九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

ピロリ菌除菌の勧め  文科系

2012年09月30日 17時32分52秒 | その他
 今日の中日新聞15面全部を使って「ピロリ菌をやっつけろ」「胃がんの主因 対策を」という記事があった。記事最初の方にこんな文章がある。
『「胃がん撲滅計画」を提唱している北海道大学医学部の浅香正博教授(がん予防内科)は「日本での胃がんの原因は、95%以上がピロリ菌感染というデータが、昨年発表された」と話す』

 さて、僕はふっと思い出した。このブログが始まった頃ここに良いエントリーを多く書かれていたへそ曲がりさんのことを。自らが胃がんを発病され06年10月に初の手術、その後の闘病経過なども08年9月3日に亡くなられるまで書き続けられた方だった。最後のエントリーは08年7月21日である。闘病経過などは例えば、07年7月28日「近況報告」がある。彼のここでの活躍は、08年9月16日管理人さんの訃報・報告に詳しい。

 さて、へそ曲がりさんに上の知識があったら胃がんになる前にピロリ菌の検査をされていたろうかと、そんな事を考えつつ、みなさんにもこの検査を是非お勧めしたい。上の記事文中にも書いてあることだが放置すれば確実に次のようになるということだ。「ピロリ菌感染ー慢性胃炎から潰瘍などー萎縮性胃炎ー胃がん」と。
 これは最新の知識であって、この知識がある人は実は大変少ないと思う。今の医療制度では、ピロリ菌感染に対して積極性がまったく感じられないからである。僕の体験を書いてみよう。
 僕は25年ほど前に内視鏡検査で感染が分かった。しかし、何かピロリ菌派生症状がなければ除菌は勧められないのである。これは今でもそうのはずだ。別の理由で内視鏡をやってピロリ菌が見つかっても、異変がなければこの存在をご本人に告げられない事さえあるはずだ。僕の25年の経験でそうとしか思えないのである。胃がんで死ぬ国民の95%がピロリ菌によると分かってきたというのに、こういう医療の実態は大問題ではないだろうか。僕の場合は、最近内視鏡検査を受けた折に胃の萎縮があると言われたので、除菌を願い出た。医者の応対からすると僕が何か無理矢理頼みこんで除菌が実現した感じがしたものだ。除菌したらきわめて調子が良い。胃の調子はもちろん、なにか鼻の調子まで良くなった。慢性的な鼻水がなくなったのはどうも関係があるらしい。というように、長年連れ添ったこの菌の悪影響は、これがいなくなってから痛感することも多いらしい。それまでの何かの症状を体質などと誤解してのことである。

 記事文中に、先生のこんな怖い言葉もあった。
『そして「除菌療法は早ければ早いほどいい。50代以上は除菌だけでは胃がんの予防が難しいので、除菌後も定期的な検診が必要だと強調しておきたい」と話している』
 こんなに怖い感染がこれまでの医療体制では、放置されていたに等しいのは一体どうしてなのだろう。医療保険がピロリ菌に「推定無罪」を適応したら犠牲になるのは国民の命であり、助かるのは年金財政なんじゃないかなどと、ひねくれていたものだ。
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新聞の片隅にも載らなかった重要なニュース    大西五郎

2012年09月30日 09時07分14秒 | Weblog
新聞の片隅にも載らなかった重要なニュース

    オスプレイ:県議39人座り込み (2012.9.29沖縄タイムス電子版)
(インターネットで「オスプレイ」を検索していてこんな沖縄の新聞のニュースを見つけました。)

 県議会(喜納昌春議長)は28日午前、オスプレイの県内配備に反対する意思を示すため、
与野党・中立の全会派と無所属議員が参加した座り込みを県議会棟前で実施した。
正副議長を含め、全48議員の約8割に当たる39人が参加。各会派の代表からは、県議会が
与野党の立場を超えた連携を維持し、配備阻止に向けた運動を継続する必要性を訴える声が相次いだ。
 この日は台風の影響で沖縄への飛来が中止され、浦崎唯昭副議長は「140万県民の大型
台風が吹いて配備を止めた」と指摘。自民の照屋守之氏は「(各会派間に)主義主張の
違いはあっても、自民党も一緒に県民の命を守る」決意を表明した。(この後各会派の決意を紹介=省略)
 県議会は週明け以降にオスプレイが実際に飛来した場合は再度、県議会前で座り込む
ことを想定している。(後略)
(なお、沖縄タイムスの別のコーナーでは普天間基地前で市民が3日間に亘って座り込みを
続けていることも伝えています。琉球新報も)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   
 県議会の自民党まで、他会派と一緒になってオスプレイ配備阻止のために戦うと言って
いることは大きなニュースだと思いますが、このニュースは本土の新聞には(少なくとも
名古屋発行版では)載っていません。
29日の各新聞は、安倍自民党総裁が党役員人事を行なったその内幕と安倍×石破関係は
どうなる。ニューヨークの国連総会から帰国した野田首相が10月1日(月)に内閣改造を
行なう意向で、前原前政調会長の処遇がどうなるか。日本維新の会が政党としての届出を
総務省に行なったが、橋本代表が選挙の候補者の選定権を握るなど権限が集中するといった
相変わらずの政局ものが大きなスペースを占めていました。

