九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

民主党鳩山さんのインタビュー   落石

2009年06月30日 09時48分26秒 | Weblog
韓国の東亜日報のインタビューの答えて
民主党の鳩山さんは、アジア政策について
次のように答えている。

▼鄭求宗〓民主党の外交安保政策は自民党とどう違うか。

▼鳩山代表〓外交は連続性が必要で、180度転換は不可能だ。
しかし、民主党はアジアを重視する。
日米同盟が次の政権でも日本外交の基軸になるべきであることには間違いないが、
米国の意向に追随するだけでは駄目だ。
米国に対して言うべきことははっきりさせながら、
協力して地域の安定と世界平和に貢献するべきだ。
アジアの各国との信頼関係を構築することも重要だ。
過去、自民党の政治家たちがいろいろな発言をして
日韓、日中関係が悪くなったことがある。
そのようなことが起こらないよう隣国との関係をより緊密にしていきたい。

つまり、民主党は過去ちゃんと見る姿勢があるという。

このような外交姿勢は、じつはコイズミさん以前の
自民党のものだったのでは?
政権交代といっても、自民党がふたつに割れただけ。

小澤さんが希求する大連立も分からなくはない。
という気がします。
要するに昔の自民党に戻れ、ということかも。

   

今度の選挙は小選挙区制の本領が試される選挙。
国民は、この政権交代を通して、主権在民を、
どのように自分のものとするのか?が問われている。
戦後民主主義の成熟に欠かせない国民の能力の資質が
問われていると、思うけれど・・・
政権交代による政治をコントロールする力を手に入れること。

ところが、最近の地方選挙では、若い新人が圧倒的な支持を得ている。
たとえは悪いけれど、処女を希求しているような感じがしてちょっと不安。

まったくサラなら、良いのか?サラってあるのか?

禊というか、ケガレを嫌う日本人の気性が現れているみたい。
でも、これは危険。
古くは大政翼賛会、最近では、コイズミ・ブーム・・・。

第三の政治を目指して、どこかの宗教団体が動いているのも
そんな流れだろうか?

        今日も

こういう意見が保守的というのかも知れない。
でも、そうなら私は保守系かな?
保守系で愛国者、誰かさんと同じか?









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最近のグランパスに思う   文科系

2009年06月30日 00時45分56秒 | Weblog
28日日曜日、グランパスの対新潟戦を見終わって友人に出したメールを転載したい。相当の重傷のように思うからだ。その分析のつもりである。


【 昨日のゲームは全部見た。前から感じていたことだが、このチームは中途半端だ。相撲でいうと、「自分の点取りの形」に、ますますはっきりしたものがなくなっていると思う。原則、規律を何よりも重視したはずのピクシーが、これを失ったのだからもうだめだろう。修正力があるかないかだが、これはないと僕は見た。

ちょっと勝ち星が伸びても、すぐに対策が立てられるのが今の日本。それを見越して早めに手を打つことができなければ、こうなるのだろう。Jリーグ史上最高のチームと言われた磐田でもわずか数年でこーなったのであって、伝統を作るのは難しく、崩れるのは早い。選手たちが「前向きな良い態度」を習慣化しているかどうかが肝心なのだと思う。

ピクシーがどう原則を崩したか。その中心点における去年との比較を試みてみよう。まず、結果としての手元の数字はこうだ。
①サッカーダイジェスト誌による「被決定機数」7位から10位に悪化しているが、今年現在Jリーグ発表の被シュート数が(少ない順で)13位である。
②総シュート数はもっとひどい。11位から15位に下がっている。Jリーグ発表数字では下には大分129,山形136,千葉150しかない、153である。
③去年リーグ1位だったタックル数が17位に落ちているのは、何を表すのだろうか。

これらの原因に当たる最も重要なことに、次のことは間違いなく入ると思う。
サッカーダイジェスト誌が図解指摘するのだが、去年はガンバと並んで高かったDFラインが今年はずいぶん低くなっている。敵ボールが囲めず、2人のボランチらが間延びした空間を走り回っているだけで、攻撃も遅くなる。去年11得点の小川の、攻撃に守備にと走り回わらされている姿も目に浮かぶのである。
「今タックルすればボール奪取が可能だ」という局面が少なく、攻撃もポストやクロスよりもダビ頼みになってしまったのではないか。ダビ以外がほとんど点を取っていないのがその証拠と思われる。これでは敵はDF3人ぐらいでダビをマークしておきさえすればよく、こんな御しやすいチームはないと思う。

ケネディをとっても、もう手遅れだろう。ピクシーの信用が失われたことが致命傷ではないか。】


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新聞が黙殺した小泉純一郎の敗北 天木ブログより

2009年06月29日 11時47分26秒 | Weblog
6月28日に行なわれた神奈川県横須賀市の市長選挙で、現職の蒲谷亮一(64)市長が、新顔の吉田雄人氏(33)前市議に敗れるという注目すべき出来事が起きた。
 横須賀市といえば小泉純一郎元首相のお膝元だ。しかも小泉元首相が次男ともども頻繁に応援を繰り返していたという。
 そこまでして小泉元首相が応援した現職の市長が新人候補に敗れたのだ。これは一大政治
ニュースではないのか。
 それにもかかわらず、この事を報じた29日の全国紙は朝日だけである。しかも小さく、事実を報じただけだ。
もちろん各紙はその地方版でこのニュースを取り上げているに違いない。しかし、これは地方版のニュースにとどまるものではない。全国の国民が知るべき一大政治ニュースだ。

 おりから解散・総選挙の話で連日政治ニュースは持ちきりだ。中川秀直とか武部勤などといった小泉一派と麻生自民党の亀裂も日増しに高まっている。
 これから総選挙までの間に起こりうる自民党の分裂と新党の動きに関し、小泉元首相の動向が話題にされるだろう。いまでも残る小泉元首相の政治的影響力である。その小泉元首相が、次男とともに年甲斐も無く髪を振り乱して応援した。負けるはずのない蒲谷現職市長が敗れた。

 なぜそれをメディアは大きく報じないのか。自ら支え続けた小泉元首相の政治生命の終わりを認めたくないからか。現職市長の敗北を大きく報道する事によって、小泉元首相の影響力の低下にとどめを差す事をためらったのか。

 おりから6月29日の産経新聞は直近の世論調査の結果を掲載していた。

 それによると、次の首相にふさわしい人として、一位が鳩山由紀夫氏の15.0%、二位が舛添要一氏の8・4%、以下岡田克也氏 7.8%、東国原英夫氏 7.6% そして小泉純一郎氏 5.8% 麻生太郎4.6%となっていた。

 日本を異常にさせた一つの時代が大きく変わりつつあることを感じさせる。

                            (ネット虫)

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なぜ公明党は都議選との競合をいやがる?   落石

2009年06月29日 11時46分52秒 | Weblog
初歩的なことですが、どなたか教えて下さい。
他の政党は、どこもそんなことを
言わないのに?

