九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

ハリルジャパン(65) 岡崎、明日優勝  文科系

2016年04月30日 15時25分51秒 | スポーツ

 岡崎の優勝が明日決まるだろう。お相手は、かのマンチェスターユナイテッド。ここの監督を引退したファーガソンが、「ユナイテッドとのゲームの前にはもう優勝が決まっているだろう」と語ったそのゲームだから、彼の予測よりも1ゲーム遅れの優勝になるが、明日一つ勝つだけで自力優勝なのである。

 贔屓の引き倒しよろしく、レスター勝利の「周辺確率数字」を上げてみよう。

 ①前回対戦は第14節で、1対1。そのころのレスターは失点が大変多い時期だった。今のレスターは、現マンUのように防御中心で得点の創造性がないチームには滅法強い。マンUよりも今期は上と観られるマンCに対してさえ、第1戦は0対0だったが、2戦目は3対1で勝っている。

 ②レスターの今期敗戦は、3つ。アーセナルに2敗、リバプールに1敗。失点が減った後半は、第26節の1対2、対アーセナル戦だけである。

 ③マンUの方はと観ると。最近2敗しているが、相手はトットナムとウエストハム。いずれも得失点がレスターに似ていて、特にレスターのような得点力があるチームには弱いようだ。

 と、こうしてレスターが負ける理由が見当たらない。マンUもヨーロッパチャンピオンズリーグ出場権がかかっているから必死なのだが、今はなんせ実力がない。一言で言えば、チームとして迷いがあるし、監督は時代遅れということ。

 明日、レスター優勝が決まる!

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

随筆紹介  ああ疲れた!   文科系

2016年04月27日 19時01分31秒 | 文芸作品

 ああ疲れた(あるスーパー建設に観る横暴)   H・Sさんの作品です

  それは一本の電話から始まった。
「あんたの家のすぐ近くにスーパーが出来ること知ってる? 家の前の道を4トントラックが四十台走り、荷物の搬入、ごみの運び出しをやると聞いたよ」と、会計事務所を経営している友人Mさんが知らせてきた。
「どういうこと?。耳に入っていること、みんな話して」、詳細が呑み込めないので聞き返した。
 Mさんの説明を聞くと、スーパーの建設計画は進んでいると受け取れた。私の家の前の道は、五十m先で、行き止まりになっていて、南側に千二百坪の広い荒れ地が横たわっている。この土地の所有者が大型食品スーパーの経営者に売り払い、店を新設することになったようだ。
 私宅前の道は、いまは公道になっているが、救急車と消防車が入れるよう畦道を広げた。広げた土地は、当時、三人の土地持ち[義父、裕美子の連れ合い、裕美子の兄]が自分の土地を寄付して付けた経緯がある。この区画整理の書類の作成にかかわったのが、電話をかけてくれた会計士Mさんだ。
 一言の連絡もなしに建設計画が立てられ、進められてゆく。納得できることではない。

 予定地に一番近い住宅に住む自動車部品の会社を経営している裕美子のところへ駈け込んだ。というのは、故人になった裕美子の連れ合いが、一番広い土地を寄付していたからだ。これを黙認していたら、毎日我慢を強いられることになる。許せることではない。
「さっき、Kスーパーの企画部長が来て名刺を置いて行ったわよ。家の前の道を使って商品の搬入、ごみの出し入れをすると言うから、承知できないと断ったわよ」、裕美子は怒った。
 裕美子の家と向かい合うTさんの家も、スーパーの予定地に隣接している。
 Tさんには知らされているのだろうか? 心配になった私は、主を呼び出し、裕美子と二人で確かめた。「名刺は預かっているが、心臓が悪くて入退院を繰り返しているので、体がきつい。話を聞く気にもならなかったから、どんなものを作る予定なのか知らない」とTさんは答えた。
 企画部長に電話をかけ、どういう事になっているのか、説明に来るよう頼んだ。
 この道を、生活道路にしている分譲住宅に住む三人のおばさんたちが、訊きつけて仲間になってくれた。町内会長にも参加してくれるよう頼みに行った。
 町内から、計六人参加。企画部長の話を聞く事になった。
 やはり、行き止まりの道の先にある荒れ地を整地して大型店舗を作り、商品の搬入と、ゴミ出しは、私宅の前の道を使うことになっていた。
「消防車と救急車が入れるように、個人が寄付した土地を営業用に使うな」、裕美子と二人で切り込んだ。
「荷物の搬入のため、住宅内の道を使うと言っても、本部から店一個分の荷物をパックにして4トントラックに積んで運ぶから、朝一回道を使うだけで、迷惑になることはない」と企画部長は言い切る。
 経営する会社の近くにある大型店の、商品の搬入とゴミ出しを毎日見ている裕美子が、「嘘だ。引っ切り無しに4トントラックで商品は搬入されている。ゴミ出しだって決まった時間ではない」と反論した。
 おばさんたちが、裕美子の発言で、道幅六・五mの道を四トン車が玄関先をかすめるようにして走ることを知った。
「どういう計画を立てているのか、資料を見せてください。」と、私が迫った。
「まだ計画の段階だから資料は出せない」、企画部長はのらりくらりと交わす。
「計画の段階なら変更はできるはず、道は使わせない」と、おばさんたちの声が、会合を持ち交渉を重ねるごとに大きくなっていった。
 何回かの交渉の結果、私たちの言い分を認め、こんなことになった。自宅前の道は、商品搬入とゴミ出しには使わない。空調の室外機は、遮断壁を建てるので音と熱風は上に上昇するので問題はない。揚物の臭いと飛沫は、新しい機械を導入するので解決できる。災害時の避難扉が付けられることになったが、これは法律上やむを得ないと全員承知した。
「扉は災害時、避難用に使われるだけで、ここからの人の出入りはない」と、企画部長は言い切った。
「決まったことを書面にしてください。口約束は信用できません」と私が詰め寄った。「そこまで言わなくても、ここに六人の証人がいるのですから、約束は守ってくれるでしょう」と、町内会長がその場を取り持った。
 二〇一四年八月初めから三カ月かけて、私どもの要求をスーパーに認めさせた。
 スーパーの開店予定は二〇一五年五月と聞いた。