 日本の新聞、テレビは政府権力の動きや政党間の駆け引きなど政界の動きには力を
入れて報道し、社の幹部や政治部記者が政界の実力者にいかに食い込んで情報を得ているかを
誇る傾向が強いのですが、民衆の側といいますか、国民の運動には実現可能性が薄いと
見れば無視する傾向があります。オスプレイ配備に反対しても、政府が受け入れると
いうのだから・・・という訳です。
朝日新聞の「月刊ジャーナリスト」でTBSの報道特集キャスターの金平茂紀さんが
指摘しているように、「官尊民卑」の傾向が強いのです。

 首相官邸前の大飯原発再稼動反対、脱原発の集会も一時は報道しましたが、今も毎週
金曜日に行われ、全国に広がっていることは報道していません。マスコミが永田町の論理で
世の中に起こっていることを見ようとしますから。人々の間に変化起きていることが見えないのです。

                                  大西 五郎
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朝日新聞に?      大西五郎

2012年09月29日 09時43分07秒 | Weblog
朝日新聞2012年9月28日朝刊の記事の見出し。

「維新で国政に」 志士済済 自民の元知事候補・村議・20代女性会社員
きょう設立届け

 維新の会が国政政党として名乗りを上げ、総務省に届出をするという記事です。
「志士済済」は「多士済済」をもじったのだと思われます。
 広辞苑によりますとと
「多士」は、「多くの優れた人材」という意味です。
「済済」は「多くて盛んな様」
「志士」は「高いこころざしを持つ人」あるいは「国家・社会のために自分の身を
犠牲にして尽くそうとする志を持つ人」です。

現在所属している政党を離党して、橋下人気にあやかって次の選挙に維新の会から

ようとしている国会議員を「志士」などといえるのでしょうか。

どうも朝日新聞は(大阪の新聞の報道ぶりは分かりませんが)、名古屋で発行している
新聞の中では一番「維新の会」の記事が多く、詳しく報道しています。橋下氏が「維
新塾」を開講した時も「橋下氏国政へ号砲 維新塾、衆院解散向け準備」と『号砲』と
いう言葉を使いましたが、維新塾開講に朝日新聞が祝砲を打ち上げたのかと思いました。

 朝日新聞は維新の会の発展を期待しているのでしょうか。

2012年9月28日

                     日本ジャーナリスト会議 大西 五郎
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新聞の片隅に載ったニュースから(51)     大西五郎

2012年09月28日 15時16分47秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(51)

     非拘束名簿式合憲判決が確定 (2012.9.26朝日新聞)

 参議院比例区で実施されている「非拘束名簿式」は違憲だとして、首都圏の弁護士らが
2010年7月の比例区選挙の無効を求めた訴訟の上告審判決が25日、最高裁第三小法廷で
あった。大谷剛彦裁判長は「過去の判例から、違憲ではないことは明らか」と述べ、
弁護士側の上告を棄却した。請求を棄却した東京高裁判決が確定した。
 非拘束名簿式は、候補者名の得票を政党の得票として計算する。弁護士らは「候補者
個人に投票した有権者の意思を無視している」と過去の選挙でも提訴してきたが、最高裁は
すでに合憲とする判断を示していた。(司法記者は自分が理解した書き方、しかし一般読者は
読み返して理解?)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 

 参議院比例代表選挙では、かつては政党があらかじめ当選順位を決めて候補者リストを提出する
「拘束名簿式」から2001年に「非拘束名簿式」に改められました。政党は順位をつけずに
候補者名を発表し、有権者は候補者名でも政党名でも投票することができるように
なりました。候補者が獲得した票と政党が獲得した票の合計が政党票として数えられ、
票数に応じて各政党の当選者数が決まりますが、獲得した個人票が多い者から順番に当
選者が
決まる仕組みになりました。
 「拘束名簿式」だと、各政党の中での候補者の順位争いが激しくなり、企業や支持団体
などの丸抱えでの党員集めや党費肩代わり納入などの弊害が指摘され「非拘束名簿式」に
なりました。

