ここへも何回か書いてきたけど、標記のことがこの6日、日曜日午後にある。中区伏見のある貸し会場を借りて。こういう企画は、僕の晩年への一つの夢だったこと。遡れば2008年から何らかの形でこれを開いて、あるいは開いてもらってきたことになる。
「美味しい料理と良い酒と、そして、音楽を皆で奏で合う」
僕の教室は先生が二胡も教えているからこれを習う人も含んで、出席総勢12人予定だ。この日に向けて僕は牛肉赤赤ワイン煮とラム酒として世界に名高いロンサカパ・センテナリオを持ち込もうと目論んでいて、牛肉は黒毛和牛の腿400gを注文済みだ。明日作る予定だが、上手くいくかどうか。
僕が弾く曲だが、一つは先生との二重奏でソル作曲の「月光」、今ひとつはバッハの超有名なチェロ組曲第一番(バッハ作品番号BWVの1007番)のプレリュード。イギリス人ジョン・デユアルテという人のギター用編曲物を予定している。月光二重奏はもう一人のある女性がやると分かっているのだが、これは全く違う編曲物であって、二つ揃って、はてどうかという面白い趣向になっている。
音楽と美食と酒とは、古から高貴な人々らにとっても最高の楽しみ方の一つ。それを参加享受者自ららの演奏でやるわけだから、楽しさ至極と、若い頃から自分の老後に向けて思い描いてきたものである。料理も酒もそれぞれ皆の持ち寄りだというのも、興味深いことなのだ。女性が多いから料理も面白いし、それが面倒な人は何かのつまみを買って参加すれば良いわけで、その趣向も楽しみになる。
第2ステージ癌から膀胱摘出で走る楽しみがなくなって、僕に残った音楽と同人誌活動とが人生の支えになっている。この三つのことを晩年活動として準備してきて幸せだったと、色々振り返っているところだ。