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「年一度の人前演奏」のご報告   文科系

2009年06月29日 09時41分39秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
25日にここに原稿を書いた「年一度の人前演奏」の報告をしてみたい。結論を言えば大失敗だった。とてつもない上がり症の僕にとっては前例はいくつかあるが、他人ではちょっとこれだけの失敗は珍しいだろうと表現しても良いような。
この内容を正確にお伝えしてみたい。こういう個人的な文章をここに載せてきたのが自慢や自己顕示のためではないという証拠にもなるだろうし。老いの確認、交流をしあいたいのである。努力すれば老いてもできることと、できないこととの1個人の記録と語っても良い。僕はこういうことは非常に大切なこと、もっともっとみんなが交流し合うべきことだと考えている。現代日本の老人には、老いというものが突然にやって来すぎるような、そんなものと思えてならないからだ。老いの(文化)交流の一環のようなつもりだ。

はじめに述べておきたいが演奏会全体は大成功だった。聴衆は延べ65名ぐらいと、椅子が足らなくって追加するくらいだった。小さな街の素人たちの小さな小さな演奏会だが、友人たちが歴史的に継続してきたその重みを感じたものだ。会員全体でやった最後の3曲合奏(「春の海」、「東京ブギウギ」、「ラ・クンパルシータ」)は、練習の時と比べたら見事なできと言えたし。

3重奏は3回大きなミスをした。はじめの方で一度止まってしまって最初からやり直してもらったし、もう一度止まったときにはそのちょっと前の箇所からやり直してもらった。また最後の2段ぐらいの所でついて行けなくなって3人のうち僕だけが最後を弾いていなかった。ソロで弾けば僕にとっても容易すぎるとても短い曲なのである。
ソロの1曲は僕としてはまー上々のできだった。トリーハという中級の短い曲であるが、この曲で僕が最も重視した自分の持ち味も十分出せたと振り返ることができる。ミスもなかったし。
ソロのもう一方の曲がまた、3重奏に輪をかけた失敗だった。僕には難しすぎるけど好きで好きで2年以上も弾き続けてきて、「僕には難しすぎるがいまならもう何とかなるのではないか」と思って臨んだ「ソルのエチュード作品6の11番」だ。これも途中で止まってしまって、3回ほど弾き直した。暗譜はしているのだけれど度忘れに備えて楽譜を開いて演奏したから、助かった。ただ、いま思えば、度忘れにも備えるほどに暗譜練習を継続してくるべきではなかったか、それは可能だったのではないかとも思う。つまり、中途半端だったから僕にとっても予想外の度忘れ、中断が起こったのではないかと。なんせ、今までに指が震えてほとんど弾けていないということは何回かあったが、中断は初めてだからだ。もちろん、この中断自身が僕の老いの現段階だという可能性もあるけれど。

のぶりんさん、きんちゃん、気を遣いすぎるほどに心配してくれてただろうし、疲れ切ったでしょう? いつもあがらないのぶりんさんがあれだけあがっていたのは、3重奏初体験の僕を心配してくれてたからではないかと思ったんですよね。あなたの独奏はリハーサルの時よりもはるかに上手かったのだから。
「やめるんではないか」、「(僕の母みたいに)人前演奏・発表会への執着と重荷感から、三味線自身を投げ出してしまう」などが起こるのではないかなどとは、心配しないでね。また、そんな心配はしないけど、今までのようにやれるかなとも心配しないでください。僕はもう今日にもいつものようにちゃんと弾いていますから。なによりも、トリーハが正常に弾けたことが今後への救いになったんですよ。指も震えなかったもの。あれは僕には全く珍しいことだったんですよ。前日から飲んだ精神安定剤が効いたのかな。

こういう機会を与えてくださり、ともに努力してきた皆さん、本当にありがとうございました。

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静岡知事選、川勝氏と坂本氏が横一線…読売新聞社情勢調査

2009年06月29日 00時37分40秒 | Weblog
★嬉しい情報です。読売さえ野党候補が互角の調査結果です。(ネット虫)

=====================
読売新聞社は7月5日投開票の静岡県知事選について、世論調査と取材を基に情勢を分析した。

 前大学学長の川勝平太氏と前参院議員の坂本由紀子氏が横一線で激しく競り合っている。元参院議員の海野徹氏は伸び悩んでいる。有権者の約3割は態度を決めておらず、情勢は流動的な面もある。

 同知事選は国政で与党の自民、公明両党が坂本氏、野党の民主、社民、国民新3党が川勝氏を推薦する与野党対決の構図となっており、次期衆院選の前哨戦として注目されている。

 川勝氏は民主支持層の5割強を固めた。支持政党のない無党派層の約2割に浸透している。男女別で男性からの支持が3割強と厚いのが特徴だ。麻生内閣を支持しないという人に限ってみると、川勝氏への支持は最も多い3割強だった。

 自民党参院議員だった坂本氏は自民支持層の7割弱をまとめ、公明支持層の支持も8割程度と堅い。無党派層の支持は2割弱だ。70歳以上の支持が4割近くに達している。麻生内閣支持層の5割強を固めている。

 民主党参院議員だった海野氏は民主支持層からの支持が2割弱、無党派層からは1割強だった。

 調査は6月26~28日、静岡県の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で行った。有権者在住判明の1660世帯のうち1042人から回答を得た(回答率63%)。

(2009年6月28日22時07分 読売新聞)
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横須賀市長選、小泉元首相応援の現職敗退…33歳新人が当選

