めた。他方ザックは、ちょっとした手直しでこれを完遂してしまった。一方では、敵ボールへの組織的圧力をちょっと手直しして。他方では、長短の縦パスを使って日本の攻めを速くし、敵を押し込めることによって。こんなに短期間で成功したのを観ると、これらの手直し技術も日本には全てそろっていると見抜いた上でのことだろう。こうして、岡田の理想型を実現して、失点もセロだ。
 賢い人は違うもんだ! 代表も、前途洋々だろう。 】
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落語「消費税」  文科系

2011年08月26日 00時00分05秒 | 文芸作品
 近ごろ馬鹿馬鹿しいお話をお一つ。

 親の代からのとある同族経営会社は、長男と次男が社長と専務で、二人連んで大変などら息子。まーあちらこちらで札びらを切りまくったこと! 会社計画収益の1年分9000万円ほどの累積赤字と、放蕩三昧。それでも社債の値段が下がらなかったのは、親の貯金が1億5000万円ほどと業界周知の事実があるからだ。このドラ兄弟、それを百も承知の放蕩三昧確信犯であったのだ。
 さてさてだけども近ごろは、流石に社債の値も下がってきたりして、「倒産」の噂もしきり。たまりかねた親が三男に社長をすげかえた。ところがどっこい、この三男に降って湧いたようなこんな圧力の声、噂。「さっさと親から金もらえよ」「会社は親のためにも頑張って来たんだろーが!」「ボサボサしとると、会社が潰れてしまう」「ついでに、長男さんを副社長に復帰させたらよい」

 長男・自民党。二男・官僚。三男・民主党。そして親は国民で、問題の「もらえ」金は消費税。こんな場合、「潰れる・噂」圧力の出所は、二男が大元であるとは、世の常識。自分らの過去責任のウヤムヤ化。その上で、専務の顔を強化したい一心の、立ち回りだろう。こんなことは、普通の世故に通じた人なら誰でも思うことだろう。

 
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ザックジャパン(5) ザック・ディフェンスの定着 文科系

2011年08月25日 00時13分00秒 | スポーツ
 第5回目は、2010年10月20日の連載17回目を再掲する。韓国戦が終った段階での標記のことを。まず、サッカー守備文化なら世界一の伝統を有するイタリアから、こんな肩書きが突いている人の文章から、以下の文を始めた。「イタリアのサッカー戦術アナリスト」。そして、相手国の一つサッカー大国アルゼンチンや、韓国のサッカージャーナリズムからも。
 イタリアもアルゼンチンも、香川と岡崎について最高の評価を与えているのが目立つ。だが、その評価観点が日本サッカージャーナリズムとは全く違っていて、彼らの守備を評価したのだ。各サイド高くに居るはずのこの2人が、守備の時にはボランチの位置まで下りてくる勤勉さを評価するとして、彼らにチーム中最高の評価を与えていた。
 韓国は韓国で本田と長谷部を高く評価するのだが、そこにはこんな特徴があると言える。韓国選手に当り負けないプレーをよく見ている、と。その点、得点場面ばかりをいつも見ている日本には、こんな特徴があると言えよう。野球観戦に慣れ親しんだスポーツ記者や新米記者が多いのだ、と。そして、日本のサッカージャーナリストたちも暗黙のうちに、彼らの影響を受けてきたのではないか、と。

【 前置き・守備に脚光が!
 先回は、アルゼンチン戦、韓国戦を完封したセンターバック2人の記事を書いた。日本のサッカーマスコミが点取り屋や司令塔以外をクローズアップし始めたのが好もしかったからだ。そして今回は、この2戦のディフェンス構造の解説をやってみたい。折良く最新号のサッカーダイジェスト誌が100人の識者によって大小の実に細かい分析を行っているので、そのいくつかを種本にして。最も参考になったのは、「イタリアのサッカー戦術アナリスト」と肩書きがあったマッシモ・ルッケージによる、アルゼンチン戦守備分析。これは、秀逸だと思った。
 (中略)

 ある守備分析
 さて、ルッケージの分析を、僕流に要約してみる。
①通常の陣形4-2-3-1が、完全防御体制では4-4-1-1へと変わる。サイドアタッカーの岡崎、香川がボランチの位置近くまで下りてくることと、岡田ジャパンよりも4-4の位置が高いこととが、重要ポイントだ。
②この岡崎または香川がボランチやサイドバックと連携して、敵ボール保持者をサイドに追い込んでいく。その際、もう一方のサイドなど他選手は、自分のマーク相手がパスを受けられないように厳密な警戒態勢を取る。
③敵ボール保持者は、ドリブルなどで中央に流れるか、苦し紛れにロングボールを蹴ることになる。これに対しては、中央ではDFとボランチとが接近しあった2本のラインの網に引っかかることになり、他サイドへのロングボールはやはり3人ほどの網に引っかかる。
④こうして敵ボールを絡め取る場所が比較的高い位置で、8人が密集した地域だから、スムーズなショートパス攻撃に移りやすい。この論文とは別に、こんな資料もあった。この2ゲームの1ゲーム当たり総パス数もショートパス数も、南ア大会に比べて5割以上増え、成功率もかなり上がっている。前方に構え、ボールキープ力のある本田にボールを当ててなだれ込む攻撃も前と同様に多かった。

 この守備の諸結果数字など
 さて、上記②③のように両サイドに押し込まれたアルゼンチン、韓国は、別のダイジェスト誌資料によれば、それぞれボール喪失総数の内の45%近くを両サイドで失った。そこからの逃れ道は各々、こうだった。アルゼンチンは中央に流れ、韓国はロングボールに逃れた。アルゼンチンがショートパス攻撃を得意とし、韓国は近年こういうロングボールで体力勝負を挑んで日本を苦しめてきたからであろう。この結果は、こうだ。アルゼンチンは日本ゴール前中央突破ができず、韓国はこのロングボールを日本に取られた。栗原、今野、長谷部たちに。韓国戦の日本が実に59%のボール保持率だったのは、このせいである。近年珍しいことだと思う。

 相手国メディアなどは
 アルゼンチンのメディアは、活躍選手を実にきちんと見ていたようで、三つのメディアの選手採点表の記事が別にあったが、岡崎と香川がダントツなのである。上記ルッケージと同様に「攻『防』に最もよく働いた」と褒めていた。あれだけ頻繁に下りてくる日本人らしい勤勉さを評価したわけだが、岡崎はもちろん、香川も走れるのだろう。
 韓国戦については編集部の採点表があったが、長谷部と本田が最高点だった。韓国が挑んだ体力勝負に堂々と応えて、中盤では長谷部が、前戦では本田が勝っていたということに違いない。韓国は、二人が引っ張った日本のこの「激変」に驚いていたようだ。  
 (以下略) 】
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