 2004年にも「非拘束名簿式」を違憲とする訴訟の最高裁判決がありましたが、最高裁は
「政党を媒体として国民の政治意思を国政に反映させる制度」と位置づけ「非拘束名簿式には
合理性があり、国会の裁量の範囲内で合憲」という判決を下しました。今回の判決はこれを
踏襲したものです。しかし、「非拘束名簿式」の選挙では、TV番組のレギュラー出演者で
知名度の高い弁護士やヤンキー先生とマスコミに持て囃された教師、女子プロゴルファーの
父親などが候補者に名を連ね、個人的人気票で政党獲得票を伸ばそうとする傾向などが
問題にされています。

 それと衆議院選挙の比例代表並立制にも問題があります。小選挙区の候補者が比例代表の
候補者にもなれる制度です。今、橋下維新の会の人気を当てにしてか所属政党を離党して
国政政党になった維新の会に鞍替えしようとする国会議員が次々に現れていますが、この
地方からは民主党の東海ブロック選出の今井雅人衆議院議員(岐阜県連代表)もその一人です。
 この人は、2009年の総選挙に民主党公認で岐阜4区から立候補しましたが小選挙区選挙では
自民党の金子一義候補に敗れ、比例東海ブロックで復活当選しました。つまり、有権者が
民主党に投じた票で国会議員になったのですから、民主党を離党するなら議員を辞職す
べきです。野田首相の消費税増税の進め方を受け入れ難いそうですが、それだったら議員の
職を辞任してでも、野田首相の政権運営に反対を唱えて運動し、次の衆議院選挙で自分の
政策を訴えて有権者の審判を仰ぐべきです。
                                       大西 五郎
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       中国と同様の固執発言の先にあるのは、原発再稼働と九条廃棄    只今

2012年09月27日 23時08分53秒 | Weblog
● 野田首相も「赤旗」も、これで交渉できると思っておられますか?
 先ほどのテレビで野田首相はこう語っていた。「中国の一方的な主張は国際的にも受け入れられません」と。
 全くその通り。しかし続く言葉は、「尖閣はわが国固有の領土。妥協することはありません」。

 そしていま手にした『赤旗・日曜版』9/30号にはこうあった。
 一面トップには赤色で大きく「尖閣領有は正当」とあり、記事にはこうあった。
 「領土問題は存在しないと繰返すだけでは」駄目。「領土に関する紛争問題が存在することを正面から認め」なくてはならない、と。これも全くその通り。
 しかし続く文言は、「日本の領有の正当性を堂々と主張」すべきというもの。
 
           これで「外交交渉」を進めることが出来るでしょうか。

● 偏狭なナショナリズムのキー語である「固有の領土」
  「固有の領土」という用語が多用されるが、それは縄文の世とは言わなくともせめて奈良時代には求めたい。
  しかし尖閣も竹島も、ぼんやりと認識されたのはせいぜい百数十年前。
  尖閣の記載のない中国地図、があるのと同様、
  北海道(蝦夷)沖縄(琉球)は領土外、となっている江戸の地図も幾つかみられる。
  
  『領土を国境線で区切るという発想がアジアに入ってきたのは、19世紀以降のこと。
   それ故、あれこれの史実を出してお互いが争っても、水掛論になりがちです』(小熊英二)

● 火つけ人は、前原氏と石原氏。
  「日本固有の領土」を確固たるものとして「領土問題は存在せず」を閣議決定した策士は、
  管内閣の前原大臣。そしてこれを引き継いだのが石原都知事。
  歴史の教えるところ、国内問題が行き詰まるとその出口として煽られるのが偏狭なナショナリズム。

● アメリカの影。
  尖閣諸島のうち二つの島は米軍の射撃場。それ故、日本側も立ち入れないし、石原都知事も除外した。
  この地域に緊張関係をもたらすようにそそのかしたのは誰か、いさかいが生ずると喜ぶのは誰か。
  それは、覇権を手放すまいとするアメリカ。
  だとすると、この問題は「日中関係」であると同時に、日米問題であり日台問題である。
  そうだとすると、どちらの国が正しいかといったことではなく、どのような過程からこの問題は生じたか、
  を考えることが要請され、その中から解決の道が現れてはこないか。
  不十分、一時的なものではあったが、それが「この問題は次世代に任せよう」ではなかったか。
  それを受けてこの近辺の漁民は、弁当を交歓するなどして、ともかくも数年前までは安定して漁業に励んで
  いたのである。
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               沖縄で始まった「非暴力・不服従の抵抗」     只今 

