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「パスを多くつなぎつくす得点法って?」  文科系

2024年10月14日 11時32分26秒 | スポーツ
  最新の拙コメントで、こういうことを書いた。
『 久保のような攻撃・ドリブル好きは、とても使いにくい時代なのだ。弱者のカウンター攻撃は盛んだし、アジア勢によくやられるのもこれだ。しかも、ゲーゲンプレス流行以来高い守備陣形からのショートカウンターも全盛と言える。
 他方、三苫、伊東は、プレスバックを含めて守備意識も高いし、万能の守田が攻守両方とも得意なのは、周囲がよく見えてプレー判断が速いからだ。
 久保先発は当分ないだろう。彼がいなくとも、両ウイングバックに中村敬斗を含めてサイド攻撃得点力がすさまじいのである。しかも、サイド攻撃は良いカウンターを食いにくい。久保が先発になりたければ、パス攻撃に加えて、プレスの技をもっと磨くことだろう。 』

 これと同じことを今急台頭の町田・黒田監督が語っているのを読んだ。
「パスを七本もつないで得点って、そう言う得点法を語ってきた日本人は多いけど、そんなのだめだ。あらゆる方法で点を取り、あるいは失点を防ぐ」
 こういう日本流のやり方が、21世紀に入って得点法としてのゲーゲンプレスが世界に広まって、スペイン流とともにだめになった。もっともスペイン流と言ってもメッシが居なければ、これだけ広がったかどうか? バルサでも、彼がいないと急に得点できなかったから。2010年前後から一時日本が弱くなったときがあるのは、このゲーゲンプレス時代に乗り遅れて、アジア勢にさえ当たり負けるようになったからである。この間のACL諸ゲームがこれを示していた。

 すでにザックが日本の弱みを押さえて、こんなやり方を説いていた。2014年のブラジルW杯に向けてのことである。
「中央パス攻撃にこだわっている選手がいるが、(今の)日本人には向かない。サイド攻撃中心でいけ。サイドバックが二人とも上がると主張する希望もあるようだが、それは極めて危険である。左右どちらかが上がるサイド攻撃なら、カウンターも食いにくい。」
 なお、この中央突破パス攻撃主張は遠藤と本田だったかと思う。この中途半端さがあって、ブラジルの日本は実に惨めであったと覚えている。
コメント (1)
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