 二〇一五年が始まっても、工事にかかる気配がない。たち消えになったのかもしれないと、私は喜んでいた。
 四月の終わりに、企画部長が町内会長を伴って、私宅にやってきた。
「建設を引き受けてくれる業者が見つからなくて工事が遅れていましたが、着工することになりました。つきましては、日程表と建物の立面図を持って一軒一軒説明に回りますので、町内会長さんと貴女とで立ち会ってください」と、私に告げた。
 五月終わりごろから荒れ地を整地する工事が始まっても企画部長から連絡はなく、彼が私宅を訪れることはなかった。
 梅雨に入ると、大雨が途切れることなく降り続いた。工事用の排水と雨水が合流して側溝からあふれ、道路が水浸しになったまま水が引く気配がない。
「工事前に住民に挨拶に来る約束はどうなったのですか」と、電話で私が問い詰めた。
「これからの事は、住民とは話し合わず、町内会長と話し合い。町内会長から住民の皆さんに伝えてもらうようにする」と、企画部長はきつい言葉で返事した。
「工事場からの汚水が家の玄関先まで押し寄せ、水浸しになっている。今すぐ対処しなさいよ。約束したとおり、店の立面図と工事日程表を持ってきて、業者に説明させてください。会場と日時は私どもが決めて連絡します」と、電話で告げた。
 八月二一日、午後四時、会合を持った。六人と、スーパー側から企画部長と建設業者三人が来た。設計図面を提示して、工事責任者が建物の説明をした。汚水は、工事が進むと建物自身の排水溝を作りますので、雨水だけが流れるようになるから今までのようなことはない。工事で汚れた人の家は、工事が終わり次第建設会社が洗浄する。商品の搬入ゴミ出しは、住民の要求を受けほかのルートを考えるが、災害用扉の横に職員の出入り口をつけさせてほしい、などと言う。「職員の通用門の事は聞いていない。災害用の扉は付けるが、人の出入りはないと約束したではないか。これは守ってください」と、私が食いついた。「皆さんにこれだけお願いしてもダメなんですか? このことは保留にして、後日に返事します」と企画部長は譲らなかった。この日は、何の進展もなく、物別れになりそうだった。突然、会議場のドアが開いた。裕美子の息子が乗り込んできた。大柄、好男子の四十五歳の青年社長が、机を挟んで企画部長と向かい合った。「図面を見ても、従業員扉は不要だ。住民が嫌がるものを何故付ける。付ける理由がない。企画部長では話にならん。本社行って、社長と話をする」と、一喝した。すると、どうだろう。嘘ばかり約束してきた企画部長の態度がころりと変わった。「最大限、皆さんの要求を考慮します」。ここぞと私、「約束したことを、書面に書き留め、きちんと回答して下さい」。

 九月半ば企画部長は、書面をもって私宅を訪れた。「災害用扉の横に、職員用の通用門は付けるが、この扉は日ごろは鍵をかけておく。人の出入りはない。災害時のみ開放する」と、書かれていた。会計士Mさんに電話を入れ、経緯と結果を報告した。
「間にあってよかった。少し遅かったら、企業は、今までかけた費用を弁償せよと凄んで、住民が泣き寝入りさせられることが多くなっているんだよ」と、Mさんに教えられた。一年以上にわたる交渉が続くと、人の心も変わる。一番被害を受けるTさんの奥さんが出てこない。私達にやらせておいて平気でいると、揉めた。それにしても、ばあさんの集団はこうも軽く扱われるのかと、思い知らされたもの。ああ疲れた。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハリルジャパン(64) 岡崎優勝、ほぼ確定   文科系

