誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

佐渡ケ窪のマンサク慰問

2014-03-13 19:51:57 | 山歩き
 佐渡ケ窪のマンサク慰問

 沢水の展望台駐車場を出発して、朽網分から鍋割坂・鍋割峠を経て佐渡ケ窪へ
このルート、駐車場から朽網分までのコンクリートと階段のアップダウンには閉口だ
       
       
約20分を費やして、千本桜の名所になった『朽網分』に到着する。
       
くたみ分
 佐渡ケ窪の往復ならたっぷり時間があるし、ゆ~っくり歩くことにする。
傾斜の緩い杉林を登っていくと、昨日の赤川~久住山と同じく残雪が待つ
       
またしても雪道だ~
 杉林を抜けて、自然林へと変わると、登山道の傾斜が一気にきつくなってくる。
雪と落ち葉とザレに足を取られながら、ジグザグに登っていく
ふっと頭を上げると、高い梢にマンサクの花がチラホラ見えている。
悲しいかな、私の背丈じゃ届きませんよ~(涙;)
 そうこうしていると、1本だけたったの1本だけ、目の高さに花を咲かせたマンサクが
やったね♪、ここで撮影しなきゃどこで撮影する!と、俄かカメラマンが登場した。
       
 俄かカメラマンの作品です。
 十分とまでは言えないも、マンサクの匂いを嗅いで鍋割坂を登っていく。
首から上が割れて無くなった『石仏像』と状態良好な『石仏像』を見て鍋割峠へ、
       
       
       
 2体の石像
 鍋割峠に着くと、今までの穏やかさが打って変って極寒の寒さに変わる。
登山道に残ったたくさんの雪が、峠を吹き抜ける風をより冷たくしているようだった。
       
 峠の雪
 峠から佐渡ヶ窪への下りは、やや厄介で足の置き場を慎重に選んで下る。
登山道脇にあるマンサクの木々は、空を閉ざしたかのように花芽も固い
う~ん、まだこのマンサクが開花するのは、後10日ほど先になるだろうな
  
 佐渡ヶ窪に飛び出す、夏に壊れていた木道が立派に整備されていて有り難い。
いつもなら、佐渡ヶ窪から大船山への尾根に咲き誇るマンサクも咲き始めたばかり

 銘木を誇っていたマンサクに着く、立ち枯れの黒ずんだ無残な姿になっていた。
が、驚いたことに、微かに息をしている一枝があり、いく粒かの蕾をつけていた。
また、種保存遺伝のなせる業か、マンサクが種子をつけた名残が残されていた。
       
枯れたマンサク
一昨年の白口岳ほ崩壊で気根が埋まって、枯れちゃいました。
      
生命力
      
種保存の業
 自然の生命力に感心していると、2人のご婦人方が来られたが枯れ木?は無視だった。
生きていてこそ注目は、人間の世界も植物の世界も同じのようである。
銘木を弔い、引き揚げようとした時、一人の男性登山者と出会い嬉しい情報も入手
一緒に奥に残るマンサクを愛で(開花始め、見ごろは来週か?)、暫しの間山談議に耽る。
     
     
     
登山道から外れた奥のマンサク
 一番嬉しい情報は、佐渡ヶ窪から分水嶺を通っての鉢窪(立中山)ルートの存在
そして、同じく佐渡ヶ窪から大船山南尾根に合流するルートの存在を確認できた事。
清水山から道無き道とドリーネから藪を漕いでの、大船山頂へ強引に登った話
まさか、同じことをやった人に会うとは、夢にも思わずお互い声をあげて笑った。
また、どこかで会えるといいな♪

 到着した時は、誰もいなくて静かだった佐渡ヶ窪も次々に登山者が到着して賑わう。
我々は、銘木のマンサクにも逢ったし、往路を下山して沢水展望所へ下ることにする。
鍋割峠を下り始めると、まだ早い時間だったためか、次から次に登ってくる登山者に会う。
みなさんのお目当ては、佐渡ケ窪のマンサクだろうが、枯れ木を見てがっかりかな!
      
こんな面白いキノコを目にしながら、沢水の展望台駐車場に戻り、帰路に就いた。

 帰途、山仲間で花博士?のSさんに遭遇、彼もまた久住の花愛での旅だったらしい
花情報を交換後、宮崎市と延岡市へと引き上げていった。

 来週は、ユキワリイチゲの花鑑賞&平治の東尾根直登を再企画します。
佐渡ヶ窪~分水嶺(立中山)や佐渡ヶ窪~大船山南尾根も惹かれるなぁ~
一緒に行きませんかぁ -m(^。^)m-
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雲隠れ?”ユキワリイチゲ”

2014-03-12 21:15:13 | 出来事
 雲隠れ?”ユキワリイチゲ”

 ある作者のHPに、男池のユキワリイチゲ3分咲きが掲載されていた。
HP作者の訪問から1週間、”ユキワリイチゲ”に逢えることだけを考えて男池へ

 計画では、前日は”マンサク鑑賞”し、翌朝早く出発して、未踏の平治岳東尾根
東尾根から本峰・南峰・大戸越で、お昼過ぎに『ユキワリイチゲの花畑』
≪捕らぬ狸の皮算用≫とはこのことか、久住山で思わぬ雪を目にして暗雲漂う。
久住山を降りて、男池へと車を向かわせると、残雪いっぱいの黒岳と大船山だった。

 野営地の男池の駐車場は、空っぽだしおいちゃんの家も閉店、事務所も閉鎖・・・
当てにしていたお水も貰えず、湧水汲みに男池へ雪の散策路を入っていく

 なんと、そこで目にしたものは、信じがたい光景だった。
確かに今年は、各地で豪雪のニュースが流れていたが、男池も只ならぬ被害が
ケヤキの大木も一部の枝が折れて、目お背けたくなる無残な姿になっていた。
       

       
無残な男池
       
      キリンの木は無事でした。
       
      ケヤキの大木もダメージを受けていた。
 これじゃ~ユキワリイチゲも、雪に閉ざされてお目にかかれるはずもないなぁ~
歩き回って、雪に隠れた花を踏んでは可哀そうだしと、涙で花鑑賞を断念する。
思えば、男池の”ユキワリイチゲ”、一発の訪問で満足に鑑賞したことがない
***相棒さん曰く、『慌てん坊なんだよ!、人より先に見たがるからぁ~』・・・
確かにそうなんだよなぁ~、でも咲き始めの旬の花を見たいんだよな~

 仕方なく、湧水だけを汲んで駐車場に戻る。
さてと、明日の予定が真っ白になった、この後どうしましょう
男池に野営しても意味なし、かと言って、帰るとなると帰着は、21時を回るよな・・・・・

 取敢えず、車首を南に向けて走り出すも、遠路馳せた久住とおさらばはもったいなぁ~い
無い知恵を絞って出した答えは、道の駅長湯温泉に野営して翌日は佐渡ケ窪~
00:00-長湯温泉につき、やっと夜食と酒の肴を作って、おいしいビールで喉を潤した。
明日は、お礼の慰問、早寝早起きで、挨拶に行かなくちゃ~
オヤスミ^~♪zzzzzzzzzzz
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久住16座を達成をサポート♪

2014-03-11 20:13:18 | 山歩き
 久住16座を達成をサポート♪

 赤川から、久住山に登り、そして未踏峰の『肥前ヶ城』へ登る。
肥前ヶ城は人気高い久住の中にありながら、いまいちの人気である。
私自身も、2日間で久住20座歩きした時(2005/09)以来、2度目の登頂である。
 西千里浜から肥前ヶ城の前峰に向かって、雪で閉ざされた不明瞭な道を進む
アイスバーン化した残雪が滑り、尾根までの数十メートルにも苦戦を強いられた。
     
脚を取られ、尻餅ならぬ四つん這い
 やっと、全峰の尾根に這い上がると、目の前に『おっぱい岩』が現れる。
そうです、この岩を肥前ヶ城の山頂と思って登ってきた人も多いんですよね
私も、この岩を目指して登り、全く思い違いをした経験者の一人です。
     
おっぱい岩、
     
思わず、チュッ
     
初登頂前に、バンザア~イ♪
 草原の大岩と別れ、前峰の最高点に立つと、西千里浜入り口ルートと合流
合流点から一旦下るが、狭い登山道の固まりかけた残雪が凸凹になっていて
登り以上に歩き難く、相棒さんのヨタヨタ歩きを見て思わず吹き出しそうだった。
     