2012年09月27日 10時29分48秒 | Weblog
               オスプレイ! 明日にも沖縄へ移動。
●この報を受け、今日(27日)午前7時、国会議員、県議、市町村首長など約300人が普天間ゲート前に座りこんだ。
 
●「議員という名の人は、その存在をかけ最前線に立ち、逮捕されなければならない」宮城康弘(作家・元名護市議)

●前日(26日)の沖縄の新聞・テレビは
 「オスプレイ配備 〈やんばる〉の生態系にも影響」→琉球朝日放送
 「準絶滅危惧種リュウキュウウラボシシジミを高江で確認、日本蛾類学会・岸田会長、建設懸念」→琉球新聞
                   ↓
 「高江パリパット 住民ら激しく抵抗、防衛局、工事中断」→琉球新聞、

         ★沖縄で、口伝えに語られているといわれている逸話。
  【バートランド・ラッセルは、90歳のときアインシュタインと共に原爆反対の座り込みをし、
   ごぼう抜きで逮捕された時は94歳。そして97歳まで生き抜いた】
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           卑怯・弱虫ではなかった安倍晋三・新総裁。      只今

2012年09月26日 14時21分54秒 | Weblog
      先の首相時代、「安倍は卑怯者、弱虫」との批判を受けた。
      それは、「靖国参拝」をしなかったことを始め、次のようなことを指してのことだった。
  
 ●2008年6月16日、尖閣諸島の日本領海内で、
  巡視船「にしき」と台湾の遊漁船が衝突し、遊漁船は沈没。
  沈黙する日本に対して、台湾の劉院長(首相)は「戦争も辞せず」と宣言。
  安倍首相は直ちにこれを受けて、謝罪して損害賠償に応じた。
  
 ●従軍慰安婦問題について、「強制はなかった」と発言。
  この発言に対して、米国議会(下院)は「謝罪を求める121号決議」可決。すると安倍首相は
  (1)ブッシュ大統領と下院議長に謝罪。
  (2)『ニューズウイーク』に、「慰安婦として存在しなければならなかった状況は、我々にも責任がある」と謝罪。
  (3)国会での小川敏夫議員の質問に対して、
   「基本的には河野談話を継承。しかし国会の場でこういう話をするのは生産的ではないですよ」

      ★上記の発言は、なんら弱虫、卑怯者の発言ではない。
       靖国参拝、慰安婦問題といったこれらの安倍発言の根底には、
       「私の尊敬する東京裁判でただ一人、無罪を主張したパール判事」の存在がある。
       だから、靖国神社境内に「パール判事顕彰碑」も建てた。
       しかし、パール判事の主張は、あくまでも国際法上の刑事責任である。
       「日本は過ちを犯した」と明言している。
 ●南京虐殺に関する項。
  「日本軍が占領したある地域の一般民衆、戦時捕虜に対して犯した証拠は圧倒的である。
   その行動は凶暴であり、残虐は殆ど3週間に亘って続いた鬼畜の行為であった」
 ●再来日(1952)した時の談話。
  「日本は武器を持って無類に勇敢だったが、新憲法を守ることでも無類の勇気を世界に示して頂きたい」
 
      ★だから新総裁の安倍議員。弱虫と言われまいと頑張ることは毛頭ないのです。
       

       
  
 
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韓国と中国、日本の歴史認識で共同歩調を    らくせき

2012年09月25日 14時19分56秒 | Weblog
日中韓の3国の拮抗状態が破れ、韓中が仲良しに。
日本は仲間はずれに。最悪の外交。

野田さんたちの歴史認識は日本を危うくしかねない。
もしアメリカが頼りになると、保険のように
考えているのなら、こんな極楽トンボはない。

もし日中が争った場合、アメリカが安保条約によって
日本側につくでしょうか?
アメリカは中国と戦争をして、どんな利益を得るのでしょう?
それはアメリカの国益に資するのでしょうか?
アメリカは火中の栗を拾うキケンは犯さないでしょう。

威勢の良い人たちは、そこまで考えて言っているのか?
疑問ですね。
歴史認識を逆戻りさせるには、日本は普通の国すぎませんか?
大国への夢は、一回目は悲劇。二回目は喜劇。
違う道を歩まないと・・・
真剣に9条の道を探求しないと国民は悲惨なことになりませんか。

経済界のお偉方は貝のように無言ですね。
原発で発言したように、一致団結して政府にもの申したら?

といって弱腰になれと言っているわけではないので誤解のないように。
海上保安庁のみなさんのお仕事はとても大切だと思っていますし、
怪我などされないように祈っています。
毅然として対処することには異存はありませんので念のため一言。











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随筆 「短気になった?」  文科系

2012年09月24日 14時09分15秒 | 文芸作品
 人とケンカして決裂などという作品をここにも、いくつか書いてきた。「世界を狭くした話」とか「家出に限る」、「読者っていじわる」とか。実はその何倍もの実例を、大小はあってもここ数年でおっぴろげてきたんじゃないか。俺としてわざとではないし、なにか自分をとりわけひけらかす気などもない積もりだし、自然の成り行きのようにこうなってしまう。こう続くと年のせいだと只うそぶいているわけにもいかず、振り返ってみないわけにはいかなかった。今のところはこんな分析だろうか。
「自分がますます素直に出始めたのだが、こんなに怒るのはきっと、注文が多すぎるから?!」。大学で哲学を十年近く学び、その哲学を、世の中や人々を見続けるような職業の中でいろいろと補足修正に励まざるをえなかった数十年。現役時代から同人誌に入って文章を学び、古希過ぎの今まで「日本の男は文化の匂いがしない」などと言いつつ、スポーツやギターにも明け暮れてきた。こんなことどもを自分自身に求めるのは良いこととしても、この流儀でもって俺って人にも反論したり、注文付けたりしているのかな。だとしたら「知識、特技、『文化』をひけらかして、何て嫌な奴」と思われないか? それが少しずつ相互反目の種にもなっていく?
 こんなこともあるかな。俺は、日本人としては珍しいほどに自己表現が多いのは確かだろう。ただしそれは、プラス事項の表現だけでなく、マイナスのそれも平気でする。例えば「家出に限る」のように。だから自慢屋などとは思わないのだが、人は案外そういう話のプラスの面だけを聞き、よく覚えているのかも知れない。もっとも、この「家出に限る」ですら、何か自慢の作品と解釈した人さえいるのだ。いずれにせよ、人なんて案外無責任なもので、本気で会話の相手にするべき人は多くはないということかもしれない。言葉なんて所詮、言葉でしかないのだから、「実」を知りあった相手が本気で付き合える第一の条件になるのだろう。そういう人を相手にしてしかも必要な時にだけ、本気で怒るのが良いのかも知れない。俺は逆で、目前のあらゆる人に本気で付き合ってきたと、そんな感じだ。ちょうどギターやランニングマシンやこのブログ相手のように。  
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朝鮮日報より     らくせき

2012年09月23日 10時04分58秒 | Weblog
いよいよ9条に危機がしのびよってきたようです。
朝鮮日報の記事です。

日本と中国が領有権争いを繰り広げる尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐり、
日本が「実効的支配権」を事実上失った場合、日本国憲法の根幹を成す憲法第9条の
改正の動きが右翼勢力を中心に加速化するとの見通しが示されている。

 日本は戦後、憲法第9条に、戦力の保持と交戦権を永遠に放棄すると明示した。日本
国憲法が「平和憲法」と呼ばれる理由も、この第9条が存在するためだ。

 日本政府は1968年、この憲法の条項が「集団的自衛権」を認めているかどうかをめぐり
論争になった際「日本も国際法上は集団的自衛権を保有しているが、憲法を改正しなければ、
対応できるのは日本を直接侵略する相手に限られる」との立場を表明した。右翼勢力などは
これについて、正式な憲法改正が困難なら憲法の解釈を見直すべきとして「解釈改憲論」を
主張してきた。

 このところ日本では、総裁選(民主党代表選、自民党総裁選)に領土紛争が重なり、
政界では憲法第9条など憲法改正をめぐる議論が活発に展開されている。日本の次世代指導者に挙げられる、右派傾向の強い橋下徹大阪市長率いる「日本維新の会」は最近
「憲法改正の国会発議要件を全議席の3分の2から2分の1に緩和し、憲法第9条を国民投票に
よって改正する」と発表した。自民党の石破茂前政調会長は総裁選の出馬会見で「自衛隊を
正式な軍隊である『国防軍』に改編し、集団的自衛権を行使できるよう国家安全保障基本法を
制定する」との公約を発表した。


こういう事態ですと、9条を守ることは、ますます難しくなるかも。心配な事態です。
原発と9条、日本の21世紀の方向を決める重要な問題です。




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新聞の片隅に載ったニュースから(50)    大西五郎

2012年09月22日 15時17分18秒 | Weblog
新聞の片隅に載ったニュースから(50)

    財界が(野田民主党代表)再選歓迎(2012.9.22朝日新聞)

 民主党の代表に野田佳彦首相が再選されたことについて、経団連の米倉弘昌会長
(住友化学会長)は「再選を歓迎する」との談話を発表した。消費増税を決めた
野田氏を「国政を担うにふさわしい政冶リーダー」と高く評価し、前面協力する
姿勢を示した。
 経済同友会の長谷川閑史代表幹事(武田薬品工業社長)も、再選を「妥当な判断」と
評価。社会保障制度改革や、環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加に、全力を
尽くすよう求めた。
 日本商工会議所の岡村正会頭(東芝相談役)は、中小企業の活性化策などを期待する
一方、対立の目立つ民主党に「政権与党として一体となった責任ある政冶を行って
ほしい」と注文した。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 

 米倉経団連会長は、9月14日に政府が関係閣僚らによるエネルギー・環境会議で
「2030年代に原発稼動ゼロを可能とする」という目標を掲げた革新的エネルギー・環境戦略
を決めたことに対して、18日に長谷川経済同友会代表幹事、岡村日本商工会議所会頭と
揃って記者会見を開き、「雇用、国民生活を守る立場から、原発ゼロに反対してきたが、
まったく受け止められなかったことはきわめて遺憾だ」と野田内閣を激しく批判しました。
米倉会長は抗議の意思表示として政府の国家戦略会議の民間議員を辞任することまで示唆
しました。(9月19日朝日新聞)

 それが一転、野田首相を持ち上げたのはなぜでしょう。政府は18日に革新的エネルギー
・環境戦略を閣議決定することを見送り、「戦略を踏まえ、不断の検証と見直しを行なう」
とする短い文章だけを閣議決定することに方針を変更したからです。「オレの言うことを
きいたか。よしよし、いい子だ。」という訳です。

 政府のこの方針後退には、財界の反対に配慮したと同時にアメリカからも閣議決定を
回避するよう圧力(要求)があったということです。政府は革新的エネルギー・環境戦略
の決定が大詰めを迎えた9月初め以降、在日米大使館や、訪米した大串博志内閣政務官、
長島昭久首相補佐官らが戦略の内容説明を米側に繰り返しました。これに対しアメリカ
側は、閣議決定を見送るよう要請し、「(原発ゼロを)法律にしたり、閣議決定をして
政策をしばり、見直せなくなることを懸念する」と日本が原発稼動ゼロの戦略を変える
余地を残すよう求めたということです。アメリカは「(使用済み核燃料の)再処理施設を
稼動しつけたまま原発ゼロにするなら、プルトニウムが日本国内に蓄積され、軍事転用が
可能な状況を生んでしまう」ことを懸念したということです。
(9月22日中日新聞)
 
 「射能汚染の影響により現在でも十六万人の避難民が故郷に戻れず、風評被害は農業
や漁業を衰退させた。多くの国民の切実な思いを置き去りに、閣議での決定という極めて
重い判断を見送った理由について、政府は説明責任を果す義務がある。」(同紙解説記事)
                                       大西 五郎
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  今日(22日)の 『中日』 と 『朝日』 を見比べて ?と思ったこと。     只今

2012年09月22日 10時16分17秒 | Weblog
       〈田中俊一、原子力規制委員長に聞く〉という記事についての見比べです。

●見出し
  『中日』→「大飯停止あり得る」。 「他の再稼働判断 来夏以降」
  『朝日』→「大飯すぐには止めない」。 「国際基準で安全規制」

●記事本文
  『中日』→ 「新たに法制化する安全基準の内容が固まった段階で安全姓をチェツクし、
         基準を満たさないと判断した場合は、
         《〈運転中であっても〉停止を命じることもあり得る》と明言した。

  『朝日』→ 「《すぐに止めない》と述べる一方、〈想定外〉の事態が起きぬよう、
         原発の新たな安全性評価の手法を導入する方針を示した。」 
         
  ★蛇足
   『中日=東京』の一面は、「原発ゼロ閣議決定回避 米が要求」。その下に、官邸前デモの写真。
   『朝日』は、「野田再選」。
        
      ☆これでまた、「東京新聞」に切り替えたという関東の友人と交歓出来ます !
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随筆 「2歳の”表情”」  文科系

2012年09月21日 16時06分25秒 | 文芸作品
随筆「2歳の”表情”」  

 孫のハーちゃん、今月のあと10日ばかりで2歳になる。今回は、彼女の「2歳の”表情”」を描いてみたい。要するにそれは、変な表現だが「表情を常備するようになった」と言うに尽きる。
 1歳過ぎから、見違えるように表情が増えていったように思う。欲しい物が手に入った満足の表情なり、なにか目前の要求を手伝ってくれとの注文の表情なり、今ほど多くはなかった興味ある物への探究の表情というように。1歳まではどういうか爬虫類顔の表情と感じる時も多かった。表情が読めないというよりも、何も感じていないというのか、表情がない時なのである。今は、四六時中何かを感じている。

 我が家に来たとたんに彼女が連想する物はまずとにかく、黒猫のモモ。「モモ、モモ!」と誰かに「主張する」。モモを身近に取り寄せたいのだが自分1人では探せもしないから、一緒に探し出し、捕まえてくれと注文しているのである。僕が立ち上がらないと分かるとすぐに連れあいのところに行き、「ババッ、モモ、モモ!」となる。僕と2人で、家中を探し回ることになったとしよう。「モモ―、モモー?」「イナイネ―(とゆっくりと。これは、僕の口まね)」などの連発も含めて過去の僕の見様見真似で、彼女自身が心当たりを調べていく。座卓の下を覗き、仏壇の上を仰ぎ、カーテンの陰を探る。その姿の、なんと真剣なことか。この表情が捜している間中続いて、脇で見ていても面白い。しかも、家中を回るから時間も相当に長い時が多い。さて、仏壇の上に寝そべったモモを見つけたとしよう。飛び上がるバンザーイ・スタイルそのものを最低2回は繰り返す。その次には必ず「ダッチョ!」である。抱いて持ってこいというのだ。これは、「ここへ持ってきて、お前がなでなでしてやれ」というような要求だ。脇でこれを見ながら、自分も随分手を出すようになった。

 こんなのもある。彼女の言葉で言えば「ソト、ソトッ!」という要求行動だ。この言葉自体が僕の「外行こうか」の部分真似なのだが、いったん言い出した時にはあれこれと手を替え品を替えて、執拗に続く。この要求の初めのころは、僕の靴をパソコン席まで抱えてきて僕に迫るというものだった。26センチの革靴を左右とも抱えてきた時もある。それでだめなら、僕の大きなショルダーバッグをヨッコラショ。僕が外出するスタイルを覚えているのだが、これはもう1歳半頃からあった事だ。さらにはまた、未練がましく玄関に居座っていて、通りかかる僕なりババなりに「ダッチョ!」とか、乳母車が置いてあればそれを揺すり果ては傘(雨が降っていなくとも)まで振り回して、「ソト、ソトッ!」と口をとんがらせる。そして、このソトに成功したはしたで、今はまた忙しいこと。「チョウチョ!」「イマアイ(ひまわり)!」「アッチャイ(あじさい)!」「タンポポ!」などなど、保育園などで憶えてきた物にいちいち近寄っていくことになる。遊び戯れて見知った物がどんどん増えていく分、周囲への好奇心も広がり、深まるという調子だ。我が家の西端塀越しにある食べ頃の巨峰を一個手渡すと大事に握り続けられるようになったし、散歩で取ったどんな花もこのごろは家に帰るまで落とすことがない。

 数日間臨時で入ってくる遊びも実に多い。例えばここ5~6日はこんなことが続いている。僕のパソコン席のすぐ左の整理タンス中段引き出しのひとつが医療品入れになっているのだが、椅子をずらしてきて乗り、内容物と戯れる。バンドエイドを1枚ずつ切り離し、中身を取り出し片方だけシールを剥がして、誰彼構わず腕に貼り付けて、「完成!」とばかりに悦に入っている。「全部一度に破ってはいけません」というババの昨日の教えも今日は良く憶えていて、「イッコー!」などと誇らしげに見せたりしながらだから、2歳児にはなかなかの作業である。その間の集中振り、ちょっと突き出した下唇や、時に出てくる舌先など、なかなかの見ものだ。

 周囲のあらゆる物と戯れ、その性質を引き出し、また新たなやり方でそれと遊ぶと、こんな発展的繰り返しの中では爬虫類顔の暇などあればこそと、顔もいろいろなのだろう。2歳の表情はもう、活動的で、陽性で、もの凄く忙しい。
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朝鮮日報より     らくせき

2012年09月20日 19時02分10秒 | Weblog
日中の対立が深まっている中、野田佳彦首相の歴史認識の甘さが、
最悪の危機に追い込んだとの分析が出ている。
と、いう記事を載せています。
私見に近いので、紹介します。

■歴史に対する認識の甘さ

 NHKは、野田首相がまるで意図したかのように「反日記念日」を選んで中国を刺激した、
と報じた。尖閣の国有化方針を発表した7月7日は、日中戦争の発端となった両国軍の衝突事件、
盧溝橋事件(1937年)が起こった日だ。また、国有化を正式決定した今月10日は、中国で
「国恥の日」とされる柳条湖事件(1931年9月18日)が起きた日に近い。柳条湖事件は、
日本が南満州鉄道の線路を爆破し、中国軍による犯行と発表した謀略事件で、満州事変の
発端となった。

■胡錦濤主席の警告をあからさまに無視

 中国の胡錦濤国家主席は9日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での野田
首相との立ち話で「領土主権を守るため、中国政府は決然とした態度で臨む」と警告した。
だが、野田首相は翌日の関係閣僚会合で尖閣の国有化を決定した。東京福祉大学の遠藤
名誉教授は「野田首相に露骨に無視されたことが、中国を強硬策に向かわせた」と分析
している。

■中国の内部崩壊論に執着

 日本政府は防衛白書などで「中国が貧富の差や民族対立などで内部崩壊する可能性が
ある」と主張してきた。そのため、反日デモは社会への不満を発散する事実上の反政府
デモであり、中国当局は反日デモを認めないと誤った判断をしてしまった。

■中国も韓国のような国だと錯覚

 李明博(イ・ミョンバク)大統領の独島(日本名:竹島)訪問と関連し、韓日通貨
スワップの見直しを示唆するといった超強硬姿勢で支持率が上がると、野田首相は中国
に対しても強硬発言を繰り返した。ある専門家は「野田首相は中国も、声明で争うなど
外交戦で対応した民主主義国の韓国と同じだと思い込んだようだ」と話している。だが
中国は違った。軍部が戦争も辞さないと叫ぶ中、反日デモが暴徒化した。中国が「力」
で押してくるや、野田首相らは糾弾声明さえ出せないほどの低姿勢に転じた。

■日米同盟に頼った日本

 野田首相は、日米同盟を根拠に米国が日本を守ってくれるものと期待した。日本政府
はことあるごとに、尖閣が日米安保条約の適用対象だということを確約するよう、米国
側に要求した。しかし、米国は原則的に他国の領土紛争には介入しない姿勢を取っている。

野田さんが、意識してやったのなら問題はありませんが、どうも外交オンチのようで、
心配です。
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         石原慎太郎氏と尖閣問題     ー領土問題をめぐって (その3)     只今

2012年09月19日 16時01分40秒 | Weblog
●もう捕まらないんですね、と安心の中国漁業者。
 =浙江省の漁業組合幹部は、サカナ追うのに夢中になって数十メートルだけ、
  日本の領海に入ったことがある。
  直ぐに中国の漁業監視船がやってきて拘束され、一週間拘留された。
  「今回は我々が安全を守る」と中国漁業局幹部に告げられ、
  漁業をしてもいいサインと受け取った、という。=(9月19日付『朝日新聞』) 

●いや、売りません、と断った所有者。
  =古賀善次さんは、親交のあった大宮市の結婚式場経営者に、
  「尖閣の自然、美しさは守ってほしい」との願言をもって
   四島を三千八百万円で譲った。
   だから石原慎太郎元運輸相が買い取りを打診してきたが断った。
   経営者に代わって式場の総務部長しす言う。「勝手に灯台を建てたり、上陸したり。迷惑なんです。
   そっとしておいてほしい」=(『朝日新聞』1997年8月9日付)

●浅井基文(元外務省、広島大学名誉教授)の談。
 =石原都知事の尖閣発言に接したとき、私はただただ頭の中が真っ白になり、完全に思考停止になりました。
   私は外務省の中国課長時代、対中国強硬派の「うるさ型」として知られた金丸信、藤尾正行議員に呼びつけ
   られた経験が何度もありませんが、彼らが石原発言のような感情にまかせた暴言・妄言を吐いたという記憶
   は全くありません。一介の課長風情が日中関係の重要さについて一生懸命に説明することに耳を傾ける度量
   がありました。
   日中関係を損なうことが、どのような取り返しの付かない事態を生むかということについて、
   彼ら自身が政治家として冷静に認識していましたから、
   石原発言の類いが起ることはあり得なかったのです。=
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