2016年04月26日 12時35分26秒 | スポーツ

 イングランドはプレミアリーグで、今世界を騒がせているのがレスター。アフリカでも、中国などアジアでも、この弱小チームの奇跡の動向が注目されて、視聴率も大いに上がっていると聞く。アメリカがFIFA「大改革」に乗り出して来たのも、大国アメリカを差し置いたこの他を圧倒する世界的サッカー大人気をなんとか自分の手の内にしたいという陰謀とさえ、僕は観測してきたほどだ。

 そして昨日、岡崎が活躍するこのチームの優勝がほぼ決まったようだ。全38節のうちの今35節で、2位チーム同点、レスター勝利の結果、勝ち点差が2広がって7点差が付いたのである。この勝ち点差2への広がりは大きく、レスターが残り3ゲームのどのゲームでも良いからあと1勝すれば優勝となった。残り2ゲームが最悪パターンの場合でさえ、勝ち点は6しか縮まらなくなったからである。レスターが残り3ゲームを全部負けることなど、およそあり得ない想定という理屈による「優勝確定」。おまけに、レスターの今節の勝利は、エース・バーディーを出場停止によって欠きながら、4対0という好調ぶり。代役が大活躍したのだった。と言ってもこの代役ウジョアというのは、去年2桁得点した昨年度のチーム得点王。岡崎はこの実績豊かな190センチ本場アルゼンチン人巨漢を押しのけて、第2FWレギュラーを張ってきたのだった。

 さー、次はチャンピオンズリーグだ。この弱小チームには、CLでの大活躍はそんなに望んでいないが、せめて本戦トーナメントに進んで、1回ぐらいは勝つというレスター、岡崎を観てみたい。選手層が薄いから多くは期待できないが、この世界1クラブ決定戦のような大舞台で岡崎にまた一皮むけて欲しいと密かに願っているのである。もう既にヒデと並んで日本歴代最高の選手になったと言える岡崎だがまだまた成長中と、その変身を作り出していく「懐(頭脳)の深さ」は底知れずと言える選手。選手生活の最後まで目が離せないのである。こんなに楽しめる選手もちょっと居ない。

 なお、岡崎の成長、強化はそのまま、日本代表の成長、強化になっていく確率が大きいと観る。点の入りにくい現代サッカーでは、得点力のある選手から逆算してチームを作っていくという理屈からのことだ。ちなみに、レスターの戦い方は、今の弱小チームが最も取り入れやすい世界的戦法。世界では弱小の日本にとって、こんな良い見本はないと思う。ちなみに、ブラジル大会で脅威になったアルジェリアを率いたのが、現ハリル監督。アルジェリアとレスターが似ていると思うのは僕だけではないはずだ。レスター戦略の2大要の1人リャド・マレズはあのアルジェリアチームにハリルが大抜擢したフランス国籍をも備えた選手である。とすると岡崎と組む俊足トップは、さしずめ広島・浅野か・・・とか、楽しみは広がっていくばかりだ。

コメント (31)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今、原発拡大?  文科系

2016年04月26日 00時29分49秒 | 国内政治・経済・社会問題

 中日新聞にまた、しっかりとした社説が載った。『老朽原発延命』、『3・11前よりも後退か』という見出しでもって。例によって全国に発信すべく、ここに転載する。目的が目的なので、全文そのまま掲載もご了承願えるだろうと確信してのことである。

『 誰のため、何のための原子力現制委員会なのだろう。
 繰り返す。3・11の反省に立ち、強大な原子力を文字通り「規制」するために、新しい気持ちで組織されたのではなかったか。
 福島第一原発は、3・11から半月後に運転開始から四十年を迎えることになっていた。
 それも踏まえて当時の政府は原子炉等規制法を改正し、原発の運転寿命を「原則四十年」と決めた。
 「原発依存度を可能な限り低減する」という大方針のもと、老朽原発に退場を促すためにである。
 ただし、一回限り、最長二十年。特別な点検と安全対策を施して、より厳しい審査を経るのを条件に延長を認めることにした。「例外中の例外」だったはずである。
 ところがのっけから、規制委自ら、それらの大原則を骨抜きにしてしまった感がある。
 老朽原発審査の焦点は、難燃性ケ一ブルの採否という。
 一九八〇年以前の古い原発には、燃えやすい素材の電気ケーブルが使用されている。その年、旧原子力安全委員会の「火災防護指針」は、不燃性、難燃性材料の使用を義務付けた。
 原子炉一基あたりの総延長は、数百キロメートル以上にも及ぶ。これらをすべて取り換えるには、膨大な時間とコストがかかる。
 四国電力はそれもあり、伊方原発1号機の廃炉を決めた。欧米でも安全コストが引き金になり、原発の廃炉が相次いでいる。
 今回関西電力は、高浜1、2号機の全長千三百キロのケーブルのうち、約四割を燃えにくいものには取り換えず、防火シートを巻くことなどで対応するという。規制委はそれを″よし″とした。
 3・11以前よりさらに後退したことになる。
 その上、耐震性の評価に必要な試験は改修工事後でよいという。
 これでば「規制」ではなく、「推進」にならないか。
 複数の断層が複雑に連鎖する熊本地震のさなか、高浜原発にも近い三本の活断層の連動に、住民は不安を募らせる。
 活断層や耐震評価を見直すことこそ必要な時だと熊本地震も告げている。拙速とも言える原発延命の後押しは、人々の不安と不信を増幅するだけだ。』