2009年06月29日 00時28分58秒 | Weblog
★痛快です。小泉さんの顔が見たかったな。「小泉人気も通用しなかった。選挙の方法を一から見直さなければならない」と言わざるをえない結果です。この勢いで、静岡・東京都も勝ち抜こう。
                        (ネット虫)
===============================
小泉純一郎元首相のおひざ元の神奈川県横須賀市で28日、市長選の投開票が行われ、新人で前市議の吉田雄人氏(33)が、元首相が応援する現職の蒲谷亮一氏(64)ら2人を破り、初当選を果たした。

 14日に31歳で初当選した熊谷俊人・千葉市長らに続き、全国で3番目に若い市長の誕生となる。

 小泉元首相は告示前の14日に街頭演説で、告示日の21日夜にも再選を目指す蒲谷氏の個人演説会で、旧自治省(総務省)出身の蒲谷氏の行政経験を挙げ、支持を訴えた。元首相が地元で選挙の街頭演説をしたのは9年ぶり。次期衆院選には、神奈川11区(横須賀市など)から次男進次郎氏(28)が出馬する。

 米海軍横須賀基地を抱える同市では、9期36年にわたり、旧自治省出身者3人が市政を担い続けてきた。今回も自民、民主、公明の県議や市議らが超党派で蒲谷氏を応援したが、吉田氏は「若さ」と「変革」を前面に掲げて、無党派層の多くを取り込んだ。

 蒲谷氏を応援した市議は「小泉人気も通用しなかった。選挙の方法を一から見直さなければならない」と話した。

(2009年6月28日23時46分 読売新聞)
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不可解なNHKバッシング(4)中国語 禅不必須山水

2009年06月29日 00時07分51秒 | Weblog
=========================
不可解4、日本統治で「中国語」が禁じられたことはなかった
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このNHK非難は、台湾入門書を読んでいないとその意味が理解できない。したがって、NHK弁護にも反面、同様な知識が必要である。しかしNHKは、一般視聴者にそれを前提として求めていないので、話はややっこしい!

A 台湾で使われている言語
~~~~~~~~~~~~
台湾で現在使われている言語には、

1、ビン(「門」かまえに「虫」)南語ーーー主に福建省からの移民による

2、客家(はっか)語ーーー主に広東省客家からの移民による

3、北京語ーーー国民党政権による教育

4、各先住民族語ーーー民族別に独立した言語

5、日本語ーーー日本統治による教育」

があり、1,2,3が漢語の方言である。
NHKはその3つを「中国語」と表現して、一括りにした。

「皇民化教育の中で中国語が禁じられた」というナレーションの「中国語」とは、
1、ビン南語と 2、客家語を指す。

私達日本人は、漢語=中国語として受け取るから、NHKの言い方で不都合はない。

B、「中国語」への反応
~~~~~~~~~~
ところが台湾の人は、「中国語」というと普通、国民党が「国語」として推し進めた3、北京語を指す。だから、台湾独立派は拒否反応をしめす。台湾独立派は、「中国」という言葉すら拒否し、「漢人」「漢語」に対してもアレルギーを示す。
だからといって、台湾の人々がみな「台湾独立派」なのかというと決してそうではない。

1、民族(文化)意識も国家意識も「台湾」
2、民族(文化)意識は「中国」、国家意識は「台湾」
3、民族(文化)意識は「台湾」、国家意識は「中国」

などなど・・・・さまざまなスペクトルがある。
さらにまた、現実政治、現実社会の中で、同じ人でも様々なニューアンスを使い分ける。
だから、NHKが使った「中国語」という言葉への反発も、台湾社会全体ではどうなのか、それはよく分からない。

C、「台湾語」ならよいか
~~~~~~~~~~
こうしたアレルギー反応が起こることはNHKも予知していて、ナレーションを書くときには、かなり悩んだに違いない。
ビン南語や客家語を「台湾語」と表現すれば良かったかというと、そうでもない。それでは別の問題が起こる。

「台湾語」と言ってしまうと、それが共通標準語であったかのような錯覚に陥る。日本人はきっと誤解する。
実は、台湾に「標準語」を持ち込んだ初めは日本で、「日本語」を「国語」として押し付けたのである。そして、戦後台湾にやってきた国民党政府もまた標準語として「北京語(国語)」を押し付けた。台湾の人々に取って「標準語」はどちらも、外部からのお仕着せ(注入物)であったのだ。
「日本語」と「北京語」を除いた言葉を「台湾語」といえばいいかといえばそれも違う。「ビン南語」、「客家語」、そして各「先住民語」、これらはあくまで鼎立して、単一の「国語」はない。
(現在の台湾の人々は、複数の言語を使いこなす人が多い)

D、なんと言えば正確だったか
~~~~~~~~~~~~~
おそらく、NHKは「皇民化教育に当っては、各エスニックに固有の言語の使用を禁じた」、といえば正確だったかもしれない。
しかし、それもなんのこっちゃ、ということになるだろう。

私の結論は、「NHKはとても良い問題提起をした」という評価で終わる。

NHKはこの問題ではいかなる表現をしても辛辣な非難を浴びるであろう。しかしその経過の中で、台湾をしらなかった日本人には、台湾を学ぶチャンスが与えられる。
現に私にはそのチャンスが与えられた。

そういうことで、NHKには試練を受けてもらうことも必要だ。『台湾』というこれまで触りたくなかった腫れ物に言及し、「一石を投じた」ものの責任でもある。

わたしは、おかげさまでいろんな物を読み、なお読もうとしている。その意味では、NHKの番組と製作スタッフに大感謝である。

同時にNHK批判者にも感謝したい。余りにも事実からかけ離れたプロパガンダでなければ、もっと良い。





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不可解なNHKバッシング(3)漢民族 安禅不必須山水

2009年06月28日 23時52分17秒 | Weblog
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不可解3、台湾人の多くが「漢民族」であるはずがない
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じつは、この問題に対しては注意深く繊細な議論が必要なのだが、じつに投げやりな、デマともいえるプロパガンダが横行している。極めて残念なことだ。

