不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

高校駅伝関係者は恥を知るべきだ  文科系

2007年05月31日 18時25分53秒 | スポーツ
切り出しはこうである。
「(こんな話は)今さらないと思いますね。相撲ならね、日本文化を守るために、ルール、いろいろあると思います。例えば(髷を結う)髪形とかね。でも、スポーツと音楽に国境、ないと思います。日本は昔、鎖国だったけど、もうそれはいけないですよ。こんな話、ヨーロッパでもアメリカでも聞いたことない」
「(外の人は)日本は差別しているのかって見ちゃいますよ。本当はそんなことないのにね。僕、日本人は何でもできる人たちだと思う。1億2600万人ですか。優秀な人が多いんで、アフリカ人と同じように走ることできますよ」
「松坂に、イチロー、松井。日本人が世界で活躍するのは、みんなの誇りになるでしょ。あれ、アメリカの人もうれしいんですよ。ああ、外国人がオレたちの舞台に来て頑張っているっていうの見ると、興奮するんですよ。そういうこと、日本人もできるんだよっていうのを、世界にもっと見せればいいと思うんです」
「なぜ留学生は強いのか。その秘密をもっと探れると思いますよ。そういうのうまいじゃないですか、日本人は。僕は、そこが日本が尊敬されるところだなって思うわけ」

こんなふうに語られると、標記の題名通り、全国高体連は実に野蛮なことを敢行したと思う。しかも、自分ら日本人が連れてきた人々に対してのはずだ。失礼この上ない愚行で、人種差別丸出しと言うほかはない。


また、ついでに、邪推でなければよいがと、祈りつつ、一言。
白鳳が横綱になった今、僕は思う。小錦は明らかに差別されていたと思った。その後、曙と武蔵丸が横綱になった。さらにその後は、あの雄大な体躯のポリネシア系が見えなくなり、モンゴル系が増えたのは、単にモンゴル相撲という実力だけのことなのか?あのアマレスの逸材・琴欧州が足踏みしているのは、これまた単に実力が伸びないというだけの話であるのか。今、白人は少なく、なかなか上にも上がってこない。
「ポリネシアや白人には、横綱は似合わない」などという陰の声がないのならば良いのだけれど。もしこういう声があるのならば、琴欧州にはもうちゃんと教えない、欠点も指摘しないということも起こりうる。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

硬骨漢 天木氏の苦戦と希望。②     ネット虫

2007年05月31日 02時55分14秒 | Weblog
私はあなただ、あなたは私だ⑤

  ブログへのメールが急増してきました。熱烈なメールが私のもとに寄せられています。もはや私の手を離れて一人歩きし始めました。文字通り「私はあなただ、あなたは私だ」の世界が生まれつつあるのです。今後どのように発展していくか分かりませんが、自分で騒ぎを起こした以上、出来るところまでこの動きを発展させて7月22日まで頑張り、その結果を問わずこの動きを責任を持って継続させていこうと思います。
  もはや重要な事は、7月22日の後だと思います。もし何らかの奇跡が起きて例えば私が当選するとします。その翌日から私は国会での政治活動というよりネットを通じた政治活動であたらしい世界の実現に向けて走り出すわけです。それは私が描いていた一つの夢に実現なのですが、それをどう進めていくか真剣に考えなくてはならない、そう思うともはや選挙のことよりも、これから発展していくネット上での集票活動、その後の「新しい世界」の構築をどうしていけばよいかという事のほうがはるかに面白く、夢のあることのように思えてきました。私はネットの専門家ではありませんから、しっかりした専門家を右腕として持つ必要があると思っています。
  お気づきのように今日のブログだけは「です、ます」調で書かせていただきます。明日からはまた、元にもどるつもりですが、とりあえず今日は読者の皆さんに私の思いを語りかけるつもりで「です、ます」調にしました。読者というよりも、もはや、支援者、または、「私はあなただ、あなたは私だ」という国民的運動の参加者、と言ったほうがいいとさえ思います。要するに「あたらしい日本」、「もう一つの政治」、「もう一つのメディア」、「9条の下に集まる共同体」などなど、名前は色々つけられるでしょうが、そういうプロジェクトを皆で創っていくというという事だと思います。そのきっかけを起こしたのが私であり、それをなんとか軌道に乗せて見せたいと思いますが、その後は私より若くてエネルギーがあり、志の高い後継者を見つけ、さらに発展させて行きたいと思いは膨らみます。
  しかしそれにはまず9条ネットの動きを全国に周知させなければなりません。それは読者の助言と協力を得て十分に可能であるとの思いを強めつつあります。思いつくままに今私が皆さんにお伝えしたいことを以下に書いていきます。
① 皆さんから寄せられたすべてに目を通しているのでメールを送られた読者はそのつもりでご安心ください。どうしても返答しなければならないものについては極力返答するつもりですが、今後はそれさえも困難になると思われますのでこの点あらかじめご了承ください。とにかく読者の熱烈な声援に押しつぶされそうで、私は実は俗物で食わせ者なのだと自分では思いますが、当分の間は私は「正義の味方」のように振舞って、このプロジェクトのリーダーとして成功に向けて走り続けます。
② 私は今でも、これまでのように時事問題についての解説記事を書き続けていきます。本当はそれこそが私の本意であり得意とするところなのですが、これからは「私はあなただ、あなたは私だ」というプロジェクトに実現に向けた発信が重要になります。その発信の一つとして、時事問題についても必ず書いて行きます。
③ これからは街頭へ出て通常の選挙活動をすることが多くなると思いますが、それはそれとして、世間の注目を惹くようなやり方について色々な助言を頂きました。その中でとりあえずこれから私がやろうとしていることを書いてみます。まずこのブログをできるだけ広める事が重要であるという助言に基づいて、「きっこの日記」、と「灰色のベンチから」にアプローチして協力をお願いしようと思っています。この二つのブログは私がもっとも注目していたブログで、平和、正義の実現といった根本的なところで思いは同じような気がしていました。私のブログよりはるかにアクセスが多いので、ぜひともネット上の支援を得たいと思っています。
④ 次に9条ネットのイデオロギー色をなくし、政治に距離を置く一般大衆の関心を集めるという観点から、全国意的に知名度のある人に参加を呼びかける、これを私自らがやってみようと思うのです。これまでも何人かの著名人に協力を呼びかけてきましたが、応援はするけれど自分の名前が表に出るのは勘弁という人がほとんどでした。しかし候補者にならなくても何らかの形で名前を出して支援してもらえれば9条ネットも随分広まると思います。かつて少しだけ付き合いのあった「夜回り先生」の水谷修に6月1日大阪で会う約束をしています。そのまんま東知事には何らかの形で「あなたこそ憲法9条を守ろう」と呼びかけるにふさわしい人だ、9条ネットを支援してくれないかと国民の前でメッセージを送ってみようと思っています。
⑤  メディアに取り上げてもらうことにより知名度を上げるようにすべしという助言も多く寄せられています。これはその通りですが、メディアが取り上げるかどうかは鶏と卵のようなところがあって、国民の間の関心が高まればメディアも取り上げざるを得ないという形にもっていくことが出来れば成功です。
     あとはやはりブログの機能を向上させて、これからはユーチューブを使って画像で活動状況を報告すると言うこともはじめたいと思います。今の心境としてはいつでも辞めるつもりで書き始めたブログが、こんな形で読者を巻き込むことになるとは思いもよらず、大変なことになったなあというのが偽らざるを得ない心境ですが、その一方でひょっとして歴史的な使命を帯びた重要な事をはじめたのではないか、という、いつもの通りの、過剰なまでの自信を持って自らを奮い立たせています。もはや目的実現に向かって走り続けるだけとなりました。
 本日のCNNニュースで米国のイラク戦争反対の活動を続けていた反戦母親シーハンさんが、「いくら頑張ってみても米国には通じなかった」という言葉を残して活動をやめる宣言をしたというニュースが流れました。彼女でさえもそういう思いを抱いたのか、米国でさえも(というよりも米国だからなのか)反戦運動は通じなくなったのか、というまことに悲しく、残念なニュースでした。しかし私は、イラク戦争を支持した日本政府は間違いであった、これ以上米国への軍事協力は進めてはならないという国民意識の覚醒を、これから日本で実現させて、シーハンさんのこれまでの努力に応えたいと決意をあらたにしたのです。私はあなたです、あなたは私です。