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

掌編小説  「パナマ文書」    文科系

2016年04月25日 19時22分07秒 | 文芸作品

  四月中旬、ある日曜日の朝。ランニングの装備を整えて戸口を出ると、お向かいの若主人さんにばったりと出くわした。最近エレベーター付きの三階建て三世代住宅に立て換えたばかり、一階の真っ白い扉付き車庫には白い最新型ポルシェが納まっているという非常に裕福なお方だ。まだ五十歳前で、長身、細面のイケメンなのだが、これら全てが彼の収入によるものなのである。新興のコンピューター・ソフト会社の経営者のような方と聞いていた。そんな彼を冷やかすような冗談が、今日も僕の口をついて出てしまった。十年やってきたブログのためにお勉強したての知識なのだが、こんな軽口をよく叩きあう仲なのである。
「おはようございます。『パナマ文書』対策で大変って顔してません?」
「えっ、どうして! ………パナマ文書に、お詳しいんですか?」
 いかにもという彼の真顔をともなったこんな予期せぬ反応には逆に僕が驚いて、
「……長年やってるブログのためにちょっと勉強してみたんですが……やっぱりご関係が?」
「実は大ありなんですよ。我が社は大もめなんですよ」

「パナマ文書」とは、この四月になってから世界中を大騒ぎさせているもの。中米パナマのある法律事務所から、世界の大金持ち個人やペーパー会社などのこの四十年近くの膨大な金融取引・脱税関連情報が世界に公表され始めた事件である。これらは匿名の提供者からドイツのある新聞社に提供されて、この新聞社とワシントンにある「国際調査報道ジャーナリスト連合」とが分析中で、四月初めの世界初公開部分は、記者四百人近くが参加してまとめたもの。日本大企業四百社なども含めて「関係者」とおぼしき人々がしきりに「合法でしょう?」と煙幕を張り始めているという大事件なのである。

 さて、軽い冗談に急に真剣、興味津々が加わって来て、僕は答える。
「大もめって、そんな心配はまったく要らないと思います。だって、政府が二十年ほど前だったかに合法としたものを今さら非合法にはできませんから。ましてや法的に脱税でもない税金を取り直すって、出来る訳もないことだ」
「でも、会社の名前が出てくるとかの心配があるでしょう」
「それも心配無用、官房長官が、政府としては調査などしないと言ってました。思うにあれってもともとは、アメリカのリークだと僕は観てます。ケイマンとかじゃなくってパナマってのが怪しいし、米大富豪上位五百人のわずか二九人だけが関係してるとも発表された。アメリカが中ロとかの敵を傷つけるためにやった政治的なリークじゃないですかね」
「パナマと同じことをやっているケイマンに波及するってことはないですか?」
「ケイマンの日本企業関連の投資残高すべてが税金逃れとしたらその脱税金額は十四兆円ほどになるらしいですが、パナマでさえも調査する気がないと語った政府です。ケイマンに触れる気などゼロ以下というもの。こちらはさらに心配ないと思いますね」 
「どうしてそんなにお詳しいんですか? お宅も何か関係がおありで?」
 一瞬こんなこと全てが頭をかすめる。
〈これは、こんな話になるとは思わない軽口だったんだけどなー。ケイマンの脱税十四兆円とは、消費税を一%とした場合の年額が二兆円だから、消費税を七%とした場合の年額に当たる。消費税上げるなという立場から、かなり詳しく勉強してみたことなんだよね〉。

 が、僕は、さりげなくこう応えていた。 
「いやー、利害関係など全く無関係ですが、ちょっと世界経済の勉強が好きなんですよ」
「世界経済の勉強って、それでアメリカのリークだなんて……どうしてまた?」
「プーチンとか中国首脳とか、シリアのアサドとか、アメリカの敵ばかりに焦点が当たって来たでしょ。そのくせ、こういう仕組みの元祖であるアメリカのことはほとんど出て来ないし、アメリカ関係の大富豪が二十九人なんて、可笑しいと思いません?」
「イギリスのキャメロンも名前があがってませんでした?」
「あれはイギリスをEUから引き離す、EU瓦解工作と見てますが。キャメロンはEU支持派です」