A、アイデンテティ
~~~~~~~~
人々が自分自身の民族的アイデンテティーをどう表すかは、とてもナイーブな選択による。
例えば、終戦前の台湾で公学校→中学校→高等教育と、日本の完全教育を受けた人たちは「日本人」として大人を出発した。民族としてのアイデンテティは「漢民族」だが、文化的にも政治的にも国家的アイデンテティは「日本国民」であった。

1945年の「降伏」は中華民国への祖国復帰「光復」でもあった。「中華民国国民」への切り替えが強いられた。最初はそれを歓迎したが国民党政治は酷い人権無視弾圧を行うがゆえに裏切られ、「日本国民」のアイデンテティを身に付けた人たちは、「中華民国国民」アイデンテティを持ち得なかった。
それゆえに、「漢民族」という表現に対しても過剰な拒否反応を示す。柯徳三さんの発言がその一例だ。
だからといって、その人自身のアイデンテティ表現を、他人がとやかくいうことは出来ない。

しかし私達は、同じ台湾人であっても、国民党時代に「国語(北京語)」教育で育った人たちとか、民主化後「ビン南語」や「客家語」が解禁されて育った人たちとか、またさまざまな台湾原住民種族の人たちとか、外国で高等教育を受けた人たちとか、さまざまな人たちの存在も意識しておかなくてはならない。
台湾の人々に共通のアイデンテティ、そんなものはあらかじめ存在していたわけではないのだ。そんななかで苦悩と努力を重ねている台湾の人々。

私は、「図説 台湾の歴史」という本からそれを学んだ。
→http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1994.html

B、客観的には
~~~~~~~
台湾各層のひとたちがそれぞれにアイデンテティを模索することに、私たちは干渉できない。しかし、第三者としての私達には客観的事実を抑えておくことも大切だ。
台湾にはどのような人たちがいるか?
大まかな分類

イ、本省人(1945年以前から台湾に住んでいる人)
ロ、台湾先住民族
ハ、外省人(1945年以降、国民党と共に台湾に渡ってきた人)

本省人の多くは、清代に大陸の福建省や広東省から渡ってき農業を営む人々で、元々の母語は漢語の方言であるビン南語と客家(はっか)語である。これらの人々は平地に住んで狩猟生活を営んでいた先住民族(平埔族)と婚姻し多くが混血となっているが、生活の基本は漢人文化である。
また平埔族の多くは漢人文化に同化し、日本支配の時代には「漢人」として数えられていることが多く、平埔族の生活文化はわずかな痕跡を留めるにすぎないという。
台湾先住民族として今も残るのは、かつての「高山族」とよばれた各種族で、さまざまな言語をもつが生活様式や言語文化的基盤は近代化の中でこんにちは風化が顕著だ。

そして外省人。

これらの人々が絡み合い、また、日本治世下で育ったか、国民党治世下で育ったか、民主化後に育ったか、などによっても、世代間で異なるアイデンテティをもつ。
日本で問題になる世代間の意識格差など、台湾人の意識スペクトルに較べたら、ちっぽけなものだといえよう。

C、「十万分の1も漢民族ではない」は正しいか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「私の血には十万分の1も漢民族の遺伝子は混ざっていない」とは、NHKの番組にも登場した「日本語族」の柯徳三さんが、チャンネル桜のインタビューに答えた言葉だ。
これは柯徳三さんの心意気として聞くべきで、人類学や分子遺伝学の結論でも何でもない。
最近の台湾の分子遺伝学者の見解は次のようなものである。

>85%の台湾人に原住民の血混じる 2007-11-19
>馬偕病院の輸血医学研究室の林媽利主任がこのほど「非原住民台湾人のDNA構造」研究結果をまとめた。それによると、台湾の原住民(高砂族)は人口の1.5%を占めるに過ぎないが、台湾人(客家を含む)の85%に原住民(ポリネシア系)の血が混じっている ことが分かった。ここでいう「非原住民台湾人」とは戦前から台湾に住むホーロー、客家系を指す。林主任はボランティア200人から血液の提供を受け、100人を分析した結果から以上の研究結果を得た。ボランティアの一人、民進党の彭明敏氏は客家出身を自称していたがDNA分析から、父系に原住民、母系に中国北方系が混じっており、これに客家が認められるという。福建南部は山が多く、内陸に発展するより、東南アジアのほうに交流が深かったことが推測できるという。

これが、政治的プロパガンダの中で次のように変わってしまった。

>さてこのような真実を医学的に裏づけつつあるのが、馬偕医院輸血医学研究室主任の林媽利氏だ。 台湾の人口のうち、ホーロー人は七三・五%、客家人は一七・五%、外省人は七・五%、原住民は一・五%だが、十一月十八日付の自由時報の報道によると、林氏が最近発表したDNA調査の結果では、ホーロー人と客家人を合わせた「非原住民の台灣人」の八五%は原住民の血統であると言う。

なんと「85%の台湾人に原住民の血混じる 」が、「85%は原住民の血統である」に変わってしまったのである。

そして更に、>国際医学朝刊に掲載された研究論文「組織抗原体(HLA)」と、第11回国際HLAフォーラムで発表された「台湾各エスニックグループのHLA分析とその比較研究」によれば、【台湾の?南人、客家は、実は支那の漢民族とは全く異なる南アジア・越族の子孫である】という結論に至っています。 (delicious coffee氏)
となってしまい、漢人の血をもつビン南人、客家ですら、言葉の操作の中で完全に消去されてしまった。

そして、またさらに>つまり、現在の台湾人の約80%は、実は平埔族や高山族(高砂族)など台湾原住民族の子孫であるが、日本統治以前、平埔族を中心に一部の支那人によって同化させられ、族譜(家系図)まで偽造・捏造して漢民族だと名乗るようになっていた。
そのため、今でも自分の先祖が本当は台湾原住民であるにもかかわらず支那大陸から移住してきた漢民族だと勘違いしている台湾人が多いのです。 (delicious coffee氏)

おいおい!
こうして福建省や広東省からの渡来漢人、ビン南人や客家人はどこに行ってしまったのか? 
日本のネトウヨ諸君によって苦心惨憺つくられたデマ(言葉の操作)が、台湾に逆輸出されたとでもいうのだろうか? まさか!!