 カンパを頂いた方にはこの場をお借りして感謝します。これからカンパいただける方にはあらためて協力をお願いします。その志は決して無駄にはしません。

                          
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死の影に誰がいるか?          津込 仁

2007年05月31日 02時33分56秒 | Weblog
 松岡氏の大臣就任の報を聞いて、「これは危ない。安倍さんは何を考えているのか?」と疑問を呈した幹部が、自民党には大勢いた。それほどに、松岡氏の身辺には金銭にまつわる疑惑が取沙汰されていた。これは、実は永田町界隈では常識だったのである。
 それほどの人物を、自分の総裁選に頑張ってくれた、というただそれだけの理由で大臣に登用したのは、安倍晋三ご本人。
 安倍内閣は、出だしから躓いた。佐田行革担当大臣の辞任、本間税調会長のスキャンダル辞任。それらも影響して、内閣支持率は低下の一方。当然、安倍首相の「任命責任」を問う批判的な声は高まった。
 続けて松岡大臣を罷免することは、さらに自らの「任命責任問題」に発展することは当然だ。つまり、安倍首相は松岡大臣を庇ったのではなく、自分の責任問題になることを回避しただけのことなのだ。

 その後、強硬右派路線に転換を図って、ようやく少しだけ内閣支持率には回復の傾向が見え始めた。しかし、やっと持ち直したと安堵したのもつかの間、松岡大臣をめぐる疑惑は、ついに緑資源機構の談合問題へと発展する様相を見せ始めた。松岡氏の地元・熊本への捜査の手が伸びたのだ。

 松岡大臣は、追い詰められていた。何もかもぶちまけよう、という心境になっていたらしい、という観測もある。
 しかし、「国対や上のほうから、何も言うなと圧力をかけられていた」と、盟友・鈴木宗男氏がバラしている。 かくして、松岡大臣はにっちもさっちもいかなくなったのだ。

 持ち主不明の年金記録が5千万件もある、という驚くべきデタラメぶりが明らかになり、安倍内閣の支持率はまたも急落。ある新聞などは「内閣発足以来、最低の支持率」と報じている。
 ここで松岡大臣に洗いざらいぶちまけられては、内閣としてはたまったものではない。支持率はさらに落ち込むのは火を見るより明らか。とにかく「何も話すな」とプレッシャーをかけ続けたのである。

安倍首相は松岡氏の死後の記者会見で「捜査当局が松岡さんを捜査対象としていたという事実はない」と述べた。

 これはおかしい。

 首相が捜査当局の動向について具体的に言及する、などということはきわめて異例だし、また、そんなことに首相たるものが口出ししてはならない。それは当然のことだ。なぜなら、そうすることは、権力サイドの捜査当局への圧力と受け取られかねないからだ。にもかかわらず、安倍首相は口走った。きちんと物事を考えていない証拠である。

 実際は、捜査当局は、かなり高い確度で「松岡事情聴取」から「逮捕」までを視野に入れた捜査を行っていたようだ。もし、それを知った上で安倍首相が話したとすれば、それは明らかな権力介入であるし、知らずに口走っただけだとすれば、ほとんど政治家失格である。

 松岡氏の死。その最大の原因を作ったのは、誰がなんと言おうが、安倍晋三首相、その人である。

 人物評価をきちんとすることも無しに、総裁選に尽力してくれたからという理由だけで、まるでご褒美をあげるように大臣の座を与えた。安倍首相にとって、大臣の座などというものは、それぐらいに軽いものでしかなかったのだろうか。

 そして、本来ならば疑惑の主として罷免しなければならないような状況に陥っても、自分に累が及ぶことを避けるのに汲々として、ついにその疑惑大臣のクビを切ることもできなかった。

 松岡氏にとって、座るべきではない椅子に座ってしまったことが、悲劇の始まりだった。そして、その悲劇を回避できたにもかかわらず、自分の身を守ることだけしか考えられずに、回避策をあえて取らなかったのが、安倍首相だったのである。

 松岡氏の死の責任が誰にあるのか、明らかであろう。

                             (津込 仁)

    
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「年金記録への新対応策パッケージ」について 社会保険庁

2007年05月30日 23時27分33秒 | Weblog
 年金記録処理に対する国民の信頼を回復するため、社会保険庁改革を進めるこの機に、年金記録について包括的かつ徹底的な対応を行うものとする。

1 年金受給権者への対応
(1)基礎年金番号に統合されていない年金受給年齢到達(生年月日を特定できないものを含む。)の約2,880万件の記録を年金受給権者約3,000万人の記録に突合し、同一人の可能性のある受給権者に対し、その者の年金加入履歴とともに、その旨を通知し、照会の申出を勧奨する。

(2)これ以外の年金受給権者に対しても、(1)の措置終了後、その者の年金加入履歴を送付するとともに、その確認を求め、照会の申出を勧奨する。

2 被保険者への対応
 20歳以上の被保険者に送付する「ねんきん定期便」等による確認呼びかけに加え、毎回の58歳通知を行う都度、年金加入履歴の通知とともに、未統合記録への注意を呼びかけ、照会の申出を勧奨する。

3 無年金者への対応
 受給資格未達者と未統合記録との突合を図るため、市町村に対し、介護保険料納付通知書等の送付の際、未統合記録への注意と照会の申出の勧奨を呼びかけてもらうよう依頼する。

4 記録同士の突合
未統合記録の把握を徹底するため、社会保険庁内のマイクロフィルム記録及び市町村の保有する記録とオンライン記録との突合を計画的に実施し、その進捗状況を定期的に公表する。

5 記録・証拠がない場合の取扱い
社会保険庁側及び照会申出者側双方に記録・証拠がない場合の取扱いについての手続等をできる限り早期に策定する。

6 時効の取扱いについては、与党の検討を踏まえ、政府・与党一体となって対応する。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国民年金に加入したい名古屋市民の方に。   おせっかい

2007年05月30日 23時13分35秒 | Weblog
第1号被保険者になる手続き(加入手続き)

●20歳で初めて国民年金に加入する方
 20歳の誕生日の前月に加入届書が社会保険事務所から届きます。回答欄に必要事項を記入して返送してください。後日、年金手帳や納付書が送られます。

※20歳前に厚生年金や共済年金に加入したことがある方は、回答欄に厚生年金や共済年金に加入していたときの基礎年金番号等を記入して社会保険事務所へ返送してください。後日、年金手帳や納付書が送られます。

●20歳以上60歳未満で年金制度に未加入の方

 お住まいの区の区役所保険年金課管理係または支所民生係で加入手続きをしてください。過去に年金制度に加入したことがあり、すでに年金手帳をお持ちの場合は、その年金手帳をお持ちください。また、年金手帳を紛失された場合は、窓口でその旨をお話ください。

●20歳以上60歳未満で厚生年金や共済年金制度のある会社等を退職した方

 お住いの区の区役所保険年金課管理係または支所民生係で加入手続きをしてください。その際、お勤め先で発行される退職日の証明できる書類(退職証明書、離職票、健康保険喪失証明書などのいずれか)と年金手帳をお持ちください。
 また、お勤め中に扶養していた配偶者(妻または夫)がみえる場合は、一緒に第1号被保険者になる手続きが必要になりますので、その方の年金手帳もお持ちください。