 ここで僕はまた、論理的に次に来るべき質疑応答を予期して、瞬間的に頭を巡らし直していた。
〈「じゃあお宅の勉強結果として、こういう仕組みそのものには賛成なんですか?」。「いやいや、賛否よりも、こう考えるだけです。さっきも言ったように政府がこれを合法にしたのだ。合法ならみんなやれる節税対策です。でも、消費税の十四兆円分と言えば、今度これを上げる予定の倍を優に超える金額であって、庶民から見たら一大事です。合法にした今の政府が大変な悪者になるはずのネタですよ。各国がやってるから自分だけやらぬのは難しいと答えたとしても、国連で相談し合って止めようという道もあったはずだし、日本ではこの脱税の一部が保守復権によって復活し直した政治献金になったとも言えるから、最近出来た政党交付金と二重取りの大悪事とも言える〉
  と、僕は身構えていたが、今朝のお相手からは次の質問はなく、ちょっと間を置いて軽い会釈。同じく笑顔を向けた僕も、麗らかな春の中へと走り出して行ったのだった。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新聞の片隅に載ったニュースから(228)    大西五郎

2016年04月24日 14時18分08秒 | Weblog

NHK会長原発報道「公式発表で」 熊本地震局内指示、萎縮の恐れ16.4.23 毎日新聞)

  NHKが熊本地震発生を受けて開いた災害対策本部会議で、本部長を務める籾井勝人会長が「原発については、住民の不安をいたずらにかき立てないよう、公式発表をベースに伝えることを続けてほしい」と指示していたことが22日、関係者の話でわかった。識者は「事実なら、報道現場に萎縮効果をもたらす発言だ」と指摘している。

 会議は20日、NHK放送センター(渋谷区)で開かれた。関係者によると、籾井会長は会議の最後に発言。「食料などは、自衛隊が入ってきて届くようになってきているので、そうした状況も含めてきめ細かく報じてもらいたい」とも述べた。出席した理事や局長らから異論は出なかった。

 議事録は局内のネット回線を通じて共有され、NHK内には「会長の個人的見解を放送に反映させようとする指示だ」(ある幹部)と反発も聞かれる。

 砂川浩慶・立教大教授(メディア論)は「会長には強い人事権がある。発言が事実なら、萎縮効果をもたらす発言で問題だ。熊本地震で起きた交通網の遮断を前提に原発事故発生時の避難計画の妥当性を検証したり、自衛隊と地元自治体との連携について振り返ったりするといった独自取材ができなくなる恐れがある」と指摘する。

 NHK広報部は「部内の会議についてはコメントできない。原発に関する報道は、住民の不安をいたずらにあおらないよう、従来通り事実に基づき正しい情報を伝える」としている。

 

□―-――――――――――――――――――――――――――――――――――――□

 

民間企業の経営者で、報道・ジャーナリズムということを経験したこともなく、ある日突然首相から指名されてNHK会長になった籾井勝人氏は2014年1月の就任記者会見で「政府が右というものを左という訳にもいかんでしょう」「国際放送では領土問題などで日本の立場・主張を主張していくべきだ」などと発言して、報道・ジャーナリズムの立場や使命が判っていないと批判されましたが、籾井会長がまたまた報道機関の責任者としての資質を疑わせる発言をしました。

熊本地震で、原発再稼働について原発のの安全性に多くの国民から疑問の声が出されています。原発問題については、原子力規制委員会の安全宣言の妥当性や原発運転差し止め(廃炉)を求めて提訴した原発周辺地域の人たちの主張との対立点を判り易く伝えるとともに、科学者の見解なども紹介するのが報道機関の役割です。それを「住民の不安をかき立てないよう、公式発表をベースに伝えることを続けよ」と云うに至っては、報道機関としての役割を理解していないことを自ら明らかにしたことになります。

籾井会長はNHKを政府の広報機関と考えているのではないかと思わせるような発言を続けており、そういう考え方にそぐわないNHKの理事を任期満了で再任しないという方法で「籾井王国」を築こうとしており、多数のNHK退職者が籾井会長の退任を求める署名を集めてNHKに提出したりしています。いまその活動はOBの人が中心ですが、現役の人の集まりの日放労が籾井氏のNHK会長としての資質を問題にすべきだと思います。                      大西 五郎

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

随筆紹介  「三つの約束」   文科系

2016年04月23日 04時15分55秒 | 文芸作品

 三つの約束  K・Kさんの作品です

 小二の孫娘は学校の身体測定で、クラスで一番大きかったらしい。「おまえ、何キロあるんだ」何人にも訊かれ、傷付いた。悔しそうに「絶対教えないもん」涙をこらえてつぶやく。一三五センチ三八キロはやや太り気味。三か月で五キロ増えたのも気になる。服の上からでも分かるほどお腹はぽっこり。二重あごにもなっている。とはいえ、まだお姫様やドレス姿に憧れる乙女心にむごい言葉である。