D、人口構成のデータ
~~~~~~~~~~
最後に参考として、台湾総督府による人口統計のデータなどを挙げておこう。漢人(漢民族)という概念は昔も今も、確固としたものとしてあったのである。(昔の平埔人が漢人に吸収されているとしても、漢人が平埔人に吸収されたわけではない)

昭和2年(1927年)台湾総督府データ

(20)「本島人」とは通常台湾住民中の漢民族を指称す。対岸の福建広東地方より移住したるものにして、嘗ては原住者たる「生蕃人」に対して植民者たる地位に立ちしものである。我領台後は「内地人」が本島人及生蕃人に対して植民者たる地位にある。昭和二年末現在台湾の人口は約四百三十三万七千人にして、内本島人は約四百万九千人にして全体の九割二分余を占め、内地人は約二十万三千人、生蕃人約八万七千人、外国人約三万八千人である。
(矢内原忠雄全集2「帝国主義下の台湾」p217脚注)

1934年末現在の台湾総督府データ

台湾全島の総入口は 5,194,980人、そのうち漢民族が総人口の 90.0%(4,676,259人)を占め、次いで日本人 5.1%(262,964人)、原住民 4.0%(206,029人)、外国人 0.9%(48,412人)、朝鮮人0.0%(1,316人)であった。当時、台湾の漢民族は、中国大陸の福建地方や広東地方からの移住民から成っていたが、なかでも福建地方からの移住民の比率が非常に高かった。1934年末現在では、総人口に占める福建系住民の比率は 75.9%(3,942,139人)、広東系住民14。1%(733,910人)、その他の地方からの移住民0.0%(210人)であった。
( 「漢族系台湾人高年層の日本語使用 言語生活史調査を通じて」合津美穂2002年)

「現在」の中華民国政府データ

現在の台湾の住民構成比率は、?南系住民が総人口の 73.3%を占め、次いで外省人が 13%、客家系住民 12%、原住民 1.7%である3)。日本統治時代だけでなく、現在でも?南語を母語とする住民の比率が圧倒的に高いことがわかる。以下、本論で使用する「漢族系台湾人」は、本省人の?南系・客家系住民を指す。
( 「漢族系台湾人高年層の日本語使用 言語生活史調査を通じて」合津美穂2002年)

以上
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こころにそわぬ命かな   落石

2009年06月28日 13時15分02秒 | Weblog
入退院を繰り返す母。92歳。
口癖は「長く生きすぎた。早くあちらへ行きたい・・・」
ケア・マネさんにお聞きしたら、やっぱり、同じ様なことを言う
お年寄りを沢山、担当しているそうです。
昔のように、ひとり縁側でうつらうつらする
老人を見かけることはなくなりました。
病院に入れるのは幸せ。
でもココロはシアワセではなさそうです。

医療や介護は、昔に比べたら天と地の違い。
でも、この天、それほど心地よくはないようです。
たしかに、病院も介護も人手不足、お年寄りの話しを
聞いたりする余裕はありません。

こうした嘆きは良寛さんも感じていたようです。

   うつつにも夢にも人の待たなくに
         訪ひ来るものは老にぞありける

   今更に死なば死なめと思へども
         心に添わぬ命なりけり

いつ死んでもいいと思っているのに、こころに添わぬ命だなあ、
というココロは今も昔もかわらぬもののようです。

年とともに、さまざまな能力が落ちてしまっています。
老後も楽しめるといって、俳句などにも挑戦していましたが、
言葉をあやつる力は早く失われてしまうようです。
母も俳句のまねごとをしていましたが、もうダメと言っています。

母をみていると、特に、
時間の観念が失われていくのがよく分かります。
昨日のことはスッカリ忘れ、
明日という観念も弱くなっていくようです。

こんな歌もあります。宮友子さんの歌。

   眼をあけて暗闇に寝て思ふこと
          未来なし未練なしわれ明日なし

夜中に起きて、どうしてこんなになってしまったのか!
と泣く母です。
                   つづく



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横須賀市長選挙で小泉に痛打を!!!

2009年06月28日 12時32分01秒 | Weblog
政治の変革をめざす市民連帯(略称:市民連帯)の仲間からメールをもらいました紹介します。また小泉の正体も合わせて報告します。小泉の支配する街、横須賀市長選挙戦最終日です。平和共同候補呉東正彦さんの健闘を祈ります。                                 (まもる)

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昨日(6/27・土)、横須賀市長選挙戦最終日、私も応援に行きました。
そして夜7時からの京急横須賀中央駅前での最終集会に合流。
6人の呉東候補を支援する市議をはじめ、さまざまな方が、応援演説。
国会議員では、神奈川県選出の社民党の阿部知子衆議院議員も応援に 駆けつけました。選挙カーで市内を回ってきた呉東正彦候補も合流し、マイクを使った最後の選挙演説をしました。駅前には200人以上の支持者が集まり、声援を送りました。
本日(6/28・日)はいよいよ投開票日。
小泉純一ファミリーは、現職の蒲谷亮一候補を支援しているようですが、唯一の平和共同候補呉東正彦さんを当選させて、小泉に痛打を浴びせたいです。
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★メール仲間 の山崎康彦 氏の情報です。

「小泉純一郎元首相と横須賀と「やくざ」 」

小泉純一郎元首相の選挙地盤である神奈川県横 須賀市は戦後日本の支配構造がはっきりわかる「支配構造の縮図」の町だと思います。

 ひとつは、町の経済が軍事基地に過度に依存する「いびつな経済構造」となっている点です。戦前は日本海軍の重要な軍港であり戦後は米第七艦隊の旗艦原子力空母「ジョージ・ワシントン」の母港となっています。米軍基地の経済的な恩恵を何らかの形で受けている住民が多いのです。
 米軍の世界軍事支配戦略の要に位置付られた横須賀は、横須賀市民の意思とは関係なく、米国政府とその意向を忠実に守る日本政府の意思決定に従わざるを得ない状態が続いているのです。

 第二に、横須賀には稲川会という山口組に次ぐ規模を持つ「やくざ」の本部があり、地域の裏経済を支配している点です。
 「横須賀では、政治家ならウチと繋がっていないと、何一つ出来ませんよ」と稲川会幹部が言っているように、「票の取りまとめ」、「買収工作」、「裏金作り」、「反対派への恫喝」などで「やくざ」は「政治家」に恩を売り、見返りに、「政治家」は組員が逮捕された場合の実刑の軽減、風俗店許認可への便宜供与、マネーロンダリングのお目こぼし、大型土地買収案件の仲介斡旋などの便宜を「やくざ」に提供するのです。
「政治家」と「やくざ」との持ちつ持たれつの根深い関係が続いているのです。

 第三に、小泉純一郎元首相が次期衆議院選挙に立候補せず二男の小泉新次郎氏を後任に指名したように、また小泉純一郎氏が「大先生」と呼ぶ元稲川会組員のやくざで小泉純一郎氏の連続11回当選の立役者である竹内清氏(元神奈川県議会議長)が長男の竹内英明氏(自民党神奈川県連幹事長)を後任にしているように、横須賀で長年築いてきた地盤・看板・金庫を身内に世襲し利権を継承するシステムが築かれている点です。

第四に、小泉純一郎元首相と竹内清氏と稲川会との関係などマスコミはとうに知っているにもかかわらず一切報道しない事実です。
 マスコミは自らタブーを作り、どんな不正や不正義が行われていても沈黙しています。国民に真実を伝えるというジャーナリズム本来の役割を放棄、権力の御用新聞に成り下がっているのです。

横須賀の地域を支配している下記の勢力やシステムは、戦後の日本の全体を現在まで支配してきた勢力とシステムと全く同じだということがわかります。

① 自民党利権政治家
② 米国政府と駐留米軍
③ 米国政府に忠実に従う歴代の自民党政権
④ やくざ
⑤ 政治家利権の世襲システム
⑥ マスコミの御用新聞化

日本の「民主主義」と「主権在民」は、まず横須賀の地で実現することこそ必要です。


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不可解なNHKバッシング(2)日台戦争       プログ「安禅不必須山水」

2009年06月28日 10時10分34秒 | Weblog
======================
不可解2、「日台戦争」「台日戦争」なんてありえない。
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A、これも「信念」の産物
~~~~~~~~~~
チャンネル桜など日本人「国士」派の、このNHKバッシングもおそらく強固な「信念」の産物であろう。
すなわち、
台湾の戦争世代は戦前の日本統治に郷愁を懐いている。
→だから「親日」だ。
→「親日」の台湾人が日本人と戦うはずが無い
という信念である。
ところが歴史の事実は、日本の支配が40年経って純粋の日本人教育、純粋の皇民化教育によってはじめて「日本語族」(1945年を15歳~25歳で迎えた完全な日本語教育を受けた)といわれる世代が生まれた。
その人たちの日本への親近感は、戦後50年の国民党支配の反動の結果でもあって、必ずしも「日本帝国万歳」ではない。