●20歳以上60歳未満で厚生年金や共済年金制度のある会社等に勤める配偶者(妻または夫)の扶養からはずれた方

 お住いの区の区役所保険年金課管理係または支所民生係で加入手続きをしてください。その際、配偶者のお勤め先で発行される扶養からはずれた日を証明できる書類(健康保険喪失日証明書など)と年金手帳をお持ちください。

★名古屋市以外にお住まいの方は、お住まいの市区町村役場に手続きの方法をお問い合わせください。

任意加入被保険者になる手続き

 お住いの区の区役所保険年金課管理係または支所民生係で手続きを行います。必要な書類などは区役所(支所)にお問い合わせください。

第2号被保険者になる手続き

 加入の手続きは、勤務先で行われますので、区役所保険年金課管理係または支所民生係で手続きをする必要はありません。
 また、第1号被保険者の方が第2号被保険者になる場合は、第1号被保険者をやめる手続きをする必要はありません。

第3号被保険者になる手続き

 加入の手続きは、配偶者の勤務先で行われますので、区役所保険年金課管理係または支所民生係で手続きをする必要はありません。
 また、第1号被保険者の方が第3号被保険者になる場合は、第1号被保険者をやめる手続きをする必要はありません。

加入している年金制度がわからない場合など
 年金制度に加入しているかどうかよくわからない場合や、過去に年金制度に加入していない期間があり年金がもらえるかどうか不安な場合は、最寄りの社会保険事務所へお問い合わせください。

お問い合わせ先

第1号被保険者、任意加入被保険者の加入手続きは区役所保険年金課管理係または支所民生係までお問い合わせください。

区役所 電話番号 ファックス 社会保険事務所

千種 052-762-3111(代表)052-753-1901(直通) 052-753-1912 大曽根
東 052-935-2271(代表)052-934-1141(直通) 052-934-1147 大曽根
北 052-911-3131(代表) 052-917-6452(直通) 052-917-6461 名古屋北
楠(北区) 052-901-2262 052-902-7291 名古屋北
西 052-521-5311(代表)052- 523-4541(直通) 052-523-4559 名古屋西
山田(西区) 052-501-4935 052-504-7409 名古屋西
中村 052-451-1241(代表)052- 453-5342(直通) 052-453-5370 中村
中 052-241-3601(代表)052- 265-2241(直通) 052-265-2249 鶴舞
昭和 052-731-1511(代表) 052-735-3841(直通) 052-735-3922 昭和
瑞穂 052-841-1521(代表) 052-852-9324(直通) 052-852-9339 笠寺
熱田 052-681-1431(代表) 052-683-9481(直通) 052-683-9489 熱田
中川 052-362-1111(代表) 052-363-4343(直通) 052-363-4351 熱田
富田(中川) 052-301-8143 052-302-7516 熱田
港 052-651-3251(代表) 052-654-9641(直通) 052-654-9629 熱田
南陽(港) 052-301-8154 052-302-3682 熱田
南 052-811-5161(代表)052-823-9341(直通) 052-823-9348 笠寺
守山 052-793-3434(代表)052-796-4541(直通) 052-796-4630 大曽根
志段味(守山) 052-736-2257 052-736-9885 大曽根
緑 052-621-2111(代表)052-625-3942(直通) 052-625-3983 笠寺
名東 052-773-1111(代表)052-778-3051(直通) 052-778-3059 大曽根
天白 052-803-1111(代表) 052-807-3841(直通) 052-807-3807 昭和


第2号被保険者、第3号被保険者については社会保険事務所にお問い合わせください。

名古屋市内社会保険事務所一覧 社会保険事務所 電話番号

大曽根社会保険事務所 適用課052-935-4907 保険料課052-935-5467
中村社会保険事務所 適用課052-451-3486 保険料課052-451-3485
熱田社会保険事務所 適用課052-671-7265 保険料課052-671-7285
笠寺社会保険事務所 適用課052-822-2517 保険料課052-822-2518
名古屋北社会保険事務所 適用課052-912-1212 保険料課052-912-1246
名古屋西社会保険事務所 国民年金課052-524-6832
鶴舞社会保険事務所 国民年金課052-323-2558
昭和社会保険事務所 国民年金課052-853-1465
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「農林大臣の死と残されたナゾ。」  janjanのWebウオッチから

2007年05月30日 00時31分52秒 | Weblog
<Webウオッチ>

【衆院事務局によると、現職国会議員の自殺は戦後7人目】(四国新聞)、【現職閣僚の自殺は、終戦時に割腹自殺した阿南惟幾陸相以来】(東京新聞)。つめたい見方かもしれないが【大臣にならなかったり、辞職させられてたら死ななかっただろうにねえ。人間万事塞翁が馬ですね】と、「法科大学院勉強日記」はいう。

 故人は【数日前、東京都内で開かれた農産物の輸出促進のための協議会では、いつもと違って精彩がなかったという。亡くなった前日に行われた競馬の日本ダービーでは、関係者に招待状を出しながら自身は欠席した。今から考えれば、政治資金の問題で批判されたことが精神的に、こたえていたのかもしれない】(日本農業新聞)

 亡き松岡議員は1990年の初当選以来、その政治資金などをめぐって悪いウワサが絶えなかった。【98年8月、鈴木宗男衆院議員をめぐる汚職事件で贈賄側となった製材会社「やまりん」(北海道帯広市)側から、200万円を受領していた。やまりん側は、鈴木議員と同様に松岡議員へも林野庁への働きかけを依頼したとされるが、松岡農水相側は疑惑が明るみに出た02年当時、資金の受領は認めたものの働きかけは否定していた】(朝日新聞)

 何かをうやむやにしたまま、自ら命を絶ってしまった現職大臣・議員の責任は、私も重いと思う。そして今後、死人に口なしとばかりに、関係者がさまざまな悪事を故人のせいにしてもらっては困る。遺書は8通【うち1通は「国民の皆さま 後援会の皆さま」との書き出しで「私自身の不徳の致すところであり、誠に申し訳ない。ご迷惑をかけておわび申し上げます」との趣旨だった】(西日本新聞)と報じられている。

各種報道によれば検察は表向き、官製談合事件捜査と故人の関わりを否定しているが、本当にそうなのだろうか。林野庁OBであり、熊本県選出だった故人は、一連の事件とはまったく無縁だったのだろうか。ちなみに熊本では事務所の元関係者も自殺しているという。【地元では「農相に捜査が及ぶかもしれない」とささやかれていた。大物農水族として大きな影響力を持ち、選挙区への利益誘導が批判を浴びることも】(東京新聞)
           
