誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

キレンゲショウマ情報

2009-08-24 20:13:53 | 花たち
 キレンゲショウマ鑑賞行き
 
 2009/08/23(Sun)-HK・HI・Yamahiro

 行縢山のササユリ・祖母山のオオヤマレンゲと案内の約束が果たせず
やっと、キレンゲショウマの鑑賞案内が実現した。

 天候や鹿の食害で、キレンゲショウマに逢えるか危惧しながらも、キレンゲショウマの
自生地である白岩山に車を走らせた。
白岩山のごぼう畑登山口まで残り200mに迫った時、見覚えのある後姿が目に入る
車を止め声を掛けると、鹿の食害防止ネット補修中の秋元氏等だった。
鹿の様子を伺うと、最近の鹿はネットを食い破って侵入するので手を焼いていると・・
お仕事熱心なHK女史が取材している間に、ご機嫌斜めなyamahiro車を道脇に止める。

 小鳥の囀りを聞きながら、キレンゲショウマの保護地へと入って行く
あった。咲いているよ~、黄色いキレンゲショウマが今年も咲いていてくれた♪
沢山のキレンゲショウマ
           
 長さ3cmほどの、5弁の花びらを持つ真黄色の花

花の最盛期は過ぎていたようだが、まだ沢山の蕾があるから今週末までは鑑賞可能だ
 気がかりな個体数は、上部の方は幾分少なくなっているように感じたが、
沢の下部の方は個体数が増えている様に見えた。
沢全体をキレンゲショウマで埋め尽くして欲しいが、いまは食害から守り,
鑑賞する人も
ネットの出入り口をきちんと閉めるなど、愛情を持って見守って欲しいと思う。
この希少植物になりつつあるキレンゲショウマを子や孫に受け継ぐ為にも・・・

 食害の悲劇を目に
向坂山から杉ヶ越峠に向かう時、一足早く紅葉を始めたかのような楓に出会う。
近寄ってみると、木の枝が垂れるほど種子を付けている。
幹の周りを見ると、ぐるりと皮が剥がれて(鹿に食べられて)しまっていた。

 最後の葉と種子を蓄えた楓           養分を木に送り込んだ葉 
 この楓は、今年が最後と解っていて出来る限り沢山の花を咲かせて種子を付けたのであろう
そして、少ない水分を種子に分けるべく最小限の葉を残し、自身の養分を木に送り込んで
落葉を始めたのだろう。
地面に落ちた葉や紅葉(葉に養分が無くなる?)して、落ちる寸前の葉を見ると
植物と言えど悲しいものがあった。
たぶんこの楓は、来春緑の葉を付けることは無いだろう --;

 
 白岩岩峰で保護活動中の秋元氏一行とMRT木佐貫ひとみパーソナリティ
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I'm Tired

2009-08-23 21:22:19 | 出来事
  遊びつかれて、本日の剣岳Blogはお休みしまぁ~す。 --;

  土曜日の川遊びでした。
 ストレスなのか?胃腸に異変が起きたので、何も考えず谷川で泳ぎまくりでした。
 考えなく、お日様に背を向けていたので、背中は真っ赤に燃えて少々痛い!

 本日は、MRTラジオのキャスターさんと、キレンゲショウマの鑑賞でした。
 取材を受けて、シドロモドロに答えを返すのが精一杯だった。
 テレビでなくて良かった!!
 慣れない、場違いな事をすると疲れますね ハイ 

 キレンゲショウマなどの花達は、後日紹介しますね。 
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剣岳2999m・・・Ver-4

2009-08-22 19:36:04 | 山歩き
≪ 3日目:8/14Fryー後半 ≫

 剣山荘に戻ると、預けておいた荷物をザックに押し込む
濡れた衣服と合羽が、更に後半に向けての水が、ザックに圧し掛かる
予定通りに『クロユリノコル』に向かうと、10分ほどで一服剣への稜線鞍部(クロユリのコル)である。
鞍部から剣御前へのルートを探すも、それらしき稜線へ延びる登山道が見付からない
どこかに分岐があるだろうと安易に別山乗越へ繋がるルートを歩くと、昨日の雨中のルートにぶつかる
  