今日の台湾の人たちには様々な立場があって、それぞれが台湾の未来を求め、台湾人としてのアイデンティテーを探っている。人種・民族の複雑な絡み方、自分達の郷土の歴史を学ぶチャンスが奪われた植民地的政治環境の中で近代化をした。日本人には考えられない経過を経て、民主化後20年を迎えている。
「日本語族」といわれる人たちの日本びいきも、北京の政府や、国民党や、台湾独立派など、相互のバランスを探る中での発言なのである。
「日本語族」の人たちが「日台戦争などありえない」と発言するのは、かれらが日本人との対立概念を排除した教育を受けたことと、現在の政治状況の中で対立概念を持ち込みたくないことの両方ではないかと、私は思っている。

B, では史実はどうか?
~~~~~~~~~~
「戦争」だったかどうかの一番分かりやすい目安がある。
それは日本側の大本営である。
日清戦争開始の前年1893年5月19日 「戦時大本営条例」が勅令で定められた。以後大本営は「戦争」もしくは「事変」でなくては設置されない。
 しかるに、日清戦争は1895年4月に下関条約が調印されたにもかかわらず、大本営はその翌年4月まで延長継続した。台湾における領有「戦争」が続いたからである。大本営とは、内閣も議会も関与できない最高戦争指導機関であって、その成立は戦争現地にあっては戒厳令下の軍政に近い。だから、樺山総督は6.19、伊藤首相に宛てて、台湾に派遣された文武諸官員の扱いを「外征従軍者」とするよう具申した。軍関係者の現状認識は、「武力抵抗」ではない「戦争」そのものだったのである。

その辺の状況については、higetaさんのブログが詳しい。
→「日台戦争」と呼ぶのは誤りか http://d.hatena.ne.jp/higeta/

C, 「国」対「国」ではないから「戦争」ではない?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 実は、日本軍に抵抗して「台湾民主国」が設立されたことはあまり知られていない。また抵抗軍は決して清国の残党ではなかった。広範な台湾人がわが国に抵抗したのである。

→天子が代わった http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1999.html

だからこそ、higetaさんが挙げたように、日本遠征軍も苦戦をしいられたのだ。
 とはいえ、「台湾民主国」は何処の国からも承認されていないから正式の国とはいえない。しかし。「国」対「国」ではない「戦争」は、日本の歴史上幾らでも例がある。
「薩英戦争」「馬関戦争」「戊辰戦争」「会津戦争」「函館戦争」・・・

D, 風土病にてこずったに過ぎないか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「日台戦争」なんてとんでもない、という人の論として、「日本帝国は強かった」ことを言いたいのか、「反乱軍にてこずったのではなくて、風土病にてこずったに過ぎない」、というのもあり、仲間内では好まれてるようだ。
 いわく、
 日本軍の死者「5000人近く」と言うが、そのうち四千六百四十二人は「台湾人の抵抗」による戦死者ではなく、マラリアなど伝染病による戦病死者だ(戦死者は百六十四人)。日本軍の戦死者数の規模を以って「戦争」と呼ぶと言うなら、撤回した方がよさそうだ。(永山英樹氏「台湾は日本の生命線」よりhttp://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-754.html)

 数字の出典が明記されていないので、別の出典が明記された信頼できる一文を掲げて、検証してみる。

 日本軍の死者の数も9600人(うち病死7600人)と、下関条約締結までの戦没者8400人(うち病死7200人)を上回った戦闘であった(高橋典幸ほか『日本軍事史』吉川弘文館、2006、326頁)。
 ということで数字がかなり違う。「生命線」氏の死者の数は半分である。戦闘死は2千名に対して164人、あまりにも違う。まずは出典を明らかにしていただくのが先決だ。
 出典明記の方の数字をよめば、病死者の比率をもって「戦争とはいえない」、ということがいかに暴論であるかがよく分かる。下関条約締結までの戦没者8400人(うち病死7200人)であるという。「生命線」永山英樹氏の主張に従えば、日清戦争自体が「戦争とはいえない」ということになってしまう。
 むしろ、風土病に対する治療薬もワクチン投与も為されないこの当時の戦争は「戦病死」との戦いであった、と認識すべきなのだ。

 この際、あえて申しあげたい!

 あなた方は、太平等戦争(大東亜戦争)の戦死者の大部分が、戦病死や餓死であったことを知らないのか?

「日本軍の戦死者数の規模を以って『戦争』と呼ぶと言うなら、撤回した方がよさそうだ。」 などという不謹慎な言葉は撤回してもらいたい。
 戦争の犠牲になった兵士たちに申し訳が立つのか!

追記

E, 檜山教授が提唱した「日台戦争」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
 檜山幸夫氏は日清戦争および植民地期台湾を専門としているが、その著書『日清戦争 秘蔵写真が明かす真実』(講談社、1997)では、第六章「台湾統治と台湾戦線」の第三節を「日台戦争」と題している。同節251頁では、次のように述べる。