 とにかく食欲がある。朝からカレー、チャーハンなど、パンなどでは昼までもたないとか。給食はおかわりが楽しみ。ピザ、スパゲティ、ハンバーグが大好き。満腹中枢が壊れているかと思うほど口の中に押し込む。まだ成長期だからと見過ごしてきたのだった。

 「わたし、やせる」孫娘は奮起した。家族も協力して、三つの約束を机の前に貼った。まず、野菜から食べる。二つ目は、三十回噛む。三つ目は、ご飯類はおかわりしないで、ピザ、スパゲティはどれか一つだけ。よほど痩せたかったのだろう。きっちり守った。二週間後、カエルのようなお腹が少し小さくなった。一か月後一キロ減った。若いだけにすぐ反応する。体重計にも毎日乗るようになった。夫は孫娘の変化に気付いた。「いいなぁ、教えてくれよ」、自分のぷっくりお腹を撫でながら訊く。「あのね」、三つの約束を得意そうに孫娘は話す。「よーしっ、頑張るぞ」、夫も宣言した。二人はライバルになった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「よたよたランナーの手記」(160) 医者に禁止されるまでは・・・・  文科系

2016年04月21日 10時13分50秒 | スポーツ

 7日に入院して、12年以来2度目の前立腺生検を8日にやって、以降のランはちょっと休み。14日に8キロ、17日に8・6キロと走った後、18日に生検の診断がこう出たのだった。
『10本取った細胞生検の内、3本に癌があった。軽度~重度の進行指数があって、一般に最も多い中度が二つ、軽度が一つ』
『今後は、本日胸とかリンパ腺とかの腹部全体への転移を調べるために造影剤CTをやって、27日に腰骨などへの転移検査をする。それらの結果から、今後方針を5月16日に診断する』
『転移の確率は低いですが、転移がなければ前立腺摘出か放射線療法で治る』

 この診断に対して、念のために訊いてみたのがこれ。
『僕はランナーですけど、走って良いですか? ワインが好きで、ほぼ毎晩飲んできましたが、これは?』
 これらは良しといわれたから、2日おいて20日にも走った。ちょっと頑張って4・3キロと4・9キロで計9・2キロ。後半はほぼ10キロ時で走り通した訳だが、このスピード持続は久しぶりで、3月26日と4月4日と以来のこと。20日当日はちょっと疲れたかなという感じだったが、本日朝にはこの疲れも取れている。おかしなもので、こんなことを自問自答しながら走っていた。「ガンがあると言われても、1時間に10キロも元気に走れるんだよな。ということは、僕の身体細胞は恐らく65歳ほどだから、癌は医者が思うよりも速く進んでいるかも知れない。とすると、転移があって厄介、速く死ぬとかも?」

 こんなことも思い起こしていた。このブログのほぼ最初からの名ライター・へそ曲がり氏はここで癌を告白して、その状況も以降折に触れてここに伝えつつ、最後までしっかりとしたエントリーを続けられ、充実していたやのその生涯を終えられていった。「皆さんもガンを警戒して下さい」という主旨だったのである。そして、僕に何かあっても、彼を見習いたいものだと思ってきた。彼と同様に、軽々な気持ちでここに臨んできたのではないということだ。前立腺癌は、米国男性では肺ガンに次いで2番目に多いと言うし、日本でもどんどん増えているそうだから。

 もっとも、僕はここに何度も書いた随筆「死に因んで」の内容にあるように、若い時から死を意識して生きてきた。その結果が今の、ランニング、ギター、同人誌、ブログの生活なのである。心残りがあるとすれば、こんな酷い世界を子孫に残したこと、そして孫二人に顔を見せられなくなることだろうなどと、思ったりしている。
 さしづめ当面は、5月7日のギター教室発表会、それに向けての準備である。曲目は、初めが先生との2重奏でヘンデルのサラバンド。これで指慣らしをしたあと マニュエル・ポンセ「スケルティーノ・メヒカーノ」。そして、フランシスコ・タレガ「エンディーチャとオレムス」。これら3曲が、既に先生に提出してある。この発表会は、習って10年目に初めて出て今年で4回目になるが、今年は最も上手く行くような気がする。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何でしょうか?  らくせき・愛知自民を落とそう

2016年04月20日 09時14分32秒 | Weblog

散歩していたら、こんな展示が・・・・

なんでしょうね?