             泣きながら剣御前の雪渓をトラバース
なんてこったぁ~~~
山小屋でルートを確認すると、剣御前~クロユリノコル間が崩壊して、今は廃道となっているとの事
事前調査不足を嘆いても後の祭りだった。

疲れが見え始めた相棒さんらを小屋で休ませる間、剣御前に登る事にする
最高ピーク点までは、10分足らずで駆け上がると、剣岳にも劣らない展望が望め
更に2つほどのピークを乗り越えると、三角点のある剣御前山頂に至る
山頂からは手を伸ばせば届きそうなほど目の前に、雄大な剣岳が聳える
              

日本海側に目を転じると、富山湾がかすかに見えていた(能登は見えず)
山頂の証拠写真を撮って剣御前小屋に戻ると、相棒さん一行が元気を回復♪

 この天気にこのままでは勿体無いと、14:10別山に向かうこととなった
小屋からジグザグに登ると15分ほどで、祠のある別山南峰に到着し、更に進むと
別山本峰を経て、最高峰である別山北峰に到着、北峰は20名ほどのツアー者で溢れていた
ここから眺める剣岳も見事な勇姿である。
            

 さて、これからどうしましょう?
真砂岳や立山3山が、おいでおいでと誘っているが、時間的には真砂岳が精一杯か?
             
真砂岳に向かったものの、眺めるのと実際歩くのではとんでもない!
別山から只管下りが続き最後は有無を言わせぬ登り返しが待っている。
 全員揃っての真砂岳登頂が怪しくなった所で別行動をとる事にして、余力組は走った。
真砂岳山頂に着いたのが15:40を指していた。
               

後続のメンバーに真砂岳から剣御前小屋への引き返しを指示して、富士の折立に向かう(片道30分と読む)
この30分の読みが誤りだった、剣岳を登り剣御前に登り、別山から真砂岳を歩いた足には堪えた。
やっとの思いで富士の折立に到着した時、時計は16:15を指しており、帰りの時間も気になった
              

   
 眼下に見えた黒部ダム                  心引かれる目先の大汝山
しかし、yamahiroの貪欲な根性は、まだ先の大汝山を見据えていた・・・・・
『ヨシ!大汝山まで行こう』と歩き出した途端だった、左足の脹脛がピクリ!
えっ、2歩歩いてまたもピクリ!、慌ててミネラルtろブドウ糖を補給する。
大汝山まで残り250m、悔しいけどこれ以上は無茶と判断して引き返すことに・・・
急いで帰らなければと言う気持ちと、万が一転倒から斜面を滑落したらとの気持ちが交差する中
夢中で富士の折立を駆け下りて、真砂岳はトラバースルートを抜ける。
行き交う登山者は殆どいなくなっていた。
息絶え絶えで別山本峰に戻った時は、ホッと安堵の胸を撫で下ろす。
別山本峯から剣御前小屋までは、呼吸を整えながらメンバーの元に戻る17:20
小屋脇の登山道入り口で、笑顔で迎えてくれたメンバーを見た時は涙が出そうだった。
後で聞いたが、負けん気の強いyamahiroは雄山まで行くかも知れないから帰りは
18:30過ぎるだろうとみんなで話し合っていたと・・・(スミマセンでした)

 お詫びに、夕食後の腹ごなしに皆さんの剣御前登頂にお付き合いさせていただきました。
日本海(雲海だが)に沈む夕日を剣御前から眺めるのも、感懐深いものがあった
  
 
 明日はゆ~っくりと、奥大日岳とみくりが池周辺の散策
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剣岳2999m・・・Ver-3

2009-08-21 20:04:31 | 山歩き
≪ 3日目:8/14Fryー前半 ≫

計画:剣山荘(4:30)~一服剣~前剣(朝食)~平蔵のコル~カニノタテバイ~剣岳山頂~カニノヨコバイ~剣山荘(昼食)~
    クリユリのコル~剣御前~別山乗越~剣御前小屋(小屋泊)
実際:剣山荘(4:30)~一服剣~前剣(朝食)~平蔵のコル~カニノタテバイ~剣岳山頂~カニノヨコバイ~剣山荘(昼食)~
    クリユリのコル~---~別山乗越(剣御前小屋)~剣御前岳~別山(南峰・本峰・北峰)~真砂岳~
    富士ノ折立~別山乗越~剣御前岳~剣御前小屋(小屋泊) *訳ありで剣御前に2度登る

 夜中に何度も目が覚めて、窓の外をのぞく
AM2:00星が出ていた。AM3:00雲の中に半月で霧雨が降っていた。AM:4:00窓を叩く強い雨
AM:4:00の時点で、様子を見て出発しましょうと、頭から布団を被る(外を見るのが嫌で・・・)
三鷹氏が布団を叩いて、yamahiroを起こす(雨が上がって晴れているよ~♪)
布団から飛び起きて外を見ると、薄明けに山の稜線もくっきりし、信じられない快晴の予感
一気に剣山荘が活気ついて、次々に出発して行く
我々も最小限の荷物に纏めて、AM6:00丁度に剣岳に向かった。
               
              右奥のピークが一服剣    
 昨日の雨が嘘のような天気に、気分は最高の登山モードである
振り返って尾根を見上げると、剣御前が、別山の峰々が後押し、右の雲海を目をやると
鹿島槍ヶ岳の双耳の秀峰が天を突き刺すかのごとく聳えている
  左から別山~別山乗越~剣御前               雲海の鹿島槍と来光
一服剣までは登山道いっぱいに咲き誇る花と、ご来光を迎えようとする雲海の鹿島槍を愉しむ
AM6:20一服剣到着、証拠写真のみで前剣に向かう。
一服剣~前剣でも、幾度となく鎖場が現れ、足を踏み外せば奈落の底へ直行と言う場面がしばしば
 険しい岩場を超え、鎖を握り締めて前剣に到着し、お昼として戴いたお弁当を朝食にする。
しっかり食べて、しっかりと休んで、楽しい剣岳登山になることを願う。
            
           ここまでも険しい前剣
15分ほど休んで、先人達の後を追う様に歩き出す
平蔵のコルで8人ほどの塊が出来た、ベテランらしき言葉吸い寄せられて左に進むと梯子が
ここが、カニノタテバイ? じゃ~カニノヨコバイは? と訪ねると、カニノヨコバイは右側と仰る
yamahiroの下調べでは、右が登りのカニノタテバイ、左が下りのカニノヨコバイだったが・・・
1人、2人と梯子を上って行くと、『ここは下りのカニノヨコバイだよ~』と上部から声が飛んできた
山では半信半疑のままの行動は絶対に止め様と再認識した時でもあった。
 改めて『カニノタケバイ』に挑む、想像したほどの怖さや難しさは感じなかったが
腕力の弱い女性や身体の小さい子供にはかなり堪える難所となるであろう
  

カニノタテバイからおよそ20分ほどで、憧れの剣岳山頂に登頂である。
山頂の祠に頭を垂れ、山頂三角点に登頂のタッチをした時、AM7:30を指していた
剣山荘からの所要時間:2時間30分だった。
            
            剣岳山頂でご満悦
   
 立山連峰、別山越しに槍ヶ岳            雲海に浮かぶ鹿島の峰  

 剣岳山頂からの眺めは文句なしの最高だった 
続々と登頂してくる登山者と俄か友達となり、山地図を広げて北Alpsの峰々を確認する
日本一の富士の高嶺は見えなったが、槍ヶ岳・水晶岳・鹿島槍ヶ岳・唐沢岳・更に白馬岳
また、遠くの秀峰だけでなく、目の前の剣御前や別山北峰~南峰の稜線と立山連峰
見飽きる事のない、剣岳からの景観を瞼に焼き付ける
また、この時点では目の前の八ツ峰チンネからの滑落事故が起きようとは考えも及ばなかった

 山頂で35分を遊び、剣山荘を目指して下山を開始する。
人気の名山で天候に恵まれたとあって、次々に登ってくる登山者と譲り合って下る
噂の『カニノヨコバイ』は如何なるものか、怖いもの見たさに心がときめく
カニノタテバイは、足元が見えないので鎖をしっかり握って・・・と聴いていたが
岩場に慣れた人なら、それほど苦になる事はないだろう
  
 足を延ばしてぇ~と激を飛ばす            慎重に下る
ただ、カニノタテバイ同様、女性にとっては難所である事に間違いはなさそうだ
登りのときと同じような慎重さと緊張感のもと、山頂から1時間45分を費やして剣山荘に戻り、後半へ再スタートする。
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剣岳2999m・・・Ver-2

2009-08-20 18:51:56 | 山歩き
≪ 2日目:8/13Thu ≫

計画: 8/13:(高速Bus)~立山アルペンルート~室堂BT~一の越~雄山~大汝山~富士の折立~別山乗越~剣山荘(小屋泊)
実際: 8/13:新大阪~(高速Bus)~立山アルペンルート~室堂BT~地獄谷~雷鳥沢~別山乗越~剣山荘(小屋泊)

AM6:35、高速Busは立山アルペンルートのゲートに到着した。
            
        AM7:00開門のアルペンルートのゲート
開門までの時間、縮み込めていた身体を伸ばすと節々が痛い --;
お空の具合はどうかと言うと、どんよりしていて見上げたくなかった
ゲートを通過するとBusは、アルペンルートをジグザグにどんどん高度を上げる。
称名滝(落差350m)では、親切なBusの運転手さんが車を停めて遠望させてくれた。
この頃からか、行く手の山々が白いベールを纏い始め、オマケに天然シャワーが・・・・
AM7:25、室堂BTに到着するが、Gasで何処が何処なのか全く判らない
やっと階段を登り、Terminal内部に辿りつき、登山者で混雑している片隅で朝食を摂る。
   
 この後登山者で溢れた室堂BT               気圧が低くパンパンに膨らむ
朝食を取りながら、相棒さんにルート変更を打診する。
一の越から立山連峰ルートは展望も望めない事だし、雨の中安全第一で行きましょうと
室堂BT→雷鳥沢→別山乗越→剣山荘に直行とする。
室堂BTを右往左往しながら、やっと3Fから登山道になっている事を知る。
案内板を見据えて、ルートを刻み込む
           
           ちゃんとルートを刻み込む
みくりが池に進み、地獄谷を経て、立山連峰ロッジを左に見ながら雷鳥沢キャンプ場を抜ける。
同行させてくださいと仰る男性も一緒になり、雷鳥沢を渡ると分岐点に出合う。
大日岳の分岐から別山乗越までは、登り一辺倒になっていた。
  
  雨中のテントも厳しかったでしょうね            合羽を着込んで重たいザックと供に
 視界の悪い中先発者を追い越し、次々と下山してくる人達と狭い登山道を譲り合う
2500m辺りから傾斜がきつくなり、ザックの重さが身体に響いてくる
容赦なく吹き付ける雨が風を伴ってきて、激しさを増してくる
登山道の傍らには立山特有の花も見かけたが、カメラを取り出す気力も失せていた
一瞬風が止んで顔を上げた先に、嬉しい光景の剣御前小屋が目に入る
小屋の入り口にザックを放り投げて、小屋の中に飛び込んだ
翌日の宿泊予約を確認しながら、休憩室を借りて一休みする。

 何時までもぬるま湯に浸ってもいられず、重い腰を上げて剣山荘に歩き出す
気がついてみると我々の前後に登山者の姿が見えない
視界が浅いため登山道の確認が出来ない、目を見開き岩に記された目印を拾う
剣御前小屋から5分ほどで最初の雪渓が現れたが、急に登山道が見えなくなり右往左往
やっと、6mほど下部の雪渓に踏み込んだ足跡を見つけ、恐る恐る雪渓に足を踏み入れた
この後も10m~25mの雪渓が4箇所あったが、何れの雪渓も傾斜があり慎重にトラバースした
  
 おいおい!雪渓かよ (--;)               慎重に雪渓に踏み込む
 最初の雷鳥の出現は、鳴き声は聞こえたが見渡す限り白い靄で姿を見つけられず
2度目の雷鳥のお出ましでやっと、それらしき姿を目できた。
            
           雷鳥もガスに霞んで見えない
雷鳥さんとお別れして更に高度を下げていくと、湿原の池があり登山道が分岐していた
一瞬頭が真っ白になった!
暫らく立ち止まって、辺りを見渡していくと、なんと10mほど先に『剣山荘』が建っていた
我先にと剣山荘にだれ込んだのは、AM10:55を指していた。
短い行程ながら長~い1日、心底疲れた今日の日だった。

剣小屋の様子及び小屋到着から翌日の出発までの出来事(ハプニング)は
最終偏で紹介する事としましょう ^。^
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