 清軍兵士と異なり、彼ら(引用者注―台湾の抗日軍)が頑強に抵抗した背景には、台湾に福建省や広東省から移住し、そこに住んでいた原住民を討伐し、苦労して荒れ地を開墾して獲得した土地を守るという意識があったからにほかならない。その意味では、台湾での戦闘は、正しく日本と台湾との戦争(日台戦争)であり、最初の植民地戦争であったということになろう。
 檜山氏は、日台戦争の終末を、第二師団が凱旋した明29.5月末とみているようである。
(この項、higetaさんhttp://d.hatena.ne.jp/higeta/20090509/p1より引用)


★プログ「安禅不必須山水」を転載しました。詳しくは下記アドレスをご覧ください(ネット虫)
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1035432/

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不可解なNHKバッシング(1)人間動物園 ( ブログ安禅不必須山水より ) ネット虫

2009年06月27日 15時07分27秒 | Weblog
★今回のNHKもんだいについて「ブログ安禅不必須山水」さんが詳細に反論している。
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1035164/
紹介させていただく。(ネット虫)
============================
NHKスペシャル「JAPANデビュー」の第一話「アジアの"一等国"」に対する『愛国主義者』の皆さんによるバッシングは、ネタの底をついたようだが、なおも続いている。
ここでは、「史実捏造」だとする4点について、検討してみたい。

1、「人間動物園」なんて酷すぎる捏造だ。

2、「日台戦争」「台日戦争」なんてありえない。

3、台湾人の多くが「漢民族」であるはずがない。

4、日本統治で「中国語」が禁じられたことはなかった。

====================
不可解1、「人間動物園」なんて酷すぎる捏造だ
====================
A 戦前日本への信念

~~~~~~~~~
このNHKへの非難の背景には、どうやら、

「大東亜戦争敗戦までの帝国日本の台湾治世においては、台湾原住民を手厚く保護しその近代化を援助した。その成果として『高砂族』義勇隊への志願者も多く、ニューギニア等で戦死した義勇兵は靖国神社に祀られている」
といった戦前日本への信頼感をゆるがせにしてはならない、という強い信念があるようだ。
信念は結構なことだ。しかし、歴史というのは信念がつくるものではなく、事実がつくるものだ。

B、台湾先住民は日本を歓迎していたか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
果たして、台湾先住民は日本の治世を喜んで迎えたのだろうか?

日本が台湾を領有したとき、台湾原住民は野蛮人という意味の「蕃」と呼ばれていた。清国の治世にすでに同化したものを「熟蕃」といい、同化してない種族を「生蕃」と呼んでいた。そうして台湾原住民を同化させることを「理蕃」といっていた。
日清戦争後、統治を清国から引き継いだ日本の台湾総督府も、同化政策を進め、これら「理蕃」の概念を踏襲した。
台湾原住民はすでに農地化できない山地に追いやられ、狩猟や採集の暮らしを営み、他人の干渉さえなければ争いは起きない状態だった。しかし、台湾の近代化を急ぐ植民地経営においては、樟脳採集や道路鉄道開発の勢いを台湾原住民のいる山地に及ぼさないわけにはいかなかった。

C、蕃人の反乱
~~~~~~~
そこで摩擦が起きた。アメとムチの理番政策を担うのは警察組織であった。日本人巡査は各村々=蕃社に駐在し、原住民の頭目たちの上にたって、行政、教育、衛生を指導した。そして、「蕃人」の懐柔と反乱の繰り返しは、霧社事件が終結する1931年まで続いた。
→年表参照:http://web.thu.edu.tw/mike/www/class/Tainichi/data/musha-hisotry.html
霧社事件とは、日本総督府の理番政策がもっとも行き届いた模範的な村々=蕃社による反乱で、悲惨な結末を迎えたものだった。

→霧社事件 http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/2029.html#id_285cf8b5

D、「高砂族」の誕生?
~~~~~~~~~
実は、意外と思う人が多いと思うが、「高砂族」というのは1935年に総督府が生み出した新語なのである。

もともと台湾先住民は、高山族9族、平埔族10族といわれ、その祖先も一つではなく、言語のルーツも多様である。それを総督府は、「高砂族」という一族に括ってしまった。いまNHKを激しく罵っている人たちも、この「高砂族」という人工民族名を少しの疑いも無く信じきっている。
総督府は「高砂族」という名前を与えると共に皇民化教育を徹底した。「部族」の為から「国家」の為にと、彼らの生きる目的を切り替えさせた。
台湾原住民青少年の白紙の心に「国家」と「皇民」意識が植え込まれたのでる。

そうした結果として生まれたのが、「高砂義勇隊」であった。

(ちなみに、「高砂義勇隊」は正式の兵隊ではなく志願の軍属の身分であったという)