隅を大きくしてみると

指導者の声は紙を擦る音をかき消すよりは大きい、書いてありますが。

 

 

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お金があまりすぎ    らくせき・愛知自民を落とそう

2016年04月20日 09時09分47秒 | Weblog

NHKの番組を見ていたら、金融工学の専門家が登場。

世界には1京余円のお金があり、そのうちの2割くらいは

投資先がなくてウロウロしているとか。

京などという単位が現実のものになるなんて・・・

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改めて、なし崩し原発復活に   文科系

2016年04月19日 15時30分29秒 | 国内政治・経済・社会問題

 原発ムラという言葉がある。政官財マスコミ一体となった「原発国策推進集団」を指している。その威力は凄まじく、例えばフクシマ事故前の福島県知事、佐藤栄佐久氏を冤罪で退職に追い込んだほどの力を有している。この事件による特捜の暗躍は佐藤氏ご本人の著作「知事抹殺」要約エントリー(当ブログ11年9月9~15日まで6回連載)の通りだ。この本が出た数年後に福島原発事故が起こった。著者が逮捕されず、彼の警告が日本中に広まってプルサーマル問題が世論化されていたら、フクシマ事故はなかったかも知れない。そういう問題提起を、検察・特捜が不法な強権行使で押さえ込んだとも言えるのである。特捜とその国策が、後のフクシマ事故を引き起こしたと言えなくもないのである。

 この原子力ムラは、福島事故の後にほぼ決まっていた廃止・縮小方向を安倍政権の下で押さえつけて再稼働、再興へと邁進してきた。日本エスタブリッシュメント全体が、こういう「国策理論」に毒されているのだろう。
『原発廃棄となったら、日本経済が、株価を筆頭にがたがたになっていく。なにしろ20世紀後半から金も人も営々と積み上げてきた遠大な国家戦略だったのだから』
 たとえこれがそういう遠大な国家戦略だったとしても、今はもう引き返す勇気が必要なのだと確信する。3・11によって国策設定当時の地震学も大転換した。地震学の一つ、プレートテクトニクス理論は東日本地震によって根本的見直しを迫られ、大型地震の確率は以前よりもずっと高くなったと聞いている。ちいさな地震がほとんどない地帯において、いきなり大地震が起こることもあり得るとも、認識を改めさせられたとか。そして今また、日本中央構造線断層帯の南端で連続地震。古い発想では思いもよらない地域であったらしく、そこの二つの原発に国民の目が集まった。加えて、予定していた燃料再処理も全く目途が立っていないということも重なってくる。
 このように基本戦略の実践が失敗した上に地震学大転換と、状況が全く変わったのだ。子々孫々に憂いを残さないために、「登りかけたエベレストを引き返す勇気」こそ大事であると言いたい。過ちを改めるのは早い方が良い。どれだけ株価が下がったとしても、子孫にこんな恐怖(の遺産)を残すことはできないはずである。

 福島事故を調査した国会事故調査委員会委員長・黒川清氏は「国家がメルトダウンしている」と再三述べていた。最近このメルトダウンはますます進行しているようだ。供給サイド重視の金融本位経済は世界的に沈没して全く先が見えず、少ない輸出依存なのに内需が特に弱い日本はとりわけ酷くって三本の矢はもちろん、新三本の矢も今や世界のお笑いの対象。それでいて、首相の態度からは、まともな議論さえできないことが在り在りとしているのである。日本どこへ行く、原発復活路線こそ、そんな総合的な日本メルトダウンの光景なのだと思う。

コメント (23)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「よたよたランナーの手記」(159) 厄介、癌になった!  文科系

2016年04月18日 21時34分01秒 | スポーツ

 前回にこう書いた。
『半月もこの手記を書かなかった理由はこのこと。前立腺ガンのマーク数値PSAが9近くなって、検査入院をした。検査といっても手術とも言えるものだから、4月7~13日と走ることができなかった。・・・・前立腺検査の結果が何ともなければ、また元気に走れるだろう』
 これ以来、8日にこの前立腺生検をやって、18日にこの生検(僕は2012年に続いて、これが2度目である。前回は何ともなかった)結果の診断が出たのだが、こう告げられたもの。
『10本取った細胞生検の内、3本に癌があった。悪性度数値(グリーソンスコアーと言って、2から10まで数値が多いほど悪性というもの)で言って最も多い中級の7が二つ、軽度6が一つ』
『今後は、本日胸とかリンパ腺とかの腹部全体への転移を調べるための造影剤CTをやって、27日に腰など骨への転移検査をする。それらの結果から診断して、今後方針を5月16日に告げる』
『転移がなければ、前立腺摘出か、放射線療法もこの癌には効果が大きいもの』