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

硬骨漢 天木氏の苦戦と希望。①      ネット虫

2007年05月29日 12時57分37秒 | Weblog
私はあなただ、あなたは私だ④

 5月28日に「9条ネット」は二つの動きをした。一つは総務省の説明会に参加した。これについては29日の産経が次のように書いている。「・・・自民、民主、公明、共産、社民、国民新党、新党日本の7党以外では既に比例代表候補者を発表している「維新政党・新風」や「9条ネット」のほか、鈴木宗男衆院議員が代表を務める新党大地、女性党など・・・」
 もう一つは国会野党記者クラブで記者会見を開いた。これについては29日の朝日が次のように書いている。「・・・政治団体『9条ネット』は28日、参院選比例区に6人、兵庫選挙区に一人の計7人を公認すると発表した。すでに公認した。元参院議員の栗原君子・新社会党委員長ら3人と合わせ、比例区の名簿作成に必要な10名の擁立を決めた。」
 9条ネットは既に2月24日に最初の記者会見を開き、栗原君子元参院議員・新社会党委員長、鈴木渉元9条の会・北九州憲法ネット代表世話人、藤田恵元徳島県木頭村村長・みどりのテーブル徳島代表の三名を候補者として発表していた。共産党はただちに赤旗で新社会党が「9条ネット」を隠れ蓑として委員長を当選させようとしているなどと激しく非難した。右翼陣営からは左翼の悪あがきと冷笑された。
 そして今度の記者会見で7名の候補者を発表した。私のほかは次の通りである。
 石川一郎社会福祉法人月山福祉会理事長、小松猛元愛知県豊明市議会議員、小山広明前大阪府泉南市議会議員、ZAKIストリートミュージシャン、成島忠夫浜岡原発反対運動家、そして地方区から原和美元神戸市議会議員である。
  私はこれらの候補者について面識はおろかその信条や政治的こころざしについて知らない。初対面の人ばかりだ。正直言ってこのメンバーで風を起こす事は不可能な気がした。その理由はいくつかある。まず全員が善良な人たちばかりということだ。善良であるということは、すべての行動の最後の砦であると思っている。善意の人たちの集まりであるからこそ、私は失うものがある事を承知で最終的に参加を決意した。しかし後2ヶ月しかない選挙という修羅場にあって、善良だけでは戦う事は容易ではない。このような善良な人たちとどうやって力を合わせて戦っていけるか、それを思うと天を仰ぐ思いだ。もう一つの理由は、善良な人たちの集まりの常として、強力なリーダーシップが不在であるということだ。指揮命令も戦略作成も何もない。これは官僚組織という上意下達の世界で生きてきた私には驚くべき事である。これでは風は起こせないと思った。
  しかし今の私にはためらいはない。不可能と思われる事をどうしたら可能に出来るか、それを考えるだけだ。風を起こすことが出来ないのならば自分が起こすように頑張るしかない。
9条ネットに参加した人たちは、候補者に担ぎ出された人も、それを裏で支える人も、それなりの思惑と打算はそれぞれあるだろうが、基本的には善意の人たちである。平和を願い、憲法9条を守りたいと願う人たちである。だからこそ、彼らは、あるいは既存の護憲政党の組織の論理に弾き飛ばされてきた。学生運動に挫折した。世間は彼らを負け犬と呼ぶ。私もその意味で官僚失格の負け犬だ。しかし、私はつくづく思う。記者会見の後に何人かの人々と食事を共にして語り合った。立ち食い寿司の千円の食事代を割り勘で済ます普通の人たちだ。彼らの心には、しかし、もはや自らのエゴや邪心は消えつつある。純粋に善良な事に向かって微力を尽くしたいと言う謙虚さだけが残っているように見える。この組織を裏で支えている新社会党や全労協という組合活動家さえも、自らの自己主張を引っ込めて、9条ネットの成功を優先させようと思い始めている。ましてやそのほかの宗教団体とか市民活動家とか、文字通り、様々な境遇で人生を生きた、無力でバラバラな、しかし間違いなく善良なたちは、純粋な気持ちで9条ネットに参加している。
  それをまとめて全国の国民に9条ネットの存在を知らしめる、そしてそこへ無党派の支持を集中させて大きな動きを作っていく、これが私の役割なのだ。口には出さないが皆がそれを私に求めている。これは大変な重責だ。こんな事をする為に9条ネットに参加したつもりはなかった。しかしもはや私には迷っている時間も、後悔している時間もない。ここから出発するのだ。9条ネットを成功させる事がすなわち私の理想を実現することなのだ。ブログで書き続けてきた私の思いを実行することなのだ。そう考えると絶好のチャンスを善意の人たちの行動によって与えられたということになる。無理を承知でそう自分に思い込ませて、決意を新たにしている。「私には夢がある」という名せりふを吐いて米国の黒人市民運動に火をつけたマーチン・ルーサー・キング牧師や、27年間、孤島の牢獄生活から解放されて新生南アフリカを創ったネルソン・マンデラの姿を思い起こす。これはもう思い込みしかない。最後は成功するという自己催眠だ。まあ、それほど深刻には考えていないのであるが。遊び心を最後まで失わないつもりであるが。しかしそれでも全力を傾注しようと思っている。
  率直に言って出だしは逆風だ。政治と言うものは一寸先は闇だ。記者会見の直前に松岡大臣自殺のニュースが流れた。記者会見の時間が短縮された。記者会見の報道も吹っ飛んでしまった。朝日がやっと小さく書いてくれた程度だ。それよりも最大の逆風は、あれほど強硬姿勢を見せていた安倍政権が、年金問題と松岡問題で支持率を急落させ、参院選で大敗北をする流れになって来たことだ。与野党大逆転の流れになれば世の中の関心は一気に政権交替に移る。そしてそれは私も願っていた事だ。そうであれば新党などという試みは吹っ飛んでしまう。政権交替の足を引っ張ることになる。
  しかし、その一方で希望も膨らみつつある。ブログの読者から寄せられる私へのメールが急増し、しかも私への声援が熱烈なのである。それは勿論私への大変なプレッシャーになる。大それた事をしてしまったという思いがある。しかしそれはまたブログの読者が私の言動に強い共感を覚え、自らをそれに重ね合わせてきたということだ。それは同時に、ブログを読んでいない一般国民にも共通するものがあるのではないか。そうだとしたら、私の考えや9条ネットの動きを一人でも多くの国民が知るようになると、ひょっとして大きな広がりになるかもしれない。とにかく宣伝を広げることだと思う。世にこの動きを知らしめる事が風を起こす最短距離であると言うことだ。私に声援を寄せる読者の一人一人が私になったつもりで、自分たちの出来る方法で世の中にこの動きを伝えていくか、それが重要になってくる。それをお願いする。私はあなたであり、あなたは私である。
私は今、何人かの人に候補者になってくれないかと頼んでいる。その人たちが参加すればメディアは注目するし、9条ネットの存在も知れ渡ることになる。さまざまな分野の人が9条を守るという一点で集まってくるというコンセプトがより鮮明に打ち出せる。どんな人に参加してもらえば効果的か。名前を挙げて欲しい。私はその人たちに頼みにいく。たとえ断られようと。毎日、毎日、何か新しい行動を起こして行こうと思う。政治は生き物だ。いつ風向きが変わるかも知れない。順風が吹くかもしれない。それはすべて自分次第だ。あなた次第だ。あきらめてはいけない。我々は正しいことをしているのだ。正しいことをしている者が報われないはずはない。

カンパを頂いた方にはこの場をお借りして感謝します。これからカンパいただける方にはあらためて協力をお願いします。その志は決して無駄にはしません。

1. 銀行振り込み
栃木銀行 三島支店
普通預金口座 店番号 081
       口座番号 2234551
       名義   天木直人

2. 郵便振込み

振替口座   00140-5-706486
名義      天木直人

                  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「9条ネット」とは?     ウィキペディアより

2007年05月28日 22時15分27秒 | Weblog
 9条ネット(きゅうじょうねっと)は、新社会党・みどりのテーブルと関連の深い政治団体。略称は『9条』。2007年度参議院選に確認団体として候補を立てることを予定している。

代表は前田知克。共同代表は 糸井玲子、伊佐千尋、伊藤誠、北野弘久、土屋公献、藤田恵、矢山有作。

「概要」
2007年2月に結成。2007年7月に予定されている、第21回参議院選挙比例代表区に候補を擁立する予定。

参院選では、憲法9条擁護で、社会民主党と日本共産党に共同行動要請を行った。しかし結果はいずれも失敗に終わった。

社民党は5月7日、「もう党の方針は決まっているから、いまさら変えられない」とこれを拒否。9条ネット側は、選挙区での社民党候補の支援に含みを持たせながらも、比例区での働きかけは断念した。

