誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

アケボノツツジと山芍薬に逢いたくて、ver-2

2014-04-29 21:47:02 | 山歩き
   アケボノツツジと山芍薬に逢いたくて、ver-2
権七広場~ブナ三叉路~お姫山~五葉岳~兜巾岳

 AM05:00-無神経な携帯のアラームに起こされる。
そっと耳を澄ませて、雨屋の降蔵君がいないこにホッと胸をなでおろす。

 ガサゴソとテントを抜け出して朝食を作る。
朝食を作ると言っても、パンと春雨スープとコーヒーの簡単なもの (^。-)
 
 相棒さん、どうするウ~?夏木山まで足を延ばしますかぁ~?
・・・・・・無言の返事に、夏木山はないことにしてのんびりしたくする。
昨日歩いてきた道をブナの三叉路へと引き返す。
      
鹿納坊主を見上げる。
      
      
  鹿の背を乗り越える。
      
ザイルの助けを借りて、垂直に登る。
      
  名残を惜しんで、振り返る。
 鹿納坊主がだんだん遠くになっていく、まぁよく歩いたもんだネッ
昨日はよく見なかったが、鹿納山のシャクナゲは大当りの年のようだ
花芽のすべてに蕾をつけて、開花を待つばかりの様子である。
たぶん、10日くらいすると咲き始め、素晴らしい花盛り間違いなし。
 
 足取りも軽やかに、野営地を発って1時間ちょっとでブナ三叉路が見えてきた。
2日目になると、ザックの中の食料とアルコールがなくなって荷物が軽い。

     
     ヒカゲツツジも咲き始めていた。
 ブナ三叉路を直進して、名前とは裏腹に岩峰のお姫山に向かう。
     
縦走路から右に鹿納坊主と大崩山が望め、左奥には傾山と祖母山
     
起伏のない登山道をのんびり歩いていくと、悲しいかな立ち枯れの荒野が現れる。
スズタケが枯れてなくなり、下草が枯れ地肌が剝き出しになりブナも枯れる。
目を覆いたくなる光景だが、いかんともしがたく・・・・
     
 やがて、お姫山に着き、ロープを握って山頂に立つ
     
     
     お姫山に登る。
俄かに立ち込め始めたガスで、大崩山はかすみ辛うじて鹿納坊主が見える。
大崩山を背景にした決めポーズを諦めて、五葉岳を背景に証拠写真撮影

     後ろのピークが五葉岳
 お姫山を下ると、乙女山の分岐だが、今一のアケボノツツジに足は向かず。
お姫山から一旦下り、小さく登り返すと、昨年怖い思いをしたトリカブトが・・
     
新芽の天婦羅が美味しい?(葬儀場を予約して食してね!)
     冗談ですよ~猛毒のトリカブトです!
 五葉岳の基底部から山頂を見上げるも、期待したアケボノツツジの姿はない
昨日、ブナの三叉路への尾根を歩きながら見た、五葉岳のピンク色はどこへ
やや気落ちしながらも、五葉岳の山頂に這い上がった。
     
五葉岳の山頂
 五葉岳を下り、夏木山への縦走路を見ながら、花のトンネルへと向かう。
山の舞姫ことアケボノツツジのアーチを潜るには、霞んだお目目じゃ申し訳なく
バイケイソウの鮮やかな緑で、目をリフレッシュさせる。
     
バイケイソウ
 しか~し、アケボノツツジのトンネルは、まだ工事中らしく未開通のまま
おいおい、遠路訪ねてきたのに・・・トンネルの開通は、今週末のようです。
     
     
一気に意気消沈してしまうも、最終峰の兜巾岳へと向かう。
兜巾着岳へ向かう途中、隣の芝生に目をやると、何とも綺麗な花飾り
名もない岩峰のようだが、アケボノツツジノ大群落地となっていた。
     
嘉納谷を挟んだ岩峰のアケボノツツジ
 隣の芝を恨めし気に見ながらも、兜巾岳の頂に到着する。
この一帯のアケボノツツジも咲き始めの様子で、見ごろは今週末か

、兜巾岳から最後の望みを託して、大吹鉱山の登山口へと駆け降りる。
林道が見えてくると、山芍薬の群生地となり、期待通りに一面の花盛り
と書きたかったが、世の中そんなに甘くはなく、花の姿は見えなかった。

 林道に下り、諦めつつも一縷の望みを託して、林道からガレ場を下る。
おっ、探してみるものですねッ
      
あえました。会えました。山芍薬さんに逢えましたよ♪

      
2日間の行程図です。
コメント (4)
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