ヨタヨタ歩き
 前峰と本峰の鞍部から、肥前ヶ城のプレートが見えてくる。
ホラッ もうちょいで、久住山16座の達成ですよと後押しする。
2014/03/08,12:15-asariさん、登山を始めて、3年5ヶ月で久住16座を達成。
おめでとうです。素晴らしい雪景色の久住山がお祝いしてくれてますね。
     
   
     
肥前ヶ城でasariさん
 貸切の肥前ヶ城、ちょい遅くなりましたが、恒例の山食でランチとします。
フライパンを持参して、おにぎりラーメン定食に焼き肉付のバージョンアップです。
絶景の雪景色の山に囲まれてのランチ、これ以上を望んだら罰当たりモンです。
     
yamahiroシェフ
     
焼き肉ランチ
     
料理の材料にはならなかった”エビの尻尾”
 12:50-ランチを終えると、最終峰の扇ヶ鼻に登って、赤川に下ることにする。
本峰の頂から全峰の分岐点へ、分岐から西千里浜の入り口へは、超面白かった。
ガチガチの雪面でキックステップも歯が立たず、しかも結構な傾斜で俄か滑り台♪
なんど、100mにも満たない下りで、なんど悲鳴を聞いただろうか?
     
10指では足りない悲鳴を上げる。
 肥前ヶ城から本道に下ると、後は楽チン歩きと思っていたのだが、そうは問屋が降ろさず
アイスバーンの残雪と、泥沼状態の雪解け道が交互に現れて、意気消沈(--;)
やっとの思いで、扇ヶ鼻に辿りついた時は、想定外の00:00を指していた。
それでも、お決まりの証拠写真を撮影して、雪景色の久住山を瞼に焼き付ける。
     
扇ヶ鼻
     
     湧蓋山がかすんでいます
 扇ヶ鼻から、赤川登山口まで一気に下りましょう。
じゃなかった。久住山は、やっぱり苦渋or苦汁山だった。(--;)
狭い凸凹の登山道、露岩にアイスバーン&溶けかかりで泥沼化した黒土の連続
     
泣きたくて、扇ヶ鼻を見返る。
悪路は中々、我々を解放してくれず、泣きで久山住/扇ヶ鼻の分岐に戻る。
分岐に降り立ったとき、膝から下は、黒土と靴・パッツの境も解らないほどだった。
14:40-無事赤川登山口に帰着、”マンサク”も鑑賞出来たし、想定外の雪景色に感動
苦渋16座の達成と、今回は十分満足できる登山が出来た。 かな?
     
オマケ、久住は野焼の最中でした。
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赤川から”マンサク”・・・久住山

2014-03-10 21:10:06 | 山歩き
 赤川から”マンサク”・・・久住山

 佐渡ヶ窪の名物万作が命尽きて悲しいですね。
どこのマンサクを鑑賞しようかと考えたあげく、赤川から久住へと向かった。
3月も第2週目に入ったと高を括って、軽装備で出かけたが山は雪だった。
     
久住町から久住山を見上げる。
 9:30-赤川の登山口、マンサクの花に思いを馳せて出発する。
下山してくる扇ヶ鼻ルート分岐から、丸木橋を渡渉して赤川温泉の源泉地
     

     
登山分岐 と 渡渉(水がとても綺麗でした。)
 早速、遠巻きながら、赤川の”マンサク”が出迎えてくれました。
いいねいいねぇ~♪、思いのマンサクさんに逢えましたよ~♪
     
     
     
赤川のマンサクです。
 ”マンサク”のお花愛でを終えると、本日の第1峰の久住山へと登ります。
牧ノ戸ルートがメインになっても、しっかり整備されたルートである。
最近階段が増えて、久住ルート改め『苦渋ルート』と呼んでも良さそうである。
     
階段のルート
 10:30-階段と雑木林を抜ける草原の肩に出ると、真っ青な空に久住山の雄姿がくっきり
久住を見上げながら、吹き出る汗を拭きつつ、今行くから、待っててねぇ~
     
久住山を見上げる。
 登山道は急に狭くなり、所々に露岩が飛び出す急傾斜の登りが始まる。
オマケにこの辺りから、凍結した残雪があり、登るスピードが極端に落ちる。
11:00-小藪から抜け出すと、目の前の稲星山の樹氷がキラキラと輝きを放っている。
     
隣の芝ばかりが綺麗じゃなかった、ふと足元に目を移すと、これでもかと樹氷の華
      
      
       
 樹氷&樹氷
 11:20-目の前に久住の頂に登山者の姿が見え始めてくる。
歩く足の力が蘇り、テンポよく残雪を踏んで、一気に山頂へと駆け上がった。

 11:25久住山の山頂に到着、素晴らしい景色に声が出ませ~~ん
     
ん? 絶景に興奮気味なのは、我々だけのようだ!
そっかぁ~北面からの登山者は、この絶景を見ながら登って来たんだ!
山頂で初めて目にする我々と違って、もう興奮は覚めてしまっていたようだった。
とは言え、お互いにシャッター交換で、素晴らしい景色に記念撮影する。
     
久住山頂で思い出のツーショット(^。-)
 11:35-立ち去り難い気持ちを抑え、どうしても目的に向かって出発する。
久住山の頂から凍結した道をへっぴり腰で、避難小屋へと向かって下る。
足元に注意を払っていても、目の前の天狗ヶ城や星生山に目が惹き付けられる。    
 久住別れから避難小屋まで下り、さらに西千里浜へと向かう。
ふと振り向くと、まるでこの後の事を前祝しているかのような久住山だった。

     
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大分の低山、”仙崎山412m”

2014-03-04 20:17:33 | 山歩き
 大分の低山、”仙崎山412m”

 蒲江町に用事があり、序とは失礼だが、”仙崎山”に登ることにした。
国道388から県道608へ入り、中河原地区で仙崎つつじ公園の案内板から右折
民家のわきを抜けると、車1台がやっとの細い道路が続いていてた。

所々の離合場所を確認しながら登っていくと、タイミング悪く軽トラが下って来た。
ガードレールがなく、のろのろバックすると、警笛1発で右側をスイーと抜けて行った。(--;)
 民家から約3kmで、日向灘を一望できる『仙崎つつじ公園』に到着する。

定置網の魚網設置の形状を見ることができた。
仙崎山へは、公園の左奥にある歩道橋を渡って登るようになっていた。

歩道橋
 歩道橋を渡ると偽木階段が施され、ハイキングコース並みになっていた。
 公園から5分ほど登った最初のピークに、山には無粋な円形状コンクリートの残物が・・・
コンクリートの残物は、3つ残っていて、後で『砲台跡』と解った。
最初の砲台跡は、素晴らしい展望があり、元猿山や高平山・背平山が望めた。

第一砲台跡

 砲台跡を過ぎると、やや鬱蒼とした登山道になるが、偽木階段でよく整備されていた。

偽木の階段と登山道
傾斜がやや増したとき、左の窪地に入り口が円形で天井が落盤したような物が見えた。
中を覗く気にもならず、遠巻きに見たが、砲台跡があったことから、火薬庫?防空壕?

火薬庫?防空壕?
適当に空想しながら登り、途中石垣が気になり、本道から右に逸れて歩いてみた。
気になった石垣、何かの記録も形状もなくただの石垣で、単なる遠回りしただけに終わる。

石垣
 結局、東側から山頂に登ることになったが、こちら側の偽木の階段は壊れてボロボロ
下手に足を掛けたら、一緒に転げ落ちそうで、滑る斜面を草木を掴んで登ることにする。

朽ちた登山道の階段
 公園から約20分、一番高い所に広場に到着するも、山名標板はなく数奇のベンチだけ
広場の一角の東屋に向かうと、大きな松の木の根元に”仙崎山412m”の名盤があった。

山頂
 仙崎山の山頂は、東屋やベンチなどがありファミリー向きであるが展望は得られない。
東屋の天井を見上げると、巣立った後の大きなスズメ蜂の巣が残っていた。

東屋のスズメ蜂の巣
こんな大きな巣になったって事は、だーれも来なかった?
 下山は往路を辿り、山頂で知った『砲台跡』を見ようと思ったが、雨が落ち始めてヤ~メタ
 仙崎山は、石の多い山で、至る所に石垣が作られていた。

山頂周辺の石

石垣と植林地

懐かしい、ファンタグレープ
***時間が残っていたら、高平山mに登ろうと思っていたが、雨が降り出し中止した。
この次に、老久保山・高平山・愛宕山・背平山等々にチャレンジすることにする。
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