共産党は、機関紙『しんぶん赤旗』5月1日号で9条ネットを新社会党や解放同盟の手先と断定し、激しく非難した(「9条ネット」とはどんな団体ですか?)。同じく5月7日付けで、正式に拒否回答し、同じく『しんぶん赤旗』2006年5月20日号掲載記事の「2006年5月20日(土)「しんぶん赤旗」 参院選での「平和共同候補」を求める運動について」が党の公式見解であることと、その正当性を強調した。 だが、日本共産党による回答は「参議院選挙での『協力・共同の協議』をしたいとの文書をうけとりました。要請はお断りします。」という木を鼻でくくったような内容だった。


「 目的」
憲法9条の改悪を阻止し、現憲法を守り抜くことを目的とする。イデオロギーにとらわれることなく、特定政党に属さず、憲法9条をはじめとする憲法改悪阻止の共通目標に向かって、幅広い無党派、非政治的な市民と共に参院選を闘う団体である。


「 立候補予定者」
藤田恵
栗原君子
鈴田渉
天木直人                   


※ 「9条ネット」や「天木直人ブログ」のHPへは、このブログの右下方のブックマーク欄からアクセス出来るようです。                                        ネット虫
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天木氏、9条ネットから参院選に立候補。   ネット虫

2007年05月28日 21時52分07秒 | Weblog
  「私はあなただ、あなたは私だ」        天木直人

  多数の激励が私に寄せられている。寄付金の方はまだ確かめていないが、生活費の一部をはたいて寄付を振り込んだ人たちが次々と連絡を寄越してくれている。望外の感激だ。一人一人に返答すべきであるがここでまとめてお礼を言わせてもらう。この支援があってはじめて、私は闘い抜くことが出来る気がする。あなた達こそが真の私の支援者である。私は期待を裏切らない。私はあなただ。あなたは私だ。この選挙はブログの向こうであなたも私になって共に闘う選挙なのだ。
  私はこれから7月22日までの間、私の選挙活動のすべてをそれら支援者に向けてこのブログで報告する。それと並行して書き続けるこれまでのブログは、あらゆる読者向けの私の時事解説であるが、「私はあなただ、あなたは私だ」は、私の立候補を支持し、身銭を切って応援してくれた人たちに向けての、私の精一杯の返答である。私の日々の心境を伝えて、これから始まる熱くて長い2ヶ月の記録としたい。
  さて今日28日の午後一時から国会野党記者クラブという所で「9条ネット」の記者会見が開かれる。私もそこに出席する。「9条ネット」についての最初で、最大の試練だ。その理由を書く。私が今抱えている最大のジレンマを書く。
  私が「9条ネット」に参加する事を最後までためらった唯一、最大の問題は「9条ネット」の不明さだ。「9条ネット」は全国比例区の候補者がほとんど集まらない段階で既に記者会見を一度開いている。その時、新社会党の代表である栗原さんという人が候補者の一人である事を発表した。それによって「9条ネット」は新社会党の隠れ政党だと日本共産党がすかさず叩いた。右翼からも「左翼の悪あがき」であると嘲笑された。これを一般の人が見たらどう思うだろう。うんざりするだろう。これでは風は起こらない。私がもっとも嫌い、困惑する状況である。この点を根本的に改めて出直さない限り私は「9条ネット」に参加する気など起こらない。何度も「9条ネット」の関係者と激論を交わした。納得が行かないまま、参加する事は出来ないといったんはきっぱり断った。ここまで頭を下げて頼んでいるのにと関係者の人たちと険悪な関係にさえなった。
 そんな私が最後に「9条ネット」への参加に踏み切ったのは、安倍首相の改憲姿勢の高まりと護憲政党の非力さである。ここでなんらかの国民運動を起こさなければ憲法9条は守れないという認識である。9条は変えさせないという強い気持ちである。だから「9条ネット」に最終的に参加することに決めたのは、私の自発的な決断である。誰からの命令もない。決断した時に、そこに「9条ネット」があったという事である。そしてその「9条ネット」を国民にアピールできる運動に自分の手で変えていくしかないと思ったのである。
   私は次の前提が崩れない限りにおいて参加する事を表明し、それが受け入れられた。すなわち一切の特定の既存政党と結びつかない選挙確認団体であって、様々な考えを持つ政党、組織、市民団体、個人などが「憲法9条を変えさせない」というただ一点で協力し合うものが「9条ネット」である。あらゆる護憲勢力に結束を呼びかけ、それを誰よりも先に実践するのが「9条ネット」である。「憲法9条を変えさせない」ということを除いて、参加する者たちの主義、主張がお互いを縛る事はない、影響を与え合うものではない。「憲法9条を守ること」の一点だけを全面的に打ち出す、それ以外の事を掲げない、議論しない。その了解で各人が参加する、こういう事である。
  この前提については一応了解された事になっている。しかし物事はそう簡単に整理はできない。不透明な部分は各人の意識の底に沈殿しているかもしれない。それよりも何よりも「9条ネット」という組織は依然弱体でバラバラである。選挙戦も各候補者が独自で闘わなければならない。組織としてのこの弱体性が今日の記者会見で露呈するおそれがある。官僚であった私からすればおよそ考えられないほどの詰めの甘さがあり、これほど重要な記者会見にもかかわらず、事前の打ち合わせも、作戦会議もまったく行なわれていない。ぶっつけ本番である。意地悪な記者の質問に対し返答に窮する事態も想定できる。返答次第では「9条ネット」は失速する恐れがある。そういう懸念を抱えながらも私はその「9条ネット」に参加した。もう前へ進むしかない。私が「9条ネット」の先頭に立って成功させる。記者会見も成功させる。その覚悟で臨むつもりだ。結果は明日のブログで報告させてもらう。
  もう一つの問題は「9条ネット」の出現が既存政党から警戒、敵視されるという事である。このうち自民、公明、民主は「9条ネット」を無視する余裕がある。しかし日本共産党、社民党という護憲を売り物にしてきた野党にとっては「9条ネット」は完全に対立する存在である。敵といってもいい。当然、これら護憲政党の支持者から批判される。その批判は「9条ネット」に参加した私、個人にも向けられる。その一方で私個人を支えてくれる保守層からも、「左翼に利用された」と私は批判される。このジレンマが私にとっての最大の課題だ。
  しかし今の私はそのジレンマさえも克服しつつある。左翼からの批判に対しては、「既存の護憲政党だけでは憲法9条は守れない。憲法9条を守る気が本当にあるのなら何故団結しないのか。だから国民が離れていくのだ。国民の心を捉えない限り憲法9条は守れない。その国民を結束させるのが9条ネットだ。自分の役割だ」と答えることにしている。右翼からの批判については、「対米従属から自立するには憲法9条を掲げて日本を守るしかない。政治的立場を超えてその思いを共有する者たちの選挙協力の場が9条ネットである。当選したら天木新党を立ち上げ、自分の考えを実行する」と答えることにしている。
   私は、自分に浴びせられるどのような個人的批判も恐れない。私のやろうとしている事は正しいからだ。一定数の熱烈な支持者が必ずいると思うからだ。その支持者たちと結束し、志を実現していく、ただそれだけだ。それが政治というものではないのか。政治に無縁な私がはじめて本気になって政治に関わっていこうとしている。「その私はあなただ。あなたは私だ。」

  

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松岡大臣は辞めることも出来ず自殺した。   ネット政治ニュースより

2007年05月28日 21時27分53秒 | Weblog
「松岡農水相をクビに出来ない理由はなにか? ①」
5月25日政治ニュースは、農林水産省所管の独立行政法人「緑資源機構」をめぐる官製談合事件で、同機構の理事と独占受注していた公益4法人の営業担当者ら6人を独占禁止法違反容疑で逮捕したと報じた。

東京地検特捜部は24日に公正取引委員会の刑事告発を受けて逮捕に踏み切ったと発表しているが、4月の初めにも光熱水費疑惑で松岡利勝農水相に対する告発状を受理しているという噂は流れていた。また、5月初め自民党内には 『 参院選前に松岡農相を解任しておかないと選挙に負ける 』 という意見が表面化するようになった。
しかし、安倍首相の絶対擁護の為にクビは切れない状況が続いている。

 永田町では、松岡農水相の失脚を狙っている政敵がいると噂されている。松岡農水相とその関係者に対して、致命傷になるスキャンダルをもっているというのがもっぱらの話で、おそらくこの周辺から今回の逮捕劇の根因があるようだ。
安倍内閣にとっても、談合事件で司法当局による 「松岡農水相逮捕」ということであれば反って未練なくさばさばした国会対応ができるものと期待しているかも知れない。

今回の政治ニュースで考えたいことは、今国会で目玉になっていた「政治とカネ」問題の野党の攻防の在り様である。結論から言えば、司法の逮捕劇はトカゲの尻尾きりに過ぎず、これからも談合と政治献金の問題は、政治の常套手段として日本民主主義の根底に蔓延り続けることだ。

政治とカネの癒着は、人間社会が政治である以上、根絶できない権力者の楽しみであり続ける。常に社会構造の豊かさをカネの尺度でしか想像できないように仕組んでいる人間が現実に圧倒的人数の層を形成しているから絶望的である。

24日政治ニュースは、松岡農水相は、自身の閣僚給与の3ヶ月分を自主返納することを発表、また、「緑資源機構の前田直登理事長を厳しく注意し、原因の徹底的な究明と根絶のための具体策を外部有識者で検討するように指示した」と報じている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
松岡農水相をクビにできない理由はなにか(2)
24日政治ニュースは松岡農水相は、「緑資源機構の前田直登理事長を厳しく注意し、原因の徹底的な究明と根絶のための具体策を外部有識者で検討するように指示した」と報じている。

これこそ茶番劇である。同じ穴の狢(農林水産省出身の典型的な農林族で、天下り先の独立行政法人の関係者とは先輩、後輩の関係)で、利権を共有してきたもの同志で国民に対してこの言い種はない。これほど国民を馬鹿にした表明は今までにも有ることはあったが少ない。

堂々と国民の目をはばからず日本の森林を食い物に自然破壊をし続けてきたのが農林省である。今回の摘発の対象になった林道整備以外に捜査に入っている「邑智西部区域中山間整備事業」も然り、全て森林保全を謳った道路整備だ。このカラクリは独立行政法人「緑資源機構」が事業計画を作成し、農相が認可する。
これを安倍首相に言わせれば、「松岡農水相は農業分野の専門家だ。実績も上げている。攻めの農政を進めていく上で必要な人材だ」となる。
従って、安倍首相が地元で進める第2中国自動車道路計画になり同じ穴の狢という訳だ。

国政の野望と国民の思いの乖離は戦後60年広がることはあっても縮まることはない。もはや段違いの平行棒路線を脱却している。
そして、決まりきった茶番を享受することに国民はもはや不感症になっている。

25日の政治ニュースは官製談合事件の逮捕劇という事件性で報道されたが、司法的判断だけではなく、松岡農水相個人の政治資質、「政治とカネ」、「天下り公務員制度」問題として国会で審議しなければならない。トカゲの尻尾きりでは元の木阿弥である。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「松岡農水相をクビにできなかった理由はなにか(3)」

松岡利勝農水相は、死をもって政治生命に終止符を打った。
国民は、自殺による終止符の理由が解らない。

23日午前、国会(衆院予算委員会)で答弁する松岡農相(和田康司撮影)
5月28日政治ニュースは、午後2時松岡利勝農水相は搬送先の慶応大病院で自殺による死亡が確認されたと【号外】が報じられた。

「政治とカネ」の問題が本格的に審議される矢先でのショッキングな出来事で悔やまれる。
一般論的に「説明責任を果たしていない」とか「これで幕引きを考えたのか」といったことがよく言われるが、個人の冥福を祈って、これ以上死人を裁くことは慣習上好ましいことではないという同次元での考え方はこの際止めたほうがよい。

日本の政治改革の先陣的警鐘の死と受け止め、国会は問題追求をより以上厳しいものにしなければ本人の死も無駄死にとなる。

先週地元でも、また、本日の午前中も、自殺直前まで気配が感じられなかったと関係者は口をそろえている。しかし、東京地検特捜部はこの一月前から、松岡農水相に対する調査を確実に進めていた。

先ず、自殺に至った背景で究明を急がれる二つの事件がある。何故か、大手マスコミはこの事件について言及を避けている。
一つは、先週末、熊本で松岡農水相の後援会事務所関係者が自殺した件だ。同郷での同級生で一番親交が深かったといえる人物である。
そして、今後の解明に極めて重要な鍵を握る東京地検特捜部をめぐる問題だ。

実は、5月24日の「緑資源機構」をめぐる逮捕劇は2週間おくれの実施になったというニュースである。
6月8日「週間ポスト」がトクダネとして伝えている、事件の押収捜査資料200箱のうち1箱の「特A級重要資料」が紛失していた事件である。

5月11日共同通信政治ニュースは、記者会見申し込みに対して、岩村修二・東京地検次席検事は「当庁にすべて責任がある。詳細は機会を改めて説明する」とその事実を認めたことを報じている。

そして、その後の説明は、移動する際に「1箱だけトラックに積み忘れ、清掃員がゴミと思って処分してしまった。ゴミを追跡したがすでに焼却されていた」というものだった。
この紛失事件の疑惑は、内部スパイ説まで浮上していると「週刊ポスト」は報じている。
 それにしても、安倍首相の責任は重い。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

哀悼の意と事件追求は別問題。        老国民

2007年05月28日 16時02分17秒 | Weblog
 松岡農相は自らの資金管理団体が事務所の光熱水費をめぐる不明朗な処理で世論批判を受け、野党から追及されていた。安倍晋三首相は「法的な責任を果たしている」と擁護していた。しかし、官製談合事件で刑事事件に発展した緑資源機構の関連団体から献金を受けていたことも発覚。自民党内からも辞任を求める声が出ていたし、ここ数日間下記のように疑惑があぶりだされ次々と関係者が捜査され逮捕も間近といわれていた。

5月27日 緑資源機構談合:金子・衆院予算委員長「農相は辞任を」
緑資源機構談合:業界団体「特森協」、年数千万円が使途不明 地検、元幹部宅捜索
緑資源機構談合:松岡農相側に1300万円 熊本・整備事業、受注14業者が献金
5月26日 緑資源機構談合:「落札率93%」前理事が指示 防止法施行直後、発覚防ぐ
緑資源機構談合:天下りOB、再三陳情 前理事に「仕事ないか」
5月25日 緑資源機構談合:「4法人への天下り廃止」--松岡農相表明
緑資源機構談合:農用地整備業務、関係数カ所を捜索
緑資源機構談合:高木前理事、課長と談合差配 「キャリア部長に傷つけたくない」
緑資源機構談合:農用地でも談合主導か 東京地検、理事ら6人逮捕
緑資源機構談合:事件受け、農相ら給与返納
5月24日 緑資源機構談合:理事ら6人逮捕へ 公取委が告発--東京地検
緑資源機構談合:陰のドン、17年前発案 高木理事「直接引き継いだ」
緑資源機構談合:借りた証拠紛失、担当検事を戒告--東京地検
緑資源機構談合:価格決定にも関与 きょうにも理事ら逮捕
5月23日 緑資源機構談合:理事ら6人立件 あすにも強制捜査

 死者に哀悼の意を表するのは当然であるとしても、政治と金の問題に幕引きを許すべきではない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国民は見ている。支持率最低に!!        まもる

2007年05月28日 15時30分55秒 | Weblog
毎日世論調査:内閣支持率32%に急落 不支持率は44%

安倍内閣の支持率

参院選で自民、民主どちらに勝ってほしいか 毎日新聞は26、27両日、電話による全国世論調査を実施した。安倍晋三内閣の支持率は32%で、4月の前回調査比11ポイント下落、昨年9月の政権発足以来最低となった。不支持率は44%で最高となり、2、3月の調査と同様に支持を上回った。夏の参院選で自民、民主のどちらに勝ってほしいかを尋ねた質問では民主が初めてリード。選挙が今あった場合の投票先を問うた質問も比例代表、選挙区ともに民主が自民を抑えた。年金保険料納付記録5095万件が不明になっている問題に有権者が厳しい目を向けていることをうかがわせた。

 支持率を支持政党別に見ると、自民支持層が11ポイント減の66%。前回初上昇した「支持政党はない」と答えた無党派層が10ポイント減の20%で、この二つの層が大幅下落の要因になった。公明支持層は8ポイント増の60%だった。

 男女別では男性の下落が顕著。支持が13ポイント減の29%にまで落ち込んだのに対し、不支持は13ポイント増の53%に上った。年代別では70代以上を除く全年代で不支持が支持を上回り、前回大きく上昇した20~40代の支持は11~17ポイント減で、全体の支持率が35%だった3月調査の水準並みになった。

 ◇参院選で勝ってほしい政党=「民主」が逆転

 夏の参院選で勝ってほしい政党を聞く質問は昨年12月から4回目。民主が前回比6ポイント増の42%、自民が5ポイント減の33%、その他の政党が同2ポイント増の20%だった。過去3回はいずれも自民が民主より2ポイント多かったが、今回初めて逆転した。

 参院選が今行われるとして、比例代表でどの政党、あるいはどの政党の候補者に投票するかを尋ねたところ、民主35%、自民28%、公明6%、共産4%、社民3%、国民新1%など。選挙区では(1)民主30%(2)自民26%(3)無所属15%--の順で、いずれも民主が自民を抑える結果となった。

 参院選で最も重視する政策については七つの選択肢を用意して質問。年金問題が28%で最多で、教育問題19%、憲法問題14%、格差問題13%、「政治とカネ」の問題12%と続いた。参院選に関心があるかどうかは「関心がある」との回答が68%で、「関心がない」の31%を大きく上回った。【西田進一郎、大場伸也】


毎日新聞 2007年5月28日 3時00分 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私と絵画           若原六治郎

2007年05月28日 08時44分07秒 | Weblog
 「私と絵画」

 絵を描くようになった動機は? ときかれて困惑しました。
 それというのも、幼児の頃からずっとお絵かきが大好きでしたから。
 幼稚園児の頃描いた絵で憶えているのは、大きな板にオバケを描いて家人を驚かせようとした事で、みんなが笑っていた事を思い出します。
 他には浦島太郎が亀に乗って竜宮へ行く所の絵を憶えています。

 本格的に油絵を描くようになったのは、中日新聞主催の夏季美術教室に参加してからです。そこで、元名古屋美術館長の太田先生、鬼頭鍋三郎先生、東碧宇先生、杉本憲吉先生などに教えを受けました。
 太田先生からは色彩を生かした絵を
 鬼頭先生からは緑に赤を添えることを
 杉本先生からはどんな絵にでも挑戦することを
学びました。

※ 写真の絵は、この夏期講座の時に、鬼頭先生に何度見せても、まだまだと厳しく指導していただき完成させた思い出の作品です。
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

保守系さんへの回答と質問 その13  ‥千里眼‥

2007年05月28日 07時42分05秒 | Weblog
 保守系さん、お詫びします。私のこの連続投稿のなかで、保守系さんの回答も反論もないと書きましたが、リットン調査団についての私の投稿に保守系さんの回答が入っていました。保守系さんの終了宣言があったので、見落としていました。したがって、リットン調査団問題についての質問と解答を除きという語句を前に入れる必要があったのです。
 「その12」でこの連載は打ち切ると書きましたが、保守系さんコメントに対して、今度は私が回答する必要がありますので、これを投稿します。

 保守系さんの「詳しく見れば、リットン調査は満州国を肯定している」という見解を全面的に私は否定した。それに対して、保守系さんは次のように言う。

① 満州事変の遠因をシナ無秩序・無理想な混乱にあるとし、内乱によって受ける日本のダメージが痛切であることを指摘しています。
② 満州の歴史:日露戦争の勝利によって、日本がロシアから満州の権益を受け継いで満州経営に乗り出すと、この楽土を求めてシナ人達が満州にやってきたことや、日露戦争後、満州がシナから放棄されていたことを記述している点。
③ 満州における排日抗日運動:条約や取り決めによって、日本が取得した権益をシナが容認しない傾向を挙げている点や、排日的な命令および訓令が発せられた事実を認め、日支間の緊張が日本の積極的な行動によって生れたのではないことを裏書している点
④ 張作霖・張学良時代の満州の内政や腐敗、悪政は跡を絶たず、軍隊維持のために重税を課し、それでも足りずに、不換紙幣を乱発したこととなどを指摘しています。要は、満州には、世界の他の地域に類例を見ないような多くの特殊事情があると言っているのです。

 当時の外務省の作成した要約文の報告書に基づいて、私はこの投稿をまとめた。文語調の翻訳で、長々と続く読み憎い文章である。

 保守系さんの指摘した内容は、確かにこの報告書の中に記載されている。ただし、誇張があることは指摘しておこう。例えば、「日露戦争後、満州がシナから放棄されていた」と言うが、報告書では「支那は始め寧ろ無関心にして、‥‥1917年後漸次自ら満州の開発と支配を志すに至り」と書いている。「放棄」とは書いていないし、東三省総督が満州統治を担当していて弱体とはいえ、統治している。これは歴史事実である。放棄はしていない。

 さらに、保守系さんの言う「日本がロシアから満州の権益を受け継いで満州経営に乗り出すと」、「この楽土を求めてシナ人達が満州にやってきた」という後者
ような表現は、何処を探してもない。また前者の「日本がロシアから満州の権益を受け継い」だのは、瀋陽以南の南満州鉄道の経営権とその付属地の狭い土地であって、満州全土を「楽園」(?)にすることなど、不可能であったし、そんな歴史事実はない。

「日支間の緊張が日本の積極的な行動によって生れたのではないことを裏書している」と言うが、日本の積極的行動が一層、日支間の緊張を高めたことを否定はできない。

 リットン調査団報告書のなかの結論を引用しておこう。極めて明快に日本の侵略行為を批判している。部分的に保守系さんの指摘している表現はあるにしても、それを以って日本の侵略行為を正当化できない。これがリットン調査団の結論なのだ。その結論を箇条書きで整理する。外務省の作成した報告の原文をそのまま引用する。

 これを見れば、保守系さんの言う「満州国を肯定している」という見解は、完璧に否定されていることは、明らかすぎるほど明らかである。何故、保守系さんのような見解が出てくるのか、私には不可解である。これほど明らかな事実を否定しようと無駄な努力をしているに過ぎないのだ。

①「一切の戦争、及び『独立』の期間を通じ満州は終始支那の完全なる一部たりしなり」
  「独立」とは、満州国を指す。英語でどう書いてあったのか知らないが、外務省の翻訳ではこうなっている。つまり満州国は完全に否定されたのだ。