 ここまでが、今日までに分かったことだ。念のために訊いてみたのがこれだけ。
『僕はランナーですけど、走って良いですか?』
 これは良しといわれて、他も全て「今まで通りでよろしい」と応えられた。これをきいた僕は、やっぱり当面は走り続けるぞと決めたことだった。ギターの教室発表会が5月7日にあるけど、これも大丈夫。生検ブランク以降のランは、14日に8キロ、17日8・6キロと、順調に復元して来た。明日も走ろうと思っている。1時間9キロ程度と目論んで。今さらじたばたしても仕方ない。まな板の鯉として、5月16日まで普通に過ごしつつ待つだけである。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地震の度に思うこと   文科系

2016年04月17日 11時03分18秒 | 国内政治・経済・社会問題

 原発は、凄く大きい国家戦略的な政策問題。国全体の長期戦略問題である。以下の二つの理由から、政権が替わり、それが安定的になってもなお、廃止はなかなか難しいほどと愚考する。

①日本の公共事業は、いったん動き出すと何があっても初志貫徹。長良川、有明海、八ッ場ダム、等々全部そうだ。官僚の規定方針は変えないということ。官僚の「先輩への礼儀、伝統の死守」ということなのだろう。そういう官僚が「黒光りする」と言って、出世していく仕組みもずーっと存在してきたことだし。
②加えてさらに何よりも、原発にはこれがあると思う。永年投資してきた莫大な資金が、原発廃止となった途端にそのまま赤字に転化すること。今政治最重要の指標、株価も激安になろうし。

 政権が替わり、それが長く維持されて初めて、本格的論議が始まるというそんな問題だろう。そういう構えで、このブログで闘ってきた積もりだ。「日本の将来的運命」という問題が、上の①②よりも遙かに大きいこと。原発政策が「地震国」という条件を軽視しすぎていたこと。これらは今や、誰の目にも明らかである。ただ、以上①②のように、この敵は限りなく大きい。ちょっとやそっとでは動かないと、そんな覚悟が必要だとも愚考してきた。フクシマのその後を見てきてなおかつ今度の選挙で負けたなら、原発反対派もしばらくは立ち直れないだろうと、そんな覚悟さえも必要だと思う。つまり、この大きすぎる課題に対して反対側の主体的力が弱すぎるということだろう。

 ところで、今しか見ていない自民党はともかく、官僚や電力会社は、今回の中央構造線断層帯直下にも近い伊方原発とか、その延長線上にあるような川内原発とかのことを、その将来運命をどう考えているのだろうか。引き返すことによる経済的被害がいくら莫大だとしても、国の子々孫々すべての運命を懸けることなど到底できないと思うのだが。地球のプレートそのものを人の自由自在にできるなどは、遙か先の話なのだろうし。

 ところで、パナマ文書関連がしばらく静かですね。日本でも、共同通信と朝日新聞が資料を持ってこの分析に関わっているはずですが。週刊朝日とか何かでニュースを見た人は、是非ここでもお知らせ願えませんか。なんせ、日本からも400の企業が脱税に関わっているのだ。それでいてこれらが後ろから、「消費税を上げろ」とせっついてきたのである。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本には原発は似合わない   らくせき・愛知自民を落とそう

2016年04月16日 15時43分21秒 | Weblog

熊本の地震は予想外。多くの方が亡くなり、怪我をされた。

こころより見舞い申し上げます。

日本中、地震の起きる可能性があります。

やはり原発は似合わないようです。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「よたよたランナーの手記」(158) ほっとした!  文科系

2016年04月15日 09時28分27秒 | スポーツ

 3月末に書いた前回は「スポーツ医に行ってきた」。この後もう一度ここに通い、この時にもいくつかの補強運動を指示された。軽い内に行ったのと、その後にちゃんと指示を守っているのとで、慢性的な痛みにしては次第に減ってきている。「こうすれば痛みが減っていく」ということもよく分かった。痛みは軽くとも、この医者に行って本当に良かったと思う。遅れればもう、ランナー寿命が終わるという意味で取り返しがつかない事態になっていたと、今思えるのである。痛みの原因は、こう理解した。かなりきついO脚の体質から、脚の後ろ内側の筋肉や腱が固くなっていたことから起こった痛みということのようだ。入念なストレッチに励むという処方である。

 半月もこの手記を書かなかった理由はそれよりもこのこと。前立腺ガンのマーク数値PSAが9近くなって、二度目の検査入院をした。検査といっても手術とも言えるものだから、4月7~13日と走ることができなかった。昨日1週間ぶりに走ってみて、十分セーブしたけどちゃんとできたからほっとした。後期高齢者ともなると、急に衰えるということがいつも頭につきまとうのである。それだけに、いつもと変わりなく1時間走れたし、短時間だが最高時速11キロもやれたから、何か救われたような思いがしたもの。心拍数がやや高く、事後の疲れが多い程度で済んだのである。前立腺検査の結果が何ともなければ、また元気に走れるだろう。そして、1週間程度のブランクでは走りにほとんど変化がないと分かったそのことが、今回一番の朗報だった。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする