誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

雲仙を歩く Ver-1

2009-08-07 19:47:52 | 山歩き
妙見岳(1333m)~国見岳(1347m)~普賢岳(1459m)の周回
アクセス:延岡~(R218)~熊本港~(九商フェリー)~島原港~(R57)~池ノ原~野岳登山口

 AM7:00熊本港出向のフェリーから眺める普賢岳の山頂はガスに煙っていた。
朝が早いから『朝もやだよ!日が昇ればきっと、は・れ・て・く・れ・る♪』と、自分に言い聞かせる
島原港からR57を雲仙に向かう、今回は仁田峠の有料道路(770)は使わず池ノ原に向かった。
矢岳登山駐車場の次が野岳登山駐車場そして、妙見岳登山駐車場と、綺麗に整備された登山口駐車場だ
(舗装されて、トイレやベンチまで設置されていた。)
  
           
   野岳登山口             仁田峠から妙見岳           
 駐車場奥から延びている自然歩道が、仁田峠に続く登山道で、ハイキング気分で歩くと30分ほどで峠に着く
この自然歩道は、木立の中で風がなく蒸し暑く閉口する、唯一『ヤマホトトギスの花』が癒やしてくれた。
仁田峠の広い駐車場は、ガラ~ンとしていた(有料道路の通行が、AM8:00~のためだろう?)

 ガスに包まれた妙見岳を恨めしく眺めながらロープウェー脇の登山道を登る()
まだ誰も登っていないようで、登山道に這い出した『ホタルブクロ』の露が足を濡らす。
仁田峠を発って25分でロープウェー駅に到着、見上げるとガスに煙る展望台に人影が見えた。
白いキャンパスを目指して展望台へ・・・・(白煙を猛々と噴き上げる平成新山を想像した ^。-)
展望台を後に足早に妙見神社神社に向かうと、朽ち落ちそうな鳥居の奥から読経が・・・
神社では1人の男性が一心不乱に祈りを捧げており、近寄りがたい雰囲気が漂う
足音を忍ばせて、神社の右脇の登山道を登ると方位盤のある山頂に到着する。
ガスに泣かされながら、往路を神社まで戻り、神社の左脇の周回路へと向かった。
 
         
 
 数年前の記憶を辿りながら、蒸し暑い縦走路を淡々と歩く
天候さえ良ければ、見えるはずの素晴らしい景観がチラホラと蘇ってくる
九千部からの登山道と合流すると間もなく、国見岳/普賢岳の分岐に到着する
分岐では、心の悪魔が『ザックをデポして楽しろ!』と囁き掛けてきた。
一時、頷きかけたが、何の役にも立たない『yamahiroの意地』がザックを降ろさなかった。
急登を登り、ザイルの岩場をよじ登ると、岩峰の国見岳山頂に到着
360度パノラマ展望だがここも四方ガスの海、妙見岳や普賢岳方向から声がすれど何も見えず

           

 再び分岐に戻り、最終の山である普賢岳に向かう
国見岳からの下りには閉口する、急坂に設置された木の階段が延々と続いている
もちろん、足を踏み外せば、数mは転げ落ちるであろう・・・・・
普賢岳へのアクセスポイントの『紅葉茶屋』に到着すると、普賢岳から降りてくる一行に会う
『山頂はガスで、何にも見えないよ~』と、死者に鞭打つ励ましの声が飛んできた
顔で笑いながらアカンベーする ^。-
急登の登山道の石を踏みつけ、張り出した木の根っこを掴んで登る。
山頂直下の祠に到着()、展望が望めない山頂は後回しに秩父宮記念碑に向かう。
山頂に歩イヤハヤ困ったぁ~)
英語日本語ごちゃ混ぜと身振り手振りから、『ここでもう少し様子を見ていたらガスが晴れるか?』
と言っているようだったので、No fine and begin rainと単語を並べた・・・・・・
 ようやく普賢岳の山頂に到着
1枚くらい、証拠写真を撮らなくちゃと、ガスを背景にナイスショット♪

        

かすかな期待も虚しく、ガスの晴れる気配もないので、早々に下山を開始する
途中、15名ほどの団体さんに出会う、やはり人気の山なのだろう。
紅葉茶屋からロープウェーまでの道のりは、どうにも面白みがない
以前は少しばかりの白骨樹林が、ガスのベールを纏って幻想の世界を作ってくれたが
この頃は白骨樹林も、登山道への倒木を懸念されてか切り倒されてなくなっている。

      

独り言にも疲れた頃、仁田峠のロープウェー発着所に到着
なんと、普賢岳を振り返ると、ガスの切れ間に普賢岳と平成新山が聳えていた
う~~ん、残念!
この次は『ミヤマキリシマ』咲き乱れる頃にリベンジ登山決め、周回縦走に幕を引く

この後、野岳へ つづく
コメント
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