E, 日英博覧会に戻ると
~~~~~~~~~~
以上のことを踏まえて、NHKの「アジアの一等国」が紹介した1910年の日英博覧会の時点に戻ってみよう。
そのときには、まだ「高砂族」は一人もいなかった。なぜなら「高砂族」という言葉が生まれる25年も前だからである。
では日英博覧会に展示された台湾原住民パイワン族の人々はなんと呼ばれていたか、
それは、「生蕃」である。すなわち未だに同化していない未開の「蕃」。

>「右ノ外台湾生蕃ニ就テハ総督府民政長官及ヒックス間二契約締結セラレ両社ノ生蕃二十四人警部一名巡査一名監督ノ下ニ二月十六日門司ヨリ乗船シテ渡英セリ」(農商務省1912;869-872)

文明にまだ染まっていない未開の民だからこそ、博覧会で観客を集められる「余興」となったのである。

→英文wikipedia 「human zoo」
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/2022.html

F, 企画は英国人
~~~~~~~~
NHKを批判する人たちの中には、
「日本は欧米に文明国であることを見せようとしたのだから、『人間動物園』のような野蛮なことをするはずがない」という人がいるが、これも事実にもとづかない「信念」にすぎない。
事実は欧米人が喜び観客を集められるからという理由で、「人間動物園」に倣ったのである。しかも、そう判断したのは総合プロデュースを日本政府から委託された、イギリス人なのであった。

>,「明年の博覧会々場ニ開設セラルペキ諸種ノ本邦余輿ヲ一手ニ経営スル為メ英国有志者ヲシテ一ノシンジケートヲ組織セシムル事」と書かれ,少なくとも3名の「英国紳士」からなるシンジケートと,交渉および事務処理役の日本人が任命されたと書いている。(外交史料館資料『日英博覧會開設一件』)
いかにすれば、ロンドンで開かれる博覧会に集客できるか、「人間動物園」のノウハウに熟知したイギリス人の企画によって、「アイヌ村」と「台湾生蕃社」が博覧会場に誕生したのである。

G、その後
~~~~~
日英博覧会は、どうやら大成功だったようである。「出展」したアイヌ人と台湾原住民は、博覧会が終わると直ぐに帰国した。アイヌの古老はのちに楽しげにロンドンでの体験を家族に語ったそうである。また、台湾原住民パイワン族にもイギリス人博物学者とも交流が伝承されているそうである。

これをもってNHK批判者は、「人間動物園」ではなく「文化交流」であるというが、そもそも「人間動物園」には本人たちを直接虐げるということは含んでいない。英文wikipedia 「human zoo」にあげられた事例にしたところで、当事者本人たちは人種差別が当然だったその当時、虐げられたとは思ってやしない。
批判は外部から巻き起こり、やがてレイシズムは批判の対象になるのである。NHKの番組で紹介されたように、その子孫たちが唇を噛むのである。

問題は、「人間動物園」という概念に当てはまるかどうかと言うことである。
日本政府の農商務省公文書に拠れば、「台湾生蕃」24名は、日英博覧会の人寄せの「余興」として警部と巡査によってロンドンに連れて行かれ、会場に再現された「蕃社」の中で半年間くらし、半年間その生活生態が展示(衆目環視)された。
その事実は消えない。
→前稿 「人間動物園」、台湾先住民は出演者に過ぎないのか?
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1018889/

(以上)



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NHKに激励の声を!!!!      ネット虫

2009年06月27日 12時03分40秒 | Weblog
★仲間からの情報によれば、とにかく歴史歪曲の歴史修正主義の勢力が団結して、公共放送を恫喝しようとしています。組織的な闘いです。反撃に参加ください。
下記のNHKへ連絡を。
=============================
NHKスペシャル放映問題が、大変なことになっています。

彼らの団結力と行動力はすごい。
小さな差異で分裂しがちな反戦派とは大違い・・・。

 日本の台湾統治を取り上げた、NHKスペシャル「アジアの“一等 国”」(4月5日放送)の偏向・歪曲問題で、8300人を超える視聴者らが25 日、放送法や受信契約に違反する番組で精神被害を受けたとして、NHKを相手に計約8300万円の損害賠償を求める集団訴訟を東京地裁に起こすことが分かった。

 とにかく、ここはNHKを激励しないといけません。
こういう動きを侮ると取り返しのつかないことになります。
歴史修正主義も、最初に侮ったからあれほどの勢いになったのです。
ぜひNHKに激励の声を。

応援のNHKの連絡先はここ
http://www.nhk.or.jp/css/goiken/fax.html

 
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自民党は(戦艦)大和だと思っている。(東国原知事単独インタビュー)

2009年06月26日 14時07分31秒 | Weblog
★東国原知事の朝日新聞との単独インタビューの骨子を読んだ。
 私は、この知事が少しは信念のしっかりした気骨のある人物かと思っていたが、だんだん権力志向の亡者に思えてきた。                    自民党がほとんど戦わずして沈没した大和であるという指摘は面白いが、地方分権を旗印にする彼が、民主党ファシズムの出現と根拠なく言い放ち、自らそれを阻止する救世主と公言するのは自滅の道であろう。(まもる)
============================
「ど真ん中から変えていく」東国原知事単独インタビュー2009年6月26日1時29分

 宮崎県の東国原英夫知事は25日、朝日新聞の単独インタビューに応じ、「政権与党、政府のど真ん中から変えていく」と述べ、自民党から次の総選挙に立候補することに改めて意欲を示した。

 東国原氏は「自民党は(戦艦)大和だと思っている。社会・経済情勢や国民の感情、世界の動きに臨機応変に対応できる組織体でないといけない」と指摘。次の総選挙では拮抗(きっこう)する2大政党のどちらかを国民が選択するという状況が望ましいとの見方を披露し、「今のままでは(支持率が高い)民主党が圧勝してしまう。民主党のファシズムになってしまう」と強調。「これに対抗するために自民党が生まれ変わらなければならない」と語り、自らが次期総裁候補となることで、自民党を変革するとの決意を示した。

 東国原氏はまた、「国を変えようという大きな目標に対し、知事の権限は微々たるものだった。自分はその限界を超えようということだ」とも語った。
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