誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

久住ルート探索(ver-3):佐渡ヶ窪~分水嶺~大船山+南尾根下山

2014-03-20 20:32:08 | 山歩き
  久住ルート探索(ver-3):佐渡ヶ窪~分水嶺~鉢窪

 仕上げに、大船山(南尾根ルート出合)を探索すれば目的成就だ。
三叉路からは結構な傾斜のようだったが、何とかいけるだろうとアイゼン無で向かう
なんと、10mも登らずに急登に弾き返されて、アイゼン装着を余儀なくされた。
 急登は激しかった、積雪で滑るのではなく傾斜そのものが立ち上がっていた。
       
ちょっとバランスを崩すと、どこまでも転げそうな按配で、下りに使う気は起きない
一部、ドリーネと思われる場所も、雪に覆われてただの石群にしか見えず。
分岐から20分の苦労の末に到着した展望台、来た者だけが味わえる絶景だった。、
展望台は猫の額の表現がぴったりの狭い場所で、2~3人しか立ません。
  
       
       

       

       
 展望台で絶景を楽しみ昼食をとることにするも、思わしい場所がない
雪を払い除けて、かじかむ手でガスボンベを出してセット、暖かラーメンを作る。
腰を下ろす場所もなく、駅の立喰いそばならぬ立喰いラーメンでお腹を満たす。

 食後は、長い登りで南尾根ルートの合流点を目指して歩き出す。
展望台への登りほど急傾斜はないが、深まる積雪と登山道を塞ぐ霧氷に苦戦
誰が作った?このルート!先週佐渡ヶ窪で偶然知ってしまったのが運のつきか
あまり使われているとは思えないが、踏み分けはしっかりした明瞭なルートだ。
  
 所々には展望の効く場所があって、鉢窪から立中山、白口岳、三股山も望めた。
只管登っては振り返ることを繰り返すうちに、白口岳の後ろに中岳も見えてくる。
大船山は、傾斜の緩やかな距離の長いルートか、急傾斜の短路のどちらかである。
  
 登山道に大きな岩が現れ始めると南尾根ルートとの出合が近くなって来た。
行く手を阻む岩を左に巻いて上がると、待望の南尾根ルートとの出合いだった。
足元の木に、立中山/南尾根朽網分の案内プレートが取り付けられていた。
       
目印の岩
       
案内プレート(三叉路から、○○分昼食含む)
南尾根からの足跡にもアイゼンの爪痕があり、大船山の雪深さを物語っていた。
これで、目指していた探索路は繋がり、今日の山予定は成就したようなものだ。
この後、大船山の山頂へ行くか? 南尾根を下るか逡巡する。
面倒くさがり屋のyamahiro=初めて登る山じゃないし、早く下山してビールでも飲もうよ~
欲張り見栄張りのyamahiro=山屋がここまで登ってきて、山頂の神に挨拶しないなんて・・・

 結局、見栄が勝って山頂へ向かったが、15分程度と目論むも雪と霧氷で遅々として進まず
ガレ場分岐を左に見て、山頂直下に飛び出したときは、先の出合いから25分も経過していた。
みなさん、欲張りと見栄はいけませんね~
とは言え、大船山の山頂に立ち、歩た尾根から鉢窪や立中山や佐渡ヶ窪を目で追うと
25分の追加行程は、得る物の方が多かったかなと、自己満足に浸れるのだった。
     
山頂
     
山頂から、鉢窪・・・佐渡ヶ窪
 山頂滞在は、10分足らずで引き揚げて、南尾根を下ることにする。
一気に分岐に戻りたいが、登りの前傾姿勢と違って下りは垂れ枝が邪魔になる。
     
分岐の下にはロープ場
しかも、頭やザックが木に触れるたびに、溶け始めた霧氷が降り注ぎ襟首から侵入する。
頭に注意が行き過ぎると、今度は溶け出した雪で泥沼になり始めた黒土に狙われる。
標高1500m地点までは、気の抜けない下りの連続でほとんど疲労困憊状態になる。
1500mピーク辺りは、たぶんドリーネが見られるであろうし、シャクナゲの群落地のようだ
     

     
  途中のはさみ岩で
 緩やかな傾斜で脚休めをするも、大岩を通過すると猛烈な下り坂が待っている。
     
朝方の登山者も雪と落ち葉で苦戦したと窺われる痕跡があちこちに残っている。
大袈裟な言い方じゃなく、周りの木々の手助けなくこの下りは無理だろう。

雪と黒土の急坂下りにすっかり手を焼き、鍋割坂ルートの分岐に戻ったときは
大船山山頂から、2時間10分を要していた。
     
分岐
 分岐からは登と同じルートを歩き、朽網分を経由して展望所の駐車場に帰った。

 この次は、南尾根から大船山に登って、ガレ場から鉢窪・分水嶺・佐渡ヶ窪を
頭に描いているが、シャクナゲの蕾も少なかったし、このコース急登は白紙撤回か?
     
地図の緑仙部分が、コースイメージです。
注:この地図は検証されていませんので、参考程度にしてくださいね~
     
  もっとも、点々とテープがあるので、ある程度の山歩きの経験者なら歩けるでしょう。
 
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久住ルート探索(ver-2):佐渡ヶ窪~分水嶺~鉢窪

2014-03-19 19:47:29 | 山歩き
  久住ルート探索(ver-2):佐渡ヶ窪~分水嶺~鉢窪

 先に、沢水から佐渡ヶ窪を通って、分水嶺へのルート入り口は把握できた。
ここからは、以前から気になっていた”分水嶺ルート”の探索である。
***分水嶺ルート=鉢窪⇔佐渡ヶ窪最短ルートを勝手にそう名付けているだけ・・(^。-)
          
 始めは涸れ谷の左岸を緩やかに登るが、涸れ谷を渡ると急登の尾根が待ち受けていた。
          
          
積雪が10cmほどあり、雪の下には落ち葉が隠れているのだろう。
踏ん張っても踏ん張っても、ズルッズルッと滑って、周りの木々に掴まりながらよじ登る。
     
 尾根の左に谷が現れてくると傾斜は緩くなってきて、すっかり冬山となった景色が楽しめる。
          
谷を流れる水の音が聞こえてくるとお楽しみ分水嶺と思っていたが、ルートは右に右に逸れる。
         
***残念ながら、分水嶺と思える位置には行けず --;
 左にのっぺりした立中山が見え隠れし、立中山 (鉢窪)と大船山西尾の分岐が近づいたようだ。
佐渡ヶ窪の取り付から35分経過した時、立派な分岐を示すプレートがあった。
     

          
 分岐を左折して、2年前に見つけられなかった”鉢窪⇒佐渡ヶ窪”の分岐を探し行くことにする。
木の傾きに合わせて体を倒しながら歩き、馬酔木の林を抜けると立中山が正面に見える。
          
う~ん、鉢窪は右手になるがルートは真っ直ぐ延び、取敢えずルートに乗っかって行く事に
やや広い草原の空間に出たとき、足元に先の分岐と同じプレートを見つける。
          
プレート、分岐から07分
 プレートに示す”鉢窪”へは向かわず、取敢えず直進して立中山方向に進んでみる。
時折、生い茂る木でルートが見え難くなるが、山慣れた人なら問題なく歩ける。
以前にガレ場を下り、立中山の裾をトラバースしたのだが、なぜこの分岐を見落としたのか?
何度も何度も、左手に分岐がないか探したのになぁ~
確かに、疲れ気味で時間が押していたせいもあるが、なんだか解せなかった。
立中山に暫く向かい、鉾立峠へのトラバース分岐を確認して、先の分岐プレートに戻る。
         
再び分岐点
 分岐点を左折(立中山から)して鉢窪に向かうと、すぐにブッシュ気味になって歩き難い
注意深く周りを見ると、テープが点々とあり分岐点から僅か3分でポンと鉢窪へ飛び出す。
真正面に大船山を見上げて、ゆっくりと来た道を振り向くと”パッと”記憶の扉が開く
        
   鉢窪からの出口
        
 遂に、大船山からガレ場、分水嶺ルートを佐渡ヶ窪に下るイメージが出来上がった。
鉢窪と別れ、立中山分岐を左に曲がって馬酔木の林を抜けて三叉路に戻る。
        
***佐渡ヶ窪の取り付口から、涸れ谷をトラバースして尾根に登りつくまでと、
  左の谷と別れた後の三叉路までを道標を注意深く見て歩けば迷うことはないでしょう。
        
 地図の赤線部分が、歩いたコースのイメージです。
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久住ルート探索(ver-1):沢水~佐渡ヶ窪

2014-03-18 20:11:23 | 山歩き
 久住ルート探索(ver-1):沢水~佐渡ヶ窪

 先週、男池のユキワリイチゲにそっぽを向かれて尋ねた佐渡ヶ窪へ再訪
今回は、佐渡ヶ窪から未踏となっている、2つのルート探索がメインである。
1つは、佐渡ヶ窪~分水嶺(勝手に ^。-)~鉢窪分岐・鉾立と立中山分岐
もう一つは、佐渡ヶ窪~分水嶺~大船山南尾根出会い~大船山山頂である。

 12日の雨で久住の雪が解けたのを期待して、予定通りに久住へと向かった。
竹田市久住町役場付近、目に映る久住の頂は真っ白に冠雪している。
      
またかよ~、もぷ雪はこりごりだよ~と、愚痴りながらも沢水の展望台へ
 
 展望台を出発して、いやぁ~な遊歩道を数回アップダウンして朽網分
      
朽網分の”天空のさくら”も、再び真冬に戻って固く目を閉じている。
      
山頂だけだろうと高を括っていたが、杉林の中も真っ白に雪が積もっている。
     
 雪上には幾つかの乱れた足跡があり、その足跡を追うように登っていく
      
頭の上の高い梢にはマンサクの黄金色が輝きを強くしていた。
石コロの歩き難い場所の朽木にゴルフのピン?
一丁、打ってみるかぁ~と、ピンにボールをセットしてナイスショットを披露
 
 このおふざけが、山の神の逆鱗に触れ、カメラの液晶を破損(泣;)
これからこの坂を”鍋割坂” ⇒ ”液晶破損坂”と呼ぶことにしよう

 ショックを引きずりながら、鍋割坂を越えて佐渡ヶ窪へと歩く
大船山の南尾根ルート分岐に着くと、数個の足跡は南尾根へと逸れていた。

足跡のない雪道を登って、佐渡ヶ窪に飛び出す。
素敵~♪と叫びたくなる光景で、カメラの破損も忘れて立ち尽くす。
     
雪山歩きは勘弁して欲しいが、山が作る雪景色はまだまだ大歓迎である。

渡ヶ窪から大船山の南尾根、やっとマンサクが黄色くなりはじめた様だ。
先週見た登山道わきのマンサクは?
う~ん、まだ見頃は先のようで、3分咲きと言ったところだろうか
 佐渡ヶ窪一のマンサクは、何とか1枝か2枝が微かに活きている。





 マンサク鑑賞が終わり、いよいよ本日のメインへと切り替える。
銘木のマンサクから少し戻り、道標から佐渡ヶ窪の北北東の奥地へと入る。

一番奥を目指して、只管と佐渡ヶ窪の右奥へと向かえば良い筈だ。
時々振り返ると、白口岳と鳴子山が目一杯の化粧で見送ってくれていた。

 ん? 目の前に古びたテープがあると思ったら、なんと、点々と道標がある。
登山道から外れて5分もすると、目指していた佐渡ヶ窪の奥地の林地帯に着く。
今まで知らなかったが、佐渡ヶ窪のこの一帯は、マンサクの宝庫になってた。
みなさんが言う”佐渡ヶ窪のマンサク”は、若しかしてこの場所のことか?

 涸れた川にルートを遮られ、右詰めか?左詰めか?思案にくれた。
辺りを見回しながらやや右寄りに進むと、再び赤や黄色のテープがあった。
ここだな、道標のテープは谷川を左に見ながら、尾根へと向かっていた。

 地図描いていた地点より、佐渡ヶ窪から分水嶺の取り付口は右寄りだが、
ここを起点に、道標(文字案内ナシ)は分水嶺に向かっている様である。
想像した以上に、赤や黄色のテープがあり、そこそこの経験者なら問題なく歩ける。
     
 地図の青線部分が、今までのコース予想図です。
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♪♪ 陽光さくら満開 ♪♪

2014-03-17 21:09:35 | 花たち
 ♪♪ 陽光さくら満開 ♪♪

 延岡市古城町の道路沿いの”陽光さくら”満開で見ごろを迎えています。
毎年、ソメイヨシノより一足早く、春の便りを届けてくらます。
  

       

       
 買い物の序に、ちょっと足を止めて撮影してみました。
コメント (2)
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山菜の王様ダラの芽

2014-03-14 18:20:24 | 出来事
 大分の帰り道、旬菜『ダラの芽』のチェックに向かった。

 考えることは同じか?目的地付近に着くと、ノロノロの走行車がある。
少し後ろを追尾するも一向に気ずく気配なく、視線はどうやら伐採地跡の様子

 追い抜く際に、ちょいと覗いてみると、そこそこの年配者で如何にもって服装
たぶん、同じ目的の方なのだろうなぁ~

 どちらが、一番芽のおいしいダラの芽を手に入れることやら・・・
まっ サラリーマンの吾輩に軍配が上がることは期待できないでしょうね。
3月の3連休あたりが、新芽の出始めでしょうかね
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