②「九月十八日夜の日本の軍事行動は正当なる自衛手段とは認めるを得ず」
  「九月十八日より新国家建設に至る迄の間日本軍憲のとり来りたる各種行政上の処置は単に一時の軍事占領以外永久的の目的を置けることを示めせり」
  つまり、柳条湖事件とその後の日本軍の攻撃を自衛とは認めない、つまり侵略であると認定したのだ。満州の永久占領を目指したものだと糾弾しているのだ。
  
③「日本軍の存在にして他は日本文武官憲の活動‥‥これなくしては新国家は不可能なりし」。「かかるが故に満州における新政権は自発的なる独立運動の結果と見る得ず」
 つまり、満州国は、日本の傀儡政権だと認定しているのである。

④「満州の政治は支那の主権及び行政的保全を害することなく、‥‥自治による様変更すること」
  このように、満州国を廃止し、中国の主権のもと、満州に自治政府を作れと提案している。

⑤「満洲内部の秩序は満州の憲兵隊により確保し、‥‥憲兵隊以外一切の軍隊の撤去及び関係国間の不侵略条約締結によりこれを期すること」
 つまり、日本軍は満洲から撤退することを求めているのである。

 こうして見て来ると、保守系さんのコメントはまったく部分的な指摘にすぎず、このリットン調査団報告が柳条湖以降の日本の行為をすべて否定していることは、明白である。満洲からの日本軍の撤兵まで求めているのである。だからこそ、国際連盟で採択されると、日本は連盟を脱退したのだ。

「この報告書に、賛成した42か国の名前を挙げて下さい」と保守系さんはいうが、どんな理由でこんな質問が出てくるのか、私には分りかねる。45という数字を見て、少ないから、棄権したり、総会に出てない国が多いのでないかと邪推しているとしか思えない。国の数が現在に較べるとはるかに少ないのだ。棄権はタイ1国のみで。後は、自分で調べなさいと言いたいのだが、挙げておこう。

ベルギー・ボリビア・ブラジル・イギリス・カナダ・オーストラリア・南アフリカ・ニュージーランド・インド・中国・キューバ・エクアドル・フランス・ギリシャ・グァテマラ・ハイチ・ヘジャズ・ホンジュラス・イタリー・日本・リベリア・ニカラグァ・パナマ・ペルー・ポーランド・ポルトガル・ルーマニア・サーブ=クロート=スロビーン・シャム・チェコスロバキア・ウルグァイ・アルゼンチン・チリ・コロンビア・デンマーク・オランダ・ノルウェー・パラグァイ・ペルシャ・エルサルバドル・スペイン・スェーデン・スイス・ベネズエラなど。

コメント (21)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

環境平和国家への道ー書評「国の理想と憲法」 仲野忠晴氏

2007年05月27日 21時36分34秒 | Weblog
本の構成は、日本の将来を決める憲法問題、地球環境と人類社会の今を知る、この危機をどう乗り越えるか、提唱の4つに分かれている。

 最初の章では、憲法問題の論争を整理し、その核心を突く。護憲か改憲かということが本当の論点ではなく、真の論点は「武力を持って日本を守るか」それとも「独自の平和政策で日本を守るか」ということだ。そして、日本国憲法が本来持っている平和に対する積極的姿勢と能動性を、つまり、「捨て身の決意で、武力を放棄して、平和的手段によって世界の平和と繁栄に貢献する努力をしよう。それによって、国の存立を図ろう」ということを憲法の条文に即してわかり易く解説し、その現在的意義を読み解いてくれる。

 また、押し付け憲法論、他国が攻めてくる可能性、自民党憲法草案の真意と徴兵制、武力は本当に抑止力になるのかなど、誰もが抱く疑問に説得力を持って答えている。私が何よりも重要だと感じたことは、ほとんどの憲法論議が、「日本をどうやって守るのか」という狭い自己保身の視点からのみ論じられるだけで、人類の危機回避のため「日本に何ができるか」という観点から論じられていないという筆者の指摘である。

 第2章では、多くの資料やデーターをもとに世界の置かれている環境問題の実態とエネルギー問題、21世紀の戦争と紛争、生きがいが持てなくなった日本の社会の現状について予備知識なしで理解できるようにわかりやすく書かれている。この章を読むと世界情勢を含め、私達が置かれている現在の深刻な状況がはっきりと確認できる。そして、これらの問題をどのような方向で解決していったらよいのか、また、原発賛否の議論において、その収支がマイナスになることがほとんど論点に出てこないことなど、論争で抜け落ちている点も鋭く指摘をしてくれる。

 第3章、ここが、この本の一番の核心部分で非常に重要なところである。というのも、なぜ人類が現在の危機に陥ったのか、そして、その危機を解決しようとする様々な試みや活動がなぜ決定的な力にならないのか、それらの原因と問題を分析し根本から解決するための方策が示されているからだ。

 筆者は、まず社会の根底で働いている力の方向を変えない限り、その上の制度や仕組みをいくら変えても根本的解決に繋がらないことをここで指摘する。それはちょうど氷山に向かうタイタニックに例えられる。つまり、その中の乗客のために、有機栽培の食材で作った安全で美味しい料理を出しても、素晴らしい医療施設を備えていても、すぐれた教養・教育制度があっても、どれだけ心を込めて乗客にサービスをしても、船自体の方向を変えない限り破滅への道が避けられないということだ。

 そして、人類の歴史的・社会的観点から社会の根底に働いている力を分析し、それ力こそが国家エゴイズムであると看破する。また、個人のエゴイズムと国家エゴイズムの共通点と相違点に言及するだけでなく、様々な角度から事例を挙げて国家エゴイズムが働いている諸相を例示する。
その上で、一部の権力者がどのように国家エゴイズムを利用し、自分たちの利益のために使ってきたのかを歴史的事例を挙げて明快に説明してくれる。しかも、「みんなのため」と「国家のため」、「愛国心」の2通りの意味について解説されているところを読むと、これらの言葉の本質的な意味の違いが整理され胸のつかえが取れる。

 では、自国の生き残りと繁栄のみを考える国家エゴイズムの行動原理を乗り越えるためには何が必要か。

 筆者は様々な条件を考察した上で、その鍵を握るのは日本であると主張する。そして、そのためには、日本が「私たちの日常の努力が、国内の諸問題の解決に直結し、なおかつ、全人類の危機回避に繋がる」新しい国家理想を持つことが必要だと説く。つまり、「国際環境平和国家を目指す」という理想をまず日本が掲げるということだ。

 ただ、一見するとこの「まず国の目標を設定する」ということが、些細なことに思えるかもしれない。しかし、これこそが「バックキャスティング(未来から現在を振り返る)」という極めて画期的な方法なのだ。従来の常識的方法は、「今はこうだから、将来はこうしよう」という現状の分析から将来の目標を設定するもので、この方法だと現状の分析が足かせになり小さくまとまった目標しか達成できない。

 しかし、未来の理想の目標をまず設定し、「将来,その目標を達成するためには何をしていけばいいのか」を考え実行していくこの方法は、従来の枠に囚われない発想や行動を引き出す。実際、デンマークやスウェーデンをはじめとするヨーロッパの先進国は、この考え方を実践することで環境問題やエネルギー問題に大きな成果をあげてきている。
最後の提唱では、今まで筆者が述べてきたこの提案の主旨とその活動についてまとめている。筆者の40年の思索と実践から、その強い思いと願いが込められている。

 それぞれの時代において、社会に大きな影響を与え、その流れを変える名著の存在があった。この「国の理想と憲法」もその1冊である。平和を願い実践している人はもちろん、閉塞感に包まれ未来に光を見出せない人にも是非読んでもらいたい本である。


(仲野忠晴)


    
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする