今年も5月末にブランデー梅酒ばかりをいっぱい作った。5リットル以上はあるだろう。皆さんご存じかどうか、5月後半頃になるとスーパーの梅酒作り材料コーナーには、梅酒用の焼酎の他に、最近は梅酒用ブランデーも並んでいる。僕の庭の梅の古木2本からとれる梅には、3年前からこれ専門でやってきたが、これが美味い。このブランデーの箱には、この梅酒の作り方が、梅:ブランデー:砂糖の割合なども含めてちゃんと書いてあるから、誰でも美味く作れるのだ。
ワインの蒸留酒・ブランデーには元々葡萄の甘い香りがあって、それに蒸留酒のアルコールが混じってキュッと飲みやすいのだが、それに梅の味、酸味が混じると明らかに柔らかい飲み口になる。スピリッツと呼ばれる蒸留酒はアルコールが強くって、もともと女性には向かないのだけれど、このまろやかなブランデー梅酒は女性にも好まれる。女性でもオンザロックで飲めるのである。これは、周囲の人々に進呈して証明済みの話だ。僕のギターの先生の妻子両方がそう語ってくれた。社会人になったばかりのお嬢さんのお気に入りなのだそうだ。と言う人が居ると、作るこちらも嬉しい力が入って来るというものだ。今はまだ、去年までのものを飲んでいるが、まもなく24年製を開封できるだろう。その出来具合が、今から楽しみで仕方ない。